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ネットに出てるから言っても良いですよね~技能実習生の映画のお話 [余談]

映画の切り口として取り上げられるほどに外国人技能実習制度の闇としての社会問題は、
市民共通の問題意識が浸透しているのでしょう。




ロカルノ映画祭2017
現実と映画が一続きにあるような近浦啓監督の『SIGNATURE』世界初上映
SWI swissinfo.ch 2017-08-07 10:00
https://www.swissinfo.ch/jpn/%E7%AC%AC%EF%BC%97%EF%BC%90%E5%9B%9E%E3%83%AD%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%8E%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%A5%AD_%E3%83%AD%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%8E%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%A5%AD%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%97-%E7%8F%BE%E5%AE%9F%E3%81%A8%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%8C%E4%B8%80%E7%B6%9A%E3%81%8D%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E8%BF%91%E6%B5%A6%E5%95%93%E7%9B%A3%E7%9D%A3%E3%81%AE-signaure-%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%88%9D%E4%B8%8A%E6%98%A0/43392346?&ns_mchannel=rss&srg_evsource=gn


先日、この長編映画の取材として、色々お話を聞かれました。
短編映画としてもリリースされるとは知りませんでした。

風切りの際には観に行こうと思います。


しかし、個人的な印象は、やはり社会問題として、
市民権を得つつあるんだなという実感でした。

今まではニッチもニッチな業界の中で、
10年以上前から、大変な思いをしつつ、
途中で投げ出すわけにもいかず、
取り組み続けていましたが、

長年にわたり、ふと周りを見渡してみれば、
実は自身も知らないもっと深いルールがあったり、
管轄入管ごとに、マジで!?ってくらいの違いがあったり、
担当者ごとに違いがあったり、

実は法律含め制度の実態としては、
こんなところかと勝手に認識していた世界が、
徐々に壊れ始めていきました。


さらに下(?)を見れば、未だに時給300円とか、
フツー、人が住まないような場所に、すし詰めで住ませていたりとか、
考えられない実態が実は少なくなかったことに、
驚愕した記憶があります。


そして、そういうかわいそうな実習生を救おうと、
ある方はボランティアで日本語を教えてあげていたり、
またある団体は、法的に訴える某団体のような運動をしていたり、
はたまた、彼ら彼女らを擁護しつつ、
売名行為のごとく一方的に訴え続ける弁護士から、
世間はとんでもなくドロドロとしているものだと、
ある種、闇を見聞きしてきたようにも思います。


そんなこんなで、当ブログに、王様の耳はロバの耳とばかりに、
愚痴半分な捌け口を連ね始めて早2年半が経とうとしています。


その間に、人手不足の文字が新聞紙上をにぎわし始め、
各市町村などの政治家たちは、こぞって選挙公約に、
少子高齢化対策、人口減少対策などがほぼ全員訴え始め、
日本の首相は、1億総活躍社会だの、働き方改革だの、
全ての空気がある意味追い風になっていきました。

同時に、社会問題もタイムラグがありつつもどんどん表面化し、
何年も前から言われ続けていた法改正が、
昨年2016年11月に成立しました。


2017年の11月の施行を迎える今、正に外国時技能実習制度は、
その事業体制などにおいて過渡期を迎え、
骨格はともかくも、その詳細は微に入り際にわたり、
未だに具体的な細則が変化しつつあります。

*実習機構のHPには、8月4日付で、翻訳された実習計画書などに
 一部誤りがあるとして掲載を中止しているとのこと。
 そんな現状です。


話がそれましたが、時代は正に混沌としていて、
法もその機能が十分にカバーしきれていなくて、
最終的には、個々人の対応力こそが求められていると思います。

最終的には、被害をこうむるのも個人(実習生であり、担当者であり、社長)、
トラブルを起こすのも個人、そのトラブルを解決するのも個人です。

枠組みとして、監理団体であり、送り出し機関であり、
受入企業はなくてはならない存在ですが、どこまでいっても、
会社というよりは、実習生を指導する方の性格、人格によって、
実習生を上手に使えるかどうかが大きく変わってきますし、
お世話する監理団体の担当職員の気遣いや先手の視点があればこそ、
表面化せずに済む諸問題もあることでしょうし、
正に当事者としての実習生が身勝手極まりない行為をなだめ、躾て、
ちゃんと大人の対応ができるように教育していればこそ、
またそれを飲み込み消化できる実習生であればこそ、
諸問題も乗り越えられるのでしょう。



現実は小説より奇なり、、、のように、
映画の内容がもしかしたら、経験者によっては上っ面に見えてしまうのかもしれません。

しかし、それでも、この映画監督がおっしゃっているように、
法では解決できない、個々人それぞれが、気づき、考え、変化に対応していくように
なるきっかけにでもなれば、本当に良い映画となるのだろうなぁと、
素人ながら思ってしまいました。


一人でも多くの関係者がご覧になれる機会がありますように。




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ご関心のある方は、以下よりどうぞ。

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対象:実習生受入企業の社長またはご担当者の方、
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 個別相互のご相談も可能です。

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●『監理団体専用メール配信登録フォーム』

対象:監理団体の方

*協同組合(監理団体)の方、良かったらご協力ください。
 様々お困りの受入企業の方のご相談対応等、お願いする場合がございます。

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対象:受入企業でも監理団体でもない方

※ご関心をお寄せの方はご登録ください。
 協業や提携、ご相談などコンタクトをお寄せいただければと思います。
 例)送り出し機関、日本語学校、人材サービス会社、士業の方などなど。


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