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介護一年目は247人来日の結果と、今後について [介護 技能実習生]

少ないとみるか多いとみるか。
1年前、2017年11月にスタートした介護の実習生受け入れの結果。

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介護については、それこそ数年前から色々蠢いていて、
色々準備を進めてきていたところもあったものの、
結果としては、1年たって247人とのこと。


個人的には、よくそれだけの人数が入ってきてくれたと思います。

振り返ってみれば、
日本側の勝手な事情でスタートはしたものの、
各国それぞれに、日本側のボールが届いた時点で、
じゃあ、我が国からはどういう形で送り出そうかと、
それぞれに初めて動き始めたものです。


口を開けば、勝手に美味しいご飯が口の中に入ってくるワケないのに、
日本の上から目線であって、
お役所の目算は狂ったのでしょうね。


途中で現実を知り、
関係各所へヒヤリングをかけていたようですし、
それがもとで、日本語要件がネックとなっている現実がわかり、
ならばと、介護独自の新たな日本語検定を作って、
追加しようという動きもありました。
実質要件緩和と思いますが、
業界コンセンサスが取れていないのか、
未だに表面化はされていません。


しかし、
出稼ぎが目的の実習生が、
わざわざ日本語要件のハードル追加がある介護の実習生として、
よく挑戦してくれていると思います。

稼ぎも倍になるワケじゃないのに。


そこには必ず、理由があるはずです。

よく言われるのは、出口をどこに設定しているかでしょう。


3年じゃなく5年前提。

もしくは、介護福祉士としての資格取得で、
縁あればずっと、そしてそれに見合う給与。

はたまた、母国へ帰国後に、
現地での就労先の確保。


近視眼の外国人技能実習生に、
様々な教育を施していることでしょう。


それらが実って、247人が来日してくれていることと思います。

おそらく、もっと多くの人数が、並んで待っていると思います。


しかし、
それでも、何万人の人で不足対策には、
まだまだ時間がかかることでしょう。

何十万人もの穴埋めなんて、まだまだとても考えられません。


しかし、

特定技能含め、介護の門戸は確かに開き、
他の業界に輪をかけて、
様々な在留資格の選択肢が増えました。


今後、どう展開していくのかは、
神のみぞ知るところとなりますが、

おそらく、
どこまでも、受入側と人財側のWIN-WINを考え、
成立させられるところでない限り、
巷で最近やたら取り上げられているような、
不幸な事件を巻き起こす可能性もあります。


走り始め、様々な方々と交流を図っていると、
元EPA帰国者を集めて、
実習生でもう一度呼べるよう画策されている方もいたりと、
みなさん、様々な動きを取っているようです。


日本語教育の責務は、国にあるとして、
この先、もしかすると、
日本語教育コストについては、
負担をまぬかれることになるかもしれません。

それは、受入側にも人財側にも悪いことではないはずです。


こういう動きも、
一年アレコレ動いてみた結果、生まれてきています。
輩出国でも1年前と比べれば、送り出す準備は進んでいます。



2年目は間違いなく増えると思いますが、
どれだけ増えるかはまだまだ見えません。


数年前から、止まらない姥捨て山化に、
何らかの歯止めとなりうる手法が見つかればと、
介護はど素人ながら、この外国人労働者関連にて、
色々とコメントしてきましたが、

今後、もっと良い仕組みができていくことを期待して
微力ながら、また色々調べて共有して行けたならと思います。

そして、何らかの解決策の光が見えてくることを願ってやみません。




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介護では外国人留学生と技能実習生、どちらで受け入れるべき? [介護 技能実習生]

人財側、受入側、双方にとってどちらの選択肢が良いのかという視点から
考えてみたいと思います。

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まず、人財側。
これはどこの国も当然、エージェンシーを利用しての渡航となり、
結局、情報弱者である希望者にとっては、
出会うブローカーとの縁でしかない現実があるということを、
まずもって、知っておくべきでしょう。

途上国でも端末はそれなりに普及し、
これだけSNSやネットが発達しているのに、
ろくに他を調べることもせず、親や友人の口コミが全てと言わんばかり。

なんかちょっと残念です。

それをさておき、考えられるのは、
どこまでも目の前の生活を豊かにしたいがための出稼ぎ目的が、
イチバンのキッカケである以上、

どちらが、どれだけ、コストをかけずに、儲かるのか。

この基準のみで考えた場合、
実習生のほうが圧倒的に儲かります。


なぜならば、留学生で日本へ来る前に、
それ相応のコストを支払うと同時に、
日本へ来てからも、週28時間しか基本は働くことはできないからです。

そして、授業料までかかります。

しょせん、出稼ぎでしかない場合は、
日本へ留学生として来ても、
そもそも稼げないんです。

それに、介護にこだわる必要はまったくありません。


介護の人手不足がひどいから、授業料は払ってあげる、
だから、留学できたら、週28時間でもいいからウチで働いてほしいと、
そんなスキームで受け入れをしている先もあろうかと思われます。

