SSブログ

人の教育、躾、お世話ってホントに大変ですね。 [経営者や企業のレベルの問題]

なんだか、懐かしい記事が出てました。

ダウンロード.jpg

スイカ盗未遂で豊橋署3人逮捕
食べたかったが値段高く…お金節約のため
東日新聞 2018/06/17
http://www.tonichi.net/news/index.php?id=68368


昔はイチイチ記事にはならなかったような事件です。

いくら教育しても、24時間365日一緒に生活を共にすることはできず、
全員が全員ではないにせよ、
こういう子たちがたまにいます。


受入経験が豊富な方々には、残念あるあるでしかないでしょうけど。


送り出し機関視察時に、何を聞いて見てきて欲しいですか~って、
ポイントを聞いた中に、こういう要望がありました。


①教育
基本的な日本語はもちろんですが、
日本で仕事をすることのモラルを教育しているかどうか
※時折子供みたいなことを言い出す実習生がいますので。


日本の文化を教えてきて欲しい、
日本の常識を教えてきて欲しい。
日本のモラルを教えてきて欲しい。


いったい、どうやって?!


送り出し機関の方からは、異口同音に声が聞こえてきそうです。苦笑

たかだか半年足らずの教育で、
日本語自体、習得するのにも一苦労なのに、
日本人でさえ、モンスターと言われるクレーマーが増えているのに、
具体的に何をどこまでどのように教えれば、
この半年足らずに、身につけられるものなのか。


逆を言えば、ベトナムや中国、フィリピン、インドネシアに、
働きに出ている日本人が、どれだけその国の文化を
事前に習得できるものなのか。


企業側が言いたい気持ちも分かりますが、
これらは理解し、許容していかなければ、
とてもスムーズな受け入れなどできません。


非現実的なことに目くじらを立てるのではなく、
それを踏まえて乗り越えていける企業でなくては、
また、そんな助言や指導を二人三脚できる監理団体でなければ、
この先、もっと見向きされなくなっていきます。


時代がどんどん移り変わっているということは、
こういうことでもあります。

今まで通りのやり方で済むなら、誰も苦労はしません。


金太郎あめみたいに同じじゃないですが、
実習生は3年で入れ代わり立ち代わりです。


法はともかく、終身雇用するわけではないので、
賃金が多少安くとも済んでいます。


無いものねだりをするよりは、
どれだけ面倒な教育、躾、お世話をすべきか。


それらを、監理団体に押し付け、
監理団体は送り出し機関に押し付け、
送り出し機関は実習生に押し付け...


なんか、小学生のイジメみたいじゃないですか?

その現実に目を背け、大変だからと言いたい放題していませんか?

楽な方へ楽な方へと流れていく気持ちはわかりますが、
ふんぬらばと、踏みとどまって、
人として、大人として、社会の先輩として、
後輩の指導に当たるのは、人の常ではないでしょうか。

これだけは、次代はどれだけ移り変わったとしても、
変わらない営みではないでしょうか。


だからこそ、実習生から信用され信頼され、
だからこそ、仕事に頑張ろうって思ってもらえるんじゃないでしょうか。


これは、日本人スタッフも同じです。


そういう手間暇を丁寧に向き合っていないところほど、
人手不足で困っています。


人財育成にインスタントはありません。


ホントに大変ですけど、
だからこそ、コツコツ取り組み続けていくしかありません。

共に頑張っていきましょう!




--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。