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外国人技能実習制度事業での稼ぎ方 [組合などの監理団体について]

私見の域を出ませんが、書いてみます。
ぶっちゃけ儲けを出すのは長い道のりだと思います。

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おカネは大事です。
偉そうなタイトルを書いてますが、
私自身、たぶん他人様以上におカネには執着がなさ過ぎて、
ぶっちゃけ困ってます。苦笑
経営者の端くれとしては失格なのかもしれません。


でも、憂さ晴らし的に書いてみます。


ちゃんと儲かっているところは素晴らしいですね。
羨ましい限りです。


万が一、この事業に魅力を感じて参入してきてる方々にとって、
残念なお話になるのであれば大変申し訳ありません。汗


儲かるのは、本当にほんの一握りだけだと思います。
それも、楽して儲かるのは、おそらくほぼいないのではと。


ぶっちゃけ、それなりの受入人数を抱えて、
無理なく無駄なく回しているところだけでしょう。


いや、どんな業界でも事業なんてそんなものかもしれません。

そこまで辿り着くのに、
相当な苦労とおカネと時間を使い込んでいるのでしょう。


あ、ちなみに、儲かるって、どの程度をイメージされていますか?

毎月100万以上もらえると思っていますか?


個人的には、なかなかありえない。
よほどの大手のトップでもない限り。


純粋に、技能実習制度事業だけで考えます。


月の監理費だけが粗利原資です。

例えば、3万円×100人いるとしましょう。
受入先は、5人平均で、20社とします。


20社100人を適正に回すために、
どれだけのコストが必要でしょう。


営業(担当職員)は、2人でそれぞれ10社50人を見ているとします。
一人で50人も顔と名前が一致して人とナリを把握して、
適正監理指導を行うのも相当大変ですが、
ここではプロとして対応できるとします。
事務員も最低1人は必要でしょう。
ここも一人で20社の事務管理をするのも相当大変ですが、
器用にこなせる慣れた事務員だとしましょう。

組織もろくになく、担当職員が理事長であり専務理事であったとします。

事務所もちゃんとあって、OA機器もあり、
携帯もスマホで、海外との段取りやそれぞれの折衝、段取り、
色々を3人で回します。

適当にコスト割り振りしてみますと、
理事長、専務理事が30万ずつもらうと、諸経費含めると約45万。
事務員が25万もらうと、諸経費込みで約40万。
人件費だけで約130万。
賞与は無しです。

20社もあって、
毎年更新がかかるので、面接同行します。
年に20回は渡航する場合、
一回の同行でケチケチにしても約10万は飛んできます。
年間約200万、月でならせば約17万。

人件費と足すと約150万。


他に、家賃、国内交通費、各種書類の郵送費、
もろもろで毎月30万は固定費がかかるとして、
目に見えそうなコストだけで約180万円です。


お、なら120万も手残りがあるのでは...
と思いますが、
目に見えないイレギュラーなコストは、
実は毎年かなりあります。

大きいのは、ここまで持っていくまでにかけてきたコストです。
おそらく累計的に1千万はくだらないでしょう。

加えて、20社100人と簡単に書いていますが、
いきなり立ち上げから20社100人になるはずもないし、
そもそも器をつくることから始める場合、
もっと時間がかかります。


人の気持ちとして、
それだけ時間とコストと労力をかけてきて、
月の所得が30万じゃ、割に合わない...となっても、
じゃぁ、人を増やせばもっと利益が出るのかといえば、
決してそうではありません。

ここでの前提は、たった3人であっても、
少数精鋭で、
入口から出口まで酸いも甘いも
ある程度は経験しわかっている人財同士がタッグを組んでの話です。


当然ながら、総会も開かねばならないし、
外部監査役員だってお願いせねばなりません。
一次事業もこなさねばなりません。
そうそう、必要に応じて通訳も雇用もしくは外注せねばなりません。
税金だって支払うし、税理士、労務士とのお付き合いも必要でしょう。


100人とはいえ、途中帰国だって起こりえるし、
もしかしたら失踪者も出ます。


複数国、複数の送り出し機関との提携を考えれば、
手間は煩雑になり、管理は大変です。



だから、技能実習制度事業で稼ごうとするならば、
よほどの経済的余力のある方が、
副次事業的に取り組むのか、
スポンサーとタッグを組んで、
それほど儲からない前提で、それでも事業に取り組むのか、
せねば、途中で力尽きます。

その点の理解は難しいので、
事前によくよくの話をしていないと、
スポンサーも途中で話が違うとか、
いつまでいくらお金を必要とするんだとか、
言い出します。

現場で話が進んでいる場合、
途中で投げ出せず、ズルズルと行きます。
結果、継続できなくなり、
自身が食っていく為の悪質なブローカーの出来上がりです。



もちろん、数の論理はおカネの面では有効なので、
200人40社になれば、
もう二人増やしたら、増やした分、
ちゃんと回せられる人財であれば、
監理団体として残る利益は生まれることでしょうから、
それらをさらに分配していくことは可能です。
いや、分配せねば、利益を出しちゃいけないですからね。苦笑


でもね、
そんな経験豊富な即戦力なんて、どこにもいません。
いたらいたで、所属先で大事にされてます。
自身の都合の合うタイミングで、
素晴らしく意気投合できる人財に巡り合うこともありません。


ゼロから育てる以外に道はありません。
*本解体新書企画を上手にご活用いただくと負担も少なく済むとは思います。

繰り返しますが、
どんな事業でも道のりは困難です。
ただし、実際に経験を重ねて
一つ一つ実感を伴い自身の糧として成長していくこの事業では、
一人で対応可能な職員を育て上げるには、
どうやっても時間がかかります。


先に述べた120万の残りで、何ができるか。
儲かった~、よほほーい!と手放しで喜べるはずもありません。


まして、特定技能や留学生の就職緩和条件など、
並行して対応できるほどの余力も必要です。


ただ、まずはこのレベルにまでのし上げないことには、
話にもなりません。


これを儲かるとみるか儲からないとみるかは、
受け取る方次第です。


さらにいえば、
最初はたくさんの方が儲かると思って参入してきますが、
儲け重視、最優先で事業を進めると、
絶対どこかでおかしくなっていき、カネの亡者にしかならないので、
どこまでも目線は、当たり前ですが、
受入企業側にとって、
実習生側にとって、
継続できるものかどうかを最優先に定めねば、
事業そのものが安定して継続できない事業です。


