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これからの実習制度の答えを見つけるためには [人口減少社会]

みなさんはいかがお考えでしょうか。
私から一つ提案してみたいことがあります。

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この制度の根本的な要因は、
どこまでいっても「人財」に最終的に立ち返ります。

極論を言えば、良い人財さえ獲得できれば、
たいていの問題はクリアされたとみても過言ではないでしょう。

受入企業側も満足する仕事への意欲、姿勢、態度。
監理団体側にとっても、手間をかけられずに済む優秀な子。

誰もが欲しがる要件でしょう。



事業として考えれば、費用を負担する受入企業にフォーカスしがちですが、
受入企業側の都合だけを見ていては、決して成り立たないと思います。
つまりは、安いだけでは、悪かろうにしかならないということです。


ですので、実は「国」と「送り出し機関」の選定が、
決定的なポイントです。

みなさん、まともな監理団体を探していたり、
またまともな受入企業を探している方がほとんどです。

当然ですが、もう一歩踏み込んでみると、
国と送り出し機関であることも、よくご理解いただけるのではと思います。
ここをちゃんととらえている監理団体が、まともな監理団体といえることでしょう。


しかし、日本側にいて、どの国が良くて、
その中でも、どの送り出し機関が良いのかは、
実際のところ、よくわかりません。


国に限って言いますと、時代は移り変わっていきます。
そのスピードは以前より速く、
かつて10年ほど前までは中国人一辺倒であった時代がありました。
今はベトナムになっていますが、このベトナムもいつまで続くのか定かではありません。

語弊を恐れずに言えば、
しょせん出稼ぎですので、日本との経済格差が大きいほどに、
その魅力=辛抱は強くなり、結果途上国のレベルが低ければ低いほど
継続的に受入がスムーズになることでしょう。

つまりは、次から次へと、10年をかけずに、国は移り変わっていきます。
実習生で日本に来てくれる子たちのレベルの所得相場として、
月収1万円にも満たない国は、間違いなく日本へ来たがる子が多い国です。

ベトナムではすでに2,3年前からハノイ、ホーチミン近郊では
人が集まらず、かなりの時間をかけて遠く田舎のほうから、
希望者を募って、集め教育し輩出しています。

月収は、2万円以上を取る人たちが、どんどん増えています。

日本へ出稼ぎに来る魅力は、年々薄れているということです。
これから受け入れても、帰国時は3年半後。

はたしてどこまで変わっているのでしょうか。


おそらくは、次第に次の所得格差の大きい国へと、
流れていく現実は容易に想像がつきます。


じゃぁ、今の内から他国で取り組めば良いのか。


実は、ベトナムよりも国力が低い国では、
その送り出し機関のレベルも相当低い場合が多くみられます。

つまりは、良い人財をちゃんと集められているのかどうか。
下手をすれば、ベトナム以上に悪質ブローカーがうごめき、
借金漬けにされた子、片道切符で日本の出稼ぎにかけるしかない子ばかりが
集まっている場合もありえます。


いつものごとく、言い出したら本当にキリがない。

ベトナムだけでなく、他の国も、どんどん所得は上がってきています。
*日本の実質賃金は減る一方なのにね。



ですので、色んな国の定期的な送り出し機関視察ツアーって
実はかなり大切なのではないでしょうか。

そして、時間とコストがかかることですので、
一受入企業、一監理団体ではなかなか困難なことでしょう。


ですので、もし賛同者が集まるのであれば、
様々な口コミや紹介を基に、年に一度か二度、
各国の送り出し機関の視察ツアーなど出来たなら、
そして、その情報をシェア出来たなら、
根本的に解決されていくケースも増えるのではと考えています。

皆さんでコストを分散して、
代表者や参加できる方々で、一緒に視察に行く。

当然、いろんな視点からチェックします。
前もって伝える以上、送り出し機関側もさんざん体裁を整える準備に余念なくして
お迎えいただけることでしょう。
ですが、そんな偽装は百も承知で、見破るようにチェックします。


定期的に多数の送り出し機関を視察することで、
相互努力を促します。

多数の監理団体の意向を受けて視察に向かうので、
相当数の受注ボリュームを交渉材料にもします。


そんな提案を、当方のコミュニティサイト内でも告知しています。


全国に多々ある組合の中でも、単に人手集めでしか考えていない、
思慮の浅い組合もあれば、
真剣に世のため人のためと取り組んでいらっしゃる方も少なくないことでしょう。


経験が浅くても、受け入れ人数が少なく、交渉力が大きくなくても、
横や斜めのつながりがなく、送り出し機関を選べるゆとりがない組合にとっても、
正に介護の組合にとっても、常に何が大事でどうすればより良い継続となり、
積みあがっていくのか。


私自身も、多数の送り出し機関とのお付き合いやご紹介、
お話をお聞きしてきました。

相談されれば、どの国のどの送り出し機関が良いのでは?
などご紹介できる先もあります。

・・・が、はたして本当にそこがベストなのか。
また、ベストで居続けられるのか。

変化の激しい時代では、何ら確かなことはありません。


であれば、自分たちで確かなコトを作っていく、
積み上げていくことで、国内では見えない、
海外側の現実をちゃんとグリップしていくことができたなら、

イチバン解決したい悩みが少なくなるのではないかと思います。


そういう意味では、賛同いただける方を多く募ります。


宜しければ、ご参加ください。



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