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特定技能の転職トラブルが少し表面化してきた… [特定技能]

カネだけで動くモンスターはもちろんのこと、
特定技能者の一時帰国で狭間に陥る法の隙間?が生まれてきている。

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技能実習の転職問題を人権派の方々が鬼の首を取ったかのように、
懸命に訴えている。

(余談)
ちなみにこういう方々の大半は、
次から次へとまた別の問題を見つけ、
廃止廃止と訴えるだけで、
何ら具体的に建設的生産的行動には移さないので、
どうも好きにはなれない。

自分たちが声高に批判し続けたからこそ、
制度を良くしている…
潜在的な被害者を救った…
という自負などあるのでしょうけど、
別にそんなことしてもらわなくても、
笑顔は量産できている。

やはり私は現場で取り組む側を応援したい。




一方、特定技能においては、
転職は可能となっているから、まったくもって批判がない。苦笑


転職…コレが良いのか悪いのか。

現実は屁理屈より奇なり。

転職できる特定技能で、どんなことが起こっているのかを具体的に上げてみる。

ちなみに、正に『風が吹けば桶屋が儲かる』が実現している。

つまり…

Aさんは転職できるからと、
A社を離職した。

このAさん、過去に技能実習生で、
特定技能になってα社からA社へ転職した人。

A社で2年間は特定技能で頑張っていたけど、
さすがに一時帰国したい…

でもA社では有休消化含め、
規定通り、日本人同等の就業規則にのっとった休みしか与えられない。

結果、自分の意見が通らないAさんは、
A社を離職することになる。

同時に、Aさんもアホじゃないので、
自分でB社を見つけてきて採用を勝ち取った…らしい。

B社は、
Aさんは日本にいて、この人材ならと採用を決めたのでしょう。

ですが、B社にしてみれば、
Aさんが一時帰国を希望しているならば、
B社に入社する前に一時帰国してきてほしい。

自然なことだし、当然ですね。

ただしその場合、
Aさんが一時帰国する前に、
B社でAさんの在留資格変更手続き(ココでは所属機関の変更ですかね)の、
手続き申請を行ってもらう必要がある。

これさえしておけば、
みなし再入国での一時帰国が可能。
(入管も就職先あっての入国とわかるから)
*なおここでは細かな条件があるも割愛。


ただし、

Aさんはソコまでわからないけど、
B社ないしソコに付き合いのある業者(行政書士でも登録支援機関でも)が、
この、「Aさんの帰国前に申請手続きを済ませておく」をしないまま、
Aさんを帰国させてしまった場合、

B社は、新たにAさんを招聘する際には、
その国の送り出し機関との提携をせねばならない。
(今回はベトナムのケースであって、他国はまた一味違う)

ベトナムでいうなら、新たに推薦状持参で、
現地日本大使館へビザ申請に出向かねば、
日本へ渡航しても入国は許可されない。

結果、送り出し機関へ1か月分以上のコストを支払うことになるし、
そもそもがベトナムという国では、
特定技能は儲からないからと手続きをやりたがらない先も少なくない。

はたしてB社はそんな送り出し機関を見つけることが可能なのか。
いや、それ以前に、B社にしたら、どうして1か月分の給料を、
現地送り出し機関に支払わねばならないのかの理解が可能かどうか。

そこまでしてB社はAさんを雇用したいのか…


今回のケースでいうと、
Aさんは2年も特定技能で働いているため、
どれだけ日本慣れしてるとしても、
残り2年ちょっとしか働けない特定技能者のために、
ソコまでのコストと手間暇をかけて、
受け入れたいと思う会社は、どれだけあるのか。

結論として、
Aさんは、日本に再来日して稼げる機会は、
確率論的に厳しいものとなるコトでしょう。

コレ、Aさん、B社が求めていた結果にはならないってこと。


ひとえに、
「Aさんの帰国前に申請手続きを済ませておく」
ってことをしなかっただけで、
Aさんの人生設計は大きく狂う。

コレは、Aさんにしてみたら、良かったのかどうか。

就労制限が様々ある外国人労働者の、
今回でいえば特定技能者の転職は、
色んな意味で大きな制限、ハードルが横たわっている。


冒頭、騒いでいる人権派の方々は、
こういう現実を生み出したいから、
騒いでいるのだろうか。


業者がプロとして
俯瞰的に両国にまたがる各手法やルールなどを十二分に承知の上で、
全体最適を実現できるかどうか。

身もふたもない言い方をするならば、
B社も付き合う業者が実力不足で残念でした…でおしまい。

Aさんもまた、支援してもらえる業者がわかっていなくて、
残念でした…でおしまい。

コレ、いくら制度で転職を認めたからって、
実際に機能すると思いますかね?


今あげたのは一つのケースであって、
他にも山ほどのケースバイケースが起きている。

そんで、その都度、
人権保護の複雑怪奇な両国ルールのおかげで、
現実は泣き顔が量産されている。


一方、技能実習は至極シンプル。

3年雇用するか、
途中帰国するか。
(現状でも実習生のワガママな話でなければ、転籍は認められてるし、その努力を惜しまない方は少なくない)

借金で縛られてるから…

はい、ソレがイヤでかわいそうなら、
借金しない国を選べばよい。

いや、先日の調査で6カ国ではありながら、
フィリピンみたいにたかだか数万の「自己都合の借金」程度ならば、
来日後に数カ月稼ぐだけで、借金自体もすぐになくなる。
*自己都合の借金=送り出しや仲介者、受入先へ支払うような借金じゃないって意味。


なお、余談ながら、
Aさんは脱退一時金狙いでの一時帰国でもある。

この場合、
A社ないしAさんの気分や都合で退職するのは構わないものの、
退職日=帰国日(での転出届)にしないと、
厚生年金→国保切り替えが必要となる。

こういうのも適切に手続きしておかないと、
B社での申請もまた、疑義がある…不備がある…などにて、
許可が下りない場合も考えられる。

どこまでも多面的に俯瞰的に網羅的に、
ケアしていくべき問題なんですが、
この関係当事者の方々の中で、
どれだけコレラの視点と全体最適化能力を持ち合わせている人がいるのかどうか。


