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彼らがどういう想いで日本まで来てくれているか、忘れてはならない。 [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

ある国の空港での風景。
私たちは、こういう現実に思いを馳せて、忘れてはならない。

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誰にだって大切な家族がいる。
自分を愛してくれている人がいる。
離れ離れになることを悲しむ人がいる。

様々な思いを胸に、
一人一人が、日本へきて働いてくれている。

毎日が矢のように過ぎ去っていく日々。
どうしてもこういう現実は忘れがち。

人は周りに見える景色の中で暮らしている。

どうやっても、一人一人に寄り添えない時がある。

でも、こうやって思い出すことはできる。

彼らにも、たくましくなってもらわねばならない。


『外国人労働者』

ひとくくりで表せば、一人一人の顔は見えてこない。

でも、一人一人、それぞれにそれぞれの事情や歴史があり、
理由があって、日本へ働きに来てくれている。


残された家族にしたら、
例え3年間と期限が区切られていたとしても、
次はいつ会えるのか、
本当のところはわからない不安も心配もあるのは当然だ。

まして幼子がいれば、こうやって足にしがみつき、

『お父さんいかないで...』

そう言葉に表すまでもなく、別れたくないのは当然のこと。


別に特別扱いをしなくちゃいけないわけじゃない。

だけど、
いつでも辞めて、どこでも働ける自由は、
良くも悪くも彼らにはない。

だからこそ、区別して、
日本人以上にお世話に努めてあげることは、
何ら特別扱いでもなんでもない。


彼らにも強い感情がある。

想定通りにいかない場合は、
やっぱり人の生き死にまで行き着いてしまう場合も。

そういう彼らを自社の都合で受け入れる企業には、
やはりそれ相応の責任がついて回るのは当然のこと。


彼らは家族の為に頑張る。

決して企業の為ではない。
少なくとも、この空港で別れを惜しんで旅立つ時点では。


労働力ではなく、人。

目の前のことしか見えない人ではなく、
その人それぞれの背景にまで、思いを馳せられるような人でありたい。

愚者は経験に学び、
賢者は歴史に学ぶ。

自分の経験にしか学べない人より、
他者の経験からも学べるのだからこそ、
日本は先進国であり、日本人は彼らを温かく迎えられるべきなのは、
当然というプライドをもっていたい。




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インドネシアの技能実習生の深い闇... [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

インドネシアについて、最近色々情報収集しています。
まだまだまた聞きの部分が多いのですが、、、

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各国それぞれに闇の部分は、表面的には見えにくく、
そもそもの因果関係が複雑で、表面化しているその背景がわかりにくい。

似たり寄ったりでもあるものの、
その国ごとに固有の背景が色々あるので、
また難しい。


いつも思うのは、
例えば、中国だけとか、ベトナムだけとかの監理団体にとっては、
他国の厳しい現実などに理解が許容できず、
結果、ベトナムから離れられない方ばかり。
(違う裏の理由で他国など一顧だにしない先も残念ながら)


大きな理由として、
どの国にも言えるのは、「地理的な背景」。

例えば、日本もフィリピンも、他国とはほぼ隣接していません。
インドネシアも大半はこの部類に入ります。

ある方にお聞きしましたが、
インドネシアの横の距離は、
米国の端から端までと同じ距離とのこと。

東端と西端では、明らかに色々違っていることでしょう。
まして陸続きではない国ですから。


また、近隣諸国との影響も受けやすいかどうか。
隣接国との関係性により、
国民感情や生活も変わってきます。

言葉や宗教の違いも影響はそれぞれに大きくあります。
民族?部族?も少なからずでしょうか。


そして、この業界においてのインドネシアの最大の特徴は、
ある大手団体が、この国の労働行政から直接支援を受けて、
コストなど自体国の負担で、送り出し機関業務を寡占的に行っている実態。


また、送り出し機関業務と、
日本語学習業務とが、完全別個に根付いているようで、
寡占しているがために、
優秀な人財もそうでない人財も、日本への技能実習生としての出口が、
現実的には限られているということ。


インドネシアはそれでも実習生のシェアは3位か4位。
=相当数のインドネシア実習生はある団体一つで
寡占状態にあると言っても過言ではない。
それだけの影響力があるということ...のようです。

(特定技能についてもそのままあてはまりそうです...
 言葉通りならば相当な実質的既得権益ですね。汗)



勘の良い方々は、現場で何が起きているか、
容易に想像がつくものかと思われます。


まぁ、それでも国が負担している分、
それなりにまともに動いてはいるようですが。


地理的要因と、貧困格差の問題から、
どれだけインターネットとSNSが発達しても、
出口が見えないすごく良い子が未だにたくさんいるようです。
(いつも通り曖昧な表現ですが、ココでは性格の良い子としておきます。)


