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不法就労取り締まり結果の公表について [行政の対応や思惑]

難民申請や出稼ぎ留学生、この技能実習生の失踪などの
取り締まりがありました。

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東京入国管理局及び名古屋入国管理局における
入管法違反事犯集中摘発努力期間の実施結果について
法務省入国管理局 平成30年2月27日
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/h29tekihatsu.html


ご覧いただいた方も多いと思いますが、
実際には、東京入管と名古屋入管管轄でのみ実施されたようです。

つまり、関東、東海エリア以外では
集中摘発努力をする意味があまりないということ。

イコール、データで見る限り、
ほぼ関東圏に不法就労者は集まるということ。



コレが意味するところはお分かりでしょうか。

おそらくは、関東圏こそが、不法就労者でも儲かり、
そういう受け皿がたくさんあり、
悪質なブローカーがうごめく余地があるということです。


逆を言えば、
その他の地方では、不法就労者すら集まらないということ。


どれだけ賃金の格差があり、
仕事の寮の違いがあるのかということ。


地方は地方なりに困窮としていますが、
都会は都会なりに困窮しているということ。



私たち日本人にはわからない母国語の仲介手引きのサイトがあり、
口コミなどで広がっているのでしょう。

もしかしたら、間に日本人も入っているかもしれませんね。


まったく、情けない片道切符の経営者が多いものです。



しかし、実はお役所の今回の行動も、
いまいち腑に落ちない感があります。


よく引き合いに出す交通安全のように、
やれ春の交通安全期間だとか、定期的に事故が増えそうな期間に、
注意喚起を促すためにも、キャンペーンを張るのはわかります。

これは、入管で言えば、毎年6月のことですね。
ナゼ6月なのかはわかりませんが。苦笑


しかし、今回の入管キャンペーンは、
難民申請が増えたとか、不法就労(出稼ぎ留学生や実習生の失踪など)が
増えたから、行ったとのこと。


むーん。
お役所らしい。


いや、やるなら定期的にやれよと。
つまり、こういった期間以外は、能動的に取り締まることが
ほぼ無いようにも思われるから。
そりゃタレコミがあって、酷い有様であれば、
お役所を明らかにナメくさっているなら取り締まるのでしょうけど、
能動的には動きません。


あぁ、そうか、ここでも事件が起こってからじゃないと、
その件数が増え、悲惨な事件が多発しない限り、
定期的な『防犯』的な動きを取るだけのゆとりも予算もないということですかね。


あんまり言えば、税金上げるゾとしか言えないからでしょうか。



私たちも同じですが、お役所仕事も、
効率を上げ、効果を上げ、無理なく無駄なくが、
より一層求められていることと思います。


こういうところは、ぜひともAIなど上手に活用して、
より本質的な対応に注力できるよう、お願いしたいものです。


人の振り見て我が振り直せ。

AIって、個人的には、実際どこまでどのように利用できるか、
まだまだ分からないことだらけですが、
少なくとも、ITなどは様々活用していけたらと思います。




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こちらも一通り目を通していただくと、良いことあるかも。苦笑
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