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技能実習も特定技能もドンドン進化し続ける=人材も業者も進化し続けねばならない [実習生の変化]

技能実習は3年で入れ代わり立ち代わりの「使い捨て」サイクルから、
大きく変わってきている。

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いや、すでに扉も開いて早数年経つのですが、
当然のごとく、現場ではほとんどがついていけてはいない。


最近、ずっと水面下である「御大」とずっと収録してます。

技能実習の入り口から出口まで。

それも、
受入先=実習実施機関の目線からの入り口から出口まで。
監理団体側の目線からの入り口から出口まで。

今、やっと、この終盤に差し掛かってきたところ。

そんで、
続いて、特定技能編を同様に2種類の目線から、
取り組んでいく予定。


ココで話されていることは、
すべからく解体新書の専用サイトに、
補足コンテンツとして、載せているので、
一般の方々は見れません、あしからず。


ですが、話をしていくにつれ、
やはりそうだよなぁと、あらためて実感がわく。

要は、帰国一択だった技能実習生に、

一時帰国、再入国の選択肢ができていることが、
どれだけ根幹から実態を変えてきていることか。


受入側も監理団体側も、
職業紹介事業者も、登録支援機関も、
はたまたなんちゃって留学生ビジネスしてた日本語学校もまた、
根っこから変わってきていると実感できている人って、
ホントにどれだけいるんだろ。


頭の良い方は、ドンドン【進路指導】の重要性を理解し、
真に人材育成制度へとシフトしていることでしょう。


世界が円安になろうが、物価高騰になろうが、
コロナで2年は時が止まっていたことによる悪影響も好影響も、
全部をひっくるめて、
日本という国がここ数年で切り替えた舵の影響は、
静かに実態を変えている。


ココから、圧倒的な差が開いていく。

2極化とは言葉尻でそういうにせよ、
同じ技能実習受け入れとはいえ、
全く別物に分かれていく。

一方は、
外国人の若者の人生そのものを考慮したうえでの、
包摂的な受入制度事業へ。


もう一方では、
昔ながらの出稼ぎ≒使い捨て労働力受入制度事業。
win-winとはいえ、奴隷労働そのものともいえる。
*それでも日本なので、言葉でいうほどひどいものではないのですけど。

この2種類に分かれていく。


我々もまた、分岐路に立っている。

願わくば前者の道を行きたいものです。

面倒極まりないと思われがちですが、
その方が間違いなくオモロイし楽しいし、
結果的に、楽して儲かるから。



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...こっちのブログは今は頻繁に記事を書いてはいませんが、
コチラで、毎日書き続けてきて、個人的に愛着もあるので、
たまにこんな感じで書いてみています。
適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
以下、無料メルマガのご案内からどうぞ。

対象:受入企業側、業者側(国内、国外問わず)、士業など業界関係者

https://gaikokujin.link/blog/?page_id=1022
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いつ頃ベトナムの実習生は日本に来てくれなくなるのでしょうか。 [実習生の変化]

月給が2,3万円はすでにざらにあるベトナムの経済発展。
日本に来ても、3倍か4倍程度が関の山の経済格差。

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いったい、いつまで日本に来てくれるのでしょうか。
そして、日本の受入企業は、いつまでベトナムの子たちに頼り続けられるのでしょうか。


先日、ある中国の送り出し機関の方とお話していました。

その方いわく、今の中国の実習生の手取り相場は、
正に10万円以上。
介護も考えて準備しているようですが、
N3介護の場合、手取りで16万円以上。


実際にそうだろうなぁと思います。

でも、ちょっと意外だったのは、
その送り出し機関が優秀なのでしょう。

増えてはいないけど、減ってもいないとのこと。


つまり、よほど優秀な子を送り出し続けていることなのでしょう。


中国など漢字圏の場合、日本では日本語でのコミュニケーションが上手にできなくとも、
漢字の筆談で対応がある程度は可能です。

さらには、ベトナムと比べてみれば、
ベトナム人が日本語を覚えるよりも、
漢字圏の中国人が日本語を覚えるほうが、
よほど楽で早いはず。


特徴に違いはあれど、
中国と同じ道をたどるであろうベトナムという国では、
ここまで市民権を得たベトナム人に対しても、
送り出し機関の淘汰はあっても、
意外となくならないのかもしれませんね。