でも、それって、労働関連法上では、
強制労働って言われます。

今はまだそれほど取り締まりが厳しくはないのかもしれません。

でも、来春予定の特定技能(仮称)など、法も変わりつつあり、
外国人留学生という枠自体の制限強化も十分考えられます。

いや、初期投資して介護の専門学校を作ったところは、
学校事業自体で黒字転換していかねばならないため、
どういう形であれ、学生を集めねば、学校は閉鎖ですから、
日本人生徒がいなければ、あの手この手で外国人を騙してでも、
もしくは騙して送り出すエージェントのことは知っていて知らないフリをしてまでも、
学生募集し続けねばならないのでしょう。

そんな片道切符先では、どこまでも当の本人が罰せられねば、
留学ビザが一人も下りなかった事態に追い込まれない限り、
おそらく、そのまま受け入れを続けるのでしょうね。



本気で介護ノウハウを日本で学びたいからと願い、
介護での日本留学を考えている場合は別ですが、
介護の場合は、介護の勉強以前に、日本語の勉強をしなくてはなりません。

日本語の勉強をして、介護の勉強をして、
それで週28時間のアルバイトで、授業料や生活費まで捻出するのは、
どう計算しても不可能です。

例)時給1000円×約120時間(一カ月4.3週×28)=120,000円

当然、各種控除もあり、10万円では、生活費はともかくも、
とても学費まで、まして渡航までの各種費用は捻出できるはずもなく、
出稼ぎどころか、ペイすらできない。

2年我慢して、3年後から資格合格して本採用されれば...とか
考えて説得するとしても、ビザの取得コストなど、目に見えないコストは
本当に様々山ほどある。

どう考えても、お金がない、日本語ができない、
何年も先のことなど考えられない人財にとっては、
騙して連れてきているように思えてなりません。

母国で看護、介護の大学を卒業していようがいまいが、
しょせん、食っていけねば、どれだけ高邁な理想を目指していても、
歩み続けられません。



その点、介護の技能実習制度は違います。

日本語の勉強代から、介護の研修代から、
ビザの招聘コストから、日本の受入施設側が負担してくれます。

さらには、労働者であるにもかかわらず、
技能実習生として、更なる保護下で、手厚く迎え入れられます。

何より、母国でエージェントに多少なりとも支払うコストがあっても、
他にかかるコストはどうはないので、
稼いで返済することは十分可能です。


そういう送り出し機関と監理団体と受入施設へのレールに乗れたならば。




受入施設側の思惑も触れておきましょう。

受入側にとっては何よりも、その施設へちゃんと働きに来てくれるかどうか。
コストが見合うかどうかだけです。


留学生は、受入施設側が受け入れる責任は、ほぼ皆無。
留学生側の懐事情なんて、気にかける必要もありません。

しょせん、束の間のアルバイトとしてでしかありませんので。

いわゆる、労働力としてのみ。

良いのか悪いのか、そういうスタンスでしかなく、
時給はいくらですよ...だけです。

その代わり、日本語が話せるかどうかなど
欲は言えません。

また、前述のように、業者が絵をかいて、
学費などの負担をいただければ、学生を送り込みますと
約束してきても、それを飲むかどうかだけ。
募集コストと比較して、計算が合うならば乗ってもいいし、
合わなければ、わざわざ乗らないってだけ。
(前述リスクまで承知し、わかっている先は、ほぼないのでしょう)

唯一は、留学生が通える範囲に施設があるかどうか。
*業者が介在する場合は、バスで送迎までしてますね。

もしかしたら、都合よく資格を取ってくれたら、
ウチで働いてねと、淡い希望を持っているかもしれませんね。

おそらくは、イチバン給料の高いところへ、当然のごとく行きますが。



技能実習生では、留学生と比べれば、
よほど高いコストと受入責任を負わねばならず、
躊躇している先も少なくないのでしょう。

でも、近くに留学生がいない場合は特に、
ピンポイントで契約した施設へ来てくれます。
さらには、制度の特性上、転職はないので、
3年なら3年の間、実質労働者として、カウントができます。

確か、お上から人数ごとにおカネが頂ける資格者としても、
一定期間後、カウントされうることもポイントでしょうか。



当然ですが、人財側と受入側では、その思惑は全く違います。

要介護者のために...は、それらが成立して、初めて考えられることです。


すごく色んなことを考え、工夫して、
持続可能な受入を選択すべきでしょう。


自分の都合ばかり考えていたならば、
物事うまく運ぶはずもありません。


介護福祉士、養成学校への入学が最少…留学生は倍増、6分の1占める
ヨミウリオンライン ヨミドクター 2018年9月12日
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180912-OYTET50023/


こんな記事を見つけてしまい、つい書いてみました。

ご参考まで。


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想像以上に冷静な介護の外国人技能実習生市場 [介護 技能実習生]

介護業界は未曽有の人手不足で外国人労働者に頼りたいのは本音のところ。
しかしながら、想像以上に多くの施設が躊躇している。

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介護人材の不足感4年連続で上昇
外国人人材の活用は8割が「予定なし」日本語での意思疎通や記録作成に不安
ニコニコニュース 2018/08/26 10:00
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3793169



