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人口時限爆弾…労働者が集まらないどころの騒ぎじゃない [人口減少社会]

「過去20年間、日本経済の名目GDPはほとんど成長していない」
いやむしろ、過去5年間で、日本のGDPは2兆ドル(約220兆円)縮小し、人口は100万人減少した。

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少子高齢化による人口減少社会は、
世界広しといえども、日本がその最先端を突っ走っています。

そして、今までの人類の歴史にない、初めての領域です。

そして、人口が減る理由は、単純明快、子供が生まれないから。


子供を産んで育てるだけの、魅力も、生きがいも、
時代の違いこそあれ、十分承知しているにもかかわらず、
女性が子供を産めない。


所得=収入も安定しない、
働いても収入は増えない、
彼氏の給料も自身と大して変わらない。

自身や子供にはどんどんお金がかかるようになっているのに。

結婚した、産んだはいいけど、
その後の生活が見えない。

収入の都合で働くことを休むこともできない。
子供を預ける場所もない。
その費用もままならない。

自身も配偶者も、子供も親までも厳しい生活になることが、
明白であればあるほど、結婚はおろか子供なんてとても産めない。


この視点だけ見たら、本当におかしな世の中です。


おそらく、昭和の日本人は、そんな先のことは良くも悪くも考えていませんでした。
3人、4人の兄弟などは珍しくもなんともなく、
むしろ普通。

当時の親は、そこまで考えて子供を産んでいたのではないでしょう。


それが、そのまま今の海外に当てはまります。

ろくに後さき考えずに子供は産みますが、
その分、親は必死に働き、我が子を育てます。


それが需要を生み、競争を生み、切磋琢磨を呼び込み、
発展へとつながっていきます。


今でこそ、日本に外国人労働者が働きに来てくれていますが、
冒頭のように、日本経済は頭打ちで成長がなく、むしろ落ちているので、
いつ逆転現象が起きるかわかりません。


しかも、高齢者は死んでくれません、死ねません、生き続けます。
どうしようもないスパイラルは、今後必然的に発生していきます。


正に人口時限爆弾。



発展の逆は衰退。

そう、競争も切磋琢磨も今よりもっとレベルが落ちていくと、
モノもサービスも当然今より不便に、高くなっていくことでしょう。


3年後、5年後、10年後はいったいどうなっているのでしょうか。


求人は今よりももっともっともっと集まらなくなり、
最低賃金は10円、20円とジワジワ毎年上がり続けます。

外国人労働者すら、日本に出稼ぎに行くよりも、
他国のほうが稼げる、いや、母国で十分仕事があるなんて時代。

最低賃金は毎年15円ずつ上がるならば、
10年後は今より150円高くなっています。
個人的には、もっと早く高くなりそうな気もしています。

旧態然の事業継続では、人手不足、賃金倒産の道を歩むのみ。



キャベツもキュウリもトマトもお米も、
クルマも、家も、どこへ何しに行くにしても、
物価は今よりはもっと高い時代でしょう。

ご飯食べに行く先も、飲みに行く先も、
今よりその選択肢は狭まり、よほどの支払いを覚悟すべきです。



最低賃金以外は、所得格差は完全に二極化し、
ほんの一握りの金持ちと、その他大勢の低所得者であふれかえりそうです。


多数決の民主主義かつポピュリズムの台頭が、
そのまま勢いを増し、地球温暖化や身勝手なルールばかりが、
今よりもっとひどくなっていき、庶民にしたら、
その責任の追及を、自身が選択した政治家などへも牙をむくのでしょう。

当然治安も悪くなります。




もちろん、昔と違って、知恵も経験も技術も、
何もかもが昔とは違うので、人間の英知が少子高齢化による人口減少社会に、
打ち勝てるだけの発展スピードがあれば、少し変わるだけで、
現状維持、もしくは更なる発展すら見えるのかもしれません。


先のことは誰にもわかりませんが、
今からでも絶対的にわかっていることは、
子供は少なく、人権保護される限り、
親は生き続けるということ。

つまり、人口減少社会であり、若年層の構成比は異常なほど低いという事態。


経済社会である以上、
所得という付加価値を生みやすい労働者がそもそも少なく、
付加価値を生み出せなくなった年配者がほとんどという異例の事態。



今ならまだ間に合う、生き残る術を見出す選択に迫られているのかもしれません。

誰も注意したり導いてくれたり、責任をとることは、
自分自身以外、誰もいません。




ちなみに、以下、今までの新制度に対するコメントしてきたことを
まとめてみました。ご参考まで。


外国人技能実習の新制度における注意事項まとめ
http://gaikokujin.link/blog/751.html




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