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良い監理団体を探すのは本当に難しい… [組合などの監理団体について]

今までに何件か、良い監理団体を紹介して欲しい、とコンタクトいただき、
メルマガにご登録いただいた監理団体の方々に、対応いただける先を募集してきました。

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しかし、マッチングは本当に難しい。

受入企業側の視点から述べてみます。

ウチはインドネシアの子の受け入れをしていますが、
現付き合い先の組合がどうもよろしくない。

どこか代わりに良い監理団体はいないものか。


…場所は?業種(作業)は?インドネシアを継続したい?

これだけでも、選択肢が限られてしまうことでしょう。
しかも、都会ならまだしも、地方都市や田舎では、
他に同じ職種で同じ国で受け入れをしている、
現付き合い先とは違う他の監理団体が、
そのもうひとつ目の選択肢が、はたしてあるかどうか。

先日の9日のOTITの情報でも全国1300ちょっと。

三大都市圏などはそれなりに多いと思いますが、
中には当然ながら、漁業専門、介護専門、など、
単一業種に限った受入団体もあれば、
広域、異業種にて手広く受入している団体もあれば、
問題の多い農業や建設、縫製には手を出さないとする組合もあります。

1300もの数があっても、
47都道府県全てに隅々まで複数の組合があるはずもなく、
まして、対応できる業種の受入経験豊富なところもあるはずもありません。

さらには、ベトナムであればほとんどの組合が受入しているので、
その場合には、国というハードルはクリアですが、
現在の受入職種での受入を対応された実績があるかどうか。

送り出し機関の確認も必要ですが、
受入企業側からは、見えるはずもなく。


最後に、良い担当者に巡り合えるか。


逆を言えば、
その地域にいる良い担当者に巡り合えたなら、
その担当者についていくことがイチバンおススメです。


私自身がそうですが、
中国しかやらない組合から、他の国に取り組もうとする組合へ。
自組合を守る視点が強すぎて、企業イジメにしかならない逆組合からの離脱。
送り出し機関を変えたくて、変えられないから違う組合へ。

そうやって振り回してしまっても、
信頼してついてきてくれる受入企業。


すごく手前味噌ですが、
担当者で選ぶのが望ましい。

そう思います。





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新制度では、家賃の見直しが意外と重要です! [技能実習生の法改正]

ふと思い出したのでご案内してみます。
受入企業の方、協同組合の方、どうされてますか?

konguku01.jpg


新制度以降では、住まいについても旧制度で明文化されていなかった、
寄宿舎規定や、制度自体の㎡数などのルールがあります。

と同時に、控除できる家賃額面についても、
必ずはみ出てくる=企業側が負担する結果を求められています。


お分かりでしょうか。

簡単に説明しますが、細かく細分化しての説明は省きます。


特に地方で一軒家に6名とか、8名とかで共同生活する場合です。
住居は他人の所有で、家賃で安く6万円で貸してもらっているとします。

ここに、例えば、3名ずつ来日するとして、
最初は3名しか住み始めません。

企業側にしてみれば、
『翌年にもう3名来てからは10,000円に当然するけど、
 それまではしょうがないよね~』
てな感じで、6万円/3名で、20,000円としていたいところですが、

新制度ではそうはいかない場合があります。

特に、6名で一人10,000円負担で回っているときは問題ないのですが、
3名が帰国し、3名だけ残って生活となった場合、
じゃあと20,000円に戻せると思いますか。

3人のうち、一人母国で親が病気になって途中帰国したからと言って、
ひとり12,500円にしますか?

ず~っと、1年、2年とハミ出た分を会社負担し続けますか?