失礼ながら、これほど多いとは思ってもみませんでした。
データがホントならば。


外国人人材を活用予定の事業所の半数「技能実習生での受け入れ考えている」

しかし、外国人労働者を活用する予定があるかどうか聞くと、80.1%が「ない」と答えた。


たぶん、実態は、カネカネ亡者共に踊らされて、
無知な介護施設の方々は、諸外国へ飛んで人選までして、
色々申請の手続きを踏み始めたものの、
正直なところ、申し込みまでたどり着けなかった先が多いのではと思われます。

それは、手続きを進めていくうちに発覚する、
多種多様な踏み絵や諸条件の細かさ、
施設ではなく、管理責任者、技能実習指導員、生活指導員の個々人にまで、
その責任を負わされる仕組みに、
とても対処できないと思ったのか。

はたまた、最初は意気揚々としていたものの、
色々調べていくと、本当にウチで三年もあずかることができるのか。
そもそも育てられなかったら、
高いコストを負担してまで戦力にならなかったら、
教育ができない施設では、そもそもがお荷物にしかならないのではないか。

この辺りまでは、想像がつく先がさすがに多かったと思われます。


なぜか。

イチバン気にかかった文面は以下。

『就職後3年経たずに離職する人が65.2%』


せっかく就職してくれても、離職する人が半分以上であれば、
そりゃ実習生だって受け入れは無理ですよね。



実は、当コミュニティの中で、
お試し的に介護だけのグループを作ってみたところ、
10名にも満たないものの、様々な意見が飛び交っています。

個々で我ながらと取り組んでいた内容が、
どこまで出来高だったかが、よくわかるほど、
差がありました。

当然、私も含めてですが、
どこまでも一個人じゃ、一組織じゃ到底知りえない、
現実の情報が飛び交っていて、
本当に、ありがたい限りです。

自分の基準だけでは、客観的に十分なのかどうかが、
判断つかず、他の基準、いわゆるモノサシがあって、
初めて、自身の立ち位置がわかります。

何が足りないのか、どんな視点が抜けていたのか、
どこまでが最低限必要なのか、十分といえるのはどこまでなのか。


その中で、私がご縁をいただいて一年以上、
何人を問わず、介護の人財育成に特化して取り組んでいらっしゃるプロの方と、
お話を続けていた中でたどり着いた個人的な結論は、


求心力(その職場ならではのやりがいなど)を作れない組織には、
いくら何人採用しても、それは時間とコストと労力的に、
割に合わない、整わないということ。

そして、計画的に一人前にまで人財育成できない組織には、
採用コストをいくらかけても、砂漠に水をやるようなものだと。


ココができていないから、
出来高の現実的な数字が、前出の離職率65.2%ということです。


さすがにそれぞれ諸事情があるでしょうから、
離職率はゼロにはならないと思いますが、

求心力があり、人財育成が計画的にちゃんとできているところは、
技能実習生を受け入れても、整う可能性があります。

後は、施設側、人財側の背景や思惑、諸条件が合うかどうかです。


逆を言えば、この流れを作れない先では、
いくら検討しても、いつまでも整えられないのではないかと思います。

また、整っていると勘違いして進めてしまった先でも、
色んな事故が発生していくと思われます。


日本という国の都合で、一方的なルールを作って、
外国人労働者を招聘しようとしていますが、
いくらお上が偉くても、現実がそれを許さなければ、
思い描いたようには、水は流れないということですね。


だから、いくら日本が笛を吹けども、
踊る人がいない現実が続くと思われ、
残念ながら軌道修正はかなわず、
今でも姥捨て山の現実へと緩やかに向かい続けています。


この共育について、理解と実現ができる経営者が多いことを
願ってやみません。


また、当方でも、何らかのことができればと、
今後も、また伝えられることを伝えていければと思います。



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介護の外国人技能実習生受け入れは少しずつ動いています。 [介護 技能実習生]

先日の報道で宮崎に続き第二陣が178名スタンバっていると。
さぁて、制限時間いっぱい、待ったなしです。

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介護実習生 第1陣 19人きょう日本へ出発
じゃかるた新聞 2018/08/29 00:51:32
https://www.jakartashimbun.com/free/detail/43549.html


こういう記事が出てくるようになってきたようです。

ムスリムの多い国で、他の製造業関連ではそれほど問題にはなっていませんが、
介護ではどうなのでしょうか。

宮崎の中国人二名と比べて若い子たちばかりですね。
すでにN3のある子も。

記事内のコメントを拝見する限り、
日本人が好みそうな、素直で従順な感じがします。

私は正直、インドネシアや宗教のことはあまりよくわかっていないのですが、
インドネシアの子たちは、どういう傾向があるのでしょうか。

カネカネで動くタイプなのでしょうか。
気分で動くタイプなのでしょうか。

優しくまじめだけど、心が弱いタイプでしょうか。

お年寄りを敬う?
そのお年寄り、しかも外国人(日本人)の下のお世話や、
入浴などの補助、入れ歯のケアまで、
仕事(実習)とはいえ、できるものでしょうか。
お尻とかペロンてされたら、どうなるのでしょうか。