人口ボリューム的にも、
まだまだ多そうなので、
解消には少し年数を要するようにも思われます。
これだけ変化が加速している時代であっても。



ただし、もう一つの要因として、
フィリピン同様に、まともな送り出し機関との締結自体、
中国やベトナムと比べて、相当手間も時間もかかるようです。


また、
特に距離的に、
中国ならば2時間前後で着く先もあるのに、
片道だけで8時間はかかる。

さらにそこから地方都市へ足を延ばすには
さらにさらに飛行機で飛んでいかねばならない。

面接で飛ぶ社長さん方はキレイごと抜きに、
海外で様々な息抜きを楽しみにもして飛ぶケースが多いのですが、
はたして地方でそれだけ発散できる場所があるのかどうか。

コストといい、時間といい、快適度合いといい、
今までの他国と比べてみても、
全てがストレスにしかならない。


良い悪い抜きにして、
人手不足が進み、
なおかつ低賃金や良い子を受け入れたいとする受入企業側にとってみれば、
様々なエアーカーテンを乗り越えてまで、
人財との縁を紡ぎに行き続けなくてはならず、
応じて、監理団体も水先案内人の役割を果たさねばなりません。


どこかでどん詰まりになるのは火を見るより明らかなので、
この外国人労働者の受け入れで時間を稼いでいる間に、
労働者に頼らない仕組みや、
労働者が確保できる仕組みにシフトして行けない会社は、
数年は続いても、十数年は続かないかもしれない。


現時点で60や70を超えていらっしゃる諸先輩方にとっては、
人生上がれるのかもしれませんが、
60代以前の若手に入る私たちは、
まだまだ数十年経済活動に取り組んでいく必要があります。


また話がそれてきたので、戻しますが、
さらっと書きなぐったインドネシアの闇も、
まだまだ私自身、実感していない部分もありますので、
あくまでまた聞き程度にお受け止め願えればと思います。

それでも、こういう答え合わせは、一つ一つ必要です。


特に、一国より、二国、三国とそれぞれに理解を深めていくと、
自身の中にも相当な広がりが生まれます。

つまり、ベトナムしか知らずにベトナムの良さや悪さを語るよりは、
ベトナム以外の軸や基準などを比較対象とできるモノサシがあれば、
それらを踏まえてにベトナムの善し悪しが見えるということです。


ちなみに、
特に送り出し機関の方々こそが、
理解を深めるべきことでもあります。

日本の受入企業側の視点を基準に考えれば、
ベトナムじゃなきゃいけない、インドネシアでなきゃいけない、
中国であるべき理由、フィリピンであるべき理由があって、
その国から受け入れしているからです。

ベトナムの送り出し機関は、
ベトナム国内の送り出し機関との競争だけをしているワケではないというコト。



日本だって他国だって、どの国にも闇はあります。
それらの闇を理解したうえで、
どうあるべきか、どう付き合うべきか、
いや、その国では、誰と付き合うべきか。

色々考えて取り組むべきです。

会員の方々には、先日ご案内しましたが、
5月GW明けにも、協力関係者と共に、
インドネシアへ視察に出向ければと計画中です。

去年のベトナムに続き、第二弾ですね。


現場で日々戦っている一職員の方や、
一受入企業の方にとっては、
こういう動きや情報もなかなか入ってこないことと思い、
たまにこういう動きもしています。



さすがに有料でご支援くださっている方と、
無料でお付き合いくださっている方とでは、
提供させていただく内容に差をつけてはいますが、
根っこの部分については、有料無料問わず、
この業界では知っておくべきこととして、
お伝えできればと思っています。


現在、当方ではインドネシアについて、
様々な情報を収集しています。

ウチの送り出し機関を見に来て欲しいとか、
現地でお会いしてみたいとか、
何らかのご厚意で情報提供いただける方などは、
お気軽に当方までご連絡ください。

逆にご要望などでも構いません。
介護なんて興味関心のある方も少なくはないのでしょうし。


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ご登録いただいた後に届くメアドへ返信いただくか、

以下より、お寄せ願えれば幸いです。

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*当方ではお寄せいただく情報をシェアさせていただくこともありますが、
 個を特定できる拡散などは一切しておりません。
 また、シェアを望まない方は、その旨記載いただければ守秘をお約束いたします。

あ、この投稿へのコメント欄でも構わないですよ~



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送り出し機関の稼ぎ方 [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

ついでに送り出し機関についても、私見を書いてみます。
あくまで日本側から見た私見です。

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送り出し機関からみれば、
どこまでも日本の監理団体との提携につきます。


さすがに、アホみたいなFBなどの
実習生いりませんか~的な短絡コピペメッセージ営業は
減りましたが、
(いや、今でもずっと続いているのかな。苦笑)


残念ながら、
監理団体側の気持ちや事情をまったく理解していない方がほとんど。

日本側が、何に困っているのか、
どういうタイミングで送り出しを切り替えたくなるのか、
そういうタイミングをどう捕まえるべきなのか、


そういう戦略がないところがほとんど。


送り出しを探す機会って、
だいたい以下のような場合ではないでしょうか。


どこかで現所属先の監理団体から飛び出て、
新たに設立しようと画策する人たち、

中小企業の仲の良い経営者が集まって、
新たに設立しようとする人たち、

現送り出し先からの実習生にトラブルが発生して、
その対応の協議に物足りなさや、
信頼関係にすらヒビを入れる対応しかしなくて、
こことはもう付き合えないとなった場合、

送り出し先内での社内トラブルなどで、
今までの対応がおかしくなったとき、

良い人財を送り出せなくなってきたとき、

日本の法改正などから適正にアジャストできない送り出し先、

新たに国を変えて送り出し先を探すとき、

などなどが考えられるのでしょう。


であれば、どう立ち回るべきか。


フツーに考えて、ど新人営業に理解できるはずもありません。
だからといって、絨毯爆撃をしても、
日本側の悪質なブローカーにつかまり、
体よくカネだけせびられて終わりです。