そもそも、都会ではルール上の個々のスペース確保のため、
2LDKで6万円のアパートを二人で住ませることとしましょう。

家賃は6万円なので、3万円ずつの負担です。

でも、給料が14,15万だとしたら、
はたして新制度のルール上、3万円は適切な家賃と言えるでしょうか。

*ご注意ください、たぶんOTIT側の解釈も地域格差があったり、
 担当官によって違います。

これはケースバイケースなので、一概には言い切れません。
ですが、結論としてハミ出るコストは、
企業側が負担せねばならないようになっています。

実習生側に負担を求めてはいけない、単にそれだけです。
最初に決めた労働条件を基に来日してきて、
結果、しょうがないじゃんって変えてもいいわけないでしょ。

そういう視点です。

受益者負担も、
受入企業側に傾く(受入企業が招聘したという意味)ようですね。



まぁ、言い出すときりがないのですが、
要は安くて広いところに済ませてあげる必要が
より高まっているんじゃないでしょうかってことです。


だから、賃貸物件に済ませているところは、
特に家賃の見直し交渉などしてあげる必要があります。

・・・めんどくさ~苦笑


そこで、こういう業者がいらっしゃいます。


・3年借り上げで、○○万円のキャッシュバックもあるようです!
・全国対応可
 *一部、島など?は対応できないようです
・生活備品一式まで、お安く準備も代行してくれます。
 *オプションとして別料金ですが、それでもご自身で準備する手間暇が省けます。


以前、こんなご案内もいただいてました。

【 受入企業さんのメリット 】

・当団体が、受入企業さんに代わり実習生の住まいをお探しします
・住まいは、当団体の趣旨に賛同いただいた約1,200社の不動産業者から情報を集めます
・11月の法改正に適用した住まい探しを行います
・住まいは、当方が一度大家さんから借り上げ、受入企業さんに転貸します
・受入企業さんが大家さんとやり取りすることはありませんので、
 実習生さんがトラブルを起こしても風評被害に遭うリスクが少なくなります
・通常、外国人に貸出を認めていない大家さんも、当団体が交渉した結果、
 お認めいただけるケースも数多くあります
・当団体が借り上げ物件をご用意できない場合は、
 当団体抜きで賃貸借契約が交わせるよう不動産業者をご紹介します
・部屋には、上半身裸で外を歩かない等の住生活における禁止事項や、
 設備の使用方法、ゴミ出しのルールなどを母国語で部屋に張り出します
・ご要望があれば、生活用品の全部または一部も準備します
・ご用意する物件には、実習生が母国に帰る際にお祝い金が出るものや、
 自転車などの生活用品をプレゼント出来るものもあります


ダメもとでも、ご相談はお気軽に。


こういう時代なのかもしれません。




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やっぱりまだまだ介護の話が多い…もっと現実を知ってください。 [介護 技能実習生]

日本語のハードルを持ち出した時点で、技能実習生とは少し違うのでは…
みんなで苦笑いをしてしまいました。

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本当にベトナムや中国から介護の実習生は来てくれるのでしょうか。

N3って、国や経歴によっては技術・人文知識・国際業務の就労ビザで、
高度人財として十分来日できるレベルです。

日本語だけならまだしも、介護では介護の知識やスキルをも学び、
身につけねば、人財戦力にもなりません。


そんなハードルの高さに、いったい誰がついてくるとお思いでしょうか。


ある方からご相談いただきましたが、
仕入れ(失礼)ができそうかどうか、
現地に直接話を聞きに出向いてきたらいかがでしょうか。


これまた別の方から指摘いただきましたが、
現状の実習生(介護以外)は、約3カ月で日本語を叩き込んで、
N4を目指し、一年で見れば、年に4回転します。
でも、介護のN3を取得させるためには、
必死に勉強して、それでも一年はかかります。
とすると、1回転しかしないんですね。


そして、それは、日本語教育ビジネス的な視点から言えば、
N4を目指す実習生費用負担の程度の
4倍はレベルから見れば、必要となるということ。

介護施設側にしたら、N3とれるまで一年待てますか?
また、そこまでの教育コストの負担を許容できますか?


そのうえ、N4の資格すら取得もできない他の実習生たちは、
それほど日本語が上手じゃなくてもドンドン日本に出発していきます。


組合によっては、N4の時点であっても、
入国させてくる選択肢をお持ちのところもあるやもしれませんが、
来日後、どうやってN3にまで引き上げますか?