いや、インドネシアに限らず、どの国の子も。。。



個人的には、本質的には、

介護や看護の仕事の経験があるとか、
日本語能力がN3以上だとか、
そういう外角的な条件よりも、


思いやりや優しさ、素直さなどの温かさを十分に持ち、
責任感や倫理観そして協調性、
対人関係に多少なりとも気を遣え、
時には自分よりも周囲のものを立てられる、
そんなキャラクター的な適性のある子。

それと、女性が多い職場でもあるので、
うまく溶け込めねば、可愛がられるタイプでなければ、
イジメられたり、ハブにされたり、
精神的なストレスも増えます。
忍耐もある程度は必要なのかもしれません。


そういう視点から、大丈夫そうな適性を見分けた子を
受け入れるべきだと思います。

なにぶん、経歴要件やN4、N3ハードルやコストにばかり目が行きがちで、
諸外国でも介護でわざわざ来てくれる子が選べるほど多くはないと思われ、
キャラ面まで、十分カバーされた選考選抜であったならば何よりだけどと。

なんだか色々想像は尽きません。


インドネシア第1陣?の彼ら彼女らが、
先行き、不幸にならないことを、切に願うばかりです。



かたや、


47歳「孫います」、来日し介護職に 外国人実習始まる
朝日新聞 松川希実、上海=宮嶋加菜子2018年8月29日15時21分
https://www.asahi.com/articles/ASL8C56TCL8CUHBI01P.html


第一陣の中国人2名の、気になる後追い取材がコチラでしょうね。

当初、この47歳と41歳という年齢に、びっくりした監理団体の方が
多かったと思われます。

この記事からは、敬愛する方が、ご指摘されていた通り、
N4で入国し、夜と休みにN3合格に向けた日本語の勉強に取り組んでいるとのことですが、
2号への申請時までに、N3合格できないとしたら、
果たしてどうなるのでしょうか。

借金が多かったなら、東京あたりへ失踪してしまうかもしれません。

この辺りが、また忘れたころに報道されることを期待したいですね。


ちなみに、国民性的にイチバン適しているのは、フィリピンだとして、
フィリピンの受入を進めてみたいにせよ、
フィリピン固有の事情で、非現実的です。



さぁて、介護の実習生の門戸が開いて、早1年近くが経過しています。
でも、未だ、まったく想像がつきません。

高齢化が加速し始めた中国が、介護キャリアの需要が旺盛となり、
漢字圏としての日本語ハードルの低さも相まって、
イチバン受入が進みそうな気もしますが、
もしかしたら、今現時点で輪切ってみた場合でしかなく、
どこでどう転換し、流れを変えていくのか、
さっぱりわかりません。


こういう様々な視点から、面倒な手間暇をかけて、
自分なりに先を見越して、こうあるべきだと仮定と検証を繰り返し、
自社、自団体としての経験値を増やしていくしかないでしょう。

特に、理念や信念に基づいて。

いや、無理に受け入れる必要は全くないんですけどね。苦笑




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介護の外国人技能実習生受け入れが、静かに動いています。 [介護 技能実習生]

実は会員の企業のところにも、実習計画認定申請が通り、
これから介護の実習生が来日されるようです。

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この、のぞみグループさんは当方とは無関係です。汗

介護職場の外国人活用は のぞみグループ代表に聞く
ヘルスケア 北関東・信越
2018/8/13 22:00日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34113560T10C18A8940M00/


宮崎の第一陣(といっても2名だけ)は中国でしたが、
こちらは、インドネシアからの来日のようです。

看護課程卒業生に約1年間、日本語などの研修を実施。
最初は計19人を予定。

「政府が介護人材受け入れ優良法人の第1弾として
 7月に発表した全国12団体にのぞみグループも選ばれた。
 インドネシア人研修生は10月と来年1月にも計35人が来日予定で、
 来年度は300人を目標にする」

この点については、業界での裏話がまことしやかに様々飛び交っています。

当事者にすれば、誇らしげに選ばれたというのはわかりますが、
背景を聞き及んでいると、なんだかなぁという感じが。


気になるのは、
海外への介護技術の輸出を視野に入れた団体、
諸外国に進出拠点を持っていたり、
確固たる動きがある団体という点。

つまり、大資本先でもない限り、
お金がうなっているところでもない限り、
受け入れのチャンスすらないってこと?!

