SSブログ

特定技能:農業&漁業:派遣:期間限定就労の始まり [特定技能]

いや、実は既に始まってるんです。
特区という形で。

mainimg.jpg


以下は、農水省が今年、2018年8月に公表しているものです。

外国人農業支援人材の受入れが始まります!
~国家戦略特別区域農業支援外国人受入事業~
http://www.maff.go.jp/j/keiei/foreigner/attach/pdf/index-10.pdf


たぶん、特定技能の農業も、
こんな感じになるような流れですね。

お役所がやってることですから、
似たり寄ったりは当然です。

*ただし、くどくどですが、
 振り回されないでくださいね。
 というか、わかっていないとどうにも振り回されるのでしょうね。汗
 お気を付けください。

まず、これは基本的に

『特区』

で認められたエリア限定の事業です。


2018年12月現時点では、
特定技能として、どのエリアもこのルールで
OKとはなっていません。


あくまで、今後の準備の一例として、
アンテナを張っておきましょう。


加えて、

ココに書かれている派遣スタイルは、
おそらく農水省、つまり農業と漁業限定と思われます。

労働力として欲しい期間限定であり、
逆を返せば、一年通じて要らない実態から
こうせざるを得ないのだと思われます。



ただし、


農業、漁業の方々にとっては、
相当に面倒極まりない書類実務や法の習得が必要です。

特に自然相手のお仕事なのに、
外国人労働者(今は日本人労働者も同じですが)の受入のためには、
かなり不慣れなことに取り組まねばなりません。

頭はこんがらがり、
かなりの時間を割いて、事前に理解し、
受け入れ態勢を整えてからでなくては、
とても適正な受入は出来なくなることでしょう。


また、この監理団体ならぬ、『特定機関』ですが、
そう簡単に、ポコポコ認められているようではありません。

さらに、

おそらく技能実習制度と同じように、
受入先に対して監督責任を負っています。

つまり、

受入先の農家や漁師のところで、
セクハラ、パワハラ、賃金不払いなど、
定期的にチェックし、適正受入となっているか、
確認、指導義務があるということです。

悪質だった場合は、当局への通報すら求められます。
利益をいただいている先から…

逆を言えば、

利益をいただいているから、
農家や漁師とグルになって、
残念ながら、好き勝手するところも出て来るのでしょうね。

対象となる人財を招聘してくるため、
それらの裏側にも、
またキックバックなどのドロドロがあるのでしょう。

そういうことを、
ちゃんとできるところしか、
特定機関も受入も、続かないし、できないことでしょうね。



個人的な好き嫌いを少しだけ...

率直に言って、
派遣というスタイルは、好きではありません。

実際に労働してもらう現場側こそが
直接の雇用責任を負うべきだと考えています。

つまり、有料職業紹介スタイルが好ましいと思っています。

ただし、

現状では有料職業紹介は、あくまで法的には、
紹介したら、後は当事者同士でやってねと、
紹介後までの責任が問われないため、

結果的に、派遣というスタイルにしかならないのでしょう。



派遣というスタイルは、
受入先も労働者も、全て派遣会社へ文句を言いたい放題。

客先からは、
使えない労働者をよこしやがって...すぐ入れ替えろ!
何のためにオタクへ金払ってると思ってるんだ!
早く揃えろ!今すぐ揃えろ!
オタクで囲って余らせてる労働者はいないのか...

労働者からは、
オレが稼いだ時給のかすりを取って商売してんだから、
オレにちゃんと尽くせ!
もっと高い時給にしろ!出ないと辞めるぞ!
受入先へはオマエが交渉するのが仕事だろ!
やってられない愚痴ばっかりだから、たまには付き合え!
もっと楽でカネが儲かる仕事を紹介しろ!

そんなお仕事ばっかりで、ノイローゼになりますから。

だから、
双方からの話はまともに取り合わず、
テキトーに流してないとやってられないってなるのが、
自然な流れです。

真逆に、
受入先からは、いつも色々とお世話してくれてありがとう、
労働者からは、いつも色々と気にかけてくれてありがとう、

そんな派遣会社もあるのかもしれませんが、
ほとんどは前者。


そんな会社は、自身の目の前の利益しか考えてません。
いくら表っ面は美辞麗句を並べていても、
中身が全く違うところは、監理団体同様に、
腐るくらいあります。


いじめられっ子は、さらに弱いものをイジメるのが常ですから、
特に外国人で日本語がろくに話せないからと、
受入先と登録支援機関がグルになって、
搾取しまくりかつ強制奴隷労働は激増するでしょうね。


そういうところを見分けることも、
お役所にはできないので、
おそらくは、特定技能が同様のスタイルで全国一斉に解禁となると、
とんでもない被害が巻き起こる気がしてなりません。


やっぱり、
厳罰を明記し、踏み絵を踏ませ、
広く公表し、
さらに取り締まりや摘発を厳しくしていかねば、
抑止力を機能させねば、
網としてトラブル防止にならないのでしょうね。


大変失礼ながら、
農家や漁師は、法などよくわからん、知らん、として、
悪質ブローカーの格好の餌食となりそうです。

甘い蜜に群がりますよ~


農水省も、どう対応していくのか、
いや、取り締まりは法務省か、
オールジャパンチームのお手並み拝見でしょうね。


こんなことばかりやってると、
本当に農業も漁業も衰退の一途です。


立ち上がって、不正に転落することなく、
現実へ立ち向かうのは、
まともに取り組もうとされるアナタしかいないのかもしれません。


どこかのドラマじゃないですが、
『意義』...何のために取り組むべきかが、
本当に大切だと思います。

それで、自身も死なないように、
それなりでもちゃんと儲かるように自転自走できるようになるには、
色々と道のりは長いのかもしれませんが、
それでも、無理という言葉を吐くことなく、
取り組んで行ける方が、
求められています。


--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------


nice!(1)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。