日本語教育については、監理団体の仕事でもないですよ。


OTITは、地方と違い、特に三大都市近郊のところでは、
書類さえ整っていれば、直接実地調査に訪問することもなく、
許可を発行し続けています。

情報提供いただいた方々との共通見解は、
入管レコードをOTITが引き継いでいないため、
過去にイエローカードをくらった組合などにも、
許可は出ているようです。


これに気を良くして、
肝心な喉元は超えられたと思ったら大間違い。


ちゃんと諸条件を現実的にクリアした介護で来日を望む実習生は、
いったい、どこに、どれだけいるのでしょうね。



誰が何を振りかざそうとも、
変えられない現実が大きく横たわっていることに、
どうにかご理解が進めば…と願ってやみません。





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そろそろ有料コミュニティの募集を締め切ります。 [新しい試み]

先日、メルマガ登録いただいている方々には、ご案内させていただきましたが、
有料コミュニティについては、そろそろ参加募集を終了する予定です。

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11月1日にリリースしてから、早3カ月が経とうとしています。
少人数ながら、ご参加いただいた方、ありがとうございます。

こちらでは、私自身も大変勉強させていただいており、
ご参加いただいた方々の意識の高さに驚きと同時に大変ありがたく、
私もより一層の付加価値の積み上げに努めていく限りです。


もとよりネットでこのブログの発信だけで、
はたして私がどこまで皆様にご信頼いただけているのか、
お試し(失礼)にて、企画したものでした。

なおかつ、ご面識もいただけてない方にご参加いただけるとしたならば、
詐欺師にならぬよう、自身でできることは精一杯努めねばと、
無い知恵を絞ってアレコレ試行錯誤して企画したものです。


そして、実際にお会いしていた方々はもちろん、
お会いしたことのない方々までご参加いただき、
大変感激したことを覚えております。


企画当初より、この2カ月半で色々とアップデートもありましたので、
少しだけ紹介させてください。



update
2017年12月28日 ページ追加
         外国人の仕事=翻訳・通訳で不許可続出
2017年12月23日 ページ追加
         適切な居住費の説明の仕方
         ある受入先からの声
         勝手にテーマソング!(笑)
         勝手に応援歌(笑)
2017年12月18日 ページ追加
         日本人と同等以上の給与と立証する上での適切な表記のポイント
         以下ページに、各地域の入管情報(Twitter)などのリンク先を追記。
         各種行政の情報発信先リンク集1(全般)
2017年12月12日 以下ページに、制度独自のルールについて、追記しました。
         寄宿舎規定について
         以下ページに、法務省入国管理局 在留カード等番号失効情報照会
         並びに実習生申請時の業種(大分類、小分類)確認リンク先 情報追加
         なお、全般と実習事業にページを分けました。       
         各種行政の情報発信先リンク集1(全般)
         各種行政の情報発信先リンク集2(実習生)
2017年12月07日 以下ページに、養成講習機関名及び講習実施日程情報追加
       各種行政の情報発信先リンク集
2017年11月28日ページ追加
       N5、N4、N3レベルの日本語会話能力(参考)
       *N4ともう一つのN3が届きましたので、アップデートしています。
       企業防衛を支援する社労士一覧
       *名古屋の社労士事務所のご紹介ページをアップデートいたしました。
        遠隔地からの相談もお受けいただけるようです。お困りの方は是非。
2017年11月24日ページ追加
       N5、N4、N3レベルの日本語会話能力(参考)
       *N4.5が届きましたので、アップデートしています。
       企業防衛を支援する社労士一覧
       *名古屋の社労士事務所のご紹介ページを追記いたしました。
2017年11月22日ページ追加
       ベトナム国内ルール
       N5、N4、N3レベルの日本語会話能力(参考)
2017年11月21日ページ追加
       海外へ飛ぶ場合のおススメ予約サイト
       寄宿舎規定について
2017年11月17日一部変更
       送り出し機関新規登録
2017年11月6日一部変更
http://www.gaikokujin.link/member/page.php?url=post-37
http://www.gaikokujin.link/member/page.php?url=post-27
http://www.gaikokujin.link/member/page.php?url=post-32
2017年11月1日リリース