背景のわからない方には、イマイチ定かではなかろうと思いますが、
気にかかる点なので、触れておきます。


そして、本題本質は、受け入れがきちんと回っているのかという点。
宮崎のほうでは、早三か月近くがたとうとしていますが、
その後、どうなんでしょうか。


また、これらの第二陣の受け入れ団体では、
やっと許可が下りた?!として特に上役さん方は大喜びしているようですが、
現場の方々は、色々ちゃんとわかっているのでしょうか。


どこぞの自動車関連製造工場にてトラブルがありましたが、
未だに何の音沙汰もないように、
鳴り物入りの国策として受け入れされている介護についても、
どこかで何かの見えざる手が働くのでしょうか。


1年間も勉強して待っていた子たちの生活は、
大丈夫なんでしょうか。

入れ歯の洗浄、下のケアや、セクハラ、パワハラ、
日本語コミュニケーションの問題、
もろもろ、大丈夫なのでしょうか。

事故があったとしても、報道されないのでしょうか。

第二陣の子たちは、ちゃんと待っていられるのでしょうか。


機構は適切な実地調査ができるのでしょうか。


冒頭申し上げたように、
日本全国的に、第二陣は、おそらく各地で複数の許可が下りてくる様子です。


はたして、どう転がっていくのでしょうか。


周りは大騒ぎしているのに、現場では、今までと変わらず、
大変な実態をあの手この手で隠していくのでしょうか。


本当に入口から出口まで、4社4様に整っているか未だ定かではない中で、
屍の上を歩いていく今、各施設でのノウハウは本当に貴重で、
その分、既得権益を振りかざし、ほぼ寡占的に動いていくように感じています。


イチバン困っているのは、宮崎の第一陣じゃないですが、
地方の過疎化に近い地域の、こじんまりとした介護施設です。


そういう先こそ、適正な受け入れについての教育が行き届き、
上手な制度活用に励むべきかと思われますが、
そういう地域には、裏腹に適切な受け入れを指導できる団体はいない。

自ら自助努力で取り組むだけの、資金力もマンパワーも割けられない。


金持ちの都会一極集中が自然な流れでしょう。


過疎化の地域こそ、夕張の例ではありませんが、
お年寄り自らが、介護を不要とした生き方しか、
道は残されていません。
(まさか都会まで出て介護施設へ入るおつもりもないでしょうし、
 実際は入れる隙間もなかろうかと思われます。)


個人的には、それぞれの背景や思惑から、
介護では整い切らないので、
ぐるっと回って、既存スタッフの質の向上を図る流れが、
並行して進んでいるように思われます。

だって、外国人労働者を受け入れるための
コストの負担ってできないでしょ。

であれば、限られたリソースの質を上げていくしか、
道はないからです。


話が長くなるので、端折りますが、
現在、ある方のご実績と研究の成果を、改めて介護の関係各所に、
様々ヒヤリングしていけたならと考えています。

個人と組織を進化させていくための、
業界と現場の現実から組み上げた心あるサービスです。


また、この先、どこかでお伝えできる機会があればと思います。



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介護の外国人人財はいったいどう転がっていく [介護 技能実習生]

まったく、すごいことになってきています。
くれぐれも振り回されないよう、ご注意くださいね。

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先日、日経がすっぱ抜きましたね。

介護人材、ベトナムから1万人 政府が数値目標
20年夏まで 受け入れ環境整備急ぐ
日本経済新聞 2018/7/25 1:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33346320U8A720C1SHA000/


ご覧になった方も多いことでしょう。


介護の技能実習生として、日本を選びやすくするために、
優良な事業者を決めたとあります。

第一弾として12法人。
ここに3,000人。

中身を見ると、N3までの日本語習得に個人負担が大きいから、
政府がその学習費用を支援するとあります。


もうね、ツッコミどころ満載です。苦笑


何をもって優良な事業者だと言っているのでしょうか。
あくまで技能実習生と指摘しているとおりならば、
優良な事業者の基準は明記されており、
今更、また何を基準としているのでしょうか。

記事を見る限りでは、

・高齢者の「自立支援」の手法も学べる優良法人を選ぶ。
・日本人と同様の給与水準も保証する。

とあります。

さっぱりわからない。


しかし、12法人で3,000人の受け入れられるとあります。

企業単独型?
12法人でそれだけの対象拠点と許容量があるの?

息のかかった監理団体が間に入るの?

第二弾とかあるの?


さっぱりさっぱりわからない。




今回はベトナムに限っての話ですが、

ベトナムも先行する6社でしょうけど、その6社に絞って、
送り出しを進める意向のようです。


先月飛んだ時には、今月下旬あたりに、
追加で介護を扱える許可が下りる送り出し先がかなり増えると
いう話もあったくらい。


今はその先行している6社も「お試し」という意味でしたが、
結局のところ、特にベトナムでは利権的にも、その6社先行で、
正式決定していく流れなのでしょう。


他国については、
おそらくアジャストできる国では、
(送り出し国の政府高官がイメージの良い日本と提携実績を積みたいという思惑が重なれば)
こういう取り組みを進めていくとあります。

*イチバン国民性として適しているように思えるフィリピンは、
 記事内には名前が挙がっていませんでした。
 だって、別に英語が話せるから日本にこだわる必要ないですもんね。
 無理してトラブル起こして、ドゥテルテ大統領に責任追及されるよりは、
 なんか面倒だし大変そうだから、他の仕事で行けば?って思いますよね。