これらを踏まえて、
日々の業務に取り組み、
ポイントを押さえた先回りのかばい手が、
どれだけ真摯にできるかで、
結果、儲けにつながると思います。


ぶっちゃけ、サラリーマン的な一職員には、
なかなか理解が及ばない部分ですが、
一職員であっても、
こういった構造を承知していなくては、
自身の給料も上がるはずがないので、
見えるようになっておくことは、
稼げるようになるためには必須事項です。


おそらく特定技能でも同様でしょう。


稼ぎたい方は、ぜひこういった経営的な視点を含め、
独りよがりな陰口をたたくことなく、
自ら成長して、適正に稼げる人財になっていくことべきでしょう。


逆を言えば、
知識と経験は稼ぎを生みます。


お互い、もっともっと成長していきたいものですね。


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外国人労働者ビジネスの収益イメージのポイント [組合などの監理団体について]

特定技能のみならず、高度人財、技能実習生、他、
外国人労働者の受入ビジネスにおいての収益イメージについて。

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特定技能創設を前にして、有象無象が群がっているので、
業者側の視点で書きます。

簡単に説明しましょう。


細かいこと抜きにして、
毎月いくら入ってくる...これが基本形です。

*有料職業紹介として、初期でいくら頂いて終わりなんて話もありますが、
 入口でコストが高いと、そもそも受入自体が難しくなります。
 また、定着しないと本当の意味でビジネスは成立しません。

よって、ある程度は人数を積み上げ、
次から次へと受入を増やし続けねばなりません。
実習生の場合は、3年 or 5年。
特定技能の場合は、今公表されている諸条件案の想定で言えば、5年。
細かいルールはありますが、
その後も増やしたいのであれば、一定数は増やせるし、
また、期限が来て帰国し、その分が減ると困るからと、
また新たな受入が続く場合も多くあります。


要は月々1万円入ってくるとすれば、
100人受け入れていたら、毎月100万円が、
一人2万なら200万、3万なら300万が入ってくるワケです。


この皮算用から、将来明るいとみて、
どんどん参入してくる(しようとしている)輩が増えています。


机上は楽しいですね。
たられば話は余計に。苦笑


でもね、
(いつもこんなんでスミマセン。汗)


そう易々と積み上がり続けるとお思いでしょうか。

積みあがったら、そう簡単には崩れていかないとお思いでしょうか。


ビジネスなんだから、そんな簡単にいかないくらいわかってる!
なんてツッコミも聞こえてきそうですが、

ホントにお分かりの方は、実際に取り組み続けているからにしか、
やはりわからないことでしょう。


最初は特に、数字が欲しいからとOKOK言って、
楽に、簡単に、受入できて、何でも仕事していいと、
勝手に拡大解釈が始まり、後で大変な目に合うという。


いや、それ以前に、器をつくっても、
結局のところ、入管から在留許可が下りてこなくて、
そもそもがビジネスとしてスタートすらできないなんてオチも
十分ありそうです。



ポイント①
入管から在留資格が下りないと、そもそも入国招聘できません。

申請は摩訶不思議です。
それぞれに申請の仕方が、どこぞに記載はありますが、
HPなどに書かれていることを全てしたとしても、
許可が出るかどうかは何とも言えません。

入管がどこを見て、何を基準に是非の判断をしているのか、
この辺りが、申請カテゴリーによっても、バラバラです。
無論、管轄先や、その審査担当者によっても。


入管が許可してくれなきゃ、そもそもビジネスのビの字にもなりません。
むしろ、真っ赤ですね。



ポイント②
積み上げた数字は、意外と減っていくことがある。

人財のお父さんが母国で急逝した、
重い病気で長期入院となった、
などによる途中帰国。

借金額が多すぎて失踪した、
受入側に問題があった、
実態と申請内容との齟齬があり、取り締まられて、
受入ができなくなった、
人財が万引きなどで捕まりクビになった、
そもそも団体自体が思うように収益を上げられずに、
途中で身売りや事業中止となった、

などなど、様々な理由で人財側も長続きしなかったり、
受入先が外国人を雇い続けられるほど体力もなかった、
他、受注さえできれば、安定してずっと数字が上がり続けるというのは、
明らかな間違いであり勘違い。




ポイント③
法がどんどん変わっていく。

つまり、せっかく苦労して築き上げた様々なスキームが、
ある日から突然、使えなくなることがあったり、
対応すると、膨大なコストを必要とすることに。

そして、そもそも、法が変わっていることにすら気づくことなく、
書類が違っていたり、十分な立証とならず、
出し直しや却下となる。

不適切な手続きとなり、法令違反のそしりや認定を受ける。
許可など取り消される。



言い出すとキリがないので、今回はこの3つ。



人間、本当に自分で痛い目を見なくては、
わからない。

なんど痛い目見ても、理解できない方も少なくない。


せめて、法はそれぞれ広くケアし続けなくてはならない。
当然、送り出し国側のルールも。



考え方とすれば、
買い物袋、いわゆるビニール袋に、水というお金を入れるイメージ。

最初は袋を用意する。
そこへ水を流し込む。

すると穴が開いていることがわかるから、
その穴を埋めていかねば、水はいくら注ぎ入れても、
次から次へと流れ落ちていき、いっこうに溜まらない。

次から次へと穴をふさぎ続け、
それで水が思うようにたまり続けるかどうか。


そんな感じが収益のイメージでしょうか。


個人的には、
この業界にてビジネスとして取り組む場合は、
徒手空拳で何度も何度も壁にぶち当たるとすれば、
ビニール袋に穴が次から次へと見つかり、
そのふさぎ方もわからない、
いや、穴そのものがどこかすらわからない、
なんて状態であれば、
そもそもビジネスにはならないと思います。

事前にアレコレ様々調べ、
見切り発車せず、慎重に少しずつ進めていく。
それも、少しずつ進めて、
例えば実習制度であれば、お試し?的に一度受け入れてみる。
3年経験してみる。
ちゃんと喉元が通るのか、突っかからずに3年を全うできるのか。
一つ一つを丁寧に気を配りながら経験してみるのが、
イチバンの近道です。

そんなの事業でもなんでもない。
そうですね。
でも、そうしてみないとわからないことだらけでしょうね。
初心者マークのドライバーが、
いきなり時速300キロでも、安全に突っ走られれば、
目的地へ着くのも早いのですが、
カーブ一つで大事故にもなりかねません。
そんなの元も子もないですよね。