企業によっても、一度その国の子を受け入れ、
大変な思いをして得た教育ノウハウを、
また違う国で一から始めることに、
これまた相当なストレスを感じるでしょうから、
そういう意味でも、ベトナムが続く可能性があるとも考えられます。

中国同様に、よほどひどい子ばかりが来ることにならなければ、ですが。


ベトナムでは、すでに経済格差の出稼ぎだけの視点から、
日本という国がなぜここまで経済発展したのか。

日本人の考え方や組織力、様々な技術がいかにして高度に成長したのか。

こういった視点から勉強しに来る、良い経験をしに来るという、
送り出し機関側での教育が施されている場合、

三年間のオカネだけじゃない動機で持って、
日本に行きたいという子が少しずつ増えているようにも思われます。


ただ、逆を返せば、実質単純労働しかさせていない受入企業は、
こういう送り出し機関では、募集時の人気は落ち目になり、
良い子を今まで通りに拾えなくなるやもしれません。


最近、当有料コミュニティにご参加いただく方に多いのは、
意外と監理団体でも受入企業でもない方が。


まぁ、監理団体の方は職員の方が多いでしょうし、
その職員の方は、新制度対応でおそらく書面と受入企業との折衝に追われ、
ゆとりも何もない日々をまだまだしばらく送られているのではと思われ、
参加しているどころじゃない状況なのでしょうね。


いっそ、JITCOや機構に聞いても教えてもらえない知恵や工夫を、
コミュニティ内で聞いてみればいいのになんて、思っています。

いや、私なんかと違って、自身で様々解決していけているのかもしれないですね。



話がアチコチ飛んでいきますが、
色んな事情はあっても、
歴史は繰り返されるがごとく、
数としては、ピークを越えたら中国同様に数は少なくなっていくことでしょう。


そうすると、送り出し機関の過酷な生き残り競争が始まります。


次はどこの国になることやら。

国はインドを推すかのような動きがありましたが、はてさて。




当ブログ発信は、11月より一部、発信形態を変更しております。
詳しくは、以下をご覧ください。

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注:改訂(汗)
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  その後のサイト閲覧などがスムーズです。
  *メール登録が前後しても、参加の手続きには問題ありません。

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SNSが外国人技能実習生の情報格差をなくす、良くも悪くも。 [実習生の変化]

facebook、LINE、Wechat、Skype、Viber、Instagram、
母国語対応のデバイスとSNSの普及により、
情報格差が以前と比べほとんどなくなっています。




↑ご存知の方も多いかと思われますが、
外国人技能実習生の支援こそ天の使命と企業に働きかけることを得意とされている方です。
対応の具体的な手法は、以下の記事の通り。

愛知)SNS武器に外国人実習生支援 愛労連の榑松さん
朝日新聞DIGITAL 黄澈2017年4月2日03時00分
http://digital.asahi.com/articles/ASK3964F8K39OIPE01V.html?_requesturl=articles%2FASK3964F8K39OIPE01V.html&rm=371



個人的には、未だキチンと受入対応ができない監理団体や受入企業は、
こういった方々に訴えていただきたく思います。

また、逆にまともに取り組んでいるにもかかわらず、
実習生の根拠のない言い分であったり、子供のダダなど、
常識的にまともに対応すべきではないことまで、
イチイチ突いてくるのは勘弁願いたい限りです。


そして、こちらの方々の一挙手一投足にビビッて、
常にチェックして怖がっている監理団体もどうなのかなと思います。



問題の多くは、賃金、待遇、分かりにくい日本の法律の様々な控除について。
また職場でのコミュニケーション不足からくる諸問題です。

これは、特に事前に理解を深める以外、
その理解をもって、契約に合意する以外、
対処しようがありません。
注:そもそもの最賃違反などの詐欺行為は、もはや論外として触れてはいませんので、
  悪しからずご了承ください。


今は、型が古くても、母国語にて使える携帯端末、
しかもフリーWi-Fiで使えるタイプが、
来日する実習生それぞれの国にて持参してくるのが当然の時代です。

実習生の間に、情報格差がなくなることは、
非常に良いことだと思います。

ただ、できることならば、
いざその局面にならねば調べない想像力が圧倒的に欠乏している近視眼の実習生に、
送出し機関が、積極的に予防策として、事前教育を徹底していただければ、
なおさらに喜ばしいことでしょう。

