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特に介護は教育に行き着く [介護 技能実習生]

私も含めお知り合いの方々が、前々からずっとお伝えしてきていますが、
介護の受入は非常に難しい。

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ある意味、面白い逆転の結論です。

先日、介護の人財教育に取り組んでいらっしゃる方とお話ししておりました。

質を上げるも、マーケットの様々な数字から見れば、
『量』の面から、外国人人財の受入は拒否できない。

そんな思いから、外国人人財の教育について、
色々と試行錯誤しつつ、見える化、仕組み化をされてきたようですが、

皮肉にも、今まで手掛けてきた介護の事業所では、
3人に1人の割合が定められている視点から見て、
今までは2.2、2.3人で何とか回していたものを、
2人以下で回せるように、個々の成長と組織の成長、
事業所の成長、ブラッシュアップにつながっていると。


つまりは、
今いる日本人スタッフを成長させて、
業務効率を上げることがイチバン人件費をあげてなおかつ少人数でも運営が可能となり、
結果、利益にもつながるということ。


正に、経営者のレベルが問われる内容です。



介護施設内で、新人教育がきちんとできる組織体制があればこそ、
ほぼ素人で入ってくる外国人人財を育て、戦力化することが可能となるかもしれない。

もちろん、外国人への教育というハードルも越えなければならない。


しかし、そもそもの教育体制ができてもいないのに、
人手が足りないから、ただただ人数を補強するという安易な考え方であれば、
間違いなく、混乱と事故しかもたらすことはないでしょう。


そして、そういう介護施設の経営者ほど、
業者(監理団体)のせいにします。

オマエが大丈夫って言ったから受入したんだと。


そんな介護施設には、頼まれても親をお願いする気にはなれませんよね。

おそらく残念ながら、既存の従業員も、そういう施設では部品のように
扱われているのでしょう。

表っ面はともかくも。


そして、そんな扱いを受けている介護施設では、
入所者もあまりまともに介護されているとは思えません。

そんな介護施設ほど、外国人人財を入れたら、
あっという間に経営破たんは時間の問題でしょう。


新制度においては、いくらAさん、Bさん、Cさんを選んできても、
技能実習計画の認定申請をする際に、
アホみたいにこれでもかと踏み絵を踏まされます。

これまたアホな監理団体では、便宜上のことだからと、
筆跡だけ気にして誰かにサインさせて、
100円ショップで三文判買ってきて良しとすれば、
社会保険証だけコピー取らせてもらえれば、
役員に住民票だけもらってくれば、

なんてナメた手続きで、通しているとしたら、
本当に大変なことになります。
下手をすれば、本当に前科者にもなります。

実習生もかわいそう以外の何物でもありません。



今までもこれからも、介護でいわれるのは、
監理団体は介護のことはさっぱりわかっていない。

また逆に、介護業者は監理団体のことはさっぱりわかっていない。


両者がちゃんと手を取り合って、
協働できる体制があって、初めてスタートラインに立てる。

そこまでやっても、出稼ぎのハードルの高さから、
今後実習生は来てくれるかは定かではない。

ちゃんと実習生一人一人の生活を考えるならば、
送り出し機関もわざわざ介護職種をお薦めできない。


そんな絶望ハードルを直視すればこそ、
今いて頑張ってくれている職員のレベルアップやメンタルヘルス、
総合的な支援を厚くし、よりレベルアップできるよう、
教育を施し、より少人数で効率的に、効果的に、経済的に運営する道を選ぶほうが、
まだ現実的であることに、気づき始める。



しかしながら、大手はともかくも、中小零細は、
そこまで手が回らないのも現実。

であるならば、外部の力を効果的に借りるという選択肢が
考えられる。


そんな流れもあるのかなぁと、
お話をお聞きしていて感じました。





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