それに、一台の車に乗れる人数も限られています。
人財ビジネスに場合、車をたくさん用意する必要はありませんが、
ドライバーは増えれば増えるほど必要になります。
しかも最初から熟練のドライバーが。


法もろくに知らないのに、
現場もろくに知らないのに、
送り出し国へ仕入れの確保に余念のない方は、
ことごとく実現できないでしょう。


ルールすら知らずに、ゲームやスポーツで勝てるわけないのは、
当然ですよね。


ルールをちゃんと俯瞰的に網羅的に理解し、
さらにその変化に対応することが、求められます。


ルールを把握したとしても、
そのルールを守る場合、どういうことが起きうるのか、
言い出すとキリがありません。


新規参入者は、そもそも
収益を上げたくて参入するのでしょうから、
頑張って色々調べてみてくださいね。

そして、しっかり腰を据えて、
おカネを出す人自身が当事者意識をもって自らが取り組むか、
任せる担当者がよほど能力の高い方で、
相当な力を注いで集中して知識も経験も積み上げられて、
それも数年かけて、初めて事業としての体をなせるかどうか...かなぁ。

特に、現場をやって長い経験の、良心的な方に、
しかも、複数の方々に、様々ヒヤリングしましょう。


それが、リスクヘッジにもなります。

皮算用は楽しいですが、
いくら水を注いでも、
ビニール袋が穴だらけだと、
ふさぎ方すらわからないと、
事業にはなりません。

十分気をつけてくださいね。




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この業界、『誰』と共に歩んでいくかを選択しましょう [組合などの監理団体について]

この業界は、横つながりがなかったため、
それぞれにガラパゴス化しています。

teian.gif


つまり、そのノウハウは、個々人でしか培われておらず、
今の時代では、ちょっとしたプチ権益にすらなっているほどです。


つまんない...


そう思いませんか?


そんなセコイこと考えずに、
もっともっと自身の器も広げていきませんか?


諸先輩方へ
経験者の方へ

業界でわからぬまま突き進む素人が、
今まで以上に増えてきています。

おそらく、10人中9人は、お金と労力とコストを使うだけ使って、
迷惑をまき散らして、去っていきます。

いや、もしかすると片道切符の悪質ブローカーへと
転がり落ちていく人すらいることでしょう。


そんなの自分には関係ないと、知らぬ顔ですか?


送り出し機関への支払いは、しなくても良いと持ち掛けられ、
ラッキー!と思い、支払いすらしていないダメダメ監理団体ばかりになって、
はたして健全な業界と言えますか?

同じ穴のムジナと見られても、まったく気にもなりませんか?

むしろ、バカ正直にやってるところはバカ丸出しだと思っていますか?


その裏で、実習生たちが借金などに苦しみ、
失踪を繰り返そうが、
送り出しに支払うコストはないし、企業から必要経費は徴収しているから、
監理団体とすれば、痛くも痒くもないから美味しいポジションですか?


そんな仕事してて、人に後ろ指指されていることもわからず、
のほほんと儲かってればそれでいいですか?


屍の上に自分だけの楽園を創り上げてご満足ですか?


そんな人ばかり増やして、いつまで自分のところの事業が続くとお思いですか?


そういう輩を減らしこそすれ、増やしてはならず、
また、まっとうに取り組み続ける方こそが、
適正に儲かる事業へと、業界へと、育んでいくことこそが、
恨まれることなく、むしろ笑顔と感謝を溢れさせられる、
明るい健全な業界となっていき、
自身に返ってくることであり、
日本こそが他国との競争に打ち勝てる、
尊敬を集めるポジションだと思います。


つまり、諸先輩の部類に入る私を含めた多くの歴々の業界人は、
後輩の育成指導に励むことで、
自身をもっと高みに成長させ、
この先の混沌とした時代に、
確固たる社会的付加価値を生み出せる人財として、
AIやIoTやロボットなどにとって変えられない人財として、
生き残っていけるものと思っています。


人に教えることで、自分にとっての理解や許容範囲が広がると、
思いませんか?
新たな気づきや学びがあると思いませんか?

困っている人たちの役に立ちたいとは思いませんか?




新人さんへ
新規参入者さんへ

ここには、心ある先輩たちが、たくさんいます。
お互いがお互いに、意見を出し合い、助言しあえる仲間がいます。
わからないことを教えてくれる、
人間性の高い気持ち溢れる方が確かにいます。


そう言われても、ご理解の浅い方や、自身のことしか考えられない方には、

ウチの組織の一員じゃないから...
なんでそんな面倒なことをわざわざ見も知らぬヤツのために...
うさんくさい...

色んなことを勘繰る方がほとんどでしょう。

ですが、今、正に実在しています。

それもこれも、手痛い失敗や悲惨な事態を経験し、
このままではいけないと、強く思い、
世のため人のため、
情けは人の為ならず...を地でいく心ある方々が、
ココには本当に集っていただけているからです。

みんな騙し合いにはコリゴリなんです。
腹の探り合いにはくたびれてるんです。
大抵の経験をされてきた方々には、
薄っぺらいセールストークなどは、耳についてウザいんです。

相手がこの業界においてどういう人なのか、
少し話せばだいたいわかるんです。


また、これだけ法や社会が変化している中、
アナタだけの経験や知見の範囲で、これからも通用し続けるとお思いですか?

一個人や一組織で得られる情報や、
経験知だけで、十分だと思いますか?


組織の垣根を超えた、様々なポジションにいる、
心ある諸先輩方からの温かくも厳しい意見に耳を傾け、
自身で受け止め、咀嚼し、活用したほうが、
よほど適正な判断が下せることと思います。


そんな貴重な場があるならば、使わにゃ絶対損です。






未経験者が増えていく中で、
俺もそうだったんだから、
新人さんも自分の今までの苦労を当然と、
手痛い失敗を繰り返せ!
そうやって一から覚えていく...とでもお思いですか?

それが新人教育ですか?



