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インドネシアの技能実習生の深い闇... [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

インドネシアについて、最近色々情報収集しています。
まだまだまた聞きの部分が多いのですが、、、

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各国それぞれに闇の部分は、表面的には見えにくく、
そもそもの因果関係が複雑で、表面化しているその背景がわかりにくい。

似たり寄ったりでもあるものの、
その国ごとに固有の背景が色々あるので、
また難しい。


いつも思うのは、
例えば、中国だけとか、ベトナムだけとかの監理団体にとっては、
他国の厳しい現実などに理解が許容できず、
結果、ベトナムから離れられない方ばかり。
(違う裏の理由で他国など一顧だにしない先も残念ながら)


大きな理由として、
どの国にも言えるのは、「地理的な背景」。

例えば、日本もフィリピンも、他国とはほぼ隣接していません。
インドネシアも大半はこの部類に入ります。

ある方にお聞きしましたが、
インドネシアの横の距離は、
米国の端から端までと同じ距離とのこと。

東端と西端では、明らかに色々違っていることでしょう。
まして陸続きではない国ですから。


また、近隣諸国との影響も受けやすいかどうか。
隣接国との関係性により、
国民感情や生活も変わってきます。

言葉や宗教の違いも影響はそれぞれに大きくあります。
民族?部族?も少なからずでしょうか。


そして、この業界においてのインドネシアの最大の特徴は、
ある大手団体が、この国の労働行政から直接支援を受けて、
コストなど自体国の負担で、送り出し機関業務を寡占的に行っている実態。


また、送り出し機関業務と、
日本語学習業務とが、完全別個に根付いているようで、
寡占しているがために、
優秀な人財もそうでない人財も、日本への技能実習生としての出口が、
現実的には限られているということ。


インドネシアはそれでも実習生のシェアは3位か4位。
=相当数のインドネシア実習生はある団体一つで
寡占状態にあると言っても過言ではない。
それだけの影響力があるということ...のようです。

(特定技能についてもそのままあてはまりそうです...
 言葉通りならば相当な実質的既得権益ですね。汗)



勘の良い方々は、現場で何が起きているか、
容易に想像がつくものかと思われます。


まぁ、それでも国が負担している分、
それなりにまともに動いてはいるようですが。


地理的要因と、貧困格差の問題から、
どれだけインターネットとSNSが発達しても、
出口が見えないすごく良い子が未だにたくさんいるようです。
(いつも通り曖昧な表現ですが、ココでは性格の良い子としておきます。)


人口ボリューム的にも、
まだまだ多そうなので、
解消には少し年数を要するようにも思われます。
これだけ変化が加速している時代であっても。



ただし、もう一つの要因として、
フィリピン同様に、まともな送り出し機関との締結自体、
中国やベトナムと比べて、相当手間も時間もかかるようです。


また、
特に距離的に、
中国ならば2時間前後で着く先もあるのに、
片道だけで8時間はかかる。

さらにそこから地方都市へ足を延ばすには
さらにさらに飛行機で飛んでいかねばならない。

面接で飛ぶ社長さん方はキレイごと抜きに、
海外で様々な息抜きを楽しみにもして飛ぶケースが多いのですが、
はたして地方でそれだけ発散できる場所があるのかどうか。

コストといい、時間といい、快適度合いといい、
今までの他国と比べてみても、
全てがストレスにしかならない。


良い悪い抜きにして、
人手不足が進み、
なおかつ低賃金や良い子を受け入れたいとする受入企業側にとってみれば、
様々なエアーカーテンを乗り越えてまで、
人財との縁を紡ぎに行き続けなくてはならず、
応じて、監理団体も水先案内人の役割を果たさねばなりません。


どこかでどん詰まりになるのは火を見るより明らかなので、
この外国人労働者の受け入れで時間を稼いでいる間に、
労働者に頼らない仕組みや、
労働者が確保できる仕組みにシフトして行けない会社は、
数年は続いても、十数年は続かないかもしれない。


現時点で60や70を超えていらっしゃる諸先輩方にとっては、
人生上がれるのかもしれませんが、
60代以前の若手に入る私たちは、
まだまだ数十年経済活動に取り組んでいく必要があります。


また話がそれてきたので、戻しますが、
さらっと書きなぐったインドネシアの闇も、
まだまだ私自身、実感していない部分もありますので、
あくまでまた聞き程度にお受け止め願えればと思います。

それでも、こういう答え合わせは、一つ一つ必要です。


特に、一国より、二国、三国とそれぞれに理解を深めていくと、
自身の中にも相当な広がりが生まれます。

つまり、ベトナムしか知らずにベトナムの良さや悪さを語るよりは、
ベトナム以外の軸や基準などを比較対象とできるモノサシがあれば、
それらを踏まえてにベトナムの善し悪しが見えるということです。


ちなみに、
特に送り出し機関の方々こそが、
理解を深めるべきことでもあります。

日本の受入企業側の視点を基準に考えれば、
ベトナムじゃなきゃいけない、インドネシアでなきゃいけない、
中国であるべき理由、フィリピンであるべき理由があって、
その国から受け入れしているからです。

ベトナムの送り出し機関は、
ベトナム国内の送り出し機関との競争だけをしているワケではないというコト。



日本だって他国だって、どの国にも闇はあります。
それらの闇を理解したうえで、
どうあるべきか、どう付き合うべきか、
いや、その国では、誰と付き合うべきか。

色々考えて取り組むべきです。

会員の方々には、先日ご案内しましたが、
5月GW明けにも、協力関係者と共に、
インドネシアへ視察に出向ければと計画中です。

去年のベトナムに続き、第二弾ですね。


現場で日々戦っている一職員の方や、
一受入企業の方にとっては、
こういう動きや情報もなかなか入ってこないことと思い、
たまにこういう動きもしています。



さすがに有料でご支援くださっている方と、
無料でお付き合いくださっている方とでは、
提供させていただく内容に差をつけてはいますが、
根っこの部分については、有料無料問わず、
この業界では知っておくべきこととして、
お伝えできればと思っています。


現在、当方ではインドネシアについて、
様々な情報を収集しています。

ウチの送り出し機関を見に来て欲しいとか、
現地でお会いしてみたいとか、
何らかのご厚意で情報提供いただける方などは、
お気軽に当方までご連絡ください。

逆にご要望などでも構いません。
介護なんて興味関心のある方も少なくはないのでしょうし。


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