サイトだけでもこれだけのアップデートがありました。
*リンク先はご参加いただいた方のみご覧いただけています。


他にも、チャットワーク内だけのやり取りがあったり、
関係各所のアップデートなどは、
今まで30通以上お送りしてきています。


簡単ですが、以上が現時点までの企画の結果報告というところでしょうか。


現在、非常に濃い方々にご参加いただいており、
今ではあまり増やすつもりもありませんが、
もしご関心いただく方がいらっしゃいましたら、
お早めにどうぞ。

なお、今後はこの有料コミュニティ以上に手厚いサービス?は予定していません。
また、もし同様の募集があったとしても、
参加費(支援金)も同額ではありません。

悪しからず、ご了承願います。


*色々なお立場やお考えの方がいらっしゃると思いますので、
 無理なご参加はくれぐれもなさらぬよう、
 あくまでご案内としてご理解願えればと思います。


そうそう、肝心なことを忘れていました。
参加の締め切りは今月いっぱいを予定しています。

ご不明な点などはお気軽にお問い合わせくださいませ。


以上、宜しくお願いいたします。





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外国人技能実習生の失踪は借金ではなく賃金格差が原因へ!? [技能実習生受入時の本音の問題点]

失踪は何が原因で起きるのでしょうか。
具体的にグリップするためには、どうしたらいいのでしょうか。

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外国人実習生、失踪急増 県内64人
好待遇求め都市へ?
佐賀新聞LIVE 2018年1月16日8:35
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/169929



今でも主な理由は借金にあるのは事実だと思われますが、
時代と共に変わりつつあるようにも思われます。

記事にあるように、都会への失踪が増えているのも現実なのでしょう。

以下、厚労省にある全国の最低賃金の一覧です。


http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/


改めてみてみると、

958円 東京

737円 佐賀、高知、長崎、鹿児島、大分、熊本、宮崎、沖縄

738円 青森、岩手、秋田、鳥取

739円 山形、愛媛


730円台の県だけで14県、約3割の県が、
一カ月173時間計算でみても、

958円×173h=165,734円

737円×173h=127,501円

差し引き38,233円

年間458,796円、
3年間では、1,376,388円も違う。

自分でも計算してみてビックリポンです。



日本人では、住まいや東京は何かと生活費が高いと思い、
考えにくいことかもしれませんが、

外国人である彼ら彼女らにしてみれば、
根底が出稼ぎである以上、
手取りで見ても100万円以上違うので、
リスクを背負っても飛びつく子が多いのでしょう。



この点を回避するためには、
雇用条件をよくする以外に基本的には解決策はないと思われるかもしれません。


でも、福岡以外の九州や沖縄、東北の一部で、
月々4万円以上ものコストアップには、耐えられない企業がほとんどでしょう。
ただでさえ、受入前の事前費用や月々の監理費もかかるというのに。


結果、どうすべきなのか。

総合的にグリップするしかないですよね。

実習生は、近視眼な分、人は悪くない子が多いし、
そういう子を選んでいると思います。

であれば、彼ら彼女らとも人間関係、信頼関係をきちんと作ること。
これは、受入企業側はもちろんのこと、監理団体の職員も同様です。
100人のうちの一人だから、名前も顔もわからないなんて、
誰一人として信頼関係は築けないことでしょう。


残業をなるべくたくさんさせてあげる。
他へ移るのは実習生とはいえ、ストレスはかかるので、
残業とはいえ、今いるところでもそれなりに稼げるようであれば、
歯止め要因の一つになるでしょう。


失踪のリスクを徹底して何度も教える。
以前私も当ブログで伝えましたが、脅しととれるほどに、
その怖さをちゃんと伝わるように伝えることです。
そして、人は忘れる生き物ですので、
たびたび話題にして言動を見るのも必要なのかもしれません。


無論、送り出し機関側でも、借金額があまりに大きくならない範囲に
指導、コントロールしてもらうことも、必須です。
つまりは、地方都市での手取りであっても、
十分に返済してそれなりのプラスの稼ぎで帰国できる見通しが立たねば、
本人にすれば、否応なしに失踪してしまいますので。