タイミングをキャッチするためには、
よくJITCOが開催するような送り出しと監理団体とのマッチング説明会などがあり、
そういうところでご縁を探すのもアリですが、
今更ベトナム、インドネシア、フィリピンなどのメジャーどころは、
そんな説明会もなかなかありません。

たまに地方の行政とつながり、
人間関係もできていて、
タイミングよくその地域での
自社単独の説明会などの機会にも恵まれる場合がありますが、
できたとしても、
すぐの提携などには至らないことでしょう。


書くと長々なるので端折りますが、
地道な人間関係の構築と、
どこまでもタイミングをキャッチできるだけの行動力や
紹介の引き出し方、
また痒い所に手が届く営業力(発信力)が求められます。


特に現在のタイミングでは、
特定技能の仕入れ先(失礼)を求める日本側の業者は多そうなので、
行動力と発信力次第では、
新規先も取れやすいと思います。


でも、今度は、
相手を見る目も必要とされます。


相手の日本人があまりに理解に欠けるところがある場合、
また、他責志向の場合、
組むだけ損をすることが多くあります。

何かにつけ、送り出し機関のせいにする輩が、
情けない日本人が、
残念ながら少なくありません。


せっかく苦労して提携までこぎつけたのに、
ちゃんとしていない監理団体や業者であれば、
さらにマイナスしか生まない現実があるということです。


曖昧な言い方にしかなりませんが、
様々なところで自身の考え方や姿勢など、
あの手この手で発信し続けて、
相手に名前と顔を覚えてもらい、
何かあったら相談してみようと、
相手にそうインプットさせる必要があります。

それも、信頼できる相手に対して。


それは、マメなコミュニケーションにほかなりません。
それも、
忘れた頃に「最近、どうですか~?」だけじゃなくて、
相手が喜ぶ情報を添えて、定期的に連絡を取り合える関係性を
必要とします。


計画的に3カ月以内に3社提携先をつくるなんて、
そんな夢みたいな手法は、
私には全く分かりません。


そういう意味では、
監理団体の受入企業探しよりも、
よほど大変なお仕事です。



でも、


まともなところとちゃんと提携できたならば、
ほぼ自動的にずっと発注が届くようになります。


よほど監理団体がちゃんとしていない場合を除き、
まず受注が少なくなることはありません。


でも、そこまでもっていくことは、
本当に大変です。



最近あまり周りでは聞きませんが、
日本人にいくら出すから提携先を見つけてきてくれと、
色んな諸条件を出す送り出し機関もありましたが、
しょせん自社直雇用先でもない限り、
条件が良い送り出し先へふるだけで、
うまく機能した試しはありません。
少なくとも私が知る限りでは。



ある方が、ずっと私欲を捨て、
訴え続けていますが、そういう方にこそ、
困ったときに、相談が届きます。

例えば、そういうことをしていると、
送り出し機関として稼ぎにつながります。


現送り出し先国の送り出し機関の外国人の方に、
私欲を捨てることなんて不可能でしょうね。苦笑


でも、
そういうことです。


まともな人であればあるほど、
よほど取り込んでいるときでもない限り、
情報収集の一環として話は聞いてくれますが、
その話の内容から、ちゃんと相手を見定めます。


その時、ちゃんと対応できるだけの、
送り出し機関としての考え方や姿勢がしっかりしていないと、
おそらく次の機会は永遠に来ないことでしょう。


個人的な感覚かもしれませんが、
信念をもって取り組んでいる方は、
何人を問わず、その懸命さが伝われば、
応援したくなるものですし、
相手の記憶に残るものです。

逆に、
その信念が、あくまで自身の利益にしかつながらないのであれば、
それもまた、相手に見透かされ、
そういう人間だと烙印を押されてしまいます。


上手な営業マンは、
相手の困っていることを、会話の中から見抜き、
相手が求めていることに対して、
自身ができること、していることを、
真摯に伝えて、コミュニケーションを図り、
信頼関係を築いていきます。


結果、自然と動いた量と質に応じて、
提携が一つ一つ増えていきます。


監理団体同様、送り出し機関も、
その担当者を通してしか、中身を知ることはできません。

なので、担当者が信頼に足る人物かどうかは、
選択の際の大きな要因になります。


なので、日本語でのコミュニケーションはもちろん、
日本人がどういう価値観を持ち合わせているのか、
どういう経営者が多いのか、
肌感覚での理解や経験がとても大切です。


相変わらずまとまりもなく、
ツラツラと書いてみましたが、
送り出し機関として稼げる人は、
こういう可愛がられる、頼れる、
マメな、
人たらし的な人が上手に入り込んでいきます。


逆を言えば、
そういう人でもない限り、
どれだけ頑張っても、一件も取れないことでしょう。


実習生上がりの営業が多いのですが、
せっかく実習生でいるときに、
どれだけ経営者や指導する側の人間が、
何を考え、どういう意味で話をしているのか、
そういう背景に想像がいたる訓練をしていると、
多少は意味も分かるのではないかと。


日本人って、面倒ですね。苦笑

でも、そんな日本人だから、
他国と比べても実習生を、外国人労働者を、
ちゃんと面倒見て支援しようという人たちがいるってことです。


日本を向いてくれているのであれば、
誰の為でなく、自分のために、
様々学んでいただければ幸いです。



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送り出し機関の拡販について [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