インドネシアやカンボジア、ラオスとありましたが、
これらの国々では、どこまでどの程度進んでいるものでしょうか。


送り出し国の中では、
相対的にイチバン近しい、イチバン競争が功を奏しているベトナムで、
この状況ですから、他国は推して知るべし、皆目見当がつきません。


介護は喫緊の問題であると、日本国政府も承知しているからこそ、
焦っているのがよくわかります。

だって、目論見通りに来てくれてないんですから。苦笑

現実に少しでも目を向けてもらえるいい機会でもあったことでしょう。

でも振り回される下々の私たち、ないし、最弱者層の実習生たちは、
たまったもんじゃありません。



くれぐれも振り回されないようにと、冒頭で申し上げた点について、
改めて再確認しておきます。


恐らく、介護で日本へ行けるからと、
ろくずっぽルールも諸条件も十二分に分からず、
更にはそこへ至るまでにケアすべき現実も全く分からないまま、
良かれと思ったり、単に儲かると思って動き始める方、
いわゆるブローカーがうごめきだします。

決して安易に引っかからないようにお気を付けください。
また、そういった動きは全く持ってお勧めできません。


今回のように、アンテナだけは高く張っているべきですが、
正式に何も確定していないのに、報道があったからと動く人が、
なんと多いことか。

見切り発車がどれだけ怖いことかここでは控えますが、
自身の判断が絶対と信じ、それこそがブレない経営だと勘違いしている人が、
ものの見事に、同じ落とし穴にことごとくハマっていきます。
そんな光景を何度も何度も見てきていると、
イイカゲン、嫌気がさします。

自身の投資失敗だけならまだしも、
先日は海外で日本人の逮捕者が出ましたからね。
知らなかったじゃすまないし、スタッフを逮捕されて、
経営者としてどう責任取るのか。

…また長々なるのでこの辺で。


介護はまだまだ混沌が続きそうです。

くたびれ力尽きていく方も少なくないでしょう。

悩みすぎてお腹が痛くなったり、頭髪が薄くなったり、
心身共に苦痛が続いていると思われます。


心身の健康を害するようであれば、
お休みしてた方が良いですよ。

まだまだもっと振り回されるでしょうから。


参入障壁を上げたいなどのアホな勘繰りは勝手にしていただいて、
世のため人のため、要介護者のために、現場で動いているスタッフのためにと、
マジメな方ほど、おかしくなっちゃいますから。

上司が勉強してない、アンテナを張っていない先ほど、
中間管理職は、おかしくなっていきますから。


不謹慎ながら、他人事くらいの見方がちょうどいいと思われます。



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介護職員と監理団体職員の育て方について [介護 技能実習生]

実は敬愛してやまない介護の人財教育専門の方から、
大変貴重な考え方をご指摘いただきました。

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これは、正に監理団体職員にも同じことが言えます。
ぜひご紹介させてください。
*メールでいただいたので、リンク先紹介などはありません。


考え方としたら、
「一人前」と「ひとりだち」の違いについてです。

つまり、

『一人前』とは、
価値、根拠、「なぜか」を考える力を持つ

・毎日の仕事を楽しむ
・提案できる
 自分の考えを言語化できる
・主体的である
・工夫できる
・非定型業務ができる

やりがいを感じ、取り組むことができる方のことであり、


『ひとりだち』とは、
業務の流れを理解し、最低限の知識と技術を持つ

・今日明日のことで精いっぱい
・自分の考えを言語化できない
・受け身的である
・応用、工夫ができない
・定型業務を「こなす」ことができる

不安や不満が少なくなり、何とか一人で取り組むことができる方のこと。



介護のスタッフという場面でも、想像できやすいですし、
監理団体の職員レベルでは、正にという感じです。


そして、極めつけが、

一人前に、なぜなれないのか。


常に考え動くタイプの「一人前」人間はほんの一握りです。

そして、人は最低最悪の状況に追い込まれて、
初めて必死に考える場合がほとんど。
逃れようと必死に動きます。


経営者などはリスクを取って自身で決断した方ですので、
当然の考え方ですが、
一スタッフは違います。


もしかしたら、常に頭の中にあるのは、

今日の晩御飯どうしよう、
あの買い物いつ行けるかなぁ、
今度の休みはどこ行こう...

そういう方が、一般的なのですね。

そして、一般的な方にも通用する考え方は、

『ひとりだち』まではできないと、
給料がもらえないという認識です。

ただし、残念ながら、
フツーは、『一人前』までは、誰も必死に覚えて取り組もうとはしません。

なぜならば、大変な思いはしたくないから、
責任はできるだけ背負いたくないから、
多大なストレスばかり増やしたくないから、
1万円しか上がらないなら、今のままで十分だから、
嫌なら他に行けばいい、どこも人手不足なんだから。