現状において、
こういう十分なケアができるだけの、
マトモな業者はどれだけいるんでしょうね。



コレって、制度の問題なんでしょうかね。


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特定技能の試験合格者(海外組)って、大丈夫かな・・・ [特定技能]

特定技能の試験合格者、各国それぞれにいらしてくださるけど、
いつも、ホントに来れるかわからないのにと、余計な心配をしてしまいます。

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コレ、2021/8/20 現在の、
特定技能制度における試験実施予定一覧表。
https://www.moj.go.jp/isa/content/001344674.pdf

このマトリクスを見てみると、
ミャンマー、ベトナム、中国ではろくに試験開催されてない。
だから、来れるとしたら元技能実習生しかいない。

フィリピン、カンボジア、ネパール、モンゴル、インドネシア、タイであれば、
こんなコロナ禍であっても、
ソコソコ試験は開催されてるので、
試験合格者組は累計で見たら少なくない。
(そもそもの受験者が少ない国もあります)

もう一つのポイントは、
ちょくちょく外国で試験開催されている分野もまた、
かなり限られているってこと。
「介護」、「農業」、「飲食料製品製造」、「外食」、
この4分野しか、ほぼほぼ各国試験開催は行われていない。

とすれば、
フィリピン、カンボジア、ネパール、モンゴル、インドネシア、タイ
×
「介護」、「農業」、「飲食料製品製造」、「外食」
のマトリクスに特化して、
海外待機組の試験合格者は多くいる。

しかし…
特定技能が始まる前から懸念していたのが、
これらの各種試験合格者は、
本当に、日本へ来日して働ける日が来るのだろうかという心配。

試験合格=就労先確定ではないことくらいは、
わかっている方々も多いと思いますが、
就労チャンスがなかったならば、
いったい、何のために決して現地では安くはないお金を支払ってまで、
試験合格したのかどうか。

JLPTやJFT-basicなど、日本語試験もあるので一概には言えませんが、
せめて地元での就職機会に差が付けば御の字です。

そして、
送り出し機関は、こういった人材を集めて、
日本側へ様々なアプローチを仕掛けているようにも思いますが、
はたして日本サイドは、これらの人材を選んで招へいするモノなのでしょうか。

送り出し機関がつながりのある日本側の人材あっせん先は、
やっぱり監理団体が主になるのでしょう。

その監理団体は、試験合格組を、受入先へ案内するものなのでしょうか。

外食に限っては、
そもそもが技能実習ステージがないので、
それ以外の人材紹介手段は、国内移行組しかありませんから、
必然的に、試験合格者も視野には入ってこようかと。

ただ、N4合格してるからと、べらべらに日本語が話せると思ったら大間違い。

強いて言えば、
合格者多数の中から、選べるってコトが、
コロナ禍のおかげで、試験合格待機組が増えた良い恩恵を得られるかと思います。

そう、
この選べるってのが、受入には何より大事。

マッチングが成立しないと、どうにもならない。

そういう意味では、
介護も農業も飲食料品製造もまた、
選べる状況にあるように感じてしまいます。

さらに、
特定技能は技能実習と違って、
フィリピン以外は渡航費負担を受入先に求めてはいません。

上っ面しかわからない新規参入組は、
そういう意味でも特定技能の試験合格者をおススメしやすいのでしょう。


ただし、
コレマタ一長一短のなのが、転職自由の制度だということ。
実は、技能実習の縛りは、労働者にとって不利益ばかりか、
利益もまた大きいものがある。

つまり、受入先もまた様々な縛りにあっているので、
途中で簡単にやめさせられないってこと。

特定技能はそうはいかない。
1年契約更新にすれば、1年後には契約更新せねば済むだけ。

せっかく選んだ子が特定技能で来日しても、
1年持たずに都会へ転職していくことも当然あるわけですが、
それをそう簡単に、都会の受入先が許容するかどうかもまた、
ハッキリとした確約保証はないんだけど。


ああ、ヤヤコシイ。苦笑

風が吹けば桶屋が儲かる…
人間万事塞翁が馬…

良いほうへと転がってくれれば御の字ですが、
逆パターンも少なくない。


なんだかいつも通り、変な方向へと話がよれていきましたが、
要は、特定技能であり、海外試験合格者には、
日本での就労をつかみ取れる、コレってレールがいまいち見当たらない。

そう思うと、ホントに、試験合格待機組は、
泡と消えゆく実現しない希望にしがみついて、
来ない明日を夢見ている人たちがいたとしたら、
ホントに、どう思うんだろうかと、
ついつい、余計な心配をしてしまうものなんです。



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特定技能登録支援機関事業がうまく「成功」できない先が多い理由 [特定技能]

あまりにも傍若無人な悪質ブローカーが水面下で増え続けている気がする。
悪質じゃなくても、うまくできない業者が徒手空拳でもがいている気がする。

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パッと見、初期投資もいらずに、
右から左で、楽に儲けられそうだし、
先々、需要は底堅いどころか拡大の一途と市場規模をにらみ、
本格的でも、ついででも、新規参入(登録届け出数)は毎月数十件と、
特定技能制度がスタートしてからずっと続いている。

