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いつでもカモとされる、組合を作りたがる社長たち [情けない日本人]

今も、今年も、去年も、その前もずっと、
技能実習生受け入れ事業に取り組みたいという社長さん方。

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本当に、残念な方が多すぎる。

一介の事業を立ち上げてきたご苦労とその経験から、

俺様の判断と決断に間違いはない!

と、盲目的なご自身への確信は、
それはそれは素晴らしいものですが、

それだけのご実績とご経験、ご苦労があって、
どうしてそう安易に考えられるものなのか。


おカネを支払ってやる側って、
そんなに偉いのか。


そして、


粘り強く、辛抱しながら、
自身がイチバン勉強し続けなければならないのに、

やれ、立ち上げは行政書士に任せればいい、

人が欲しいなら、部下を誰かしら据える。

まったくもって、当事者意識のない取り組み方しか
できない経営者が、なんと多いことか。


しょせん、人買いだろ...

人を探してきて、選ばせて、
書類整えて、送り出すだけだろ...


めんどくさい工程がいくつもあるだけで、
それは、俺様がやる仕事じゃない...


ブローカーには、とってもいいお客様です。


面倒なことは全て私がやりますので...


それでおカネばかり支払って、
ひとつも形にならない。


いや、器を作り、
書類にハンコを押し、
中央会へも行き、
責任と支払いだけは当事者で、


まずは組合を作ろう。
行政書士に頼んで手続きを進めてみると、
定款に技能実習制度事業もやるなんてことを、
最初から入れているのか入れていないのか、
作ったからあとはどうぞ...


結果、監理団体の許可を取るためには、
追加で定款変更してください、
変更は受け付けられるのか、
また時間とコストがかかる。

さらには次から次へと発覚する、
追加事項の数々。

アレ用意してください。
コレ用意してください。
こういう人を連れてきてください。
これだけ更におカネはかかりますよ。

この手配をしていなかったから、
それが整うまでに後一カ月...

先に海外飛んでください。
私が付き合いのある送り出し機関はとても素晴らしいので、
そこと提携してください。
社長、ラッキーね!笑


…相当な紆余曲折を経て、
どれだけ早くとも許可を取るまでには何カ月もかかり、
勝手が悪いと1年経っても未だ申請すらできず、

それでも何とかOTITの許可が取れた...

はい、準備はちゃんとしたから、
お金払ってね。

じゃぁ、
さぁ、これからって時に、

営業しちゃいけないんだよ~!ってわかって、
ナメていると、刺されて終わる。

例え営業してみたって、
とてもじゃないが、受注はできない。

いや、いや、外国人かのごとく、
okokで取ったはいいが、
申請書類が作れない。

申請書類を何とか作り上げるも、
それは虚偽ばかり。

どこも似たようなもんだろと、
勝手な解釈で、ドンドン進め、

実地調査やトラブル続出で、
結果表に出て、受入停止。


いや、それ以前に、失踪やトラブルばかりで、
結果、いつまでたっても、出ていく銭ばかり。
入ってくる銭も目減りしていき、結果何にも入ってこなくなる。

儲からないからやめたとばかり、
組合を売りに出す。


穴だらけの張りぼて組合を、
今までどれだけ損したっちゅうねんとばかりに、
高く高く売ろうとする。


結果、詐欺まがいで、いつまでたってもトラブルばかり。


あげく、その間、本業にまで支障をきたし、
屋台骨がズタズタに...
従業員も、最初こそ社長の言葉を信じてついてきたはいいものの、
いつまでたっても持ち出しばかりで、
自分たちには一向に返ってこず、
あげくは、手伝いばかりさせられて、
会社もおかしくなっていく。


まず、ありそうなストーリーを描いてみました。苦笑


後は野となれ山となれ...


イチバン肝心なことは、
このストーリーには、
一切の、受入企業や実習生が登場してこないということ。


つまり、
ほとんどは自分のための事業だと、
最初からはき違えている経営者って、多すぎる。



とび、雨、賃金違う、わかりました、翌日失踪

一週間で三人逃げた。

逃げたらしょーがないよねー

次は違う国から入れようかー

また違うブローカーも入ってきて、
面倒なことは私がやりますよー…乗っ取られる。


もうね。

お願いだから、どこかヨソでやってください。

やるなとは言えないし、
やらせないなどできるハズもないし、

だから、関わってこないでください。


知人を通して、頼られ致し方なく、
関わっていらっしゃる方々も
少なくないと思われます。


アホなことばかりされて、
業界に迷惑かけられてもかなわんと、
付き添い、助力されていらっしゃる方も。


でも、ほとんどの欲の皮が突っ張った方々を見ている限り、
結果を振り返れば、
誰が儲かったって、ブローカー以外は、
誰も儲かっていません。


おカネを出すのは経営者の方々。


コレをカモにされたといいます。


本当に、いつの年代でも、
周りで聞き及ぶお話です。

そして、いつでも、
後々まで残っている方は、ほぼ皆無です。


四苦八苦して、組合を渡り歩かざるをえなくなった
職員さんや役員さんばかりです。



もちろん、そんな社長さんたちばかりじゃないですけど。


組合という器をつくる時点から、
技能実習事業を異業種広域で許可を取るために、
ケアしておくべきポイントなどもあるので、
失礼ながら、あまりよくご存じない行政書士の先生に頼るよりは、
実績のあるプロに二人三脚してもらうほうが、
よほどコスト面でも時間的にも、現実的です。


社長さん方には、どうせ腹をくくってやるならば、
もう少し見る目を養い、
ケチりすぎずに、着実に取り組んでいただけるよう、
切に願うばかりです。




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