SNSなどネット環境が整っているがゆえに、
日本人の私たちでは与り知らぬネットワークにて、
相当の誘惑情報が、実習生のもとに届いていることと思います。

彼ら彼女らも、すぐに飛びつくほどに無鉄砲ではないと思われますが、
残念ながら、そういう世界こそ誘惑の仕方もブラッシュアップされていきます。

中国ではないので、これらを規制することはできませんし、
止められるものではありません。


であるならば、無い知恵を絞って、
あの手この手で実習生のハートをちゃんとつかんでいないと、
失踪のリスクは喫水域を容易に超えてしまうことでしょう。


たぶん、大人数の受入をしている企業や、
大人数の受入をしている組合などが、
『日々アレもコレも忙しいのに、一人一人の面倒なんて見てられるかいっ!』
って状況なのではないでしょうか。


ある方がおっしゃっていました。

面倒と思うなら、辞めたほうがいい。


そう、どんな仕事も面倒ばかり。
面倒なことをするからこそ、コストがかかり、お給料がいただけるわけです。

大手の担当者の方などは、逆にお金を払っているんだからこそ、
組合がちゃんと責任もって面倒見ろよ、
と心では思っている方がほとんどだと思いますが、
そういう方のいる事業所に限って、失踪は止まらないでしょう。
*賃金が高いところでは一定のグリップが効きますが、
 違う理由で失踪する確率は増大しますから。



記事には、OTITがお役所にしては珍しいコメントをしていました。

「雇用のミスマッチや実習生への人権侵害など
複雑な要因が絡み合って失踪者が出ている」
と全国の傾向を指摘する。
その上で
「受け入れ側が現地での募集や選考に参加して人材を見極めたり、
実習生と信頼関係を築いて親身に対応したりすることが必要」と話す。

現地に面接に行くべきだと。笑
そして、親身に相手してあげなさいと。笑

お役所もイイカゲンに受入してる企業や組合のお尻ふきは、
うんざりなのでしょうね。

この先、こういうことまで法で定められるのでしょうかねぇ。苦笑





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残念ながら、国では悪の連鎖は断ち切れないから… [技能実習生の法改正]

どこまでいっても、法は細分化され続け、
普通の人間ではとてもついていけなくなります。

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こんな記事を見ました。

「外国人技能実習生」にまつわる深い闇!(前)
Net IB News 2018年01月12日 07:03
http://www.data-max.co.jp/300112_knk01/


「外国人技能実習生」にまつわる深い闇!(後)
Net IB News 2018年01月15日 07:01
http://www.data-max.co.jp/300115_knk02/


まぁまぁ、ご指摘の内容の通りなのでしょう。

そして、国がやる気を出せば出すほどに、細々とした法が制定され続け、
結局、対応すべき監理団体職員や、受入企業は、
まして送り出し機関は、さらには技能実習生には、到底ついていけません。


日本国内の、今の新制度はもちろん、旧制度中であったって、
法令違反は相当数だったにもかかわらず、
これからますます法が増え続けたならば、
変わり続けたならば、
とてもついていききれません。

まして、タテヨコ斜め、時系列といったことからも、
コンプライアンスの漏れが出ても当然なことになりそうです。


そうすると、ヒトもカネも時間も今まで以上にたくさんかかることになり、
そもそもの受入れ自体が難しくなっていくのかもしれませんね。


その場合、ぐるりと一回りして日本人労働者を雇う動きも
加速するのかもと考えましたが、
やる気や根気や能力にもよるので、
けっきょくハングリー精神の強い外国人労働者を選択し続けるのかもしれません。


どこまでいっても、各種関連情報のアップデートをいち早くキャッチし、
現場にアジャストし、コンプライアンス遵守を維持すること。

これが目に見えない部分で、非常に大切なことになってきそうですね。


そして、これらを、いかにして効率的に、
無駄なく、短い時間で、お金をそれほどかけることなく、
徹底できるかどうかによって、

先々の事業としての明暗が分かれることになりそうです。


そう、結局、国はルールをどんどん細分化する以外に具体的な道はなく、
(制度廃止、別で在留資格の新設などは考えられますが、
 それもまた細かいわかりにくい法となることでしょう。)

悪の連鎖を断ち切れるかどうかは、
それぞれの実務に関わる『人』が変わらねば、
おそらくどれだけ法を厳しくしても、
抜け道含め、悪循環は早々には変わらないのではと思います。