昨日、ある国(マイナー)のある日本語学校の「日本人」の方から、
相談(ボヤキ?)をいただきました。

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最近、
技能実習生として日本へ行きたい生徒が増えたが、
受入企業が特定の国に特化して苦戦してるとのこと。


...いつも思いますが、
頑張ってくださいとしか言いようがありません。

ちょいちょい届くのが、
こういった「現地にいる優しい日本人」からのお悩み。

たいていの方は、
現地で貧困に苦しんでいる、明るく元気で優しい子がたくさんいるから、
日本へ働きに行かせてあげたい。
日本で親のスネをかじってワガママ言いたい放題で
安穏と暮らしている若者たちがいることを知っていればいるほど、
なんとか助けてあげたい、
そう思う優しい日本人は、各国それぞれの地域にたくさんいます。

そして、裏腹に、
現地で外国人である日本人ができる仕事に飢えていることも多く、
これこそ現地にいる自分にしかできない仕事だと燃えるパターンです。

別に皮肉を言ってるワケでは決してありません。


でも、当たり前ですが、現実はそう簡単には問屋が卸しません。


どれだけ良い子がいるとしても、
日本へ渡って仕事にありつくまでの道のりは、
相当なハードルがこれでもかってほど横たわっています。

やってあげたいことと、やれることの間には、
相当なギャップがあるということです。

イチバン手近な日本語教師という職であっても、
日本語が話せることと、日本語を教えてあげられることとは
決してイコールとはなりません。

まして、事業として、国をまたいで、
人を送り出すという仕事が、
そんな簡単なはずがありません。

モノじゃないんですから。
いや、モノですら容易くはないのに。


そして、どうも見落としがちなのは、
この方も言っている、他国との競争という点。


ナゼ、ウチの送り出し機関とどこも提携してくれないのか?
ココに悩んでいる方は、周りが全く見えていないということです。


隣のラーメン屋、うどん屋、そば屋、ファーストフード、
ファミレス、個人商店、みんなそれぞれ特色があって、
人はそれぞれその日の気分や好みでお店に入れるのとはわけが違います。

技能実習というラーメン屋しかない中で、
全国津々浦々のラーメン屋が並んでいて、
その中でお客を捕まえなくてはなりません。

しかも、ラーメン屋に行きたいお客が100万人いての競争だとするならば、
送り出し機関と提携したい人は50人いるかいないか。

札幌ラーメン好きもいれば、博多ラーメン好きもいる。
もし自分がメジャーなラーメン産地でなかったら、
例えば、○○ラーメンであったならば、
そういうメジャーなラーメン店とも競争しなくてはならない。

そのスープも麺も極上かもしれないけど、
実際に食べてみないと美味いかどうかはわからない。

でも食べてみたいと思えないと、店にも来てくれない。

...なんかめんどくさくなってきた。笑


現在、日本の監理団体は2000強、
うち、送り出し先が決まっているところはほとんど。

その中で、新設先であったり、既存先とのトラブルなどで、
スイッチしたい先などに、どうやってつながるというのか。


博多ラーメンはメジャーな分、
博多ラーメン同士で競争が激化している。

そんなところで揉まれた先がしのぎを削っているのに、
競合も少ないエリアで、はたして本当にそのラーメンは美味しいのか。

他国の優秀な送り出し機関が、どの程度のレベルで、
どうやり取りしているのか、知りもしないのに、
ウチの子は素晴らしい、良い子ばかりだって、
それはアナタの自己満足の基準で言ってることでしょ。


それに、ラーメンが美味しいだけじゃなく、
制度のことをちゃんと知っていて、いつどんなタイミングで
どういった書面が欲しいのか。
その国ではどこの機関を通して、どういった手順で進めればいいのか、
監理団体側が知らないことばかりなのに、
そういったことは知られてはいないのに、
いったい、何をもって、その送り出し機関と提携する理由があるのか。


特にベトナムの送り出し営業に多いのですが、
なんと全く自分の出来高でしかない営業か。

相手の状況など全く考えていない。
通り一辺倒なただただやみくもな散弾銃手法。

いい加減に嫌になるくらい。


本当に営業したいならば、相手のことをもっと調べて考えて仕掛けましょうよ。


押し売りしてるだけじゃ、
日本人、外国人問わず悪質なブローカーに上手に金だけむしり取られて
終わるだけ。


特にここしばらくは、来春に向けて色んなブローカーが見切り発車で
色めきうごめいている最中です。
くれぐれもご注意を。


でもね、
うまいこと行けば、確かに数年後にも、
主導権は逆転するやもしれませんので、
そうなったらこっちのもの...みたいになるかもしれません。


ぜひ色々調べて勉強してください。
一人でコツコツじゃ、できる範囲も思いついたり、気づいたりすることも、
限界がありますけどね。



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送り出し機関が競合に勝つための2つの手法について [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

日本人(監理団体)も頭の悪い人ばかりではありません。
むしろ、まともに取り組みたい人の方が多い。

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今日はもう悪質ブローカー批判のレベルは触れません。
未熟な送り出し機関のレベルにも触れません。

