外国人労働者が発生する背景、原因とは、

送り出し国側において経済発展が遅れて雇用機会が不足し、労働力が過剰になること。
受入れ国側が高度経済成長を迎えることで起きる労働力不足、また先進国における少子高齢化。
そして、この両国間における賃金や所得の格差があって、
自国ではなく、他国への出稼ぎ、外国人労働者が発生する。



総労働力人口の中で外国人労働力が占める比率(2000年)

自然と日本も変化の波に流されています。

しゃべる言葉も、食べるものも、周りの育ってきた環境も、
生活も社会も文化も経済も全て違う外国人は、
安定を崩されることを恐れる人間の本性に
不安を引き起こすことは、よくわかります。

ただ、アナタの暮らす街から、人がどんどん少なくなっていく。
これが少しずつジワジワとだから、およそ他人事。

でも気づいた時には・・・。

しかし、日本人はどんどん減っていくけど、
どうやら最近色んな外国人を見かける機会が増えてきた。
スーパーに行っても、デパートに行っても、電車に乗っても、
車に乗っていてすれ違っても、レストランで食事をしていても。
子供会に外国の子供がいる。
お祭りに外国の人が混じっている。
職場に外国人がいる、そんなに悪いヤツではなさそうだ。

経済は人が「たくさん」いるから発展していく。
逆を言えば、「たくさん」いないと衰退していくんです。

外国人労働者は、毛嫌いするほど怖くないんです。
むしろ、みんな気づかない部分で本質的に助けてくれているんです。



外国人が問題を起こすと言いますが、新聞に載る犯罪者は
日本人がほとんどです。

日本人と比べても摩擦の多い外国人にとって、
彼らなりに引け目を感じて遠慮している部分も意外と多いんです。
そもそも周りに受入れる姿勢もなければ、心がすさむのは
人間誰しもです。

日本人の誇りの高さ。人間性の高さ。
許容する姿勢、受け入れる心を、地球人の仲間と考え、
共生に挑戦する姿は、正に世界に誇る美しい日本人だと思います。