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現場を知らない経営者と経営を知らない組合職員 [組合などの監理団体について]

たまに勘違いしている方がいます。
自身が現場を回しているからこそ、事業が成立しているんだから…

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たまに組合職員の方から売りに出ている組合はありませんかと
相談をいただくことがあります。


現時点で売りに出るような組合はないし、
例えあったとしても買うに値しない組合でしょう。

また、OTITから許可が出ている組合であれば、
今なら相当な額面を言われることでしょう。


そして、そういう額面であることも想像できず、
現場を知っているからと、まれに
有志で新たに組合事業をリスタートさせようとする方がいます。


厳しい言い方をすれば、
今まで組合の看板や信用があったから、
受入を依頼していた企業側が、
新たに組合を購入するから、組合乗り換えしてくれないかと
ただ相談しても、返答はあいまいで、
片道切符で出た後に、
乗り換えは全く別の組合になるなんてお粗末な結末になることも考えられます。


まぁ、そこが言いたいのではなく、
いくら現場をよく知っていたとしても、
経営を知らなかったら、
目に見えないことにどれだけのコストや労力がかかっているかを知らなければ、
事業運営なんてできるはずもないということです。



現場の視点と経営者の視点とは、
明らかに違います。

この業務は確かに現場の現実を知らずして、
日本国内でどれだけ実績のある経営者であっても、
机上の計算では決して成立しない。
セーフティな幅をみているつもりでも、
その視点は圧倒的に勘違いが多い。

かたや現場のプロであっても、
経営者の視点がないと、
いくらやり方を知っていても、
実際にかかる時間やコスト、人員掌握が持続して、
損益分岐を超える計算を成立させることができない。

この両方の視点や経験がなくては、
外国人技能実習制度事業は、
まず成立し難いと思います。


無論、失敗を許容できる時間や資金が豊富にあるなら、
成功するまで取り組み続けばかまいませんが、
そこに巻き込まれる人員は、
相当に振り回され擦り減っていくことを覚悟すべきでしょう。

願わくば、関わる実習生がドツボにハマらないことを
祈ってやみません。


当然、両方の経験豊富な人ばかりではないと思うので、
色々ご注意ください。

一つ言えるのは、よほど色々な経験を重ねている方でないと、
なかなかにシビレル事業であることは間違いないでしょう。




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