むしろ、もっともっと上のレベルに行くためには、
目指す方のために、個人的な意見として提案してみます。


ライセンスもしっかりしていて、
教育も様々日々ブラッシュアップを重ね、
実習生への借金額までコントロールしている、
まともな送り出し機関が増えてきていると感じるベトナムにおいて、
他社と比べ、一歩も二歩も抜きんでるためには、
二通りのやり方があると思います。



一つ目は、情報発信について。

コレは、やり方と伝え方が全てです。
私自身、試行錯誤しながらも伝えてきていますが、
会社として発信するか、個人として発信するか、
ここに大きな違いがあります。

またそれは、自社サイトで発信するのか、
もしくは個人のサイトとして発信するのか、
これによっても発信の仕方が違います。


人のお世話をする仕事、教育をする仕事、
法を順守すべき仕事である特性から、
その送り出し機関を信用できるのか。
また、信頼できるレベルであるのか。


そのためには、何をどう発信していくべきなのか。
それは、誰がすべきなのか。

イチバンは、短い時間で、信頼に至るまでのコンテンツを
伝えきれるのか。

事実だけじゃない、考え方、信念、具体的なケーススタディ、
相手にどう伝われば、相手は共感し、共鳴し、
相談したくなるのか。


様々なことを考えながら、上手に発信し続けられる先にこそ、
信頼は集まります。

言っていいこと、悪いこと、すべきこと、すべきでないことの
区別、判別も大切です。


本当に悩み深く抱えて苦労している方であればあるほど、
情報に飢えています。

そんな方の痒いところに届く発信は、とても有効です。


HPでうたわれていることと、
現実が真逆なことも、たくさんあるので、
ウソの無い事実を伝え続けているだけでも、
それは大きな差別化になります。


やったもん勝ちです。
先々長く事業展開していくことをお考えであれば、
トライしてみることをお勧めします。




二つ目。

単純に、圧倒的な商品力(失礼)まで磨き上げること。

その送り出し機関から送り出される人財が、

例えば
日本語がストレスなく話せてコミュニケーションが取れる。
ルールを守ってバカなことをしない。
真面目で朗らかで謙虚で礼儀正しく、日本人(同僚)に愛される。
仕事ができる。
借金にも困っていず、失踪もしない。

これら全てをカバーできる人財を、
どの職種でも、どの受入企業にも、
送出し続けられる送り出し機関であれば、
それは評判が評判を呼び、監理団体もこぞって提携したくなります。
何なら、多少のハードルは目をつぶってくれるかもしれません。


労働者側さえ求めるならば、+2年だろうが、
+5年だろうが、会社側は居続けてくれるだけ居て欲しいと
言わしめるだけの人財を送り出せられれば、
人財一人頭での獲得利益も増え続けます。


そのためには、どうすれば良いのか。
ここを解決できた先であれば、利益は産み出され続けることでしょう。

*実際にそのように事業運営している先があるから、
 単なる理屈論ではないので、紹介してみました。


これらは、何もベトナムに限ったことではなく、
中国、インドネシア、フィリピン、タイ、ミヤンマー、などなど
どの国でも言えることです。


そして、勘の良い方はお気づきかと思われますが、
実は監理団体にとっても、とても有効な手法でもあります。


利益を積み上げる手法のみならず、
利益を減らさない手法として、

トラブルを少なくする。
起きたときに最短で最小限の労力で最大限のフォローに当たる。

この2点を突き詰めれば突き詰めるほど、
余計なコストや労力を割く必要がなくなり、
その前述二通りの延長線上には、これらの要素も必然的に
結果として、含まれてきます。



どこまでいっても、『送り出し機関⇔監理団体』は、
タッグを組んでお互いに育てあっていくべき存在です。

送り出し側の問題は、日本側の問題ではないと、
ケツの穴のちっさな方々は考えています。


でも、コレは...!?と思う方とタッグを組めたなら、
もしくは、相手の担当者すら育てていくくらいのつもりで、
お互いに、見えない相手側のことを教えあい、
学び活用しあえば、他を寄せ付けないファンが自然と集まり、
増え続けることと思います。



ポイントは失敗を恐れないことですね。

失敗したら、じゃぁ次はこうしてみよう!と、
どんどんブラッシュアップしていけばいいんです。


走りながら考えることも大切です。



アナタのところでも、トライしてみたらいかがでしょうか。


もう一つのポイントは、
成功している先の事例を勉強し盗んで、
取り入れてみながら自社向けに改良することですね。


真摯な良い情報で溢れる業界になれば、
願ったり叶ったりです。




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送り出し機関のブローカーについて [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

送り出し機関によっては、現地ブローカーを使っているところもあります。
思うように集められなくなってきていることもありますが、、、

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実はこんな話を聞いたことがあります。

実習生候補者募集をハローワークみたいなところに出しますが、
現実論としては、そのハローワークの紹介担当者に対して、
ハノイで10万円。
ホーチミンで8万円が相場だそうです。


...?え?

ハローワークは国の機関でしょ。
そこの担当者にワイロを渡してわざわざ紹介してもらうの?
そんなことしないと集められないの?


