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これからの実習制度の答えを見つけるためには(その2) [人口減少社会]

昨日の続きです。
国について、送り出し機関について。

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中国が終わり、ベトナムがピークを迎え、
次はどの国か…なんてことを言っていますが、
実は確率論にすぎません。


以前お会いした方は、中国の送り出し機関のコンサルまで、
取り組んで、今も中国人の実習生受入に励んでいらっしゃるようです。

中国広し。
13億は伊達や酔狂の数ではありません。

細かいことはわかりませんが、
例えば、沿岸部と比べて、あまり聞いたことのない内陸の場所によっては、
未だに工場などの産業発展の恩恵にあやかれずに、
日々不安定な所得で生活を営んでいる昔ながらの町や村があるのでしょうか。


悪質ブローカーが蔓延っていた当時と比べ、
中国人も計算ができる国ですので、事業継続のために、
酸いも甘いも経験してきた日本人コンサルの言うことを聞き入れ、
地道なブラッシュアップに取り組み続け、
非常にまともな送り出し機関の機能を果たしているようです。


こういうケースはマレでしょうけど、
一度大ブームに浮かれ、落ちた経験のある国の、
まともな経営者が事業に取り組んでいる送り出し機関であればこそ、
殊勝に取り組んでいるようにも思われます。


まともな経営者であればこそ、
安定的に良い人財を送り出してくれることでしょう。


そもそも、中国人の受入が進んだ大きな理由の一つに、
漢字圏の国ということがあります。

つまり、日本語能力がまだまだな場合でも、
筆談でコミュニケーションが取れるという利点が大きかった。
意外と在留中の中国人もいて、通訳の手配にそれほど困らなくて済んだことも
利点の一つでした。


ベトナム人と比べてみれば、一目瞭然です。
言語は日本語とは正反対のため、
習得する期間も比較すると絶対的に長くなります。

漢字はもちろん、英語もちんぷんかんぷん。
つまりは、ベトナム人に日本語を覚えてもらう以外、
コミュニケーションが取れないということ。

いや、だからこそ、実習生の子たちは結構必死に覚えてくれているのですが。


よって、
一概に、この国だからダメ、とか、この国だからおすすめなどは、
実際にはなかなか言いにくい場合があります。

今回は中国のケースですが、同様にベトナムでも、タイでも、
様々な国で、色んな送り出し機関があることでしょう。


偉そうに色々言っている私も、中国、ベトナム、フィリピンは
そこそこわかりますが、
他の国は、聞きかじるばかりです。

諸先輩方には、もっと多くの国々と提携して、
様々経験豊富な方も多いことでしょう。


そういう方々とコミュニケーションを図って、
送り出し機関のブラッシュアップにアクションを起こせないものかと。


ここに利権が生まれるのは避けたいので、
色々気にしながら構築していかねばならないでしょうけど、
何か動きをしてみたいものです。


ただし、それぞれの方々が、
大層な身銭と大変な思いをして切り開いてきた道筋でもあることでしょうから、
おいそれ他人様にショートカットを教えてあげるほど、
バカバカしいお話はないのかもしれません。


でも、もういいかげんに、この業界をもっとまともにしませんか。
自身の周りだけの小さい世界での細かいことは、
横においてはいただけないでしょうか。


そのほうが、もっと良い情報が入ってくるとは思いませんか。
自身が井の中の蛙だとは思いませんか。


私自身がそう思うからこそ、こんなカタチで発信し続けています。


いくら一人で様々経験してきたと言っても、
所詮一人の経験です。


他の方には、他の方ならではの経験が溢れんばかりにあることでしょう。
そして、それは決して自身と同じ経験ではない筈です。



業界として、そういう経験値を使いまわして蓄積し、
後々にも続くような道を築いてみませんか。


そんな雲をつかむような話に、少しずつ取り組んでいく所存です。


ご関心頂ける方は、以下からどうぞ。



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