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組合乗り換えを考える受入企業が増えているのは・・・ [技能実習生の法改正]

実際に当方へのお問い合わせも増えてきているのは、
組合乗り換えの相談です。

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受入企業側も、実習生の受入ができてなくなることを考えると、
この先、他に労働力確保の手法が、様々な許容範囲内で、
あるならばそこまで気にかけない筈ですが、

やはり、ないのでしょう。

でも、実際には受入企業側では、ルールの詳細などはわからないので、
付き合い先の監理団体が指摘してくる、『コレくらいで十分』的な範囲で
取り組んでいるのが現実のはずです。

なぜそれでも組合乗り換え相談が増えているのでしょうか。


理由は様々でしょうけれども、
個人的には、単純に『担当職員』のレベルが低いところが、
受入企業側に不平不満を呼び込み、
結果、不信へと進展し、
法改正による新制度の声も相まって、

社会の取引の常識的に、相みつ先を探し、
受入企業でもわかるコスト面について、比較を始めます。

そこから、自身が不満や不信に思うことも、
他組合に相談してみようと思うのは当然です。


付き合ってみないことにはわからないことではありますが、
乗り換え相談を受けている側の組合の担当職員にしてみれば、
容易に、ウチなら問題ないとか、その点はその組合さんのやり方はおかしいとか、
色々言いだすことでしょう。


経験の豊富な知っている方であれば、
その職員の言ってることが正しいのかどうか、
どこまでをどのように対処すべきか、
是非の判断は正しくできますが、


知識も経験も浅い企業では、
それもできません。

結果、こういうことが起こります。

信頼関係が崩れ始めた組合の言うことよりも、
新規で自身で調べた組合が言うことを信じるようになるんです。
それが適正であるかどうかの判断がわかりませんから。

また、付き合ってみてダメだったと自身が判断している職員(組合)よりも、
まだ、『やります、頑張ります、お任せください!』と目の前でいう人に
頼むのは当然でしょう。


でも、その新しい職員が、組合が、
また違う意味で対応が悪く、不満が募り、
また新たな組合乗り換え先を探すことに。。。


それは、毎年のように対応に不満を抱くことになり、
組合の乗り換えをするたびに、実習生側も1期生と2期生で、
来る地域が違う、来る前の条件が違う、
もしかしたら、同じ地域の出身ではなく、
同じ国であっても、大きく違いがある。

この点、言い出してもキリはないのですが。


1期生の実習生は、1期生の担当組合が、
2期生の実習生は、2期生の担当組合が、
3期生の実習生は・・・

こういう行為も煩雑極まりなくなり、
監理手法も組合ごとに様々違う。
実習生へのフォローアップも、監理団体も送り出し機関も違う。


1期生の事件と、その対応について、
2期生や3期生への問題共有なども、相当面倒です。



要は良いことは一個もない。



じゃぁといっても、解決策はない。


どこまでいっても、出来る限り、ちゃんとした監理団体(職員)と組んで、
安定した受け入れを目指すことが、唯一の解決策でしょう。


当ブログでは、様々な視点から実例を提示し、
派遣と違って、当事者意識をもって、監理団体の責任ばかり追及せず、
自己責任で実習生の適正受入運営手法の、自社流でのノウハウ蓄積を
ちゃんと積み上げ、監理団体に振り回されないように、
自社がしっかりしていくことをお勧めしています。



例えば、技能検定は監理団体が検定対策をしている、
検定にも監理団体が連れていき、通訳含め、検定フォローに
対応してくれてるから助かっている、なんて受入企業も
少なくないことでしょう。

でも、私から言えば、まったく考えられません。


何度も言いますが、派遣社員ではないんです。

実習生は、受入企業の直接雇用された自社社員です。


検定が不合格となって、2,3年目に移行できなかったら、
それは組合のせいでしょうか。

私には意味が分かりません。


自社社員に対して、2,3年目も継続して働いて(実習して)くれないと
困るのであれば、自社として教育するのは当然でしょう。


監理団体側にも責任はあると思います。

お客さん確保のため、全部面倒事は引き受けて、
お客さんを裸の王様化する。


組合側も検定に合格せねば、
2、3年目の監理費が入ってこなくなるんですから、
下手に受入企業に任せておくくらいなら、なんて考えもあるやもしれません。




・・・言い出すときりがないので、やめますが、


面倒でコストも労力も時間もかかりますが、
出来ることは自社で当事者意識をもって取り組みましょう。


そして、できるだけ、監理団体に振り回されることなく、
良い監理団体との安定したお付き合いへとなるよう、
監理団体の担当職員とよくお話ししてから、
取り組むよう、お気を付けください。





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ご関心のある方は、以下よりどうぞ。

●『受入企業専用メール配信登録フォーム』

対象:実習生受入企業の社長またはご担当者の方、
   また受入を希望、検討されている方。

*推薦できる監理団体の紹介(斡旋ではないです)であったり、
 法改正後の具体的ルールなど、不定期に配信します。
 現監理団体へのご不満や確認事項、セカンドオピニオンなど、
 個別相互のご相談も可能です。
 監理費が適正価格なのかどうかも、
 私の主観でしかございませんが、お答えいたします。

 http://www.gaikokujin.link/member/cf/5y


●『監理団体専用メール配信登録フォーム』

対象:監理団体の方

*協同組合(監理団体)の方、良かったらご協力ください。
 様々お困りの受入企業の方のご相談対応等、お願いする場合がございます。

 http://www.gaikokujin.link/member/cf/qmcsb7


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