こういう方々を、いかにして「ひとりだち」から、
『一人前』に持っていくか、育て上げられるか。


こういった現実を正確に見定め直視して、
そこから、どう導けばこの『一人前』に育ってくれるのか。


こういう仕組みを10数年、
コツコツ実践と検証を続けてきた方の指摘です。

机の上で頭だけをこねくり回している方々の言葉とは重みが違います。



「理想」と「現実」は確かに違います。

でも、これらの「理想」を体現させている先もあるのです。


であれば、できない理由はいいので、できる理由を捜し求め続けることこそ、
必要ではないでしょうか。


一人でできることはたかが知れています。
人間は社会性を営む生き物です。
いわゆる人とつながることで、大きな力を生み出すことができます。


こういった真摯な方にご教示いただきながら、
介護並びに今後の人財育成をよりブラッシュアップしていけたならと思います。


日本人職員が育てば、外国人に頼る部分も減らすこともできますからね。

ちなみに、こちらの会社さんは外国人すら教育し一人前に育てるスキームすら、
母国語バージョンで開発し廉価でリリースされているご様子なので、
とんでもない会社さんです。


楽できるとは限りませんが、
道筋とレールが引かれていて、根気強くこなしていけば、
確かに様々な能力が身につく仕組みです。


関心のある会員さんには、ご紹介させていただけるかもしれません。
お忙しい方ですので、ただ情報だけを取りに来るような方であれば、
お断りする場合もあります。
ご承知おきください。




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介護の技能実習生受け入れが加速する?! [介護 技能実習生]

ある方から情報提供いただきました。
もしかすると、大きな関を切った話なのかもしれません。

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私も介護のことはよく存じ上げておりませんでして、
こういったハードルがあったのかと改めて勉強になりました。

というか、いつまでたってもどれだけやっても、
新たな勉強ばかりでキリがなく終わりがないのですが、、、


介護でよく見る、社会福祉法人、いわゆる社福ですが、
組合などの介護の実習生を受け入れるための器である、
監理団体に、そもそも出資ができないというルールがあったようです。



そして、そのため、そもそも社福が監理団体の一員になるどころか、
その器自体作ることもできないルールがあった中、
最近、厚労省から、
介護の実習生受入のための出資であれば、
例外として認めるとの通達がやっと届いたとのこと。


今までも社福じゃない法人形態での受入は可能だったようですが、
もしかしてもしかすると、これで一斉に申請が進むこととなるやもしれません。


あまり法に精通できていない先では、
そんなところまで全く分かっていなくて、
どんどん話を進めているところもあるのかないのか。


ご存知のところも、これでまずはホッと一息というところでしょうか。


でも、先日の第一陣の宮崎での受入以降、
どれだけの入国があるのでしょうね。


JITCOなどが統計を出す際に、介護職種だけでも数字の公表があるのでしょうか。

たぶん、介護のみならず、今年の11月には、新制度へ移行して一年経過後の実態として、
色々な数字などで評価がメディアにも公開されていくのでしょう。


その時には、何人の実習計画申請があり、
何件の団体から申請があり、
全国津々浦々、どういった監理団体がどこまでどの国で進んでいるのか、
わかるとまた色々見えてくるのですが、
そこまでは公表もされないのかなと思います。



先日のメールにて、介護の監理団体設立先の方に、
送り出し機関が未提携でこれから吟味する先で、
ベトナムでご検討中の方は、ご希望あればご一緒にツアーなど組んで
行きますか~、なんてお声もかけさせていただきました。


介護は、屍を踏まえて乗り越えていく流れは、
もう止まらないと思われます。

おんぶに抱っこのお任せ受け入れ先では、
絶対につつがなく進むことは難しいと思われます。

であるならば、どれだけ事前に対策を打てているのかどうか。
どこまで当事者意識をもって、自身と自施設のためにも、
どれだけ実習生の事もおもんばかって、ケアし、育てられるのかどうか。


少しずつ、少しずつ大きなうねりが進んでいます。


中国、ベトナムのみならず、他国でも少しずつ進んでいることでしょう。



日本側もまだまだ受け入れて初めて分かることも多いと思われ、
コストが見合うかどうかは、試験的にスタートしているところも少なくないことでしょう。



来年の今頃は、いったいどうなっているのでしょうか。



変わらず、推移を見守りたいと思います。





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ベトナムの介護の送り出し機関について [介護 技能実習生]

一件だけ介護の扱いを許可された送り出し機関さんへも、
行ってきました。

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そこは、そこそこ大手のところです。

何億かけてなのか分かりませんが、
とてつもない介護用の研修センターを建てていて、
見るからに介護をこれから何万人も送り出しますよ~的な、
力の入ったところでした。


色々お話お聞きしてきましたが、
イチバンは、許可された6社にしか通達が届いていないことなのか、
介護ならではのベトナムルールが、新たにできているということ。


懸命な介護に取り組む監理団体先では、
すでに周知の事実なのかもしれませんが、
管理費がいくら以上、講習委託費はいくら以上、
なんてレギュレーションが、出ているようです。


ココはスケジュールの都合上、経営者のトップの方には会えませんでしたが、
大手な分、介護専門の担当者が、社長の右腕として、
社内を仕切っているようでした。


先日、お伝えしたように、頭の切れる方なのかなぁという印象があります。


ただし、日本の介護福祉士を探すのに困窮しているようでした。
日本国内でも引く手あまたなのに、
まして海外はベトナムに移り住んで、
講習に日々取り組んでもらえる優秀な気持ちのある介護の資格のある方...
経験豊富な方...そうはいませんよね、当然です。


