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救済雇用受入に名乗りを上げている企業さんたちについて書いてみる [労働力確保と維持の重要性]

たまにはコチラでも、一部分をフォーカスして取り上げてみようかと。
詳細を比較されてまで求人を出している受入企業たち。

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実習が継続困難となった技能実習生等に対する雇用維持支援
http://www.moj.go.jp/isa/nyuukokukanri14_00008.html
この最下部に載っている…

求職者情報提供先・求人事業者情報の掲載
http://www.moj.go.jp/isa/nyuukokukanri14_00014.html


エクセルですが、ぜひぜひダウンロードして見てみてください。
画像のように、ズラリと一覧で載ってます。

細かく見ていくと、
いくつかの分野/職種先があります。

コレ、何が良いかといえば、
企業名も、地域も、
賃金も、働く内容(頼みたい業務)も、
給与はもちろん、
賞与の有無、
残業の有無、
休日、
寮の有無、
その他の外国人スタッフの有無、
仕事中の食事の有無、
求めている人が具体的にどんな人なのか、
連絡先の個人の携帯まで、
その他のアピールポイントまで、
本当に色々と詳細が載っていること。


ハッキリ言って、十分とまでは言えないまでも、
特に「公的求人サイト」で、
ココまで「情報を列挙」していて、なおかつ「一覧比較まで可能」な求人リストは、
今まで見たことがありません。


惜しむべきかな、数が少ないのが難点ですが、
役所側も色々お試し的な取り組みなのか、
入管=厚労省でもないので、
それほど厳密なチェックを通っていないからか、
まぁ、珍しい。


でも、コレだけでも、求職者並びに支援する側にしてみれば、
求職者にとって、何を基準に労働先を選べばよいか、
とてもわかりやすい。

なおかつ、記載事項を具体的に一つ一つ見ていけば、
本当に色々見えてくる面が多い。

できれば日本語能力の高い人を求める記載が多いのも、
素直といえば素直で、理解できる。


日本人なんて、屁の足しにもならない…
一生懸命な外国人労働者を雇いたい…

入り口の日本語教育コスト負担もなく、
なおかつ在留中ならば多少なりとも日本の生活に慣れている部分もあろうから、
そういう面でも指導の手間がなくて済みそう。

コレをチャンスと、問い合わせが来なかったとしても、
損することはない。

色んな思惑が見えてきます。



また、求職者情報も、同様に一覧リスト化されています。

コチラは少々見にくいものの、
求人リスト同様に、希望する分野毎にソート検索ができる。

つまり、自社が属する業界への就労希望者を具体的に見つけることができる。
ついでに、現在の住まいの都道府県もわかる。

そして、なおかつ、コチラは、
外国人労働者本人へではなく、
間に入って支援してくれる連絡先まで載っている。

日本人同士、会話がしやすいので、スムーズ。



さらに、忘れてはならないのが、
コレは、入管へ集まった情報リストであるということ。

=レコードなどの面から、不法就労者などは、ほとんどいないコトでしょう。
キャラ的な要因や、スキルなどの確認は必要だけど、
その前提である、ちゃんとした在留資格保持者であるかどうかが一定以上担保されているであろうスクリーニングメリットは、決して小さくない。


ココにエントリーしている企業さん方は、
決して目の付け所が悪いとは思わない。


ただ、唯一気にかかるのは、
あぶれる人材とは、あぶれるべくしてあぶれた人材である確率が高いということ。

人材の責任は一切なく、
元所属先の諸事情で手放され、職を求めている人材もいるとは思われますが、
そういうどこでも使える有能な人材であれば、
他でも受け入れたいと望む先は少なからず見つかるもの。

素直でない、指導に耳を傾けない、集中力がない、
ウソをつく、言い訳が多い、不平不満ばかり口にする、
ヤル気がそもそもない、などなど、そういう人材が多く吹き溜っている場合も十分考えられることです。


だから、その意味をよくよく承知している求人先は、
実はこのリストには、エントリーしてきていないのかもしれない。

実習が困難になった=残存期間が短いってのもあるかもしれない。


それでも、特定技能へ進む選択肢まで見えている先ならば、
ソコまで視野に入れての受入トライかもしれない。


根本的に、実習継続困難になった場合、
外国人技能実習生は、途中帰国という手もある。

この点から言えば、ほぼほぼベトナム人のための求職求人リストなのかもしれない。

コロナになろうが、ならまいが、
誰でも良いから手伝ってくれっていう企業に限って、
誰でも良かったためしはない。


であれば、スクリーニングに足る事前情報は、
色んな視点から多く公開されているべきだと思うのは、
私だけじゃないと思うんだけどなぁ。

つか、求職者側にとって、必要と考えられる情報を、
事細かに、伝わるように、相手へ提示してあげられない受入先に、
好意や意欲を掻き立てて、アナタのところで働かせてください!ってエントリーする労働者は、
今はもう、いないんじゃないかと思う。


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...こっちのブログは頻繁に記事を書いてはいませんが、
まぁ丸5年強書き続けてきて、個人的に愛着もあるので、
たまにこんな感じで書いてみています。
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