色んな方が、色んな経験を踏まえて、
今を必死に取り組んでいらっしゃいます。


それは、とてもおカネには代えられない、
大変貴重なお話です。

言葉通り、血と汗と涙の、そして、知恵と工夫の結晶であり、
お金と労力と時間が、膨大に費やされたうえでのご意見です。


お一人お一人、微妙に違い、
決して同じケースなどありません。


そういったお話は、このコミュニティでなくては、
聞けるものではありません。

色んな考え方があり、対応方法があり、
諸先輩方の考え方や解決方法など、
自身にとってあってるか間違ってるかはいったん脇に置いたとしても、
そういう内容を、身に着け、自身に置き換え、
目の前のケースにカスタマイズして、対応すれば、
一人で孤独に無い知恵を絞っているよりも、
よほど時間と労力とコストが削減され、
より適切な動きができます。


ここにおいては、腹の探り合いや、
おカネしか目がいかない、悪質ブローカーの方は、
ほぼいません。


なぜならば、そういう方々にとっては、
何のメリットもないからです。


ナゼそんなところに自分の大切なお金を支払わねばならないのか、
悪質ブローカーにとっては、そういう考え方にしかならないからであり、
そういう方は入ってこれないようになっています。


万が一入ってきても、
その方は、居心地が悪く、実際には、
何の発言もメリット(その方が目指す利益)もないでしょう。


そういう踏み絵?を踏まえ、
コミットして大切なお金を支払ってご参加いただいている方々に、
他意はなく、
それが適正かどうかすら、周りに見られているほどであっても、
むしろ、余計なおせっかいかと思うほどに、自分の意見をぶつけて、
お話合いをしています。


つまり、
ご自身に信念のある方しか、発言はできなくなってきています。


アナタは、いつまで立ち止まってモジモジしていますか?

自身への投資として、適正な成長へと導く考え方は、
できていますか?


どこまでも、アナタの人生を決めるのは、
アナタ自身の選択です。


企画趣旨の通り、無理なお誘いは一切しておりません。
そもそもアナタが行動しなかったら、
別にメリットもデメリットもありません。


AIやロボットに奪われるような仕事をしたくない人は、
ぜひ勇気を振り絞ってご参加ください。


私たちは、心から待っています。
そして、ご参加いただく方々へ少しでも一つでも、
プラスになるよう、活動し続けていくことを、
コミットしています。


ご参加をご希望の方は、無料メルマガにご登録しておいてください。
近々、また募集再開する予定です。


アナタにとって、そして時代を引き継ぐ子供たち、
次の世代へと、明るい社会をバトンリレーして行けることを、
心から願ってやみません。



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送り出し機関に頼らない技能実習生のグリップの仕方 [組合などの監理団体について]

私の経験から、いくつかお伝えしたいと思います。
かつては、特に送り出し機関なんてとても選べる立場になかった...

実習生の環境.jpg



今でこそ、送り出し機関はちゃんと選んだほうが良いと思いますが、
昔、この業界に足を突っ込み始めた頃は、
選ぶという概念すら、そもそもなかった。

ただただ、敷かれたレールの上で、どうやってお世話をすべきか、
そこにひたすらに従事していた。


そして、ラッキーなことに、
イチバン初めに、私にイロハを教えていただけた方は、
面接から自分で立ち会うことを当然として求めていただけた。


特に、自分のお客さんは、自分で現地アテンドできるようにと。
イチイチ付き添って付き合っていられないからと。


おかげで、
面接から最後まで一貫して、実習生とも受入企業の社長さんとも
入口から出口まで付き合うことが当然となった。


さらに、当時はSNSなぞなく、スマホすらなかった時代。
海外への電話は、高い国際電話の時代。

この国へは公衆電話なら何分話せるって千円のカードを、
1万円で何枚買えるか、ってサービスを探して、
中国人技能実習生へ売って?買って?上げてた時代。

社長さんに、お願いしますので、寮に固定電話を引き入れていただけませんか?
実費はもちろん、本人たちが支払いますから、
とお願いしていた時代。


一年目は、研修生として、社保、顧保など加入しなかった時代。


いてもらっても、どうにもしょうがない研修生には、
企業都合の途中解約を回避するため、
あの手この手で、失踪させていた時代。(汗)


ちょっと懐かしくなって、色々書いてしまいました。苦笑


そんな時代から、ずっと、入口の合格発表、雇用契約などの喜びの瞬間から、
入国、講習、配属、技能検定、帰国までの様々な瞬間にも、
ずっと顔を見て言葉を交わし、一緒にその時間を過ごしてきた。

万引き問題、ケンカ、交通事故、仮病、母国での親族トラブル、
ナイフ事件、途中帰国、まぁ、本当に色々あったけど、
全部、横についていて、一緒に顔を突き合わせて、解決してきた。


通訳すら、送り出し機関にも監理団体にも頼らず、自分で探して見つけて、
交渉して、話し合い、気持ちよく親身に対応してもらい、
散々助けてもらった。
それらのコストも、様々捻出した。


顔見て、目を見て、人を見て、時に一緒に笑い、
時に怒って指導し、成長を促した。


帰っていくときには、本当にホッと安心できる、
そんな心地よい充実感というか、達成感というか、
無事に今回もそれぞれに成長して、帰国の途に就いたと、
やり切った感が都度あった。


そして、
自分なりに、反省し、改善し、今に至る。


ただ、その間といえば、色々紆余曲折あり、
とんでもない送り出し先との提携一発目の受入ってヤツを、
ナゼか5,6回は経験している。


つまり、誰もアテにできない。

縁のあった実習生と、それがたとえどんな子たちであったとしても、
精一杯、付き合った。
そして、来てしまうからには、腹くくって、
どんな奴でも、3年間は面倒見ようと。



実は、そんな程度のこと。

でも、手前味噌ながら、受入企業側にとっては、
それが続くと、私以外の担当とは、どうも付き合いにくくなるらしい。汗


それだけ、丁寧に、一人一人と向き合って、
常に声をかけ、話をしている担当は、あまりいないらしい。


そう、結局は、どれだけ、その子に関心が持てるか、
付き合ってあげられるか。

話をする内容に重みがあるか、そのメリハリがあるか。

冗談が通じるか。


起こりうる問題を早めに芽を摘む目をもっているか。
気づけるよう、仕組みを作っているか。
信頼関係を築いているか?

いつも、ありがとうございます!って、言ってもらえているか?