有料職業紹介の許可も必要なのは、今さら言うまでもない。
ナゼ、上手くいかないのか。
表面的なコトはともかく、本質的な問題と思われる部分を書いてみる。

『成功』

事業として取り組む場合、誰もが成功を夢見て、参入していく。
事業なら何でも同じですが、『成功』するには、どんな要素が必要なのか。

巷で言われがちなのは、
「成功」=「才能」×「努力」
なんて、言われることがある。

才能・・・コレは、センス、感覚などともいえそうですが、
ちょっと上手い事言語化しにくい部分なので、いったん置いておき、
努力・・・について書いてみたい。

ある人が、こういうことを言っていた。

「努力」=「知識」×「戦略」×「時間」×「根性」

ではないかと。

「知識」がないと、始まらない(市場リサーチ)。
(各種法はもちろん、業界職種地域ごとの受入側、外国人労働者側の背景や諸事情など)

「戦略」がないと、自社の強みを生かして、仕掛けられない。

「時間」を一定以上は費やして、準備や実働に当てないとそもそも結果が出せない。

「根性」…時代錯誤感を感じるワードかもしれませんが、
粘って信じて続けられないと、そもそもたどり着けない。

これらが「かけ合わさって」、「努力」となる。
足し算ではないので、どこかがゼロでは、結果へたどり着かない。

もちろん、「才能」だって、ゼロではいけない。
(ちなみに、才能は、その人固有の問題であり、人としての経験値的な意味もあると思う)


だとすれば、
特定技能の登録支援機関事業において、
成功へとたどり着けていない業者には、
このうち、何が足りてないのでしょうか。


難しいのは、このうちの、どの要素が「必要最低限」と言えるくらいまで、
足りているのかどうか。

どの要素が、強みと言えるほど、
「他社と比べて明らかに秀でている」といえる「程度」であるのか。


井の中の蛙には、こういった客観的かつ相対的な評価は、
ままならない。

いや、そもそもが市場の現実をわかっていないことには、
どの程度が「秀でている」レベルなのかさえ、わからない。


うん、やはり、決してネット記事や公的機関の情報源には載っていない部分を、
いかにして入手するのか。
肌感覚を身に付けるのか。

逆を返せば、実際にやってみるのもアリですが、
責任(完遂)も取れるかわからないのに、
取り組んでみるのはいかがなものかと、
どこかの既存事業先で、実際に修業に励んでみるのがイチバン無難でしょう。


長くなるので、この辺で。


追伸、
これらは、本当に、どんな事業にだって言えること。
抽象と具体を、どんだけ縦横無尽に行き来できるか。



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特定技能も少しずつ体制が整ってきてはいますね。 [特定技能]

でも、まだ、固まって、
様々なレールが、幅が、出そろったワケじゃありません。

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最新ニュースに一喜一憂されている方も多いようですが、
結局のところ、
先行者メリットはある程度はあっても、デメリットの方がはるかに大きい。

先行者がつまづき、予定すら立たず、
目論む実利は当分上がらないのは当然です。

現実を考えれば、
実利面が整わねば、
様子見でスタッフ投入し続けられる事業主ならばともかくも、

ラッキー目当ての、出来高実利じゃ、
フツーの事業者は、資金もあっという間に底をつき、

どうにも目も当てられずに、下手をすれば悪質ブローカーに
成り下がっていきます。


実情を俯瞰的に、時系列的に見通せていない業者は、
相も変わらず、特定技能有資格者の元実習生を集めていたり、
それらのリストをどうにか売りさばけぬものかと、
アチコチに必死に営業してみたりしているようですが、
無理なものは無理なんです。


根性でどうにかなるモノじゃない。
知恵を絞れば、抜け道があるってモノじゃない。

スポーツにおいて、根源たるルールが出揃ってもいない。
いつ出揃うかなどのスケジュール見通しすらない。
あっても、期日の約束などない。

そんな中で、いくら戦略を練っていようが、
計画が立つわけがないんですから。


個人的には、現実習生が、帰国を前にして、
受入先での継続を、労使ともに相愛で契約が整う場合においてのみ、
そのタイミングで様々確認できる範囲で、
手続きを進めてみるくらいの対応が、現実では関の山です。


もろもろわかっている方は、
最低限のアンテナだけは張りつつ、
情報キャッチに余念がないだけ。

実際には、何ら積極的に動くこともない。


実績は始まったようですが、本当に不安定。


踊り狂っていた事業主が、
意識的か、知らなかったで通ると軽く考えて、
不法滞在者の斡旋に関与したり、
待ちきれずに食うに困って、
アホなコトばかりしでかし、
無駄にメディアを賑わし、
これ以上の法の細分制定や、
軌道修正的後出しじゃんけん対応に傾くことのないよう、
願いたいものです。





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特定技能の説明会参加報告...かなりヤバイと思われる... [特定技能]

コレは書こうかどうしようか悩みましたが、
読者を信じて書いてみます。

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ぶっちゃけ、ユルユルです。
少なくとも、当方にはそう感じてしまいました。

以前、管轄先へ問い合わせた際に、

『技能実習制度での受入ががんじがらめで厳しすぎるから、
 緩和を望む声が多く、それらを反映させる意向で進んでいる...』

と、言われていた言葉を思い出してしまいました。


個人的に、特に気にかけていたのは、
技能実習で言う、必須作業が半分以上の実習計画でないと、
許可が出ない。
=取り組ませても構わない作業は、必須作業を2日に一度以上、
もしくは半日以上、取り組ませねばならないといったことが、
特定技能では、どう判断されるのかということ。


どうせ、直接ストレートに聞いても、
3月中旬の政令や省令を待って欲しい。

もしくは、3月1日に公開予定の、
各種申請書面の参考様式を確認すれば、
そのうえで、管轄先へ問い合わせれば、
わかることとは思い、
私からは質疑を行いませんでしたが、


説明会の内容から、伝わってくるのは、
分野内であれば、アレもコレも従事させてもいいということ。

つまり、

必須作業などの言葉の縛りは、
特にはないという意味に取れました。


私が危惧するのは、
どう考えても、過去、歴史を振り返れば、
面倒なことは丸投げしたくて仕方がない中小企業の社長さんたちは、
自分で調べて考えるのが面倒で、
業者に責任を押し付けたがる受入企業側の方々は、

