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全国初の介護の外国人技能実習生の計画認定が許可されました。 [介護 技能実習生]

2018年1月に初めて計画申請があってから約4カ月足らずにて、
初めて計画認定がおりたとのことです。

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本当にいよいよ介護の技能実習生が、
来月6月にも来日してきます。


外国人の介護実習生、初の受け入れ 6月にも中国の2人
朝日新聞DIGITAL 2018年5月13日06時43分
https://www.asahi.com/articles/ASL5D5SQ1L5DUHBI025.html



受入先の取材対応もバッチリですね。

人手不足からではなく、
あくまでも将来の海外事業展開のため...とのこと。


中国側も足並みをそろえ、
近い将来に急激に迫りくる超高齢化社会に対しての
介護需要に合わせ、
介護先進国である日本から
その介護技術を移転したいといった趣旨である旨まで、

ちゃんと制度趣旨に破綻がない手続きであることが、
ことさらに強調されています。


そうでなければ、外国人技能実習制度を新制度にし、
さらに鳴り物入りの介護での受入をスタートさせた、
国の威信まで揺らいでしまう。

日本国民に、メディアに、バッシングを受けてしまうから。


実は、会員の方から数日前に情報提供を受け、
もっと詳しい地元記事を拝見していました。

すでに他の会員の方にもシェアさせていただき、
少なくとも、介護関係の方々にとっては、
何はともあれ、無事に受入が許可されたことに、
少しだけ安堵されている方もいらっしゃいます。



あとは、順調に来日し、入国後法定講習を受け、
実習に励めるのかどうか。
N4での入国とのことですが、
はたして無事にN3相当合格し、二年目以降に進めるのか。

中国の方とのことにて、
漢字圏な分、日本語教育においては、他国と比べても、
相当スタート地点でハンデをもらえての手続きであり、
そもそも勤勉な傾向の強い中国の方である以上、
N3もそこまで高いハードルではないのかもしれません。

いや、申請時点でN4合格であったようなので、
今この時点も日本語の勉強に励み続け、6月のN3検定を受験してから
入国し、配属する頃にはN3合格が出るのかもしれません。


日本語の外堀は見通しが立ってからの入国だとしたら、
後は実習に励むのみです。

あくまで日本語検定では、双方向のコミュニケーションは、
そのレベルを図れませんし、どこまでいっても慣れというものが
必要ですので、

入国、配属後、要介護者の方、他の日本人介護スタッフの方との、
コミュニケーションがどれだけ図れるものなのかどうか。

要は仕事としてスタッフとして、使い物になるのかどうか。
他のスタッフは、意思疎通がスムーズではない場合、
多忙を極める現場で、どこまでそれらのストレスにお互いに耐えられるのかどうか。

要介護者の中に、手もお尻も胸も触ってくるような、
変態なおじいさんがいないのかどうか。

意地悪な性根の悪い入所者から、
様々な批判や陰口など叩かれないのかどうか。

スタッフ間でのいじめなど発生しないのかどうか。


その中国人たちは、心の奥底に何を目的に来て働くのか。

出稼ぎなのか、投資してきた時間とお金(借金)は、
回収してお釣りがくると安心できるのか。

本当に十分な稼ぎができるのか。

5年の間に、心変わりはないのか。
その間に母国の中国で、何か変わりはないのか。

経済格差は薄まっていかないのか。
逆転しないのか。

この先5年の間に技術革新は介護業界でも
どこまで進み実用化となるのか。

受入れ事業所側でも、
本当に5年経って帰国し、中国側での介護事業に乗り出せるのか。


まぁもう、言い出したらキリがありませんし、
なおかつ、先は読み切れない今、
いくらそんなこと言っても意味のないことなのかもしれません。

やってみなくてはわかりません。


3年どころか1年先だって定かではないので、
やってみなくちゃ、どういう展開を迎え、
どんな問題が行く手を阻み、当初の目論見通りに、
契約期間が実習計画通りにまっとうされるかどうかは
誰にもわかりません。


今回を皮切りに、少しずつ各地域で計画申請は続き、
入国が増えていくことでしょう。


願わくば、win4allであって欲しい、続いて欲しいと、
強く思います。


そして、『結果として』、姥捨て山にしか通じていない現実に、
違う選択肢が生まれることを祈っています。




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