顔見て、表情見て、声をかけてあげられているか。


たまには、寮によって、バカな話を含め、
たわいもないコミュニケーションを図っているか。



こういうことを、面倒だと思い、できない人には、
外国人である彼ら彼女らとの距離は縮まらない。

距離が近すぎてもいけないものの、
遠すぎたなら言葉も届かない。



そんな人に、適正監理=言うことに信用があり、従わせられる、
そんなことができるハズもない。



難しいことじゃない。
相手の立場や気持ちを理解し、そのうえで人として接してあげること。

それだけ。


それができない人が、面倒だとやらない人が、
それは受入企業側の仕事だと、監理団体側の仕事だと、
送り出し機関の責任だと、
他人の周りのせいにして、逃げてばかりいる人には、
おそらく、永久的に技能実習生の心は、グリップできないでしょう。


別に難しいことじゃないでしょ。

彼ら、彼女らを好きになってあげれば、
良いところを見てあげれば、
背景を考慮してあげれば、
面倒くさいと思わなければ...。


それが、外国人技能実習生の心をグリップする方法だと
思います。


できないんじゃなくて、やらないだけ、やってないだけです。



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非営利な事業で新規獲得するためには [組合などの監理団体について]

やっぱり私は監理団体の一職員の立場が、
イチバン好きなんだと思います。

saifukara.jpg


色んな方との出会い、特に中小の社長さんや、
大企業でも一部署、一工場を任されている方、
責任もって業務に取り組んでいる方が、好きなんですね。

それと、外国人。
日本人の空気を読む感じとか、言わなくてもわかれよ!ってところが、
個人的にはどうも苦手。

騙されることも多いけど、
ストレートにYES or NOといえる関係が、
スッキリわかりやすくて大変ありがたい。


いや、アホみたいに何でも言ってしまうタイプではありますが、
それなりに常識はわきまえている...ハズです。汗


さて、そんな中、それぞれの先輩諸氏も大変なご苦労を重ねて、
今、それぞれの地位にいらっしゃるのではないかと思いますが、
天邪鬼でへそ曲がりな私は、こんなことやってる中で、

新規参入が増え、片道切符が増えている中、
知らなかったから、もう後戻りできないから、
こんな世界だとは知らなかった、
そんな方を少しでも減らして、
悪質ブローカーに転がり落ちていく人を増やさぬためにも、

「解体新書」なんて、企画を立ち上げ、取り組んでいますが、
制度事業の全体像もホントに大切なんですが、

お客さんを獲得すること。


それも、非営利な制度として、営業してはいけないというルールの中、
どうやって受注すべきなのか。

法を破らず、砂漠の中でダイヤモンドをどう見つけるべきなのか。


勝手もわからず、無駄な努力(はないと思いますが)に
貴重なコストや労力や時間と精神力を垂れ流し続け、
どこまでも出来高でいるよりは、

正しい努力、報われる確率の高い手法に取り組んで、
願わくば適正な成長を促し、共に次のステージへと切磋琢磨しあえる、
そんな仲間になってくれたならと、

今までの失敗を繰り返してきた経験をもって、
私なりに、その手法や考え方を凝縮してまとめてみました。


近々、まずは会員さん向けに希望者へご案内してみる予定です。

ある意味、この事業の入口として、大変な思いをしながら器を作ったはいいが、
結局、受注もできずに潰れていく、
本業もおかしくなっていく、
せめて少しは元を取ろうと、監理団体を売りに出す...

売上、利益を稼げなければ、鋭利だろうが非営利だろうが、
続かないんです。

結果、正に経営資源を散財した挙句、迷惑をまき散らして消えていく。
それなりに苦労はして業界の現実を経験したので、
それらを基に、悪質ブローカーへと成り下がっていく。


なんだか、あまりに残念じゃないですか。


興味のある方は、当ブログトップに置いている、
無料メルマガにご登録ください。

準備が整い次第、ご案内させていただきます。

お困りのようでしたら、ご登録後に届くメールに、
その旨、返信ください。

お力になれる範囲で、お伝えできることはお伝えさせていただきます。


色々と法も変わり続けているので、
対応に苦慮されていらっしゃると思いますが、
それと新規獲得は全く別物です。


願わくば、適正な監理団体に、常識のある受入企業とのご縁が、
増えますように。



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技能実習生への最低賃金更改の対応は適切にできていますか? [組合などの監理団体について]

来週の最低賃金更改に向けて、雇用条件の変更手続きは
みなさん、ちゃんとできていらっしゃいますか?

benefitjapan.jpg



今が過渡期なのが、ややこしいところですね。汗

新制度下では、最賃更改に合わせて、
外国人技能実習機構へ何らかの手続きをせねばならないことは、
ないとのことです。

*よくある質問事項に明記されてます。


ですが、

未だ旧制度下での受入実習生がいる場合も含め、
変更事項報告書などによる、いつも通りの対応をしておくべきかと思われます。

実は、入管に確認したところ、
新制度への移行に伴い、旧制度ではキチンと手続きしておくべき、
変更事項報告書などの手続きは必要なくなったとの返答をいただきました。

ですが、管轄先ごとに対応が違う場合もあるため、
管轄先入管へ確認してくださいとのことでもありました。

残念ながら、入管も担当官もそこまで事情通ではない方も少なくないので、
もし管轄先に、ちゃんと今まで通り提出してくださいと言われたならば、
ちゃんと報告せねばなりません。

また、入管他、関係先へ報告する義務がなかったとしても、
ちゃんとしておくことで、受入企業側への意識付けにもなりますし、
そもそも労働関連法上では、明らかに雇用条件が変更される場合は、
労使にて変更書面を取り交わしておくべき事柄です。

監理団体にしても、れっきとして指導の証拠にもなるので、
企業側が最悪対応しない場合であっても、
監理団体として悪質ではないとの防御にもなります。
(企業側も当然です。)


わからない方、具体的に知りたい方は入管やJITCOへ
各自お問い合わせのうえ、ご確認ください。


当然のことをしていない、できていない場合は、
悪質とさえ見られかねません。


また、当然のごとく、月例訪問や監査報告にて、
賃金改定が給与に反映されていない場合、
その企業は実習生への賃金不払い先となり、
適正監理ができていない監理団体とのそしりをまぬかれません。


この時期の実地調査時には特に、チェックされるポイントとなることでしょう。


つまり、安全安心を考えるのであれば、
旧制度同様の書式でもって、
賃金更改の書面を取り交わしておく指導が求められます。
企業側に実習生の母国語翻訳併記の対応書面があればまだしも、
そんなシャレたものは、たぶんどこもない先ばかりでしょうから。


給与のチェックは、当然、毎月のようにされていると思われ、
大丈夫かとは思いますが、
一人で何社も、何十人も担当して抱えている場合、
見落としなどは、大変な突っ込みどころを残すことになります。


士業の外部監査人など請け負っている先生方も、
気にされたほうがよろしいかと。


根本的な解決方法は、最賃での受け入れをせず、
何なら3年間、25円前後上がり続けても変更する必要もない賃金設定で、
入口から出口まで行ければ、
イチイチ気にする必要もないのですが...
現実にはなかなかそうもいかない先も多そうです。