必ず、何でも仕事させて良いと考えることです。

=必須作業など10%、いや実質1%もないのに、
N4&技能試験ハードルさえのど元過ぎてくれれば、
後は、片付けだけ、重労働だけ、
3K、4Kだけ特定技能の外国人労働者に、
させても構わないという会社が増え、
(意図的にも、その部分がピンポイントで人手不足だからと言い訳しながらも)

なおかつ、
登録支援機関も【監理責任】ではなく、
どこまでも『支援』に他ならないため、
安く安くあげられるよう、
四半期ごとの報告をテキトーにし、
なるべく手間暇をかけず、
最低限の支援作業だけにし、

結果的に、
事前の教育指導(危険防止や衛生管理など)が十分ではなくなり、
事故などの労災や、転職という名の失踪が増え、
外国人労働者側も、受入企業側も、
好き勝手する先が増えるように思われてなりません。


悲観的にばかり考えているワケじゃないんですが、
どうしてもゆとりがない、
面倒なことはしないという人たちは、少なくないので、
危惧されます。


ビジネスとして頭の悪い、
想像力が回らない近視眼経営者ばかりじゃないとは思いますが、
働き始めてみたら、とても大事にされているとは思えず、
結果、転職先を必死で探し、定着しない。

業者がちゃんと支援しないからだ。

...いそうでしょ、他責志向の経営者。


自身に、自社に問題があるとは思えない会社。
気づこうともしない会社。

どんなスーパーな支援機関でも、
支援者でも、定着は難しい会社。
(まともな支援者なら、逆に転籍先を探してあげるでしょうね、)


ちなみに、
主たる業務(という言い方をしていました)をあまりに従事させることなく、
違う仕事ばかり、日本人もしている作業だからとやらせていると、
それは資格外活動となり、不法就労となる旨、発言もありましたが、

良い悪い抜きに、その線引きが明確ではないため、
はたして、50%なら法令違反ではないといえるのか、
30%でも20%でも良いのか、
1%でもあれば、やらせていれば、良いのか、
グレーゾーンが美味しいとして、
法律が明確な線引きを明示していないがために、
好き勝手する輩は絶対に出てきます。

摘発できる人員や、実地調査が可能かどうかも大きな問題です。

説明会では、「問題がある先には、調査が入る」といわれていました。
問題って何?苦笑
外国人労働者のクレーム?

機構みたいに、母国語相談を受けるの?
協議会?入管?


入管の説明してくれたお偉いさんも、
先進的な受入企業の取り組み例をアピールして、
ちゃんと待遇よくしていれば、
転職もないし、上手に制度活用できると言われていました。


まだまだ、先が、全容が見えないので、
読み切れませんが、
ユルユルは、危惧する悪い面だけじゃなくて、
良い面でもあります。


どこかで書いたように、
いわゆる企業単独型での受入が可能となるという点です。


実習生は、監理団体が間に入らねば、
受入自体できませんでしたが、
今回は、仕入れルートさえきちんと見つけられれば、
整備できれば、
中間業者入りません。

その代わり、相当な知識や経験が必要です。
失敗という屍を踏まえて乗り越えていく覚悟が必要と言うことです。

たぶん、ご自身で実際にやってみないと理解できないと思いますので、
ぜひやってみてください。

そうして、人一人の人生を結果的に狂わせる経験を、
して欲しくはありませんが、
してみないことには、意味が理解できないことでしょう。


コストも時間も労力も、
とんでもないボリュームで降りかかってきますし、
当事者として逃げられませんから。



にわかの登録支援機関は、
安くやってくれるでしょう。

仕事内容の意味がたぶんわかっていないでしょうから。
そして、追うべき責任もたぶん安易な考えでしょうから。
人一人の人生を、その後ろにいる家族の将来を、
大きく狂わせる結果になることなんて、
受益者負担のリスクでしかないと、
ビジネスライクに考えているでしょうから。

確かにその一面はありますが、
理屈だけで済む者じゃないコトに、
どれだけ理解が及ぶかどうか。


それでも、
受入企業側は、背に腹は代えられないとして、
安く安く安く対応してくれる先を、
追い求め続けることでしょう。


安かろう悪かろうの事例は先に述べた通りです。

いくらが適正かなんて、
これもまた、誰も未だ決められません。


支援計画の全部を委託するなどの記載もありましたが、
やはり部分委託も認める方向性で、
現在揉まれていることもあり、
実現すれば、1~10まで全ての支援であればいくら?
1~3までだけで、後の4~10までは自社で対応できるから、
というならばいくら?
ということにもなり、
本当にいくらが相場などは、まだまだ分からないことのように思われます。


さてさてさて...

アナタはこのイバラの道を、
どうやって歩むおつもりですか?


走り続けている以上、
止まれないとして、
どんどんドツボにハマっていきますか?


たぶん、監理団体にいる技能実習生が、
そのまま特定技能者へと移行し、
継続して受け入れしていく先であれば、
イチバン、スムーズなのでしょう。

でも、
日本国内から、もしくは、
新規で送り出し国からの仕入れだとした場合、
相当な様々なハードルが山積していて、
おそらく相当の労力とコストがかかるようになります。


それらを、純然たる労働者だからといって、
受益者負担とばかり、全てが労働者の借金となって、
また借金問題はより大きな問題へと、加速するようにも思われます。

特に送り出した後は、
実習制度以上に、何の責任も負わない送り出し側では、
より一層の1を100に膨らませて送り出す、
悪質ブローカー問題は、また増えるリスクがあるようにも思われます。