十分ありうる話ですね、残念ながら。


だから、先行して送り出し機関としての事業運営をしている先ほど、
また、その評判が良いほど、
口コミが良いほど、
SNSで出回るほど、
無料で候補者、希望者を集めることが可能となります。


よくベトナムで法定の3600ドルでやってますという先が、
他方では絶対成り立たないと言われている理由はココにもあります。


3600ドルから1000ドルもひかれ、
尚且つその2600ドルの中で、教育から寝泊まりから食事から、
何から何まで半年面倒を見るなんて、
到底計算が合うはずもないからです。


私もいまいちわかりませんし、
わかっても現実は違うのでいかがなものかと思われますが、

ある方が言うには、3600ドルで全てを賄わねばならないという法律であると言っていたり、
また3600ドルはあくまで手数料としての権利であって、
教材費、合宿にかかるコスト、パスポート取得からビザ取得まで、
などなどは、別途徴収してもかまわないとする言い分もあります。


さらには、ココで監理団体にキックバックを求められ支払っている先などは、
いったいどこからそんなコストが出てくることやら。
KBを求める先ほど、オマエのところは失踪が多いからつかってやらんぞ!
なんて、穴があったら入りたいくらい恥ずかしいことを平気で言うところも多そうです。


話がそれましたが、つまり、
ブローカーがちゃんと8万とか10万とかで、
キチンと紹介してくるのであれば、
それはハローワーク相場ということで、
送り出し機関側にしてみれば、どちらでも同じコストとなります。

もちろん、それ以上を裏で搾取していたりすれば、
大きな違いとなるし、
それはハローワークのお役人と同様ですけど。


そして、A送り出し機関で合格にならないようであれば、
次はB送り出し機関へと紹介するのも、
ブローカーのお仕事です。

日本側にしてみれば、Aで採用にいたらない場合、
どこでも採用にはならないと思われますが、
それが飯の種となっているブローカーにしてみれば、
何とかしてどこかで採用してもらわねば、
今までの苦労が水の泡です。
*採用してもらえねば手数料がもらえないので。


結果、送り出しの面接担当者にも逆KBしたりして、
合格させようと蠢いたりします。



メンドくさ...



募集に苦労している先であればあるほど、
結果的にブローカーを使う場合も多く、
逆に良いサイクルに入れているところでは、
ブローカーは徹底して排除しています。

それで成り立たせられるのであれば、
本当に大したものです。



そして、そんな背景があったうえで、
監理団体や受入企業は面接に飛びます。


良い子に巡り合えればと一縷の望みをもって。


良い子と言うのは、監理団体によってもバラバラですが、
最終的にどこも求めるのは、性格の良い子。
真面目な子。
途中で簡単に逃げ出さない子。
他人のせいにしない子。
日本語を頑張る子。
そんな、目に見えない人格的なところを好んで選びます。


そこには、借金がいくらだとか、
ブローカー経由かどうかなどの視点は入る隙間はありません。
むしろ当然のスクリーニングとして面接します。


だから、監理団体は送り出し側の現実を色々よく調べて、
話し合いを重ね、候補者として選出する子は、
その背景をちゃんとキレイにしておかねばなりません。


ブローカーがたとえいたとしても、
送り出し機関側の問題として、きちんと整理をつけられるのであれば、
それは監理団体や受入企業といった日本側がどうこういう話ではありません。


それが整理できない、コントロールできないのであれば、
ブローカーは使ってはいけません。


そんなことまで、確認できていますか?
問題なければそれで構いませんが、
良い送り出し機関をお探しの方、
また失踪を出したくない方は、
少なからず、こういった裏の話も事前に整理して、
その責任を明確にしておくと良いかと思われます。



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ホントに難しい送り出し機関の選び方 [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

嫌なものは嫌、ダメなものはダメと言いながら、
みんな失敗を乗り越えて成長していきます。

pic-e03.jpg


ある先では、あの送り出し機関は最悪と言われながらも、
ある先では、そうでもない、むしろ良くしてくれている...



手痛い失敗をしたからこそ、初めてその意味が分かり、
本気の改善を実行し、生まれ変わる。


手痛い失敗に巻き込まれた先では、
あの送り出し機関は最悪となるし、
本気の改善後に付き合い始めた先では、
当然、真逆の評価に変わる。



肝心要なスタッフが移れば、
そこと付き合ってきた意味も薄れていく。

その送り出し機関が積み上げてきたものが、
確かに付加価値が高いと受け入れる側が評価できれば、
その送り出し先の担当者が変わろうが、
離れられない関係となるものの、
一担当者の営業力や対応力に頼っての仕組みであったならば、
その担当者の人間性によっては振り回されてしまいます。


そういう意味では、
監理団体も送り出し機関も変わりないですね。

こういう点が、またこの外国人技能実習制度を複雑にしています。


つまり、どの監理団体が良いかは、その付き合い先の送り出し機関によっても
振り回されてしまいますし、
逆もまた然り、
どれだけ良い送り出し機関と付き合っていても、
そこに胡坐をかいてふんぞり返っている監理団体と付き合っていれば、
それは決して安定した健全な受入にはなりません。
つまり必ず問題は山積し、事業はうまく回りません。


しかし、それでもどこかの送り出し機関と付き合わねば、
「仕入れ」ができない以上、「売り上げ」は立たず、
そこかの監理団体と付き合わねば、
「仕入れ」はできても、「売り上げ」は立たず。
やはり思うのは、経営者であれ、担当者であれ、
信頼できる相手かどうか。