締め支払いの時期によっても計算が面倒なので、
改定日に合わせずとも、その前一カ月分くらい前倒しで対応してあげても良いんじゃないかと。

嫌がる実習生はいるはずもありませんから。

まだ日もありますので、重々ご注意くださいませ。

誰もイチイチ指摘してはくれませんのでね。


*入管などには必須ではない分、書面をいたずらに増やすこと自体、
 ストレスと感じられる場合もあろうかと思われます。
 そんなことは、企業側で当然すべきことだから、
 イチイチ指摘すること自体ナンセンスだと豪語する方もいらっしゃるかと思います。
 各自でご判断くださいね。



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既得権益化を狙う外国人労働者業界の方へ [組合などの監理団体について]

おそらく誰もがうっすら感じていること。
既得権益化を目指すアナタへ。

img_main.jpg


未だに新規参入の方が多いので、小うるさいことかもしれませんが、
ご確認ください。


この業界にプロとして対応できる人財は、とても貴重です。

法を知り、各国の、そして各現場の現実を知り、
稼ぎたい外国人労働者と、安く上げたい経営者との綱引きをまとめ上げ、
それらを入口から出口まで整えることのできる人財は、
この先、ITやエンジニアの技術者以上に、
大変貴重な人財として、活躍の場を広げていくことでしょう。


そして、もう一つ。
活躍の場が広がるためには、
法の視点から、監理団体や登録支援機関などの、
法的資格を有した団体に、その利害にかかわる権限が付与されます。


ただし、実習制度における非営利なんて側面や、
利益が積み増されるまでのキャッシュフローなどを考えた場合、
よけいに体力勝負の観点は外せません。


他にも、どの送り出し機関と提携すべきか、
どういう戦略、戦術でもって事業に取り組んでいくかなど、
この業界の団体組織の運営自体にも、
相当な知識や経験知的スキルも必要になります。


つまり、今まで失敗を繰り返し、苦労してきた方々の、
既得権益は、相当なものになっていくことでしょう。

全ては、知ってるか知らなかったか。
そこにどれだけの重要さを理解できるかどうか。


特に、特定技能などいままで現実にはなかった市場が、
大きく口を開けるこれからは、
耳の痛いことばかり指摘できる人財を抱え、
それら現実的ハードルを踏まえて乗り越え続けている団体にこそ、
一日の長があるということです。


当然、そんな立派な団体ばかりではなく、
まだまだ成長過程の団体もあり、
例え一定のレベルに達していたとしても、
人は低きに流れやすいので、
トップは金だけ出して、人任せ。
利益が上がらねば、現場の現実もろくに知らずに、
余計な口ばかり出してくる。

あげく、事業失敗、悪質ブローカーへの転落など、
巷にゴロゴロ転がっている話です。


経験者も経験者で、
なぜこれらの点で十分なケアが必要なのかを説いても、
あまりに聞く耳を待たない経営者には愛想が尽き、
袂を分かつことも、たくさんあります。


そういった紆余曲折を含めて、
全ては地道にコツコツブラッシュアップし続けて、
資金的にも自立してこれたところが、
本当に既得権益になるのでしょう。


いつも思うのは、
今まで実績を積み上げてきた中小企業の経営者の方々。

品がなさすぎるほどに、わずかな金も大金を出してやるからと、
壁の高さや厚み、その数など知る由もなく、
体当たりでぶつかり、見事に砕け散っていく方々がいかに多いことか。


どんな業界も同じ、
ビジネスは当然色々あって生き物なんだからというご意見は、
よくわかります。


でも、最近、やっぱり、この業界は、色々特殊であると、
本当に思い知らされます。


素人をいくら集めても、全くと言っていいほど意味を成しません。


あるあるネタとして、俺様は大丈夫...という自負をお持ちの方も同様です。

別に参入を嫌ってはいません。

既得権益の確立に挑戦したい気持ちはよくわかりますが、
そこに至るまでは、相当なマラソン大会になり、
時間とお金が特にかかることを、どうかもっともっと深いところまで
ちゃんとご理解いただきたい。


関係者全員に、笑顔と感謝が広がり続けない限り、
このビジネスは成立しません。継続しません。


アナタが取り組もうとしている外国人労働者関連ビジネスは、
受け入れる側、受け入れられる側、そして、アナタとその関係者たち、
全てが笑顔と感謝にあふれるスキームになっていますか?

入り口だけ良くて、のど元過ぎたら...なんてことになりませんか?

人任せで、法や現実を知らないまま、軽々に責任者として名を連ね、
結果として、トラブルが発生し、刑事罰まで背負う事態があるということを
正しく理解しているものでしょうか。


ぜひとも、様々な法と色々な現実を少しでも理解し、
ケーススタディを繰り返し、
万全の準備をしてから、取り組んでください。

そして、実際にはやってみないと分からないことも多いのですが、
それでも、トラブルにまみえるときなどは特に、
この事業の本質を、笑顔と感謝を溢れさせるビジネスであるということを、
忘れぬよう立ち戻って、解決の是非の判断を下せるよう、
取り組んでいただければと願ってやみません。

それだけが、後ろ指をさされることなく、
恨みつらみを買うことなく、気持ちよく仕事ができる道です。



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組合を売りたい&買いたいという方から未だに相談が届くけど... [組合などの監理団体について]

いやはや、そりゃそれぞれにタイミングってあるとは思いますが、
それでも買いたい、売りたいって人から毎月最低一人は相談が届きます。

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もうね、失礼ながら士業の方含め、あまりに実態をご存じない方が、
良かれと思い、小遣い稼ぎになると思い、
当方に相談が届きます。

お返事というリアクションはしますが、
ほぼほぼ、一度、二度ほどやり取りをすると、
消えていきます。苦笑


今後、当方へは、売りたい方、買いたい方、
全て以下のご質問にお答えいただいてからで、
お願いしようかと。


①いつまでに売りたい/買いたいですか?

②いくらで売りたい/買いたいですか?

③組合は単一業種ですか?異業種ですか?

④地域限定ですか?広域ですか?

⑤地域にこだわりありますか?ないですか?

⑥OTITに監理団体許可を取得済みの組合ですか?
 未許可の組合ですか?

⑦設立は何年ですか?(何年以上ならいいですか?)

⑧財務状況の現状はどうなっていますか?
 債務超過ですか?休眠中であれば直近決算書面はありますか?

