SSブログ

世界人財獲得戦争に日本が勝てるポイントとは [情けない日本人]

実は先日あるところへ行ってお話を聞いていて改めて感じたことです。
昨日に引き続き、もう一つの視点です。

sozai_11166-257x300.png


ちょっと抽象的なお話ですが、
お付き合い願います。


今の資本主義、金儲け世界では、
けっきょくどうやってもヒエラルキーが発生します。



三角形の、上部ほんの少し、1%が富や情報、権限などの99%を得て、
下部ほとんどの面積が、残り1%を争っている。

競争、勝ち負け、損得...

つまり、奪い合い、蹴落とし合い、非難合戦、
行きつくところは極論、戦争です。


これは、西洋が欧米が、今までの世界を築いてきたから。
確かにもっとひどい時代を乗り越えられたおかげで、
今の平和もありますが、
時代は変化のスピードが増しているため、
もっともっと平和を目指すことを、
人々の心の奥底から暗に求められています。


各国の出稼ぎ人財に話を戻すと、
貨幣経済至上主義もあって、
貧困にあえぐ方々こそが、
好む好まざるとにかかわらず、
生きていく為に、出稼ぎに、茨の移民、難民を目指して
片道切符で行き先を求めています。


どの国でもかまわないのですが、
たまたま私が縁のあるフィリピンを例に挙げれば、
フィリピンの人財側からすれば、
当然のことながら、
日本のみならず、米国、欧州、
はたまた、アジアでは香港、シンガポール、台湾、韓国、などなど、
いや、ドバイなどの中東もあります。


そして、どの国でも、先に述べた競争社会があります。
残念ながら、誰も既得権益から転げ落ちたくなく、
誰もが既得権益を求めて、
蹴落とし合い、奪い合い、非難合戦を繰り広げています。

日本で言えば、
たまたま日本人として生まれただけの既得権益で、
移民、難民を排斥する気持ちは、
大なり小なりほとんどの方が持っているハズです。
日本人同士でも競争しているのに、
外国人なんてさらに競争相手が増えることなんて、
ごめん被るということですね。


でも、

他国と比べて、日本だけは、
そういいつつ、相手を思い遣る国民性が多く大きくあると思われます。
あくまで他国と比べて相対的にという意味です。

宗教で言っても、神道もあれば、仏教もあり、
キリスト教もあれば、イスラム教もある。
それほど大袈裟に相互に非難し合うこともない。

迫害はゼロではありませんが、
歴史的にも許容し、自国の文化として取り入れてきた歴史すらある。
(鎖国時はともかくも、特に戦後)

それは、日本人が日本人のアイデンティティーを基軸に、
受入、育んできたものだと。

和する...

料理で言えば、和える。

こういったことが可能な国であり、
国民性があるのではないかと。



そして、そんな日本人だからこそ、
外国人とも「和する」ことができる。

この競争社会であっても、
これだけ非営利の技能実習制度業界でも、
おカネのためだけじゃなく、
他者との競争をそこまで意識し蹴落としてまで取り組む方ばかりでなく、
笑顔と感謝のために、日々励んでいらっしゃる方がたくさんいる。


想いは求心力になり、気持ちは言動を促し、
自らの利益はいったん脇に置いたとしても、
相手のために尽力し、
なおかつ、そうはいっても利益のためには、
共有し共存を選び、実践することができる。


共産主義ではなく、
上(先輩)に立つものも、下(後輩)を共育し、
富を分配することができる。


なんかうまく言えませんが、
和えることができる日本。
相手を思い遣ることができる日本。
それで成立できる日本。


そういった日本であれば、
そういった日本であるとの信頼と実績を積み増していけたなら、
西洋をはじめとする、他国に、決して負けるはずはないと。


利益至上主義、金儲け最優先の国は、
どこまでもビジネスライクに、
使える奴=競争に打ち勝てる奴には、価値があり、
使えない奴=能力が低く、カネを稼げない奴には、価値がないとして、
共育という猶予(ゆとり)もなく、助け合いもなく、
入国すら拒絶し、切り捨て続ける限り、
永遠にトラブルはなくならないでしょう。
(難しいけど、程度はありますよ、来るもの拒まずはさすがに難しい)

同じ匂いを感じて、喜んで競争社会へ飛び込んでいく方もいると思いますが、
なんかこう、今後は特に、男性的ではなく女性的な時代だと思えてなりません。
相手に打ち勝つことではなく、相手を許容し相互に発展する時代。



極論を言えば、
別に日本人じゃなくたって、何人だって、
個々に成長していけば、
奪い合うのではなく、与え合い、
蹴落とし合うのではなく、支え合う、
そんな人であれば、
そんな人が増えれば、

結果、切り捨て主義ではなく、
冒頭のヒエラルキーでさえ、乗り越えられると思いたい。


ストレスだらけで嘘をつき続け、
言ってることとやってることが違う人生を送りたくないから、
そんな状態でお金だけたくさん持てても、
楽しくも幸せでもなんともないから、

私の個人的な主観でしかないのかもしれません。


人それぞれに少しニュアンスが違ったとしても、
それが日本が選ばれ続けることであり、
そんなプライドを捨てずに、何とか生きていけたらなぁ、
生きていけるよう切り開いていけたらなぁと思い、
言い続け、やり続けています。


送り出し機関の他国のお金の亡者の方々でさえ、
巻き込めたなら、
そんな日本だからこそ優秀な人財を送り出したくなってもらえたなら、
万々歳なんですけどね~




--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。