この見極めがとても大切であり、
さらには、共に育てて良く育てていただく姿勢が必要不可欠です。

結論を言えば、
組織を変えられるだけの信頼関係のある担当者とタッグを組み、
現実を踏まえて共に乗り越えていくことが必要だということです。


もちろん、理屈通り、言葉どおりは行かない場合も多く、
より良い送り出し機関、より良い担当者との出会いを模索し続けることも必要です。


この業界は、横のつながりもなく、斜めのつながりはもっとありません。


まして、そんな人間関係を築いていくだけの時間もコストも労力も
限られているかもしれません。

であるならば、私たちが独断と偏見であったとしても、
参考となる一意見を基に、良縁を紡いでいけるよう、
努めていければとも思います。


私も他の方もヒマじゃないので、
個別具体的な対応に十分できない場合もあろうかと思われますが、
もし必要と思われる方は、
もっとより良い制度事業へと昇華していきたいと切に願う方は、
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今後は、メール登録いただいた方々にだけ、
具体的な情報の発信に努めていきます。



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世界最高峰の送り出し機関の事業方針とは [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

送り出し機関も様々な中で、どこがイチバン良い送り出し機関なのでしょうか。
何をもってベストと言えるのでしょうか。

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現場の現実も知らない私が勝手に考えるのは、
実習生にとってより良い成長の場となり、
送り出し機関と実習生共に栄えられるような監理団体(+受入企業)と組み、
4者が共に発展していけるような関係性を作れるところです。


そのためには、
送り出し機関の役割として一番大切な『商品、サービス』である、
『良い子』を集め、さらに『教育』して、送り出さねばなりません。


そして、同時に『良い監理団体』を見つけ提携し発注してもらわねばなりません。



うわ~い、書いてて改めて思い知りますが、かなり大変です。汗

自ら仕入れ、磨き、売り先を探す。
それもモノではなく「人」。
売り先は外国。


で、そういうことを数年で成し遂げてしまう送り出し機関があります。


企業秘密ということで、具体的な中身にはここでは触れませんが、
今や提携したいと問い合わせてくる監理団体を選別して、
何ならお断りするくらいのところです。


評判が良ければ、全てが良いサイクルで回り始めます。
もちろん、中身あっての話です。


行って良かったと思える実習生からの口コミ人づてで希望者は集まり、
集まるからこそ、実習生候補者もふるいにかけ、悪い子は事前に間引く。
事前選別した良い子の合格者には、さらに良い教育を施す。
監理団体や受入企業は、良い子が来てくれれば大満足。
結果、再オファーが止まらない。
この口コミも少しずつ増えていく。


このサイクルの本質がどこから生まれてくるのか、
そして、そこにどれだけの注力がなされているか、
どれだけのノウハウがそこに詰まっているのか、
そして、実現し、継続できていることは、
そんじょそこらの他の誰にもできることではありません。

お金があるとかコネがあるとかでは
到底できるシロモノじゃないということです。


これを高々数年で成し遂げる経営者が確かにいるということ。

それは、私なんか箸にも棒にも引っかかることの無い、
日本の経営者も見習うべき、世界最高峰の送り出し機関だと言って過言ではないでしょう。


当たり前のことを、どこまでもブラッシュアップして
突き詰めてトライ&エラーを繰り返し、築き上げると、
ここまで行けるという、実際の話を聞くことができました。


私たち日本側もまだまだできることがあるはずです。
みんな忙しいし大変な日々を送っています。

でも時々、一歩立ち止まって、周りを振り返ってみたり、
ちょっとした疑問により良い手法を探してみることは大切なことなのでしょう。


そういう姿勢で日々改めて取り組んでいきたいと思います。




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送り出し機関毎の手数料についての考え方... [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

送り出し機関が獲得できる手数料は法定で決まっている国がほとんど。
でも、その実態はそれぞれですが、、、

trainee02.jpg


よく言われるのは、
日本で技能実習で給料をもらえても、
返済しきれないほどの借金の大きさでは、
そもそも失踪してしまうから、
手数料は安い方が良い、
法定以内しか収入を得ていない先を探そう、、、
なんて思われています。

でも、まともであろうと思われている先では、
手数料額面を超えて事業運営しているところもあります。

ここでは先週視察してきたベトナムについての考え方ですが、
そこも、ちゃんと実習生のことを考えての設定です。


ナゼでしょう。


答えは簡単。
法定内の手数料では、やっていけないから。
在日駐在員をスポットではなく、固定給で常勤させ、
入国前法定講習では必要以上に様々な教育を施し、
いわゆる『良い子』を送り出すためにコストをかけているからです。


つまり、
法廷内の手数料で収めようと努力している先では、
先立つ原資がなく、その範囲でブラッシュアップに努めています。

先立つ原資を必要不可欠と考えている先では、
程度を考えつつ、実習生に負担を求め、
規模としてのスケールメリットを活かそうと考えているようです。


どちらが良い悪いではありません。
あくまで経営方針の違いです。

監理団体側も、送り出し機関へ求める考え方や機能によって、
選択は分かれることでしょう。



問題は、実習生側です。

自身でその違いを調べることもなく、
人づてに聞く口コミこそすべての彼ら彼女らの世界では、
○○が良いって聞くよ~、程度の違いこそあれ、
本当の意味で手数料が大きい少ないの違いを理解して
選択している子は皆無でしょう。

