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介護の技能実習生受入は少しずつ進んでいく [介護 技能実習生]

介護の外国人技能実習制度活用は、それぞれがそれぞれに、
少しずつ着実に進んでいるようです。

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のぞみグループ、外国人実習生受け入れ強化
2017/12/8 0:00日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24391770X01C17A2L31000/

*上記監理団体をお勧めしているのではなく、
 あくまで一例として取り上げています。

年間約800人を受け入れられる。
2カ月の介護職員初任者研修、日本語研修、生活指導を寮費込みで1人25万円で受託する。

小諸で2カ月間、介護技術や生活指導の集団研修をした後、組合のメンバーの施設に割り振る。

受け入れに必要な許可を10月中旬に国に申請しており、18年秋をめどに第1陣を受け入れる。

8月と10月にインドネシアで実習生希望者を面接し、看護課程卒業生54人を選抜した。




決して否定するものではありません。
むしろ、人手不足だから儲かるとして取り付くブローカーよりも、
介護施設運営事業者自らが取り組むことは、非常に望ましい流れでしょう。

ですが、単純に、54人は1年以上も待機してくれているのでしょうか。
いや、申請しているとのことですが、
はたして許可はスケジュール通りに下りるのでしょうか。
54人が全員N3に合格してくれると考えているのでしょうか。


集合講習を2カ月間行うとのことですが、25万円というコストは、
5年を狙っているそうですが、はたして負担が可能なのでしょうか。
ペイできるものでしょうか。
5年もの期間ともなると、実習生個々の諸事情などによっては、
途中帰国のリスクも高まりますが、受け入れ施設側では、
ペイできるものでしょうか。

いや、選択肢が他にはないとして、好む好まざるを関係なくして、
受入を進めてみるということでしょうか。



『割り振る』とありますが、そもそも受け入れる介護施設の人事責任者が、
当事者意識と責任で人選した子じゃなくても、
ちゃんと最後まで受け入れ責任を果たせるものでしょうか。


ちょっと考えてみただけでも、疑問点やリスクがいくつも出てきます。

無論、120%の保証のない『ヒト』のことなので、
重々ご承知の上で、取り組まれていらっしゃると思いますが、
それでも、様々な視点は頭の片隅になくてはなりません。


そして、それでも、最終的には、やってみないことにはわからないことだらけです。


であるならば、せめてまっとうに取り組む方々にとって、
一人でも多くのwin-winが紡がれることを願ってやみません。



12月1日のOTITの公表で、さらに多数の介護を取り扱う監理団体の
許可が下りていることが判明しました。


諸問題は必ず発生します。
願わくば、大きな事故や事件が多発することなく、
紆余曲折を経てでも、法と受入施設と実習生の三方、
いや、監理団体と送り出し機関の五方に折り合いの付く道が、
整備されますように。




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