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外国人側の問題(現実)は受け入れ続けてみなければわからない。。。 [技能実習生自身の問題]

来日して実習という名のものとの労働にいそしむ実習生にも、
色々な問題が発生し、失踪ではなく途中帰国となる場合があります。

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私の経験してきた限りでも、

親が亡くなった、生みの親ではなく育ての親が亡くなった、
申請が亡くなった、などが思いのほか多くあります。

また、レアケースでは、弟が殺人事件の犯人として捕まった。
なんてケースもありました。

いずれも、送り出し機関を通して事実確認し、
企業側にも相談して実習中止、途中帰国となります。

自身の事情による帰国の渡航費については、自己負担となります。
*今後はこういう場合にも、企業負担になるのでしょうかね。
 都度都度、機構に確認すべき事項の一つでしょう。
 ちなみにフィリピンではフィリピン側のルールで、
 帰国費用も企業持ちな気がしますが、これも…。


親がなくなるのは、意外と多いでしょうか。
日本では20代の子の親がなくなるなんてことはマレですが、
実習生輩出国では少なからずのようです。


実際、口では言わなくても、親が病気で、
入院費用などに困り、実習生でくる子もいます。


また、その子のレベルの問題もあり、
仕事に嫌気がさしてくると、やれ肩が痛い、
腰が痛いとか言い出し、それは仕事のせいだと。


自分の気が済むのならと、病院に連れて行っても、
そう簡単に仕事のせいだとは、病院の先生も言わないことが多く、
実際に同じ職場で同じ作業を続ける日本人も、
また同じ労働をしてきた先輩も、
今まで一人もそういうことを言ってこなかった。
そう感じたとしても、
自身の体は自身でコントロール、メンテナンスせねば、
困るのは自分です。
会社も休憩やラジオ体操など行っています。
健康診断だって同じです。


そう言いだす子たちも、色々と世話を焼かされた後に、
結果として自己都合で途中帰国します。


そう、同じく来日し、実習継続している子もいるのに、
その子は問題ないといっているのに、
その子からも、彼はメンタルが弱いとか言われる始末。


そういう子も中には紛れ込んでくるケースがあるのです。

人間だもの。


また、勝手にクルマの運転をしていたことが発覚し、
話し合いの末、途中帰国させざるを得ないとなることも。


まぁ、法律以前の問題で、人間が生活して生きていくうえで、
様々な問題が発生するということは当然です。

でも、外国人にとっては、異国の地にいる間に起こってしまうことは、
結局母国に帰国するということに直結しがちです。


これらは、不可抗力もあります。


それでも、受入企業ではコストシュミレーションをみて、
受入の判断をしているとすれば、
監理団体としては、企業側の立場にも立って、
なるべく契約期間を全うさせることに、
全力を尽くすべく、立ち回るのは、これまた当然です。

なぜならば、監理団体への監理費も途中で途切れてしまうから。


色々手間暇かけて、半年、一年かけてやっと来日して
監理費が入ってきた矢先に、帰国なんてなった日には、
当然マッカッカの赤字以外の何物でもありません。


それでも、この事業は続きます。


外国人の受入のお手伝いをしていると、
本当に様々なことが寝耳に水のように降りかかります。


こういった経験は、受入を続けなくては、理解できないことです。


長い目で見れば、こういったリスクも含めた計算を、
受入企業も組合もしなくては経営は成り立ちません。


そして、少なくとも、監理団体では、
こういうリスクをヘッジできるのは、一定以上の人数を入れていないと
あっという間に経営難になってしまいます。



にわかブローカーも相変わらず増えている中、
新設の監理団体も増えていますし、
新たに受け入れに舵を切る企業も増えています。


受入を続けてみなくてはわからないことが多い事業です。


ご参考まで。





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対象:実習生受入企業の社長またはご担当者の方、
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 現監理団体へのご不満や確認事項、セカンドオピニオンなど、
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