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入国後法定講習をアウトソースする研修センターって、この先は事業として成り立たないかも?! [コロナ関連]

私だけでしょうか。
今こそ、色々動かないとヤバイと心底思っているのは。

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新しい時代の幕開けを、加速させていることは間違いないコロナ騒動。
この業界の方々は、
様々なSNSやネットニュースをチェックして、
リスタートがいつになりそうかにしか、
注目しているだけの方々が多いようにも思える今日この頃。

動いている人たちは、水面下で様々蠢いているハズです。



さて、今回は、
極論と言える暴言を書いてみます。


もはや、研修センターへアウトソースするという考え方は、
無理ゲーなのかもしれません。

だって、感染リスクはある意味同様なんだけど、
入れ代わり立ち代わりやってくる、各国からの外国人技能実習生を、
誰が好き好んで接し続けたいと思うのでしょうか。

勘違いしないでくださいね。
外国人技能実習生が悪いと言っているのではありません。

人の心理として、一般大衆の感情として、
偏見は承知のうえで、そういった職場で働きたいと思う方は、
そんなに多くはないハズ。


だとすれば、受け入れたい企業との狭間に立たされる監理団体は、
いったいどうすべきなのか。

答えは簡単。
当事者責任、受益者負担として、
自前でこじんまりとであっても、
研修センター=入国後法定講習に対応できる人員と場所を準備して、
自前で切り盛りするだけ。

自前で空港まで送迎して、
(その空港もたぶん当面は羽田、成田、関空、セントレアまで入るかどうか…程度でしょうね)

自前の合宿所?的な場所まで連れていき、
監理団体の内勤職員が色々教える。

当然、自分事なので、送り出し側とも綿密に連絡を取り、
感染対策がきちんとクリアされた候補者しか、
渡航させないように厳重にチェックを促す。

送り出し機関としても、
たとえ送り出すことでしか利益を得ていないような悪質先であったとしても、
受け取る日本側の監理団体職員をコロナ感染で全滅させると、
次の送り出しができなくなるため、
ビジネス的にもちゃんとチェックして送り出すことでしょう。

コレが研修センターにアウトソースするとなると、
どこまでいってもワンクッション、他人事ステージが間に入る。

=研修センターで感染したらどうしようもないし、
責任取ってくれと研修センター側へ言おうものなら、
責任が取れるだけの費用の請求が返ってくる。

研修センターだって、当然ソコで働く職員のリスク回避のため、
相当な準備をかけて、コストアップは必須となり、
上がった分だけ受入先にそのまま転嫁し負担を求めても、
受入先も理屈はわかっても、心情的には納得しにくいのが人の心理。

なにより、イチバンの当事者である外国人技能実習生も、
いくら感染リスクをケアされてきた同じ技能実習生だとしても、
自身のリスク保全は自分が一番理解できているかもしれませんが、
他人に対しては、一抹も二抹も不安はぬぐえない。

なんなら、ソコは嫌だと感情的におかしな挙動に出るかもしれない。


どれだけケアしてこようが、
色んな意味で不安だらけ。


であれば、余計に、自前での講習を画策するほうが、
関係者全員、よほどストレスがない。


個人的には、研修センターもそれほどアテにはしていない。
だって、先生にしたら、たかだか一カ月預かっているだけ。

それでも、思い入れの強い先生方がいるのも知っていますが、
自分でその先生方に依頼できるようなものでもないのも確かなので。

結局のところ、
当事者意識の高い方々であれば、アウトソースするくらいなら、
手元において目に見える範囲でコントロールできるほうが、
心理的にも安心できるのが実際のところ。


後は、コスパに見合うだけの受け入れ人数や、
理解のある有志の先生方を確保できるかどうか。

言い出せばキリがないけど、
入国後法定講習をアテにしてやってきてない私にしたら、
法は法なので最低限の法定講習は
代わりにやってもらえればありがたいところですが、
それ以上を求めていない。