単に、親戚が、友人が、行ってきて良かったって子がいれば、
その子に、どこへ行けばいいか聞くだけでしょうから。


私にはベトナム語どころか他のどの国の言語もよくわからないのですが、
これだけネットが発達していれば、
HPなどで手数料から調べる子も多いと思われ、
そこに様々な口コミを都度発信して流してあげれば、
SNSのシェアボタンやいいねボタンを用意してあげれば、
ベトナムの募集コストは減らせて、原資も作りやすいと思うのですが、
どうなんでしょうかねぇ。

確か、ハノイで10万、南で8万なんて聞いてます。
ブローカー通しでも当然同様の相場のようですね。



そうそう、手数料については、本当に良くわかりません。
法定手数料以外の一切を取ってはいけないと言い張る方もいれば、
パスポート取得、税金、テキスト、他、
これらは別でカウントして構わないという方もいれば、
実態はもっと複雑怪奇だと思われ、
一概にこうだと言える内容でもないと思われます。


こういう点って、実際に行ってみないとわからないし、
行っても良いことしか言わないことがほとんどなので、
短い貴重な時間の中で、自身で感じ取らねばならないし、
それらの是非を自らが判断するしかありません。

誰もその決断の責任は取りようもないのですから。



監理団体、はたまた実習生の子達にとっては、
どちらの送り出し機関が良いのでしょうか。




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ベトナム送り出し機関視察について [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

本当に色々考えさせられるツアーでした。
お付き合いいただいた方々、大変お世話になりました。

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私たちのような業界にいれば、ベトナム人の方々と接する機会が
たくさんあります。

中でも、送り出し機関の営業たるや、
日本へ行くから、来ているからお時間いただけませんか~?の1点張りばかり。

会ってはみても、ウチはライセンスがある、日本語教育はちゃんとしてる、
素晴らしい会社で今までに何百何千人も送り出してる、
なんでもOKOK...目先の担当者自身の歩合のカネしか見えていない、
そんな営業ばかり。

送り出しに視察に行っても、体裁ばかり取り繕って、
いざ契約後に仕事を一緒に進めると、
こんなにダメダメじゃ、また他にもっとまともな送り出し先はないものかと...


そんな悩みが多く、苦労が絶えず、
探してはみても、本当はどこがちゃんとしてるのか、
2,3の送り出し機関と仕事をしてみて、けっきょく大差なく、
こんなものかと割り切って落ち着いてしまうパターンがほとんどではないでしょうか。



今回、私たちが視察に伺ったのは、
そんな常識を覆すような先ばかり。

120%完璧な送り出し機関なんて一社も無いですが、
一つ共通して言えるのは、

『実習生のために仕事をしている』

という考え方を、経営者や各現場担当者が共通して持っているということ。




実際に、せっかくベトナムまで行くのならば、
どんな送り出し機関を見てくるべきか、
事前にそれぞれに口コミ情報を集めました。


約100のお付き合い先監理団体から
入国後法定講習を請け負っている研修センターの立場から、
各国各送り出し機関から送出されてきたばかりの素の実習生を、
年間1500人も見ている方からのご意見。

現地で数年間在住し、実習生合格者1000名以上に
日本語を教えてきた教師の方からのご意見。


4つの監理団体の顧問をする、ベトナムに何度も足を運んでいて、
送り出し機関も数多くご存知な方のご意見。


また、それらを踏まえて当方が訴え続けている考え方や、
目指すべき、向かうべき道に賛同いただけている方が
いらっしゃる先に伺ってきました。


こんな様々な角度から意見を出し合い、
ピックアップした先ですので、
大変僭越ながら、
地方の一監理団体が手探りで巡り合って提携した、
一般的な送り出し機関とは、
やはり一味もふた味も違う送り出し機関であったように思います。



全部で4.5件。(0.5についてはまた追って...笑)


まだまだ発展途上も確固たる信念に基づいてコツコツ取り組んでいる先であったり、
大手の部類に入る年間1000人以上の送り出し先であったり、
一件だけ、介護の6社の内の1社を見に行ってみたり、
監理団体を逆に選んでいる送り出し先であったり。


そして、中には、
日本人の私たちのレベルなんて、当に追い越して、
本質と現実をちゃんと把握し、
相当な戦略と戦術を現実化していて、
監理団体や関係機関が見習うべき送り出し機関が複数ありました。


単に私の常識レベルが低かっただけ、
世間を知らな過ぎただけであれば、大変お恥ずかしい限りですが、
個人的には、ベトナムがこの先、経済発展しても、
これだけのレベルの人財を教育して送り出せるのであれば、
多少人件費が高くとも、離れられなくなる監理団体、
また受入企業も少なくないのではと思うくらいの、
送り出し機関がありました。



下を見れば切りがありませんが、
上もちゃんとあるということですね。
さらに特筆すべきはその成長のスピード。
ちんたらやっている私たち日本とは比較になりません。
もしかしたら、数年後は追い越されているのではとの危機感すら覚えたほどです。



相当な刺激と焦燥感を味合わせていただけた、
本当に貴重な経験でした。



私たちも負けずにレベルアップし続けねば、
こういうまともな送り出し機関の方々から、
いつかは見向きもされなくなってしまいます。



時代はどんどん変化していきます。

日々のトラブル対応に、まったくやってられないぜ!

なんて言ってる間に、目に見えない同業関連他社は、
目まぐるしく成長しています。

下を見る暇があったら、上を見て前を見ていかねばと、
改めて思い知らされました。



また機会あれば、話題に触れてみますね。




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