SSブログ

介護報酬の「処遇改善加算」は技能実習生も対象 [介護 技能実習生]

現場や有権者に対するお上の忖度が、
介護業界を変えつつあるのでしょうか。

963170be.jpg


技能実習生も処遇改善加算の対象
「同等以上の待遇に」厚労省、改めて呼びかけ
介護のニュースサイト JOINT 2018.3.27
https://articles001.joint-kaigo.com/article-6/pg0085.html


平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1)
http://www.jcma.or.jp/180323kaigohokensaisinjyouhouvol.629.pdf


最後も最後。82p(84p)

【介護職員処遇改善加算】
○ 外国人の技能実習制度における介護職種の技能実習生の取扱いについて
問 142 外国人の技能実習制度における介護職種の技能実習生は、
   介護職員処遇改善加算の対象となるのか。
(答)
介護職種の技能実習生の待遇について、
「日本人が従事する場合の報酬の額と同等以上であること」
とされていることに鑑み、
介護職種の技能実習生が介護業務に従事している場合、
EPAによる介護福祉士候補者と同様に、
介護職員処遇改善加算の対象となる。


とありました。



確か、実務について半年を過ぎたら対象とか言ってませんでした?
この記載がない分、6カ月など関係なく、
配属後すぐに対象となるのでしょうか。

*詳しくは厚労省に確認してくださいね。


前回掲載した、
介護の技能実習生受入がなぜ絶望なのかについての記事が、
好評?です。


介護の技能実習生受入の絶望とは...
http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2018-03-27



冒頭に忖度など表現しましたが、
現実的にはもっと泥臭く、おそらくはお上の避難回避と考えています。

つまりは、介護の技能実習生が増えてくれなくては、
またEPA同様に、それ見たことかと言われてしまうからです。
同じ轍を踏むことにもなり、避難の質も変わることでしょう。

以前もどこかでお伝えしましたが、
新制度に変えた大きなきっかけでもあったのは、
介護の実習生としての受入開始を
法的に整備しなくてはならないためでもあったかと。

人手不足で介護施設に人手が充足しなくて、
あの手この手も十分稼働せず、禁断の果実に手を伸ばしてしまった。
いや、飢えをしのぐためには、毒のリスクがあっても、
手を伸ばすしかなかった...ってことでしょうか。


行くも地獄、戻るも地獄。
ならば前のめりにとばかりに、腹がくくれてきたのでしょうか。

お役所らしく、またお役所らしからぬ動きのように感じています。


日本語能力の検定条件見直し然り、
報酬の加算然り。


入口のハードルを下げ、受入施設側にも招聘動機を高めることは、
悪いことではないのでしょうけど、
ホント、自身や日本側の都合だけしか見えていないと、
相当痛い目にあいます。


毒を食らわば皿まで...とならぬよう、
実習生、送り出し機関、監理団体、受入施設の経営者、関わる職員、
そして入所者の方々にとって、笑顔と感謝が広がるよう、
それぞれが知恵を絞って良心に基づいて取り組んで、
ちゃんと成立するようになったならと願ってやみません。



--------------------------------------------------------------

★『解体新書』企画は当メール登録会員限定にてご案内中。
注:解体新書については以下、ご参照ください。
http://www.gaikokujin.link/member/cf/5

--------------------------------------------------------------


nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。