⑨監理団体許可取得済みである場合、
 受け入れは既にされていますか?
 受け入れしている場合、何社でどの送り出し機関と提携していて、
 どの国から何人来日していますか?
 職員は経営権が変わっても問題はないですか?

⑩成立する場合、どのタイミングでお金を支払い実権を変更しますか?
 組合としての瑕疵担保責任はどう対処し、無事の譲渡まで移行させますか?


…言い出すとキリがありませんが、
こういう現場的想像力も何もなく、
ただただ組合を売りたい/買いたいという安易な相談が
あまりに多い。


別にも記載してますが、プロ中のプロの方同士であったり、
二人三脚でもしない限り、
無事の成立はまずありえません。

(マレにプロの方からも届きます。)


ご注意ください。


ご関心のある方は、以下もご参照ください。


https://gaikokujin.link/blog/?p=515



いつも思いますが、しょせん同じ労力になりそうなので、
新規で設立したほうがいいと思いますよ。

中央会によっては、実習生受け入れのために組合を新設するのは
嫌な顔されることも少なくないようですが。

また、失礼ながら、もしかしたら、士業の方による組合設立よりも、
その設立時点で対処しておくべき点も少なからずありそうなので、
実習制度に精通している立ち上げ経験のある方にお願いしたほうが、
真剣に挑戦している方にとっては、時間とコストを節約できるかもしれませんね。

後で大変ながら、何度も力業で帳尻合わせれば、
どうにかなることかもしれませんけど。


まったく、意地悪な制度です。苦笑



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外国人技能実習生に降りかかる悪質な事件を撲滅するためには [組合などの監理団体について]

もううんざりですね。反吐が出る。
何度も何度も起きているのを見ていると。

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広がる実習生支援と終わらない権利侵害(3)
「給料未払い」「帰国強制」中国人女性が直面した”絶望職場”
ヤフーニュース 7/23(月) 15:05
https://news.yahoo.co.jp/byline/sunainaoko/20180723-00090304/


このジャーナリストの巣内さんて方は、
こういう問題を良く取り上げていらっしゃる方ですね。

最低賃金割れの時給や未払い賃金、ハラスメント、労災隠し、
暴力・暴言、技能実習生本人の意に反する「帰国の強制」など、
実習生に降りかかる悪質な問題は
絶えることなく毎年メディアを賑わしてしまっています。


イジメられっ子は、更に弱い子をまたイジメるかのように、
異国でほぼ一人ぼっちの最弱者の実習生をイジメるのは、
もういい加減に止めましょうよ。
恥ずかしくないんですか?
どれだけ身勝手に自身の事業の失敗の後始末を他人にさせるんですか?
情けないとは思わないんでしょうね、こういう輩は。



...って、一般的にどこでもあるただの憤りすら飽きている私にすれば、
どうすればこういう事件が減るのか、減らせられるのか、
ココをいつも考えてしまいます。


今回の事件については、本来であれば、
外国人技能実習機構が機能すべきはずですが、
事件があったのは、設立前から。

いや、もちろん、過去にさかのぼって機構が機能すべき事件だと思われますが、
所詮、事なかれ主義のお役所には、
大変残念ですが、事件撲滅はできません。


刑事罰や強制捜査を進めることで、時間をかけて少しずつ、
少なくすることはできるでしょう。


でも、無くすことはできません。

だって、事件が起きて発覚してからしか、
動けないし処罰もできないんですから。


起きる前には、改善命令や是正指導しかやりようがないですから。


じゃぁ、撲滅はできないのか。


そんなことは無いと思います。


考えてみてください。
例えば、銀行強盗。
昭和の頃には、意外と毎年何度か事件になっていましたが、
今では新聞にそんな事件、載ったためしがないですよね。

アレ、撲滅できたんです。


なぜでしょう。

素人考えですけど、
銀行側でもセキュリティを強くかけてるから、
銀行強盗しても手間暇や労力が割に合わなくなったからでしょう。

警察も頻繁?に立ち寄るようになったりもしてますが、
銀行などが独自で行員対象に有事の対策演習を実施しているし、
要は、警察が取り締まりを増やしたから
とかだけじゃないってことでしょ。

銀行にしても死活問題になりかねないですよね。
誰も強盗が頻発する銀行にお金を預けたり、
そもそも預けたり下ろしたりに行こうとは思いませんから。



同じように考えてみれば、
せめて、監理団体が機能していれば、
これらの事件は起きずに済むことが可能なんです。


毎月ちゃんと訪問し、実習生とも顔を合わせていくつか確認するだけ。

そして、万が一、遅配があったり、
しちゃいけないことをさせていたりしたならば、
証拠を固めて、
自主的に改善指導書を出せばいいんです。

一定期間内に、もしくは即日改善できない場合は、
非情に徹して、外国人技能実習機構に連絡相談し、
実習生を避難隔離させ、転籍先探しをすればいいんです。
外国人技能実習機構も協力してくれます。


残念ですが、そういう先との付き合いを続けることの方が、
監理団体にとってもリスクが高いということ。

一蓮托生制度において、真面目にまともに取り組んでいる他の受入企業が、
下手に巻き込み事故に合うことの無いようにすることが、
そこにいる他の実習生たちに変な悪影響が及ばないようにすることが、
よほど大事です。


そんな事態になれば、監理費という利益はなくなり、
逆に実習生への隔離や支援、送り出し側との調整、
他、かかる労力とコストが増えますが、
それでも、則対応するのが常識の時代です。
*機構のフォローもあります。


大丈夫なんです。

今の時代は、お客がお客を呼び、
ちゃんとしていればいるほど、
安心からか、紹介が舞い込んできます。


逆に、ちゃんとできていないと、
遅かれ早かれ行き詰ります。


経営者のレベルの問題ですね。
変化に機敏に対応できているかどうか。


だから、どんどんまともな監理団体先へと、
まともな職員も移動していくことでしょう。


監理責任者で名前が出ていたからとか、
もう5年は他の組合で監理責任者ができないからとか、
そういうのは些細な問題になってきます。



そして、アホな監理団体、アホな経営者、
未だに相手の事よりも自分優先でしか動けない輩がいたならば、
上手に外国人技能実習機構へ報告しておきましょう。

リークは正直好きではありませんが、
被害が被害な分、本当にそういう実態が確認できたものならば、
どんどんリークすべきでしょう。

余談ですが、
ただし、その性質上、リークする個人が特定できないよう、
万が一にも表には出ないようにすることが肝要だとは思います。

キレイごと抜きに、メディアで良かれとリークした人の人生が、
とても悲惨な現実に直面してしまう成り行きを見ていると、
本気でそう思います。

リークする方は社会的正義感が強い方が多く、
自分だけ安全なところに居て、相手を責め立てることに、
ズルさやイヤらしさを感じてしまうんでしょうね。
まして、自身がそういう点を指摘しているので余計に。