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技能実習生の業界に横つながりがないのは [組合などの監理団体について]

単に私が阿呆なだけなのでしょうか。(笑)
久しぶりに言われてみて、なぜなのか考えてみました。

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『この業界は、ナゼ横のつながりがないのですか?』

先日お会いした方からの質問です。

その時には、自組合の経験値やノウハウは、差別化に直結するから、
他所(他の組合がどう対応しているのか)の庭は覗きたくても、
自分のとこは一切知られたくないものだから。

みたいな答えをした気がしてます。


しかし、本当にどうしてなのでしょうね。

単純に、現場対応に忙しくバタバタしているだけで、
毎日が矢のように過ぎ去っていくだけなのかもしれません。

もしくは、横のつながり(機会)がないからとも思います。


JITCOやOTITの説明会などにいっても、
隣の席の人と会話することはまずないですよね。


どちらかといえば、送り出し機関に出向いていた時や、
技能検定などで立ち会っているときなどに、
面識ができたり、
何かのきっかけで他の監理団体とコンタクトを取らねばならない事情、
例えば、転籍とか、組合売買の器探しとかで、
送り出し機関を通して紹介してもらったり、

様々な問題を経験して、色んな局面での対応について、
意見交換の必要性を感じている意識を持った、
自発的に行動のとれる方でない限り、
つながりを持とう、作ろうとすら思うことはないのかもしれません。

わからないことは、お役所に聞けば答えがわかるし、
それ以上は必要ないという方も少なからずなのかもしれません。

ブラサガリーマン的な人では、
組合内での共有意識すらないことでしょう。


しかしながら、できる人できない人は、どんな業界にもいるように、
できる人、特に長年この業界にいる人は、
個々に横つながりを持っています。

でも、そういう方々こそ、正に既得権的経験則や知識、ノウハウ、
コネクションを、他のために生かそうとはしません。

だって、する必要もないですものね。

求められることもないですし、
求められても応える義理も責任もないでしょう。


それこそ、さもすればコンサルともいえる内容でしょうし。 


では、私は何?(笑)
見る人に言わせれば、
何やってんだか、暇人だなぁ、
程度なことでしょうねぇ。苦笑


諸先輩方から見れば、大したことは言えませんが、
やはり、業界が一方的に悪くみられるのは残念だし、
知らない人が良かれと思って取り組んでも、知らなかっただけでドツボにハマり、
その人が自業自得にドツボにハマるだけじゃなくて、
巻き込まれる人たちがケガじゃすまなくなることがわかっていると、
警鐘を鳴らしたくなるのは、私だけではないはずだと思うんですけど、

結局、誰もしない…だから、しているだけですね。


結果、特に三大都市圏を外れるような、
もっといえば、過疎化が進むような地域で踏ん張っていらっしゃる方々にとっては、
多少なりともお役に立てていればとも思います。


そもそも周りに他の団体すらないところでは、
交流そのものができません。

それは、様々な手法やノウハウが、
情報が限られてくるのは必然です。


でも、確かに地方の方からもコンタクトいただきましたが、
関東、東海、関西、はたまた、広島、九州の方々から、
たくさんご連絡いただいたのも、
そんなものなのかなと。


今後どうしていこうかなぁと色々考えていますが、
初心を忘れることなく、不幸の量産に歯止めを、
そして、今まで以上にもっと次のステージへと、
進められるように、取り組んでいきます。





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外国人技能実習制度事業は、やってる人でないとやはりわからない。 [余談]

実習生のプロ、介護のプロ、新聞記者、弁護士、、、
私の低スペックな頭は知恵熱が出てます。苦笑

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本当に色々な方からコンタクトいただき、
大変勉強させていただいております。


それぞれが、それぞれに強みがあり、
それぞれに弱み(不得手)があります。
そして、全体像というか、
制度事業を時系列で俯瞰的に見れている人は
実際に取り組んでいる方でもない限り、
多くはないようです。