例えば、ドツボにハマった先輩実習生の声を集めて、
動画などでストックしておき、これからの候補者に事前教育するとか。


労働者保護が声高らかに叫ばれて久しい今、
過保護ともいえる状態も長く続いています。

日本人、外国人問わず、権利を主張するのは結構ですが、
十分といえる義務をも果たさず、訴えたもの勝ちが許容されている時代です。


そんな中、まともな話し合いができる状態=企業も実習生も分をわきまえた
常識の範囲内でのキャッチボールが可能であれば、
話し合いにて解決が可能ですが、
残念ながら、権利とワガママを履き違えている、教育レベルの低すぎる実習生が
ほとんどです。


人財育成の観点から、監理団体職員も大なり小なり躾のレベルで、
諭す行為に尽力しますが、かたくななになると、公平な結論として、
上手に帰国させるように持っていく場合も実際にはある話です。


日本人にも外国人にも、良い人もいれば悪い人もいます。
そして、法律やルールは、一個人を見て作られてはいません。

けっきょく、問題が発生した際に円満解決が図れるのは、
当事者同士と関係者の努力と歩み寄りにしかないでしょう。


そういう意味では、SNSが良くも悪くも証拠となるのは、
非常に宜しい事かと思います。
実習生側のみならず、企業側にしてみてもという意味に他なりません。


どうせ排除できないことでもありますので、
上手に使いこなすことをお勧めします。


宣伝です。


ご関心のある方は、以下よりどうぞ。

●『受入企業専用メール配信登録フォーム』

対象:実習生受入企業の社長またはご担当者の方、
   また受入を希望、検討されている方。

*推薦できる監理団体の紹介(斡旋ではないです)であったり、
 法改正後の具体的ルールなど、不定期に配信します。
 現監理団体へのご不満や確認事項、セカンドオピニオンなど、
 個別相互のご相談も可能です。
 監理費が適正価格なのかどうかも、
 私の主観でしかございませんが、お答えいたします。

 http://www.gaikokujin.link/member/cf/5y


●『監理団体専用メール配信登録フォーム』

対象:監理団体の方

*協同組合(監理団体)の方、良かったらご協力ください。
 様々お困りの受入企業の方のご相談対応等、お願いする場合がございます。

 http://www.gaikokujin.link/member/cf/qmcsb7


※サイト内に就業ビザでのお受入や人財会社向けの登録フォームもご用意いたしました。
※他に送出し機関や、上記に当てはまらない方は、
 サイト内のメールアドレス宛に直接メールください。

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今と昔と外国人技能実習生の考え方が大きく変わっていると思います。 [実習生の変化]

先日、質問など受け付けますとしましたら、
こんなどこの馬の骨ともわからぬ私に、
何通か様々なカタチでお問い合わせいただきました。
ありがとうございました。

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介護や法改正の先行きなどは、
お役人でもない私には到底分かりません。

お役に立てず、失礼いたしました。

ただ、振り回されないよう、確定した情報にて立ち回るとよろしいのではと思っています。

特に、どこまでいっても管轄入管からの許可が様々必要となると思いますので、
結果、確定した情報が出回ったとしても、すぐにその手続きができるかどうかは、
わかりません。

昨年も新規職種が門戸を開きましたが、けっきょくは入管様が
先に事例がないので、許可の根拠を探し求めズルズル受入が伸びたり、
はたまた不許可(≒お役人様が責任を取りたくない)となったりしましたので、
確定した情報が公表されたとしても、スムーズな許可は下りてこないと思います。


本当に気をもむ業界だなと、常々感じてなりません。


さて、実習生の事件が年明け早々にもまた勃発しているようですね。


「ホテル客室で口論になり…」18歳女性殺害、中国籍の20歳送検 愛知
産経west 2017.1.4 12:42
http://www.sankei.com/west/news/170104/wst1701040040-n1.html


同僚の顔を包丁で切り付けた疑い、中国籍の男逮捕 愛媛
SANSPO.COM 2017.1.1 21:08
http://www.sanspo.com/geino/news/20170101/tro17010121080003-n1.html



個人的な感覚でもないとは思いますが、
昔は、10年以上前は、こういった事件はそれほどには多くなかったように思います。

また、特にホテル客室に実習生が密会?しているような事態など、
私の見聞きしてきた中では、考えられませんでした。

貧困であればあるほどに、家族のために自販機でジュースすら買うお金を惜しんでいた
中国人がほとんどでした。


今では、何人を問わず、平気で自身のお気に入りの洋服を買ったり、
遠方の同期生にこの年末年始などの長期休暇で遊びに行ったり、
地方都市から東京などの大都会に遊びに行ったりと、
それはとても当時の貧困の出稼ぎとは考えられない現実を、
目の当たりにすることが多くなっているように感じてなりません。