さて、要は、撲滅は可能だということ。

そして、それは、事件となるようなことをしていても、
それは割に合わないということが、常識化していけば、
そもそも実習生イジメ、詐欺、悪質行為は、
自然と無くなっていくということです。



できないとみんなが思い込んでいるから、できないんです。


現実は変えることができます。


一人一人が、自ら良心や倫理観やプライドをもって、
手法をブラッシュアップしていけば、
自然とたどり着けるので、ぜひ撲滅していきましょう。


大前提は、片道切符の企業とは付き合わないことです。

見極めを失敗しても、則撤収すれば、
損失は最低限に押さえられますから。


だって...とか聞こえてきそうですが、
大丈夫ですから。

それよりも、自身とまともな仲間を守りましょう。


そう思いませんか?





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監理団体の事業継続には、外部の支援が必要 [組合などの監理団体について]

みんなそれぞれに抱えている仕事で忙しい、
だから支援が必要だと思っています。

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このお仕事は、きめ細かく、気遣いに溢れ、
懇切丁寧に取り組んでいる先こそ、安定があると同時に、
その業務量はとんでもなく増え続けています。

そんな職員の方々が、四方八方に気を配って、
様々な情報収集をし続け、自身で警鐘と啓蒙を続けることは、
現場を抱えていればいるほどに、不可能になっていきます。


そして、それでも、現場現場で一人一人の実習生や、
受け持ち企業との細かなやり取りこそ、
笑顔と感謝の源であり、
裏腹に不幸と恨みつらみにも容易に反転する要因でもあります。


つまり、適正な正しい情報、業界の動向、新しい法律、
起きる前の諸問題の早期発見、目の摘み取りケア、
全ては、現場で様々発生する事柄に、
いかに迅速かつ適切な対応ができるかどうかに、
かかっているといっても過言ではありません。


言ってみれば、監理団体の担当職員にこそ、
受入企業は信用と信頼を寄せ、
お付き合いをしているといってもいいでしょう。


となれば、いかに企業と密なコミュニケーションを図り、
上手に教育指導し、安定的な継続受入れ、加えて、
双方にとって手間のかからない、余計な仕事を増やさない、
諸問題を未然に阻止する関係性を構築できるか。

そんなプロの精通した監理団体職員をどれだけ揃えられるか。
ここに事業発展の大きなポイントがあります。


しかしながら、それぞれがバタバタしている中で、
特に出来立ての組合などでは、到底、育てられる余力がありません。


監理団体の経営者ですら、どういう選択が正しいのか、適切なのか、
道を示してあげることすらできません。


上司と部下との人間関係も邪魔します。
感情の生き物でもある私たちは、合わない人とは、合わないものです。


そこを以下に乗り越えていくべきか。


こういったことも、支援の対象でもあるでしょう。



つまり、何度か指摘していますが、
一個人、一組織では十分に足るリソース
(ココでは特に時間と情報と気持ちでしょうか)が、
確保できないということです。



そして、だからこそ、支援が必要ではないかと思われます。


実は、受入企業側も同様ですね。
一度付き合ってみなければわからない監理団体の選択には、
何を基準に考えてよいやら。
そのほとんどは分かりやすいコストでしか判断できないと思っている方が
特に新規受け入れではほとんど。


これらにも支援は必要です。



じゃぁ、具体的にはどういった支援が必要なのか。


それは、日々移り変わる業界関連ニュースであったり、
外国人技能実習機構やJITCO、はたまた法務省や厚労省などの
アップデート情報であったり、

他の監理団体や受入企業側の知恵や工夫、やり方であったり、
送り出し国での送り出し機関との提携や育て方であったり、
他の国の情報であったり、

現場の場面場面で、どう立ち回るべきかの一例であったり、
地域ごとの機構の実地調査の動きであったり、

それはもうキリがないほど幅広い支援です。


大企業であればまだしも、
特に業界全体的な『教育』という意味では、
合格点などありません。


いつまでもどこまでも勉強し、最新情報をキャッチし続けなくてはなりません。

更には、早いうちからの対応が必要不可欠です。

なぜならば、全ては経験値やノウハウとして蓄積されていき、
過去にさかのぼって勉強しようと思っても、
そう簡単にできるものではないからです。

もちろん、今の流れに至る過去の経緯を知っていればいるほど、
確率の高い憶測を見出すことができやすくなります。
他の判断に対しても応用も効くことでしょう。


特にこの業界、どこにも模範例などなく、
逆に複数の模範例があります。
それらは、どの国を扱うかにもよりますし、
誰がどんな方針で取り組むかによっても変わります。


つまり、歴史に学びを得られる一貫した狭い業界であればまだしも、
外国人とのやりとりなど、どこにも詳しく書いてはいませんし、
書いてあってもそれは一見方でしかなく、
それで十分とはならないからです。


私が思い描く理想の世界とは、
ありきたりではあるものの、笑顔と感謝が溢れる世界です。
それも、関わる方すべてがそうでなくてはなりません。


そのためには、相当な善意が必要です。
また、そんな善意が根底に無い方には、この業界では、
結局長続きできないでしょうから。

何をキレイごとを、偽善者が...などと言いたい方には
言わせておけばよいのです。

遅かれ早かれでボロがでて、ヒトに後ろ指さされて、
人生も後半でそんな事態にでもなったなら、
家族と付いてきた周りの方々は迷惑千万です。

そんな生き方をするくらいなら、例え貧乏でも、
ほどほどに生活で切れば御の字です。


この仕事に関わり、抜ける気すらなくなった時に、
改めてそう思いました。

楽して金持ちになりたい人は、他の業界がおススメです。



えっと、話がそれましたが、

気持ちの溢れる方にこそ、
一人でも多くの、そして一度でも多くの感謝と笑顔を生み出せるよう、

また、一人じゃ、一組織じゃたどり着けない、
次のステージへと、共に前見て上見て歩んでいけるよう、
ご支援を続けていきたいと思っています。


願わくば、そういう方が、心ある仲間が増えますように。



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