上には上があることも承知しているうえで。

なぜならば、多少残念な気持ちもありますが、
人財側も、そこまでレベルアップしたいモチベはないし、
受入側も、そこまで優秀な人財を求めてはいないから。

日本語はロクにしゃべれなくてもいい。
(そりゃしゃべれるにこしたことはない)
それよりも、ルールを守る。
返事をする。挨拶をする。
約束を守る。
ずる賢いことはしない。

しつけ的な面に重きを置いている。

受入先によっては、
明らかに最低限の日本語能力を求めている場合もあるので、
一概には決して言えないまでも、
所詮はそこまでのレベルが一般的。

逆に、できる人財は、たとえどんな環境にあっても、
芽が出てくるし、日本語を覚えなきゃと自分で意識していけば、
必然的に相談してくる。

そんな時には、コチラも全力で答えていく。

ぶっちゃけ、小学生に、微分積分はこういう時に役に立つと、
いくら懇切丁寧に教えてみても、
とてもじゃないが、覚える側が覚える気にならない。

人は必要に迫られて初めて、頑張り始める。

今まで少なからずの人数に接してきて、
どの国であっても、できる子は自ら能力を発揮していく。

ダメな子は、どれだけ日本語ができても、
自ら崩れていく。


話を元に戻すと、そんなこんなで、
研修センター自体の需要は、従来の流れも当然あるし、
なにより研修場所や教師の確保ができない事情も様々あったので、
分業化として、事業が成立していた事は確か。

しかし、研修センターが事業として軌道にのる規模で
運用ができるのは、いったいいつになるものなのか。

どうあがいてもスロースタートにしかならないように感じてしまいます。

それこそ、一度に何十人もの受け入れをしてきたボリュームを
ちゃんと拾える先や、
まとめて安定的に入国してくる数を維持できる力がなければ、
事業自体の見通しもまた相当困難なのでしょう。

特に、事業としてそれほど利益が出る様な事業でもありません。

規定以上の住まいを確保し、
近隣にてスーパーなどに出向いて自炊もできるよう指導し、
講習場所としての設備を維持メンテし、
コマ割りに応じて教師をセットし、
ホテルのように箱と出入りを上手に切り回し続けねばならない。
このコロナリスクが続く中、空港からの送迎までも対応できるのか。
人数が多い場合、大型運転免許まである人財を確保せねばなりません。

一つ一つはそれほど難しくない場合もありますが、
これらが重なり、連動してくると、
全体像を把握している人が俯瞰的に切り回さねば、
無駄ばかりで利益など出ません。

教師にせよ、運転手にせよ、
毎日のように仕事がなければ、
中途半端な時間数だけとなり、
とても生活費をメインで稼げる職場とも言いにくくなります。


それだけ苦労しても利益はロクに出ない。
毎日、毎月、新規を維持し続けなくてはならない。

ある程度、流れさえできて流れていけば、
ソコソコはルーティン化できそうですが、
予定は大なり小なり変わることもあるし、
なにより人なので、何かしらトラブルも起きる。

特に感染リスクを考えたら、
職員の健康管理責任上、職場の安全衛生管理上、
よほどの工夫をせねば、すぐに労基法違反として、
怒られてしまう。

いやいや、考えるだけでも、ゾッとしてしまいます。

まったく、思考の翼を広げると、キリがない。


送り出し側も、色々気にかかりますよね。
今度は送り出し側も、自分が想像できる範囲で好き勝手書いてみようかな。



しかし、研修センターの経営者や職員は、
今、いったい、どうやってご飯を食べているのかと、
余計な心配すらしてしまいます。

事業者側は、休業補償で賄えるレベルではないと思われ、
倒産するなら、職員は必然的に解雇になり、
今のご時世、職を問わない限りは、就職先に不便はありませんが、
同様の仕事はそう簡単には見つかることもなく、
失業手当だって、いつまでも続くわけない。


まったく、罪作りなコロナウイルスです。
人生経験が長くなっている方は、よくよくご存じのはずです。
生きていれば、誰が悪いワケじゃないのに、
自分に被害が訪れるときもあるものだと。

負けてほしくないですね。

ああ、なんかズルズルとなるので、この辺で。



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