稼ぎが足りない、他の実習生はこんなにもらっているのに、
自分だけ少ないのはおかしい。

旧正月やクリスマスなどには一時帰国したい。


まぁ、子供のワガママに付き合いおおせなくなっている気がしてなりません。

遊びに行ってもいいです。

一時帰国するのもいいです。


誰もダメなんて言うはずがありません。


ですが、それでお金が無くなった。
もっとお金が欲しい。


頭をひっぱたきたくなる子が多くて、、、
子供じゃないんだから。


日本人でも、稼ぎが少なく、自販機でジュースも買わない、
毎日お弁当でお昼を済ませる。

節約に努め、何かしら突発的な支出に備えて、
最低限の貯蓄をします。

そのためにも、節度のある生活に日々努めています。


そんな日本人は、いちいち辛いとか、お金が少ないとか、
そうは言いません。

*いや、刹那的に生きるモンスター日本人も増えているようですが。


こういった躾まで監理団体の教育指導が求められている今、
本当に手を焼かされると思うのは、昔を知っているからかなと。


日本人でも中国人でもベトナム人でも何人でも、
我慢、辛抱という言葉を、子供の頃に叩き込む教育を
求めたくてしかたがありません。苦笑


受入企業の方、監理団体の方、
色々思うところはありませんか?




宣伝です。

共感いただいた方からコメントいただき、
大変ありがたく思っています。
そう感じるのは、私だけじゃないのかなと。

『外国人労働者受入の円滑な進め方』
http://gaikokujin.link/blog/






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技能実習生が一時帰国したい、と言いだしたらどうしますか? [実習生の変化]

かつてと違って、実習生から一時帰国したいと言い出す子が
増えているように思います。

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昔は、3年出稼ぎに出て、途中で帰るなんて考えられませんでした。

なぜならば、一時帰国は実習生個人の都合であるため、
移動からエアチケットから全て自己負担しなくてはならないからです。

当然、裕福ではないため、一時帰国するだけで手取り一カ月分以上の
費用負担は、実習生にとって考えられません。

今でこそ、労働者(実習生)の権利という中で、
一、二週間ほどの休みも取らせてもらえるだけ受入企業の理解もあり、
さらには有休消化という選択肢も相談できます。

であっても、当然家賃や電気ガス水道、インターネット費用などは
かかります。


実習生自身の気持ちを考えれば、ホームシックにもなりますし、
家族や奥さんなど会いたいことでしょう。

自分を実習生に置き換えてみれば、外国で3年間、
片道切符で出稼ぎに行くという心細さや覚悟は、
相当なものだと容易に理解できます。


でも、そしたら出稼ぎで得た貴重なお金が、
一カ月分増えるではなく、減るのですから、
ある意味、二ヶ月分損した気持ちにならないのでしょうか。



私は、決して帰国するなと言っているのではありません


それで、本当に良いのか?ということです。



ちなみに、よくあるオチとしては、
一時帰国の費用の額面を知ると、
やっぱりやめます、なんて答えが返ってきます。


でも、特に家族を愛す、人懐っこいフィリピン人は特に、
それでも、帰りたいなんて言い出します。


監理団体や送り出し機関が心配するのは、
所詮子供の理屈を言い出すのも想像に難くないため、
一時帰国して里心ついてしまったら、
やっぱり日本に帰りたくない、なんて言い出すことです。


子供とまったく一緒で、契約も責任もあったものじゃありません。

そして、国の法律も『労働者保護』ですか。

強制はできないルールとなっています。


送り出し機関によっては、ちゃんとフォローしてくれているケースもありますが、
それでも、こういったリスクは120%の責任を負うことはできません。

*ちなみにフィリピンでは、良くも悪くも契約不履行は
 フィリピン人のせいになるため、そのフィリピン人もその後
 他の外国に改めて出稼ぎには行けなくなるようです。


制度や法律を理解したくない受入企業側では、
あくまで一時帰国であって、また再来日して、
その後実習という労働にまたついてくれるものだと思っていますから、
もう彼は日本に戻ってこないなんて聞いた日には、
どうしてくれるんだとばかりに、クレームがつくことでしょう。

企業側に落ち度があれば、それもまた別の話ですが、
こればかりは明確な根拠も確認できないことが多く、
頭を悩ませます。



かつての中国人は、そういうことはありませんでした。

途中帰国は、地元でも『恥』と受け止められていたのでしょう。

それだけ経済格差も大きく、とても一時帰国に価値を見出せなかったとも思います。


今では、何人問わず、労働者を甘やかし過ぎる時代です。

またインターネットで毎日家族の顔が見られるから、
よけいに里心が強くなるのかもしれません。


実習生が、一時帰国したいと言い出したら、アナタはどう対応されますか?