あぁ、言い出すと止まらない。。。



新しいレールだけに、
入口から出口までのルートと、
その流れの中で、どこで何が問題となりそうか、
色々俯瞰で想定するのは、なかなか難しいところです。

多面的にチェックしないと、
4者?のwin-winは成立しません。


もう一度言いますが、
屍を踏み越えて、歩みだしていく過渡期が、
この先、数カ月から一年はかかりそうに思われます。


願わくば、慎重に丁寧に一つ一つを一貫的に、
統一性をもって、
戦略的に受け入れの持っていき方からソフトランディングまでを
真剣に考えて助言支援してくれる担当者と巡り合うことを、
受入企業側の方には、切に願ってやみません。


良い業者がいないと嘆く方は、
ダメ元でご相談ください。

もしかしたら、お応えできるかもしれません。




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やっぱり技能実習制度≧特定技能である理由 [特定技能]

見方にもよりますが、なぜ特定技能はダメなのか...
要件ハードルのあるなしが、根本的に全てを変えています。

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特定技能の要件には、
日本語N4要件と技能試験ハードルの二つがあります。

技能実習制度には、
この二つがありません。


コレだけ。

ただただコレだけで、
外国人労働者側の選ぶルートは変わってきます。


怖がりで想像力の豊かな日本人とは違い、
外国人労働者は近視眼です。

後のことなど考えられない人で、
現状での生活に困窮している人、
少なくとも、安泰とは思えない深刻な理由もなく、
若者のファッションかのように
他国へ何年も出稼ぎに行きたがる人なんていません。

こういう人たちが求めるものは、
いかに早く、いかに頭を使わずに、
いかにたくさんのお金を稼げるか、
正確に言えば、「稼げそうか」に踊らされます。


そんな方々が、
早くもない、頭も使わなきゃならない、
いうほどたくさんのお金も稼げない現実を知って、
誰が二つのハードルを好き好んで乗り越えようと思うのでしょうか。



日本へ日本語習得のために、留学に来る。
ナゼだと思いますか?

たくさんの所得を得られるようになれると思われるからです。


これだけSNSが発達浸透したにもかかわらず、
送り出すエージェントによっては、
事実も歪曲させられ、結果騙されて、日本へ来る外国人も、
残念ながらゼロにはならないのですが、

それでも人は学習するので、
これらの認知も少しずつ市民権を得ていきます。


特定技能者のもう一つの仕入れ前ルートとして、
入管は許可率というタズナを緩めるのか、
それとも、
特定技能という出稼ぎ間口を用意したのだからと、
留学生としての受け入れを絞るのか。

いやいや、
技人国の年収300万緩和をしたように、
30万人計画を達成したにもかかわらず、
優秀な人財は確保したいからと、
高度人財の卵でもある留学生を
ある程度は定期的に受け入れ続けるのか、
メディアに出たように、N1要件をつけられるのか。


留学生ルートはまったく予断を許しません。
つまり、先行きが見通せない。



...技能実習制度しかないでしょ。苦笑

別に技能実習制度の回し者でも、
当方がこの業界ズッポリだからでもありません。


消去法でそうなり、今とあまり変わらないような気がするだけです。




別のサイトで書きましたが、
会社側が人財を選べない時点で、
特定技能はもちろん数字は上がると思いますが、
実習制度ほどには増えないように思われてなりません。



たぶん、実習制度での受入をしている先は、
考えることすら面倒になって、
今のままで良いよ...もしもっと良くなるなら教えて、
こんな程度だと思います。

*期間満了で帰すのがもったいないくらいの優秀な子を
 労使相愛で残したいし残りたいともなれば、
 別ですが、その場合はスムーズでしょうね。

企業側にすれば、
自身で選んで連れてきた実習生たちを、
延々回し続けられればと割り切っている先も少なくはないでしょう。

昇給させてまで残って欲しい人財って、
意外とマレなので。

*先々を考えれば、+5年、いてくれた方がマシなんですけどね。



どこかに書きましたが、
もう法で建前つけて縛るのは、限界が来ているように思います。

ちゃんと取り締まりや摘発さえできれば、
法自体は、受益者負担と当事者責任において、
人財側と受入企業側双方にリスクと責任を追わせ、
面倒な書要件は全て撤廃すれば良いかと。


でないと、
他国との受入競争には負けるし、
最賃さえ上げ続ければ、
自然と給与などもしのぎを削り上がっていくし、
給与で労働者獲得できない先は、
違う魅力を築き始めるだろうし、

乱暴な言い方をすれば、
細々した法のチェックなんて、
本来、労力を使うべきところじゃない筈です。


そんなあら探しごっこなんかしていても、
ニュースを日々目を凝らしてチェックし続けなくても、
もっと目を向けるべきところがあるはずです。


入管は、身元を確認し、受益者へ保証を求め、
責任を明確に負わせて、取り締まればいいんです。
処罰を公表し続ければ良いんです。

あとは、神の見えざる手が働きますから。



...なんて、あまりに煩雑過ぎて嫌気がさすと、
こういうシンプルイズベストを求めてやみません。


話を元に戻しますが、
この複雑怪奇な制度やルールの中では、
現実的には、特定技能と騒ぐ以前に、
冷静に様々な角度からリサーチして、
その是非を検討してみると良いと思います。

私はそのうえで、二つのハードルのあるなしだけでも、

技能実習制度のほうが、
受入側にとって、現実的な選択肢のように思えてなりません。


直接、企業単独型のように、
特定技能は業者を入れずに済むとか言ってますが、
そういう方々は、えてして、
間に入っている業者がどれだけ苦労しているかご存じないし、
それだけケアしている先と
お付き合いをしたことのないところだと思っています。

そして、
企業単独でできるものならば、
どうぞ、どんどんやるべきです。

そもそも中間業者に責任を負わせることの方が不自然で、
当事者同士でやるべきことですから。



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特定技能のトリセツ【受入企業向け】 [特定技能]