しかも、以前はいたのかもしれませんが、
いつからスタートするのか、さっぱりわからなかった、
日本側も、さらにはそれを受けたベトナム側も、
最近やっと許可を出してもらえた中で、
当然ですが、これから仕切り直しして、介護の講習が始まります。


これから何百、何千、何万人も送り出そうと意気込んでいるので、
そりゃ介護資格のある講師はたくさん必要でしょう。


なんというか、ある意味皮肉ですよね。

介護の実習生を送り出すために、
介護について教える介護の経験豊富な有資格者が欲しい、、、


日本側からの依頼主側も、円滑に事前教育された実習生を
複数送り出してもらうためにも、協力すべきことなのでしょう。



しかし、ベトナム側の新たなルールだとしても、
事前の見通しで進めていた骨格の内容が変わるということでは、
見切りスタートしている先では、
結構大変なことになっているんじゃないでしょうか。


N3リスクヘッジも、担保されないスキームに落ち着くようですし、
何なら日本側で担保せねばならないことにもなりそうです。


外堀はボチボチ埋まったかに見えるベトナムの介護の実習生についてですが、
まだまだ詰めなければならない点はいくつもあるようです。


そんな中、見切り先行している数名、数十名の介護実習生は、
少しずつ入国への具体的なスケジュールが定まってきているようにも思われます。



さて、どう展開していくことやら。



改めて、推移を注目していきたいと思います。


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介護の外国人人財向け奨学金や各種支援について [介護 技能実習生]

特定非営利活動法人の理事長からのご案内をいただき、
久しぶりに調べてみました。

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キレイごと抜きに事業として自転自走できねば、
安定して継続したビジネスは行えず、
それは働く社員を路頭に迷わせてしまいます。


この視点から、介護の技能実習生を受け入れるにあたり、
コストが許容しきれないという問題は、少なからずあろうかと。
何も外国人技能実習生を受け入れるためにだけ、
事業に取り組んでいるはずもありませんので。


そして、それは、監理団体にも送り出し機関にも、
更には実習生自身にも同じことが言えます。



であるならば、国が本当に介護の技能実習生を受け入れたいのであれば、
日本語教育などの社会的インフラに近い、
国がすべき公的器は、国こそが整えるべきだと考えていました。


国に頼っても期待外れにガックシしたくなかったので、
あまり気にかけていませんでしたが、
あるものなのですね、国ではありませんでしたが。



冒頭の理事長様から大変貴重な情報もいただきました。
以前、当方会員の方をお繋ぎした際に、
ご縁を温めていただいていらっしゃるご様子で、
その方からの「情報」を都庁に確認されたとのこと。


●【介護技能実習生 教育研修費補助金 予算決定】 

東京都は2018年度より、介護施設が介護技能実習生を受け入れる場合、
技能実習一号期間に必要な日本語教育、もしくは介護研修の費用を補助することを
決定しました。

2018年度 予算 75施設 2,500万円 介護技能実習生

(新)

・ 外国人技能実習制度に基づく外国人介護実習生の受入支援事業
 介護職種の外国人技能実習生を受け入れ 75人(5月現在)

・ 民間高齢者福祉施設に対し、実習生への技能移転及び日本語学習に要する経費
  の一部を補助する。(最大1/2 実質33万円程度)



2500万円ですって、奥さん、聞いた~?苦笑

人口を抱え、お金のある自治体では、
高齢者問題もまた違う意味で深刻な大都会では、
こういう策も打たれているんですね。




他にも少しググってみただけで、


(案)平成29年度介護職種の技能実習生の日本語学習等支援事業実施団体 公募要領 (1)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/0000166069.pdf


(案)(公募要領)平成30年度介護職種の技能実習生の日本語学習等支援事業実施団体 (1)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/0000195752.pdf


3 福祉・介護人材確保対策等について
http://www.mhlw.go.jp/topics/2018/01/dl/tp0115-s01-01-05.pdf

例えば12pなど。


私は介護のプロではないので、
中身を見ても十二分な理解には程遠いのですが、
パッと見、支援が全く無いようではなさそうです。

他にも調べればもっと出てくるのかもしれません。


賢明な方々にとっては、すでにご承知かつご活用のことと思われますが、

都道府県単位で、政令指定都市単位でも、
予算を割ける自治体では、同様のことが可能なのかもしれません。


各地域の有力な介護施設ほど、
技能実習生の受入や日本語学校、介護の専門学校設立、受入に
尽力されていらっしゃることと思われます。


特に「非営利」とか、「人手不足対策」と言ってはいけないなど、
行政が絡むべき性質も多く、人さえ住んでくれれば、
地域は潤うし、税金も入りますので、
決断力、実行力のある自治体トップがいれば、
行政を巻き込んだ手も打てるのかもしれません。

*私も以前、ある地域で話をしていましたが、
 あまりに腰が重く時間ばかりが過ぎるため、
 相手にしたくなくなってやめました。[あせあせ(飛び散る汗)]


あの手この手で、姥捨て山化へと向かう現実を、
軌道修正できればと思います。



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