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「不正だと自覚できない」 [経営者や企業のレベルの問題]

先月は実習生の労災隠し。
直近では失踪者が増えたとか。

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受入企業の現場で実務に励む実習生にとっては、
異国(日本)の法など、ましてその度合いなどは、
理解できるはずもありません。


出稼ぎに出る必要のない大方の日本人にとって、
他国の労働関連法など、わかりますか?

いくらインターネットで色々調べられるといっても、
現地の言葉で、現地の解釈などまったく理解できないですよね。

=それは、日本であれば、これだけの程度は法令違反だと思ってはみても、
いざその国にいて、働いていた際に有事が発生してみないと、
わかるはずもありません。



同様に、実習生側のことを考えてみれば、
母国でなら、どこまでが企業に訴えても大丈夫かなんて、
わかっているはずがありません。

また、いくら事前にあーだこーだ指導しても、
近視眼の外国人たちには、自身に実際に降りかからなければ、
実際のところは理解しようという気にもなりません。

そしてむしろ、母国の方が過保護なほどの日本と比べても、
当然、法も有効に機能していないこともあ多々あります。

本人たちが「不正だと自覚できない」のは当然でしょう。


何が頭にくるかっていうと、
それを理解しているからこそ、
足元を見て、奴隷のようにこき使う企業側の人たち。

人を人と思っていないのでしょうね。

そして、そういう方々には、
遅かれ早かれ、法などの罰を受けます。
罰を受けないとしても、
それ相応の処罰を、
何かしらで報いる羽目になることでしょう。


「不正だと自覚できない」 外国人技能実習生、3年で22人が“労災死”
ITMediaビジネス 2018年01月15日 16時26分 公開
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1801/15/news106.html


「労働者としての権利を知らないまま働かされているケースが
 多いため、不正が横行している」

知らせていても、知らされた側がちゃんと理解できていないのだから、
どうしようもありません。
*無論、監理団体が適正な監理訪問を継続していれば、
 避けられることも数多くあると思います。

そういう意味では、この先生は
あまり現場のことをご理解いただいていないのかもしれません。


そして、この点以外でも、
実習生も送り出し機関も監理団体も受入企業でも、
とても細かな法に、「不正だと自覚できない」点が、
数多くあることでしょう。



昨日のお話ではありませんが、
知らなかったで済めば、警察はいらない的な罪に問われる、
甘えのない世界です。


十分注意して、関わる全ての一人一人が当事者意識をもって、
常に我が身と、適切な受入に励みましょう。


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