色々情報が出回り始めていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
個人的に思うところありまして、呟いてみます。

images.png



受け入れる企業の方々も、日々ご多忙なところ、
外国人労働者の受入を考えたく様々情報収集していることと思われます。


でも、はたしてウチにしたら、何をどうしたらいいのか、
まず、何から取り組めば良いのか、
色々お考えのところではないでしょうか。

大変僭越ながら、当方から考え方の順番を、
整理してご提案させていただきます。

以下、ある先へ提供したメモ書きです。


トリセツ

①コストが見合うかどうか。

(キレイごと抜きに、ココがイチバン肝心要なところでしょう。)

・募集、面談コスト
・日本人同等以上の給与設定
・入管への申請手数料負担
・業界協議会への加盟支払い
・登録支援機関の利用の是非

★最安値は独自リクルーティング(全てを自社でまかなう)

 →日本国内からの採用受入 例)観光専門学校卒(職業紹介業者の介在)
 →海外からの採用受入   例)各国送り出し機関への募集依頼

*通訳フォロー体制作りが可能かどうかを基準に、苦に選び?
(自社対応か外注対応か)



②様々な各種法の解釈の幅を全て確認

自社でできるようにするために、最初の入口だけは…

・登録支援機関へ委託するか(明確な役割分担)
・総合的なコンサル支援とするか(当事者はあくまで御社)
 例)具体的にどこへ募集依頼し、どういう条件設定が適切で、どう集め、どう選ぶべきか?
   申請時、実地調査時、各種関係先への最低限必要な書類対応は?
   受入後、四半期ごとに入管への報告書類には、どこまでどう記載すべきか?
   などなど


★ポイント

・転職リスクケアを社内で体制確立すべき。

・各種法が様々に詳細条件幅を後出しじゃんけんしてくるケースが、
 この業界の常のため、施行後、数カ月は様子を見るべき。
(後に管轄先の摘発行為を招くなど不可逆的な問題にもなりかねない)

・最初は試験的視点をもって自社内にて受入し、
 特定技能雇用の基本的な良し悪しとそのノウハウを蓄積し、
 ハンドリング可能との感触を得ることが先決。




差しあたっては、この辺りが整理できないと、
まったくもってウンウン考え悩んでいるだけで終わるように思われます。


自身ができない、してるヒマないなんていっていても、
じゃあ、外注するだけのコストが見合うのかといえば、
そうでもない。

*安い先もたくさんありそうですが、
 まず間違いなく必要十分なケアは遠く望めません。
 責任さえ負いきれるものではないのに、
 安価な先の意味が分かりません。
 人ではなく、モノとしての量効率しか考えていないのでしょう。


とはいっても、人手はいないので、
今まで通り、都合よく働いてくれる人はいませんので、
自社で受け入れに関する膨大な量の法的知識や、
経験を様々積んでいく以外に、道はありません。

*ぐるり回って、
 日本人雇用の求心力構築に成功している先は別です。

今までの前時代的常識は、全く通用しない時代になっています。

間に入る悪質ブローカーを排除するためには、
自社独自で当事者責任&受益者負担にて、
特定技能外国人労働者の受け入れを進めましょう。


官僚もバカではないとしたら、
そう導くための法整備でもあろうかと思われます。


このトリセツを基に、
どこの誰とお付き合いしていくべきかをお考えになられた方が宜しいかと。


もっといえば、
ナゼ外国人労働者を受入したいのか。
受け入れた後、自社がどうなっていくのか。
それらは御社の狙いに合っているのか。

であれば、付き合うべきは誰か。
そのうえで、何にトライしていくべきなのか。



クドクド言い続けていますが、
受入企業側も様々なので、
自社内にてちゃんと考え整理して、
そのうえで、誰と付き合うべきなのかを、
今一度、確認されると宜しいかと思われます。

付き合うべき誰かに巡り合えない場合は、
お気軽にご相談ください。

お約束はできませんが、ご案内できることも少なからずありますので。



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技能実習制度と特定技能、どう転がっていくのか。 [特定技能]

先日のお茶会でも当然のごとく話題に上がった特定技能。
技能実習制度含め、いったいぜんたい、どうなっていくのか。

images.png


人の常なのでしょうね。
わからないことがあると、つい他人の意見をききたがる。
情報収集と自身の見解が間違っていないか、
確認するのは、本当に大切なコトです。


でも、
今まで法に振り回されてきた方のほとんどは、
まったくもって焦ってはいません。

なんなら中途半端に方針やら要領やらでてはいるものの、
具体的な申請資料の様式が出て来るまでは、
まったく右往左往していない。

先行メリットを追い求めて、
飛びつくことのリスクや愚かさを身をもってわかっているから。


それでも、勝手に情報は入ってくるし、
本質的な部分でどう考えるべきか、常に意識はしているので、
個別の確定情報が出たら、きちんとそれぞれを精査し、
関係先へ説明し、どう受け止め判断していくべきか、助言していくことでしょう。


技能実習制度についても、
どう転がっていくのかは、何とも言えません。

今日明日どうこうなるものではないことは確かだし、
この制度の特性上、明日無くすと言っても、
今走っている流れを止めるためには、
3年半以上は最低かかるので、まだこの先数年は固い。


人手不足を外国人労働者の受け入れという選択肢も活用して、
乗り越えていくと日本が舵を切っている以上、
特定技能がちゃんと軌道に乗るかどうかで、
実習制度事業の行く先も変わってくることでしょう。



実習生が減り、特定技能者が増えれば、
外国人技能実習機構は、外国人特定技能機構へと衣替えをするのかもしれませんし、
そんなこんなをやっていたら、
AIやIOTが市民権を得てきて、
双方とも自然減していくかもしれません。
いや、それ以前に、経済発展のスピードも加速度を増す一方なため、
送り出し国が他国へ出稼ぎに出る必要なく、
生活を維持できる世の中になっているのかもしれません。


