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監理費平均は送り出し含め25,719円?!無理でしょう... [監理団体と送り出し機関、他]

とんでもない数字が出てます。
どんなに安くても、通常では国内監理費だけでも3万円はくだらない...

pic-e03.jpg

皆さん意外とご存じないようですが、
外国人技能実習機構のHPが1日から様変わりしてます。
さらに、許可が下りている監理団体の一覧(一般、特定別)が
公表されています。
なお、6月30日スタート直後に受け付けた先から、
順番にということのようですね。
11月1日時点で合計約300弱の監理団体の公表があります。

気にかかっている方は、ぜひご確認ください。

外国人技能実習機構
http://www.otit.go.jp/


さて、

JITCOより
2017年度「技能実習生の労働条件等に係る自主点検」提出の御礼及び
集計結果とポイントの解説掲載のご案内
http://www.jitco.or.jp/press/detail/3233.html


一人あたり3年間の監理費総額 925,886円
36カ月で割ると…25,719円


3万とか4万とか支払っていらっしゃる受入企業の方にしてみれば、
高いと思う方もたくさんいらっしゃることでしょう。
でも、2万5千円では、とてもじゃないですが合わない。


もちろん例外も多くあります。


現実論で言いますが、

まず、地方による違いもあります。
東京と九州では、最賃からして全然違います。

また、
3人受入してるところと、10人、いや50人、100人と受け入れしてるところとは、
当然、一人頭の監理費額面は変わります。

何年もお付き合いいただいていて、
自社での実習生監理が非常に優秀で、

仕事面、生活面の両面でトラブル発生においても、
ちゃんと社内で対応が出来ているようなところは、

本当に最低限の月例訪問、ないし監査訪問、
技能検定においても対応確認などだけで済むところは、

それほどに受け入れ人数が多くなくても、
一人頭の監理費は下げることも可能でしょう。

無論、賃金に対しての計算や、最賃更改などの対応についても、
同様にちゃんとしていて、チェックの必要すら感じないほどの企業である場合です。


もしくは、
監理費以外の部分で費用徴収している場合です。

実際に、組合費として毎月一社当たり5千円、8千円、1万円とか、

ひどいところは、監理費は1万円ですが、
コンサルフィーとして別会社と提携しているため、
そこに3万円支払ってください、ウチはそういう仕組みですので。
とか。


そして、確かに、2万円台、もしくは2万円を切るところも聞いたことはあります。
ですが、一度も訪問されたことはない。
受け入れる側も、安ければそれでいい。


どうぞ、そういうところは、そういう世界で。
私は到底お付き合いできません。

お気持ちは痛いほどわかりますが、無理なものは無理です。
もしかしたら、のど元を通るまでは良いのかもしれませんが、
結果、遅かれ早かれ取り返しのつかない痛い目を見るのが分かっていて、
とてもテーブルにはつけません。

まともに取り組んでいただいている受入企業さんが、
その監理団体の姿勢が、バカバカしくなりますし、

特に新制度以降では、外国人技能実習機構が現地に入り、
いくつか質問されただけで、その後の全ての外国人人財の受入は不可能になるでしょう。
もしかしたら、即刻受け入れ停止にもなりかねません。
懲役刑すらありますから。
http://www.otit.go.jp/files/user/docs/abstract_031.pdf


缶コーヒーは同じ製品であれば安いにこしたことはありませんが、
こと人財、しかも外国人を招聘してくる事業においては、
そんなに安易に考えていると、
不法就労助長罪にもなります。




何を申し上げたいかは、長くご覧いただいている方にはお分かりかと思いますが、
一般的な中小企業での監理費額面でいうならば、
監理団体側は、到底、ちゃんとした監理ができない、ということです。


受入企業側には見えにくい、担当職員もイチイチ言わない面では、
相当のコストがかかっています。


担当職員の人件費はもちろん、
裏方の事務員の煩雑な書類手続きは、相当な間接コストです。

送り出し機関の教育なども、手間暇かかり、
まともに取り組めば取り組むほどに、
相当のコスト(労力)がかかります。


そういえば、
監理費額面の設定についても、
うろ覚えながら、

なぜ監理費額面が一社一社違うのかについて、
正当な理由を説明せねばならぬような記載もどこかにあった気がしますが、

現実的には、手間暇のかかり具合が違うからなんて言えません。

この点もいったいどうなっていくんでしょうかねぇ。


適正な額面はケースバイケースですので、
一概には言えません。
ただし、安かろう悪かろうでは痛い目どころで済まなくなるリスクも、
ちゃんと承知いただいたほうが宜しいかと思います。


そういえば、某大手さんは、とんでもない額面になっていることを
思い出しました。
月だけに換算していえば、5万、6万にもなるでしょう。
もちろん国内監理費的なコストだけで。
当然、そこには監理費以外にもさまざまなサービスとコスト負担を願っているので。

本当にピンキリですね。




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