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生き残る会社、潰れる会社、違いとは? [経営者や企業のレベルの問題]

外国人労働者を受け入れる企業にとって
耳が痛いと「思ってもらいたい」話。

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何を業者が生意気なとお思いかと思われますが…
間違いなく言えます、こういう会社は遅かれ早かれ潰れるでしょう。
(愚痴です。苦笑)

久しぶりに、嫌な会社の社長にあいました。

受入前に諸条件を様々お話して、
書面に捺印までいただいています。

いよいよ来日、配属となる際に、

『え、こんなに面倒なことしなきゃならないの?』

『こんなことまでしなきゃならないなんて、だったら辞めるよ
 受け入れるだけもう一人社員が欲しくなっちゃうよ…』

…?


何度か、お話しましたよね。
アレもコレも言いたいことをグッとこらえて、
まとめましたが、上手にお話して、
次の受入はご辞退いただくことにしました。


『前は、こんなに大変じゃなかったんだけど…』


(だったら、そんな対応してくれたところで、また受け入れすればいいじゃん)


『お宅はそれが仕事になるからいいけど、ウチは無理だなぁ』

(ビザが下りて、目の前に受入が迫っているにもかかわらず、
 ひっくり返すの?)


はい、全てはお客欲しさに受け入れを進めた心が、
私にあったからでしょう。

当初、話を色々聞き入れ、いいよ、やってみようと言ってくれたことに
恩義を感じて、話を進めてきたことに、
くどくど言えなかった私に責任があるのでしょう。


入国直前に、少し引っかかる話があったから、
貴にはかかっていたけど、ここまできて人財側のことや、
関わっている先々のことを考えると、
ココまで進んで途中でやめることなどできるはずもありません。


そういう意味では、大人になったのかもしれませんね。汗


個人的には、様々な関係先と人財のためにも、
今回の子たちについては、順次、精一杯支援していきますが、
こういう会社のために、会社側に立って色々骨を折ろうとは、
夢にも思いませんよね。



こういう会社にいる従業員の方々さえ、
不憫に思えてきます。


おそらく、年々厳しさを増していく中で、
社長が考え方を変えない限り、
たぶん、手遅れになるでしょうね。



週40時間に収めればいいんでしょ。
日に10時間働く時があっても、
翌日は8時間も働かなくていいから、
週で40時間で収めて良しとしてもらわないと、
今の従業員と不公平になるよ...

え…?


私はお役所の人間でもないですし、
何なら労使間さえ問題なく良好であるならば、
法はあくまでガイドラインですから、
杓子定規なことは言いませんが、
何事にも幅ってあります。
常識ってあります。


こういう会社の社長は、
そのやり方を一気に全否定すると、逆切れし周りの迷惑関係なく、
シャットアウトする可能性が高いので、
少しずつ真綿で首を絞めていきます。
(なんて怖い言い方に聞こえるかもしれませんが、
 少しずつ、気づいてもらえるように仕掛けていきます)


あぁ、なんて面倒な。笑


そんな会社に、少なくとも会社のために、
熱心に一生懸命になれると思いますか?



こういう業者側の視点がない会社の社長、もしくは一担当者は、
結果、相当な恨みを買います。


私は決してしませんが、
頭に来てケンカする担当者は、労基に連絡します。


こういう呼び水を、自身のバランス感覚が10年以上前から
変わっていなくて、法をナメてる会社は、
残念ながら?いや当然、いつかクリティカルな事故(必然)にあって、
会社をつぶすしかないでしょう。

悔しまぎれの言い分なのか、自問自答することもありますが、
土台、人を、自社の社員を大切にしない社長、
外国人だから?期間限定だから?大切にしない社長、
法や海外の諸事情を一切考慮せず、自身の都合だけを振りかざす社長は、
この人手不足が続く中、人手で成り立っている会社が、
生き残れるとは到底思えません。

むしろ、まともに頑張っている従業員の方々には、
もっといい会社があることを教えてあげたいくらい。

従業員の人生を考えれば、もっと良いまともな会社で
もっとまともに頑張ったほうが良いですよ、
と言ってあげたいくらい...いや、余計なお世話なので言わないですけど。苦笑



なんて話をしてみましたが、
じゃぁ、生き残る会社は...言わずもがなですよね。

いくらAIが、ICTが、様々な技術が発展していても、
所詮、一人でできることはたかが知れているし、
業態には寄りますが、一人で会社が回るハズもありません。


人手が足りないから、人財を受け入れたいのならば、
日本人、外国人問わず、相手の諸事情を理解したうえで、
どう対応すべきか、労働者がここで働きたいと思わせてあげることが
イチバン大切です。

そういう心が労働者に芽生えたなら、よほどのことでは裏切らないし、
それこそ自身のみならず、会社のことも考えてくれるようにもなります。

従業員のみならず、業者の担当者まで含め、大切にし、
上手にやる気にさせるだけで、どれだけ生産効率も上がることでしょうか。
むしろ、今までとは違う改善の視点まで
労働者から上がってくることすらあります。
業者も、社長に喜んでもらえるならと、
どこからか良い情報を持ってくるかもしれません。


くどくど申し続けていますが、
受益者負担は労働者側ではなく、経営側にこそ求められています。
労働者側に忖度を求めれば求めるほど、
従業員のモンスター化と人手不足のリスクが増大します。
前述のように、業者の一担当者も、
二枚舌になります。


自社内しか見えていない社長(担当者)は、
今からでも、今一度、世間の温度を見てみることをお勧めします。

困るのは、自分自身です。


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