宣伝です。

時代と共に、色々様変わりしていくものです。
インターネットにある情報には、今も昔も関係なく、
表示されると思うので、何が正しくて何が間違っているのかは、
常にアンテナを張り続けていなくてはならないのでしょう。


『外国人労働者受入の円滑な進め方』
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外国人技能実習生の不平や不満とは?! [実習生の変化]

先日、寮に訪問して実習生の子たちと話をしてきました。

生活は問題ないですか~?

仕事は大丈夫ですか~?

久しぶりにお話してきました。


社内ではなかなか言いにくいこともあるので、
社外で=寮で実習生からの話を聞くと、
意外と不平不満や、アレって勘付くことがあります。


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社内ではいつもニコニコしていても、寮に帰れば、実は・・・なんてことも。

そして、最近メディアでゴタゴタが取り上げられているせいなのか、
そういう時代なのか、
外国人もコスッカライのが増えてきたせいか、

『私、給料があってない、どうして?』

『残業時間数が違う!』


という質問が来る機会が増えていると思います。

ぶっちゃけ、労使間が本当の意味で良好であれば、
こういう質問はあまり来ません。
*もちろん当初の手取りの約束額以上支払っていることが
 前提です。

でも、それなりの大人数の受入となると、
どうしても機械的、ビジネスライクになります。

そういう意味では、3人受入程度の企業が、
目が行き届いて、良い労使関係を築きやすいですね。



そして、ここの会社の給与計算が、また複雑怪奇。

一年変形のカレンダー制を労基署に届け出しているにもかかわらず、
出勤形態がメチャメチャ。

結果、所定休日、法廷内休日などの割増賃金がバンバン発生します。

なおかつ、一年変形にて一年を通して一日の就業時間数が
違う期間があります。

配属時に説明はしていても、
実習生もそんなこと覚えちゃいません。

何事も、結果が出て初めて、『なんで?』という程度だからです。



確かに説明しても、実習生にはわからないことだらけ。

結果、一言、

「自分たちがちゃんと確認してますから、安心してください」

「ルールを守らないと、会社もダメ、監理団体もダメ、だからちゃんと確認してます」

「もし計算間違いあると、訂正して後日清算してますからね」


一言じゃないですね。汗


てな話でまとめてみました。


ここは、社労士の変更もあってか、どうも労務管理体制が不均衡です。

こういう企業では、いい機会だから、テキパキと不備な点を
再整備すればよいのでしょうけれども、
実際には、担当者が余計な仕事を抱えたくないことがミエミエで、
私が再三指摘する『当事者意識』がありません。


そんな会社であれば、実習生からも不平や不満が出てきてもおかしくはないです。

いや、どれだけビジネスライクであっても、
ビジネスライクにちゃんとしていれば、全く問題ないんですけどね。


外国人技能実習生も、人の子です。
まして、日本人よりも、良くも悪くも子供です。

目をかけてあげれば、声をかけてあげれば、
それだけでも喜びますし、頑張ってくれます。

それを、自身の仕事じゃないと、我関せずな対応では、
良好な信頼関係は築けません。

これは日本人も同じですよね。


不平や不満が出て困る、ではなくて、
出るスキを与えないように、取り組むことこそスマートな受入でしょう。

そうすれば、後々自身が楽ですから。

貴社ではいかがですか?

貴監理団体では、どう対応されていますか?