つまり、先のことを考えるのは意味がありますが、
先のことを心配するのは、ナンセンスだと思います。



技術革新って、ものすごい影響を世に与えます。
SNSの台頭とLCCの普及は、ものすごい勢いで、
知識や人の移動のストレスを低くしています。

自動運転や、店舗の無人化などの浸透は、
また世の中をガラッと変えていくことでしょう、


働き方改革といっていますが、
正に働き方も変わりつつあります。

働く=生き方とも言えます。


全時代から抜け出せない人は、
結婚=ゴールのように、
良い会社には入れたら、それがゴールと思っているのでしょうし、
何とかしがみついていたいと思う人も、未だに少なくないのかもしれません。


でも世の中が変わっていく、
変わり続けていく世の中である今の時代、


技能実習制度がどうなっていくだとか、
特定技能がどうなっていくだとか、
そういうことすら些細なコトであって、

「アナタはどう生きていきたいのか」、

そこに重点が置かれているように思います。


たぶん、考えれば考えるほど、
その1点に集約されていくことでしょう。


今後様々な問題に直面していくと思いますが、
その全ては、そこに行きつきます。

どうありたいのか。
どう生きたいのか。
なぜ、なぜ、なぜ、、、


自分との対話をどこまでしているのか、
ある意味イチバン厳しいところですが、
ずっと人生終わるまで問いただされます。


そうして、自分の想いや考えに一定の確固たるモノが固まってから、
そのうえで、この業界ならば、
どうあるべきか、
自身のポジションや、向かいたい方向性、
どういう相手と付き合うべきか。
彷徨い続け、道を切り開き続け、
自分が望む領域を見つけ出していきます。


その結果、現実社会が許容しうる範囲において、
結果として、技能実習制度なのか、
特定技能なのか、を選択するだけです。


どう転がっていくかを考えることに、
今の時代、そこまで意味はないと思います。


それよりも、
もっと自分との対話を繰り返し、
自分が歩みたい道が定まっているならば、
その道を進むうえで、誰と付き合い励み合うべきか、
誰から刺激をもらい、また刺激を与え、
前に進んでいくべきか。

そのほうを考え行動に移した方が、
よほどマシです。



ちなみに...
以前書いてみた通り、世間様(不特定多数の多く)が知りたいコトは、
ぶっちゃけあまり大したことではなく、軽いことばかり。

えてして、個人的に好き勝手書いてるコチラでモノ申したいことは、
世間様へこびへつらう気もなく、言いたい放題。笑
(いや、たまには書いてるつもりですけど。苦笑)


色々テストしてみてましたが、
ぶっちゃけアクセスが伸びる受けの良い記事を書くのは、
今なら特定技能と言ったトレンド的要因と、
お金の稼ぎ方を書いてみるのが良いようです。

後は、私は最近書いてない介護かな。


でもね、アクセスを集めたいワケじゃない。
届けたい人へ、届けたい内容を伝えたいだけ。


たまにTVやスマホに笑わせてもらう気分転換は大切ですが、
もっと根太く、人生楽しく生きていきたくはないですか。




追伸、
あるSNSでこういうコメントが心に残りました。

なんでもかんでも自業自得だというヤツがあまりに多いのは...

個人的には、生まれた時の環境はどうにも不公平なのが現実だし、
どれだけ貧困でもどれだけ裕福でも、
スタート地点の違いにアレコレ言ってもどうにもならないし、
むしろ頑張ったものが報われる世の中でもある今は、
今までよりはだいぶましだと思います。



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有料職業紹介事業と登録支援事業の二種類は手続きが必要?! [特定技能]

なんぴとたりとも雇用主と労働者の間に入っての、
利益の搾取は認められないというのが、法の大原則ではあるものの、

dhMEACWzWra21sK_9711.jpeg


その許可を得たものに限っては、
その限りではないとされている。

つまり、『許可=ライセンス』が必要というのが、
常識の範囲。

でも特定技能の登録支援機関は、
あくまで届け出でしかない。


技能実習制度にて技能実習法が制定された際には、
監理団体という許可を受けた団体でない限り、
技能実習事業はできない。
だからこそ、監理団体は
職業紹介事業について、その許可は不要だという判断がなされている。

ちなみに、旧法時には、
その明確な判断がなかったため、
無料もしくは有料の職業紹介事業の許可を得ていなければなりませんでした。


元に戻してみると、
登録支援機関は、その許可を求めるまでではないのが制度上のルール。
であるならば、
国内外からAさん、Bさん、Cさんを探し出し選ぶためには、
職業紹介事業の許可を得る必要があるのは、
自然な常識の範囲でしょう。


ただし、イマイチよくわかっていないのが、
支援の範囲について。


以前の資料には、ある程度自由にカスタマイズして
支援の内容を変化させられるような感じもしましたが、
今月に公表された登録支援機関としての責務においては、
「支援計画の全部の委託かどうか」の表現しか載ってはいない。


ということは、
入口から出口までの支援の全てを、
受入企業側でするのか、
全てを支援機関へ委託するのか、その二択となります。


ということは、
登録支援機関は、
リクルーティングから関わらねばならないということであり、
届け出制である以上、
有料職業紹介の許可を得ていないと、
登録支援業務はできないということになります。



...私の言ってることって、
間違いありますでしょうか。



ぶっちゃけBPO的な解釈もありうるのかもしれませんが、
何十人、何百人も支援ビジネスをするのならば、
必須で必要なのではないでしょうか。



たぶん、各地で説明会が開催されていますので、
各自、都度確認いただければとも思います。


ぶっちゃけ、
4月にもなれば、全ての詳細や解釈が、
お役所側でもある程度は固まって受け答えができてこようかと。


それらを待ちたいと思います。



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外国人労働者就労支援事業の成功の秘訣 [特定技能]

個人的な考えですが、ズバリ、申し上げます。
それは...

