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介護の技能実習生候補者の現実 [介護 技能実習生]

介護の実習生について、案の定の動きが出てきています。
想定通りにいかない現実に直面し始めたようですね。

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まずは、こちらの記事をご覧ください。

「逃げる」介護人材 ミャンマー 交差するアジア(1)
西日本新聞 2017年03月23日 06時00分
https://www.nishinippon.co.jp/feature/new_immigration_age/article/316448



今までに、様々な国で、日本人も含め、良かれと思い、
またマーケットの大きさと需要の熱さを計算し、
世のため人のためになり、なおかつ儲かるならと、
本当に色々画策して動いている方が多くいらっしゃいます。

多いのは、現地の送り出し機関やブローカーと組んで、
看護学校とタイアップしている、
受入先がある、
必ず日本に行ってたくさん稼げるからと、
日本語学校に人を集め、はては介護の日本人スタッフまで現地に呼んで、
授業料を取って教育訓練を実施している先が、
非常に多くあります。


記事にもありますように、現実は甘くありません。

 「介護は大変な仕事だけど、つらい時はどうしますか」。
 若い女性が緊張で手を震わせながら答えた。
 「何があっても我慢します」

・・・そう聞かれたなら、そう答えるに決まっています。
そうして来日してから、セクハラだの奴隷労働だのと、
騒ぎ立てるのが、残念ながら近視眼の途上国人財です。

いつも言っていますが、要介護者の頭の弱った老人に、
お尻を撫でられる、胸を触られる、ボケたフリして・・・
なんてことに堪え切れる女性はそう多くはないでしょう。
そもそも外国人は男女問わず、ボディタッチは厳禁でもあることを
ご存じない方も少なくありません。


 長崎県から来た社会福祉法人関係者は、
 女性12人を面接し、5人に「合格点」をつけた。

・・・授業料を取って候補者の教育を施す現地送り出し機関にて、
採用側は、誰でもいいからというわけにはいかないのは当然です。
選考に漏れた7名は、他の受入先が救ってくれると思いますか?
企業が落とす人材は、共通してどこでも合格できない子が少なくありません。

この漏れた子たちにしてみたら、日本に出稼ぎに行けるというから、
お金を払って日本語も教育を受けてきたのに、
いったいどうするのでしょうか。

外国では、弱肉強食は日本以上にドライなので、
はいさようならと、退学させて良しで済むのでしょうか。
選ばれないアナタが悪いからと。

訴えられて、問題となっている送り出し機関も多数みてきています。
そんな送出し先から、安定して継続して手厚いフォローがあると思いますか。


 せっかく育てた人材が、次々に「逃げる」のだ。
 「シンガポールなど他の国や、別の業種に移ってしまうんですよ」

・・・受入可能な期日も確定していないうちから、
いや、期日はともかく、受入企業からアナタは採用、との答えが出ない限り、
いつまでたっても、どれだけ日本語を勉強したとしても、
永遠に日本へ出稼ぎに行ける現実はやってきません。



 訓練の難しさと期間の長さも壁になる。


・・・介護だけは技能実習生でも、そのハードルは非常に高く、
同じ稼ぎなら、介護にこだわる必要もありません。
だって、出稼ぎが目的なんですから。

そりゃあ、最初は夢の国、日本に行けるならと、踊らされていますが、
賢い子ほど、現実に気づき、他の選択肢に流れるのも当然です。


まして、日本だけではなく、他の国へも出稼ぎのチャンスは溢れています。
韓国や中国、中東、東南アジアの他国のほうが、
確かにより厳しい労働環境の現実が待っているのではと思いますが、
しょせん、近視眼にて想像力もない子たちですので、
いくら稼げるかにしか、その決断基準はほぼありません。


焦って急いで受入したいほどに、現場がひっ迫しているのも
痛いほど分かりますが、
こういった現実にも目を向けていただければと、願うばかりです。


急がば回れというように、
まだまだ細かい受入基準は、確定も公表もされていません。

入り口がイチバン大事です。
そして、出口までの俯瞰的な視点とそのステージごとの理解をもって、
受け入れに取り組む事こそが、
3年ないし5年の机上のコストパフォーマンスを実現させられる
唯一無二の手段であると思います。

介護施設の方々、いかがお考えでしょうか。



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