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昨日の続き、いやもう、共感して思わず深くお返事してしまいます。 [実習生の変化]

コメントいただきました。

 「悪い企業」「悪い管理団体」「犯罪を犯した実習生」は声高にメディアも攻めますが、
 そもそも「外国に働きに来ている」もしくは「外国に学びに来ている」意識の欠落した実習生のことは
 あまり語られていませんね。
 もちろん彼らだけが悪いわけではないとは思いますが、
 意識の低さをそもそもの送り出しが改善しない限り、
 このような例はまだまだいくらでも出てくると思います。

 いくら企業側がコンプライアンスを厳守しても
 そんなの彼らは関係ありません。ごねるネタが減っただけのこと。
 一言先輩から注意されたことが
 「俺がストレスと感じたんだからひどい環境なんだ」
 と言い出したらどうにもなりませんから。


生々しいです。
そして、至極おっしゃる通りが現実です。
本当に悔しく残念な思いをされていらっしゃると思います。


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企業と実習生と、双方良かれと、そういう縁があっても、
途中で終わる現実もあります。



ここでは2点。

①実習生自身の意識の低さの問題

②この問題はコンプライアンス遵守だけでは解決できないということ



まず、①実習生自身の意識の低さの問題について。

送り出し機関≒入口としてのポイントについてお話します。

入口では、ふさわしくない人材排除のフィルタリングをいかに機能させるのか。
また、合格後の講習中にいかに痒い点を指導していけるのか。
ある意味、社会に出る前の子供に対する躾と同じです。

しかし、送り出し機関自体が外国人なので、
日本の機微が、心の襞(ひだ)感覚は、機能しません。

結果、根本的な改善を行うには、
制度(特に現場))に精通している日本人が、
送り出し機関の経営に関与できない限り、
通常のブラッシュアップすら実現が難しい。

国によっても、その道のりは様々に紆余曲折であり、
労力と時間とコストがかなり必要とされます。

人が人を判断するにあたり、120%の正解はありませんので、
難しいところです。

この改善に取り組み続けているのか、
諦めて『縁』と割り切っているのか、
姿勢は監理団体によっても大きく違います。



そして、②この問題はコンプライアンス遵守だけでは解決できないということについて。

現在、どんな労働者であっても解雇はご法度と言ってはばからない法律、
従来の求人と違い、企業側は実習生一人一人に初期投資いただいていること、
労働者側の事情として辞めさせないと今後の受入にも影響する制度ルール、

受入をせずに他の選択肢を考えたくも、
現実論としてコストパフォーマンスを許容できる範囲で実現可能な選択肢が
限られています。

イヤだったら辞めてもらってかまいません、と言えない苦い辛さは、
私も何度も味わってきております。

この背景の中で、企業側でもできる対策とは、
就業規則や労使協定、雇用条件設定など、細かく社内整備をすることで、
労働者の理不尽な要求に、法的に対処できる状態を作ることが大事です。
*この場合、社労士との相談となりますが、
 社労士も様々ですので、できればセカンドオピニオンなど
 複数の社労士と意見交換の機会があっても良いのかもしれません。


そして、モンスター、クレーマーについては、
粛々と上手に対処し、自己都合にもっていく。

性根の腐った労働者は、教育以前に排除する選択肢が現実です。



基本的には、何も排除排除という姿勢ではないと思います。
日本人でも外国人でも何人でも、男女も年齢も出身も関係なく、
話し合って相互理解を深めながら、トラブルを解決できない相手とは、
付き合いおおせないのもまた現実です。

そういう方々には、丁重に対応し、自らが望む要求を受け入れてくれる就業先を
自らで探していただくことが、双方にとってイチバンの解決策だと思います。


人間は、残念ながら局面を迎えたときには、
自身にとって都合の良いことしか言わないし、
都合の悪いことは知らぬ存ぜぬが、普通の時代です。
正直は決して美徳ではなく、
ウソをつくことは心理的ストレス(ストッパー)にすらなりません。

だって、争いには勝たねば、守るべきものも守れませんから。

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外国人技能実習制度はとても面倒くさいことばかり。。。愚痴です。苦笑 [実習生の変化]

労使間の問題があれば、労働基準監督署に相談。

受入職種に問題があれば、入国管理局にも相談。

入管だけじゃなく、諸状況に応じてJITCOにも相談。


諸問題発生、受入企業と実習生と、それぞれお話し合い。
通訳の手配ももちろん。

特に実習生側に問題が起きた際には、
一度で終わればまだしも、二度三度。

話し合ってまとめた答えを、翌日平気でひっくり返す。


こういう実習生もいますし、品行方正で問題ない子も。



これもいわゆる人材ビジネス。


人を扱う、しかも外国人を。

本当に難しいところです。


法律という理屈と、現実という実態と、
各種感情とのバランスをとりつつ、
winwinで回していかねばならない。

あげく収入も取らなくてはならない。



率直に言って、
外国人技能実習制度は、労働力確保ビジネスと、
堂々とやりませんか?
やれるようにしてもらえませんか?