teian.gif


知ってるか知らないか。
動いたか動いてないか。


もうそれだけ。

特定技能だとか、外国人技能実習制度だとか、
留学生、就労ビザなど在留資格の別を問わず、です。


つまり、資本主義の世界において、
事業=金儲け...と考えるのであれば、
知識や経験があるかどうか。


ココにつきます。


あぁ、いつも通り、大前提とすれば、
人を人と思わない人には、そもそもが無理ですが、
たとえそういう人であったとしてさえも、

知ってるか知らないか。
動いたか動いてないか。



事業というのは、そもそも会社を作っただけじゃ、
全く意味はありません。
設立にお金を使っただけ。
社長になるだけなら誰でもなれるのと同じ。


きちんと、安定して事業が継続していくことでこそ、
事業の成功と言えます。


この業界では、ご存知の通り、
とても足が長い。


つまりは、利益のキャッシュインまでに、
早くても数カ月という性質があります。

なぜならば、人財が入社配属されるまで、
基本的にはお金は支払われないからです。

無論、先にかかる諸経費というのはバカにならず、
どうにもうこうにもかかるコストは、
受益者負担として、時に企業に、また時に外国人労働者に、
それぞれかかってきますし、
それらの負担はそれぞれしますが、
その額面が決して小さくないことと、
間に入る業者的には、
そこに利益を乗せることはなかなか難しい現実があります。

もう一つ、在留資格が関係する以上、
120%保証された許可案件など一つもないからです。

業者側にすれば、
事前準備や手配、段取りなどにこそ、
相当な労力や時間がかかり、
本来であれば、そこに利益が乗ってこなければ、
並行して進んでいる案件の数だけリソースが必要となり、
なかなかに難しいところがありますが、
今度は支払う側の諸事情や、
そもそも入社配属という現実が成立してからでなくては、
そもそも商品が納品された(失礼)ことにもならず、
支払い義務が発生しないさえ思うからです。


だからこそ、受注できたとしても、
まずは入社配属まで頑張るワケですが、
じゃぁ、商品が納品されたから、
全ての利益を支払ってくれるのかといえば、
そうとは限りません。


それに、完納が業務終了とはならない場合も少なくありません。
*就労ビザのビザ取り業務や有料職業紹介事業は別かもしれませんが。


その外国人労働者が、適正に健全に、
受け入れた企業が求める労働力を提供できているかどうか。
外国人労働者それぞれに、ちゃんと不安や心配や問題を抱えることなく、
元気に時間通り働きに行き続けられるかどうか。
また逆に、受入側は適正に労務管理ができているかどうか。
などなど、支援し続けることまでを責任として、
受入支援に励む場合も多く、

結果、細々と労力と時間を注ぎ続けなくてはなりません。


それらを考えるに、安定継続した受入が続かない限り、
途中帰国や失踪などは、歩留まりが悪くなり、
何のために受入のため、事前に長いこと諸経費や労力を費やしてきたのか、
全くの赤字となってしまうからです。


じゃあ、そのために、何をどこまで何のために整備しておかねばならないのか。
どこまでどれだけ適正支援し続けすべきなのか。


様々知らなかったら、気をつけるべきこと自体も、
どこまでケアすれば大丈夫かなども、
受注を増やし、どれだけ積み上げても、
いっこうに利益はたまらず、少なくとも資金は行き詰まっていきます。


じゃあ、どうすれば知るべきことを知ることができるのか。

それは、ひとえに自身で複数の経験をするのがイチバンです。
でも、そんなこと言ってたならば、
始まらないし、始められないし、
他社にドンドン先を越される焦りにさいなまれることにもなります。


いったい、どうすれば...

答えは簡単。

実際に取り組んできた人へ、
また手痛い失敗を繰り返してきた人へ、
直接聞いたり、助言や支援を求めれば良いだけです。



ただし、そんな方、どこにいますか?
ましてや、そんな方にとってみれば、
自身の競合先を増やすために、
尽力してくれる方ってホントにどこにいると思いますか?
自身で探せますか?

探し出せた方は、はたしてアナタが求める事業に対して、
十分と言えるだけの助言や指導を責任もって対応してくれますか?


いないし、お金がかかるとしたらもったいないよ、
ぶち当たって走りながら考えて対応していくからいいよ、
そんな前時代的な経営者も未だ少なくないでしょうね。


これまた何度も言い続けていますが、
しょせん、自身で痛い目見ないとわからない人ばかり。


それでも、勘が鋭い方は、
当業界事業を真剣に考えている方は、
少なからずいらっしゃいます。


そんな有能な方々のために、

お試し/『個別コンサル』マッチング
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こんなサービスを作ってみました。

このサービスの大前提は、
当方の主張し続けていることに、
心から共感いただけるような方、
それは当方への一定の信頼を置いていただけている方でなくては、
まったく絵に描いた餅でしかないのかもしれません。


であれば、
当方が厳しいアナタの目で、信頼するに値するかどうか、
ご自身でご判断ください。



どこまでいっても、
実際にアナタが、行動に移さなければ、
絵に描いた餅のまま、何ら現実が変わることなく、
イタズラに時間だけが過ぎていくことでしょう。


当然、知るべきを知り、
それらを実際に自身で行動に移してこそ、
事業の成立に必要な様々なことがわかり、
着実に積み上がっていくことで、
利益もまた積み上がり続け、
健全経営が可能となります。


...お分かりでしょうか。
お分かりになりますでしょうか。


具体的に上げだすとキリがない。
それらを時系列的に、体系的に、
理解している方々でなければ、
適切な必要十分な助言指導はできません。


極論を言えば、
100万をケチって、1000万じゃきかない損失を負うか、
何なら200万を支払って、背負いきれない潜在リスクを回避し、
支払った200万を優に超える適正な利益を生み出し続ける事業体を、
一日でも早く築き上げるか。


意味が痛いほどわかっている私ならば、
迷いもなく後者を選択します。


どうせ乗るビッグウェーブならば、
乗りこなせずに溺れてしまったなら、
乗っかった意味もないですからね。


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