要は『現実を知らない』ということ。


当然ですが、どんな業界も現場の現実があります。

でも、どうやら外国人技能実習制度事業においては、
外国人技能実習生(人財)、送り出し機関、
監理団体、受入企業、
各種縦割りも複数にまたがる法律、
気にかけ整え収めなくてはならない要点が、
数年というスパンで必要です。

ここが、見えない。

だから、風が吹けば桶屋が儲かるのは、どうしてなのかが、
理解できない、想像もつかない。


実習制度が3年対応になって早25年目。
この歴史に学びたくも、監理団体ごとの経験値やノウハウ=既存権益として、
シェアされることはなく、
みな同じ失敗を繰り返し続ける。


事前に落とし穴があるんだよと伝えても、
面倒極まりなく、目の前に対処のメリットが実感できないこともあり、
結果、わかっていて糖尿病になる方同様に、
モノの見事に落ちて怪我していく。


ちょっと話がそれるかもしれないですけど、

弁護士の先生と、新聞記者の方に同じ質問をされました。

不動産屋さんが家賃ビジネスをしたい、
どこかいい監理団体はないものかと、
付き合い先から相談があったがどうか?

寮って儲かるんですか?


私の答え。

成立しません。
儲かりません。


どうして?苦笑

作った寮の所在地の半径5㎞以内で、受入企業を探すんですか?
それとも、受入企業の近くに、それぞれ寮を作るんですか?
実習生はほとんどが歩きか自転車で通勤しますよ。
企業にすれば、実習生の負担も軽減でき、近場で生活させたほうが、
何かと生活面などの管理をもしやすいですしね。


さらには、新制度では、
実習生から控除できる家賃額は厳しく見られているため、
実は企業負担分すら発生しうる事態でもあり、
そんなに儲かるほどの家賃はそもそも支払えないですよ。

加えて、
寄宿舎規定や制度独自のスペースや控除のルールがありますが、
その寮は対応できているのでしょうか。

言われて、そりゃそうだよね~、
ってことに気づきますが、
言われるまで気づかない。


実際に、リサーチもろくにせずに、
何億もかけてと勝手な期待だけで寮の建設を先行してしまうと、
これも大変な不幸が待ち構えていて、見事にハマります。



こんなネタが、ごまんとあります。

決して上から目線ではないのですが、
特に実習制度事業の業界未経験者の方々は、
成功させたいのであれば余計に、

お金払ってでも、
経験者から要点だけでも真摯にヒヤリングして、
時間とコストリスクと資格はく奪のリスクを回避するため、
コンサルを受けられることも必要なのかもしれませんね。

いくらこちらのブログでお伝えしていても、
結局、フェイストゥーフェイスで双方向でお話ししないと、
理解すらできない方がほとんどのようですので。




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他にも様々ある外国人労働者受け入れ手法 [実習生とは違う受入手法]

久しぶりに改めて、実習生以外の外国人労働者の
受け入れ手法について、まとめてみます。

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私の知る限りですが、

技術、人文知識、国際業務などの就労ビザ
留学生
永住者、定住者、日本人の配偶者など、の就労制限のない外国人
ワーキングホリデー(派遣)
報酬を伴うインターンシップ




それぞれに一長一短があり、
それぞれに実習制度ほどではないのかもしれませんが、
ルールや現実が様々あります。


ハマる受入先もあれば、
どうにもハマらない受入先もあります。

それは、地域の問題、業者の問題、業種職種の問題、
コストの問題、日本語能力の問題、
受入側と人財側の様々なミスマッチングの問題、
法的な問題。


どれをとっても、同じですが、
特にいつも思うのは、受入側の思惑や目論見は、
ほとんどが一方的な思い込みや自己都合の視点が強く、
人財側の個々の事情をほぼ考慮されていないこと。


後は、ルールがどこまでの温度で求められているのか。
裁量権の幅があるのか、あるとすればどの程度なのか。


複合的に必要十分な視点を、時系列含め、
それぞれが整うように実現できるのかどうか。


そして、それぞれが時代に即してルールそのものが変化していくことに、
ちゃんと対応できるのかどうか。


上記にはあえて含めませんでしたが、以下の記事がありました。


<法務省>難民申請を厳格化 就労目的を抑制、審査迅速に
1月12日(金)10時55分 毎日新聞
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0112/mai_180112_1204013412.html


