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こういうポイントは日本人と同等とは言えない?! [技能実習生の法改正]

先日OTITの温度について触れてはみましたが...

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昨年の新制度移行前くらいまでは、
かなり厳しい方向に進むとみられていた文章上の表現が、
現実的には、かなり緩いという件についてですが、

ちょっと気になる気づきがありましたので、
コメントしてみます。

道交法上では、
時速制限40㎞の道路を、普段60㎞以上で走っていても、
春の交通安全キャンペーンなどの時以外は、
当然、事故など起こさない限り、ほぼスルーされています。
人通りのない夜なんかは特に。


振り返ってみて、
現在、OTITが緩いとみて、ええわええわで通るからと通してしまった後に、
6月の毎年の入管の不法就労撲滅キャンペーンのように、
OTITも、どこかで、いつか、適正化キャンペーン?ならぬ、
強制捜査月間などが実施される可能性は低くはありません。

なんのために改正したのかを問われてしまいますから、
是正指導や罰則規定が効果を上げているという結果を
マスメディアに公報してもらわねばならないからです。


その時、以前の入管もそう。
前はOKだったことが、
今はノールックスルーパスが通っていたにもかかわらず、
いざその時が来た際には、ノールックではなくなり、
スルーパスは通っていなかったことになり、
結果、法令違反と手の平を返すことはないでしょうか。


また、例えば、こういう視点。

扶養手当不支給は「不合理」日本郵便訴訟で大阪地裁
日本経済新聞 2018年2月21日 18:24
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO27200060R20C18A2CR8000


会社の就業規則には、扶養手当の支給をうたっているにもかかわらず、
なぜ実習生にはついていないのか。

他にも、住宅手当や家族手当、通勤手当などなど、
実習生にも公平につけていないのは、
日本人と同等の待遇とは決して言えないのではないでしょうか。


OTITも、人手不足ないし能力?勉強?経験不足(おそらくは三つとも。苦笑)の
スタッフも多いことでしょう。

でも、日を追うごとに、慣れてきますし、
様々な視点からチェックすべきポイントが、増えてきます。

おそらくは、組合側の姿勢、受入企業側の姿勢などが、
好印象=適正であるとみられる先には、
それほど厳しいチェックやツッコミもないのかと思えますが、

たまたま致し方ない途中帰国が立て続いたり、
うっかりミスが多かったりしたものならば、
自発的な報告などができなかった場合には、

お役所というものは、ここぞとばかりに、
憂さ晴らしかと思うほどに、
掘り下げ遡ってチェックしてきます。


結果、申請時には指摘されなかった点も、
この時に発覚し、その対応いかんによっては、
赤切符を憂慮してくれない可能性も。


たまたま具体的に例を挙げてみただけですが、
他にもまだまだたくさんあるのかもしれません。

気を付けるべきは、私たち下々のものは、
できるはずもない後出しじゃんけんが、
お役所側にはできるということ。
それこそがお役所お役人の本分とばかりに、
してくるという現実。


まだまだ始まったばかりのOTITの実地調査、
いわゆる取り締まりについては、
もうしばらく予断を許さず様子を見ている方が良いのかとも思えてなりません。

石橋を叩いて渡らない、臆病で気にしすぎのことなのかもしれません。

それでも、ステークホルダーといえる、
実習生、送り出し機関、受入企業、全てを振り回してしまうリスクを考えると、
また、その後始末も自身の業務として、
後ろ向きの仕事が増えるリスクは、
できるだけ少なくしておきたいと思うのは、私だけでしょうか。




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こちらも一通り目を通していただくと、良いことあるかも。苦笑
http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2018-02-23


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