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送出し機関にいらっしゃる日本人スタッフの方へ [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

日本の優良な監理団体が、どういう送り出し機関と
どういうスキームでお付き合いしているのか、知りたくはないですか?

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お金がなければ十分な動きもできない...
こう言ってしまえば、身もふたもないですが、

他国の優良な送り出し機関の視察って、
しないんでしょうか?



様々なご縁があり、各国各送り出し機関には、
日本のあるTV番組のように、
「こんなところに日本人」みたいに、
本当に様々な場所で、それぞれに志をもって
送り出し機関の業務をお手伝いされていらっしゃる方がいます。


日本人であればこそ、客先である日本の監理団体、受入企業が
何をどのように求めているのか、
その国の人間よりも、よっぽどわかるからです。


人によっては、経営者に助言を超えた指導をされていらっしゃる方も。



私の主観で大変恐縮ですが、
どの国も大なり小なりユニークな特徴はありますが、
こと人財についていえば、あまり変わりはありません。

日本人ほど擦れている人財は少なく、
でも、今日明日のことしか考えられない人財も多い。


送り出しのスタッフにしても同じ。

純粋な気持ちから取り組む方がいても、
目の前の自身の利益がぶら下がると、
あっという間に、悪質ブローカーへと転じてしまう。

まるで、次は自分が搾取する番だと言わんばかりに。



しかしながら、数多ある送り出し機関の中でも、
ほんの一握り、まともにマジメに取り組もうと、
悪戦苦闘しながら、現在のやり方、実績を積み上げて続けているところも、
ないことはありません。



現地で現場にどっぷりではない私なので、
これだけ客観的に言えるのかとも思いますが、
もし、私が新規で送り出し機関を立ち上げるのであれば、
そのお手伝いをするのであれば、

優良な送り出し機関を探し出し、
そこのやり方を懸命に盗み出して、
自社へ落とし込むことは間違いなくするでしょう。


実際に、複数の監理団体の実務を経験させていただき、
良いところはご馳走様して、悪いところは反面教師にしてきました。


現在でも、NEXT STAGEや解体新書の活動を通して、
色々な方とコミュニケーションを図り、
自身の立ち位置と、様々な知識や経験を共有することで、
ブラッシュアップを図っています。



今回、口コミなども含めた、優良と思われる送り出し機関を
視察して来れたならと、企画しています。

当然、視察すべきポイントなども色々揉んで事前に準備を整えて、
ぐるりと回ってこようかと考えています。



もし関心があれば、都合あえばご一緒してみても良いでしょうし、
コスト的にご一緒できなくても、
ご希望あれば、この送出し機関のどこがどのように素晴らしかったのか、
どういう仕組みで日々の業務に取り組んでいるのか、
様々お伝えすることも考えています。



とりあえず、最初は最大公約数的な視点かつ、送り出し機関としても、
まだ切磋琢磨が進んでいるベトナムからかなぁ。


ベトナム国内はもちろんのこと、
送出し機関としての様々な点で、
まだ磨きをかける余地が多い他国の送り出し機関としては、
大変面白い視点であり、貴重な気づきがとても多いことと思いますけどね。

そして、よその国へ行くのに何かと面倒なその国の経営者やスタッフよりも、
送り出し関連の他の国へは、ほぼほぼビザもなく立ち寄れるのは、
ありがたいことに日本人だけです。


手前味噌ですが、こういうところに価値を見出せる方は、
日本人にもそう多くはないのかもしれません。
送出し機関の社長さんなんて、ほぼ考えられないでしょう。


だって、少なからず現付き合い先で事業が回っていれば、
先のことは何かあってから対応する方ばかり。
お金は大切なので、当然どうしてもかけなきゃいけないこと以外には、
使えるはずもありません。


でもね。
どうしたらお客さんが増えるかなんてグズグズジタバタしている時間の方がもったいない。
下手したら、何年も低空飛行で鳴かず飛ばずかもしれない。
1年後にどれだけ変わるか、変えられるかが勝負じゃないでしょうか。

言ってみれば、
優良と評判の○○と同じやり方で、同じ対応をしていれば、
(もちろんアレンジも必要ですが)
同じように成功する確率は高まりこそすれ、低くなることはありません。
何より、おそらく自社との違いがたくさん目に入ってくるでしょう。


そして、見る人が見なくては、
何が大切なのか、優良と言われているゆえんに気づくことができません。


百聞は一見に如かずです。

容易に百聞できる環境があれば別ですが、
貴重な一聞もままならない中で、
どれだけのスーパーマンであれば、成功すると思いますか。


新法ができ、新制度として様々厳しく窮屈になったおかげで、
日本の監理団体は、今までの付き合い先よりももっと良いところがあれば、
移り変わる可能性は十分にあります。
*もっと良い先って、もっとキックバックくれる先ではないですよ。笑
 もちろん、もっと接待してくれる先でもありません。

国だって、ピークを過ぎたベトナムや中国よりも、
もっと良い人財を送り出してくれる国と送り出し機関を
探している監理団体も少なくないでしょう。


ただし、どれだけ良い人財を輩出できても、
送り出し機関のレベルが低いと、
監理団体は、二人三脚が面倒だからと言って、
二の足を踏むことがありますが、


ウチは何が強みで、どこが弱いか。

他国、他送出し先と比べて、何が違うのか、
明確に言える方であれば、相手が受ける印象も、
信用も全然違うことでしょう。

『良い子いますよ~』的な営業だけでは、
その国のスタッフとあまり変わりありません。


ウチには日本人スタッフがいますから...

それも聞き飽きました。
そりゃいないよりも、いたほうがありがたいですが、
使えない日本人、現地人化した日本人、
すぐに他社へ移ってしまう日本人には、
あまり興味がありません。



他を知らない人が、自社の強みを深堀できるはずもありません。

まして、同じ国の中だけじゃなく、
他国も競合先だと認識できている方が、本当にどれだけいらっしゃるのか。



別に視察しなきゃ、仕事ができないとは言いません。

でも、その方が、早道じゃないですか?


主観が大いに入っていますので、
違うご意見の方もいらっしゃると思いますが、

今回コンタクトをいただく方々の中で、
ご自身の立ち位置を、どれだけ俯瞰的に見えているのか、
少々疑問に思うこともありましたので、
こんなことを考えてしまいました。


目の前で純朴で夢溢れる元気いっぱいな若者と接していれば、
フツーの日本人は、応援してあげたいとほとんどの方は思うでしょう。

しかし、それと事業とはまったく別物です。


厳しいほどに公平で平等です。

勝つべくして勝たねば、
せっかくの想いや志も夢半ばで帰国か、
他の業界へと流れていくだけではないでしょうか。



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