留学生も日増しにハードルが上がっていきます。

今までは通っていたものが、いつからか通らなくなっていたり。


失礼ながら、本当に様々なプロが、様々な分野で変化に対応するため、
日々アンテナを張り、情報収集に努めています。


私が知る限り、実習生事業をしているところは、
長年取り組んでいると、別のビザでの相談がある場合もありますが、
そこから選択肢を増やすような動きをしているところは、
あまりありません。

もっといえば、前述の受け入れ手法をすべて自社のサービスメニューとして
事業化しているところもまたありません。


隣の芝生を勉強すれば、
比較対象としての良しあしも改めて発見する機会にもなり、
一方のノウハウをもう一方に足し合わせる応用も非常に貴重な気づきとなり、
一つのことしかできないところよりも、
よほど差別化できる競争力を身につけられると思うのですが、
実行する方は、本当にあまりいらっしゃいません。


監理団体の方、他の受け入れ手法も様々トライしてみたらいかがですか?

ご関心ある方は、お気軽にどうぞ。

お応えできる範囲ですけどね。




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以前紹介した外国人技能実習生失踪の映画のお話 [技能実習生受入時の本音の問題点]

以前お話しした映画ですが、いよいよクランクアップされたと
ご丁寧にご連絡いただきました。

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昨年の夏頃でしょうか。
実習生の失踪を背景とする映画を作ることが決定され、
その助監督の方から色々実態をお知りになりたいとのことにて、
当時お話しに伺ってきたことがありました。

その方から先日お返事をいただき、昨年末までで
無事にクランクアップでき、編集作業へと入ったとのことです。

2018年春に完成を予定しており、
その後、海外の映画祭などへの出品を経て、
2018年冬もしくは2019年初頭のロードショーを目指して、
配給活動を行ってまいります…とのことです。


以下に改めて映画のあらすじ他、ご紹介させていただきます。

ルー・ユーライ × 藤竜也 主演 日中合作映画『CHEN LIANG(チェン・リャン)』製作決定!
http://www.creatps.co.jp/news/2017/08021103/

以下、リンク先より引用です。

映画『CHEN LIANG(チェン・リャン)』あらすじ
技能実習生として日本に働きに来た中国人の若者 チェン・リャンは、
低賃金かつ過酷な就労現場に絶望し、研修先企業から失踪する。
母と祖母の過大な期待。来日するために作った大きな借金。
このままでは中国には帰れない。
不法滞在の身となり、仲間と共に犯罪に手を染める日々。
ある日、赤の他人になりすまし山形県の小さな蕎麦屋で働き始める。

引用終わり。

内容としては技能実習制度について批判的な描写が
若干ながらも出てくるようです。

主人公が技能実習をしている描写は一切ないものの、
実習先から逃げ出してきたことをとある人物に話したときに、
「逃げて正解だ。あんなところにいたらもっとひどい目にあってるぞ」
というようなことを言われる、、


あくまで映画ですし、
舞台、設定、背景、などが外国人技能実習制度であり、
本当に伝えたいことは、制度と現実の乖離の問題などではないと思いますが、
どっぷり業界に使っている私たちにとっては、
非常に興味のある映画です。

私たちが観れるのは、まだ少し先のようですが、
もしかすると、エンドクレジットに当方の名前が出ているかもしれませんので、
奇特な方は探してみてくださいませ。苦笑



改めて思うことは、私たちの当事者責任意識をもって、
一件でも失踪者が少なくなるよう、
それらの発生リスクを下げることができればと。


そのためには、失踪がどれだけ割に合わないことであり、
現実的な行く末の想像すらつかない本人に対して、
いかに効果的に伝えそのデメリットを知らしめるか、

また、そもそも母国での無計画な借金漬けの実習生は日本に来れないように、
それはそういう子は、そういう子を扱う送り出し機関とは、
受入支援をしない、するメリットがないことを、
知らしめることなどが、必要ではないかと思います。


昨日の記事にも連ねましたが、
微力ながら色々考えてます。


ご協力いただける仲間とともに、
名実共に果実を実らせられるよう、努めてまいります。




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