関係法令は、日本でいっても法務省、外務省、厚労省、
主だっては三つの縦割り行政に付き合っているのですから、
普通の人材派遣、普通の有料職業紹介事業で
いっこうにかまわないと思います。


もちろん、監督取締機関は必要不可欠です。



普通の民間人材ビジネスにするだけで、
良いサービスの提供競争に必然的に特化されていくことでしょう。

自浄作用も十分機能すると思います。

実習生も保証金だの、手数料だのと、借金も減るのではと。


あくどいブローカーなど、あっという間に駆逐されていきます。

良いサービスが提供できる機関でもない限り、
潰れるのは時間の問題です。



そうすれば、少しは気兼ねなく正常化させやすいな~って。



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外国人技能実習生受入時の注意(建設業または農業) [実習生の変化]

散発的ではありますが、外国人技能実習生受入を取り巻く、
2016年現在の実態を、きちんと伝えているのではと思います。

以下、ご参照ください。


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【外国人技能実習生:3】中国とベトナムの実習生最新事情
HANJO HANJO 2016.7.7(Thu) 16:34
http://hanjohanjo.jp/article/2016/07/07/6148.html


日本では今オリンピックに向けて建設ラッシュが進んでいるが、
こと建設業においては技能実習生からの人気は低い。
それは肉体労働であるということに加えて、拘束時間の問題が大きい。
現場まで毎日片道2時間拘束され、騒音などの問題から残業で給料を増やせる職場も限られる。

記事にはこうあります。
そう、その通りです。
そして、これは建設業だけでなく、農業にもよく当てはまります。



そして、最初にこういった説明をきちんとしてから、
それを承知してもらった上で、
講習を受け、来日し、配属へと進みます。

しかし、喉元過ぎてなんとやらですか、
実際に朝早く集合して、1時間2時間かけて現場に向かい、
汗水たらして毎日クタクタになって働いて、
給料を見ると、他の実習生と、言うほど多いわけではないことが分かります。

その時になって、初めて、これはおかしいんじゃないか。

自分たちは都合よく使われているんじゃないか。

隣の芝生はあんなにも青いぞ!なんて考えになります。

そこで、日本人も同様に働いているといっても、
日本人は高い給料もらってるじゃないか。

いやいや、技術も年季も違うでしょ。
仕事を任せられている人財と、初めて現場に入って間もないアナタと、
同じ給料のワケがないでしょ。

そもそも、面接のときに確認しましたね。。。

色々説明もしますが、本人は納得がいかないようです。


そう、こんなことが発生しやすいのが、建設受入です。


あ、あと、他の実習生は年末年始、GW、お盆休みと、長期休暇があるにもかかわらず、
自分たちは、現場の都合で長期休暇がないから、体がキツイ。


もうね、帰れ!って言いたくなるのをグッとこらえて早何年です。


建設業の受入は、入り口の時点で、いかに断りを入れるかどうか。


活きの良い元気な体力ありそうな子を好む経営者も多いのは承知していますが、
それよりも優先して選抜いただきたいのが、
従順かつ忍耐力があるかどうか。

この点を入口の時点で選ぶ際に、はき違えないこと。



ココを強くお勧めしたいですね、個人的には。



10年以上前、かつては、経済格差があまりにも大きく、
それは所得が1万円も稼げない子たちが多く、
なおかつ日本への憧れも強く、
良いか悪いかは別にして、それなりの保証金額面もフックが機能し、
総じて忍耐強く、従順な人材としての労働力が確保できていました。

この背景が、時代のスピードが速くなるにつれて、
中国の人たちには、あまり魅力を感じないほどの格差が薄まり、
加えて、ベトナムも数年後には、中国同様となることでしょう。

カンボジアや三ヤンマー、ラオスなんて選択肢が増えてきているようにも思いますが、
じゃぁといって、その国ごとに、その送り出し機関の成長を促すことは非常に難しく、
世界の非常識である日本の常識のサービスに対応できる送り出し機関は
ほとんどありません。


結果、日本人が入って何年越しで送り出し機関を創り上げないことには、
失踪リスクも提言しない、普通の書類のやり取りすらままならず機能しない、
なんてことはザラにあります、いや、中国、ベトナムであっても、未だにあるくらい。


記事の後半に、ベトナムの送り出しは、日本の要求に対応してきているとの
コメントもありましたが、十分かどうかは何とも言えません。
他の国よりは、よっぽどマシではありますが。

加えて言うならば、フィリピンの送り出し機関のレベルは総じて低いと感じます。
ちゃんとしたところもあるかと思いますが、
出稼ぎ労働者は法律で守られているため、
送り出し機関は他国のような利益を上げることは難しい。
=受入企業が負担する管理費が他国と比べて高くなる傾向に。
ちなみに安いところは、ただただ最低限送り出すだけで、
なんもしませんから。


えっと、例のごとく話がズレましたが、
色々考えて、経験とノウハウを積み増し続けていられるところこそ、
120%がない中でも、問題のない受入を進められる監理団体だと思います。



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外国人技能実習生に感じて気づいて欲しい日本の美点 [実習生の変化]

個人的な現場の肌感覚のお話です。

せっかくこれだけ情報格差の垣根が取っ払われてきているのですから、
『技能』はちょっとおいておいて、『実習』の点で、現実的に身につけて
帰国して欲しいと感じたことを書いてみます。


以前と比べて、今、来日してくる実習生たちは、ほとんどインターネットにつながる
母国語仕様の端末(型遅れはもちろんですが、iPhoneやAndroidのスマホやタブレット)を
持参してきます。


そのため、配属後数カ月経って、現実に直面して、
初めて不平や不満、疑問が飛び交います。

講習で教わってきたことだろう・・・

そんなことはお構いなしですね。
厚生年金はなんでこんなに取られるんだ?
配属時までも、何度も説明を聞いてきていますが、
いざ給与明細を手にして、自分のところにオカネが入ってくるようになって、
初めて自分事になるんですね。


また、日本人にもいますが、
ヤレ残業代がないのはなんでだ?
有給はどうなる?
などの、細かな問い合わせも激増しています。


面倒ばかり増えてきて、正直げんなりすることもありますが、
良い点を考えれば、『行き当たりばったり』なことはなく、
『先々を考えた計画』の視点が持てるようになり、
結果、『予防』策的な指導が、以前よりは有効なのかなとも思います。



スミマセン、話がそれていきました。汗


要は、様々な情報が無料でいつでも入手できるということは、
結果、道を選択できる思考を自然と身につけることができるのですから、
=自己責任を理解できるということです。
=良い選択をしようと、物事の理解を深める努力を自然とし始めます。


であるならば、
悪い話は自然と光よりも早く飛び交いますが、
できれば良い話もたくさんシャワーのように浴びて欲しいと
心からそう思うワケです。



ここでご紹介するのは、そんな良い話だと思いましたので、
以下の記事をご覧になってみてください。


外国人だから見える日本の美点。「和の国」が世界中を感動させる理由
MAG2NEWS 2016年5月24日 伊勢雅臣
http://www.mag2.com/p/news/197450?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000125_sat&utm_campaign=mag_9999_0528&l=cmk1397e4f


shutterstock_139171733.jpg


↑渋谷のスクランブル交差点の画像です。
ナゼかは記事をご参照ください。

例えば、記事にあるような、こんな視点を実習生にも紹介してみてあげたい。


外国人の見た「大いなる和の国」

お互いに「すみません」

周りの方の「がんばれー」光線

「静かに美しく毎日が過ぎていき」

「恩や義理人情」

死者と生者がむつみあうようなのどかさ

「全体がひとつの大きな家族のような場所」

「日本は他の世界と共有するものをたくさん持っている」



この記事で取り上げられている何人かの『外国人』は、
一般的な実習生とは違うのかもしれません。
でも、境遇は誰もが様々で、ここでその違いは大きな要素ではないと思います。


様々な外国人が、当事者の日本人では気づかない美点を
外から見れる外国人ならではの視点で、指摘してくれています。

こういう『気づき』が、人間を大きく成長させる大きな要素の一つと思います。

受けてきた教育や、重ねてきた年月の経験も大きく左右するのかもしれませんが、
物事を見て、何を思うか、感じるか、については、学歴も経験も関係ない。


もちろん、私たち日本人自身にもまったく同様のことが言えます。


偽善者チックですが、せっかく日本に来たなら、何か一つでも多く、
『技能』でも、『日本語』でも、『気づき』でも、『友人』でも、
なんでもかまわないから、良いものを身につけて、拾って帰国してもらえればなと。


余談です。

記事自体も以下の本の紹介でしたね。苦笑
















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