今日、こんな話がありました。


ウチは今までに色んな外国人を受け入れて使ってきた。
複数の国の外国人が同じ職場で働くと、フィリピン人がイジメられやすい。
インドネシア人は、なんちゃってイスラムの生臭坊主も少なくはないが、
テロや礼拝、ハラルなども気になる。
東南アジアはいろいろ問題があるから、ブラジル人を使ってみたが、
手が遅いし、職場でチュッチュしてる。
外国人は使えない。

職場で外国人イジメがある。


・・・言いたい気持ちはわかります。
ですが、この企業では外国人労働力を有効活用できないと、
自らの力不足を棚に上げ、不平不満ばかり言っている『だけ』なんですね。


手遅れになる前に・・・






日本人という人財が、無くなってきています。
今まで通り、普通に使える人財が。
若い人財が。
20万前後の給料で頑張って、成長して、のし上がろうという人財が。


どうしますか。
いつまでも不平不満ばかりこぼして、嘆き続けますか。

待ち続けても、解決はありません。



北朝鮮は、国際社会がいくら非難しようとも、ミサイルは打ち続けます。

中国は、いくら理不尽であっても、主張は無視できません。


理屈ではなく、現実です。



現実から目をそらさず、如何にしてそのような職場を改革するか。
前述の会社では、実は実習生は受け入れていませんでしたので、
実習生を受け入れてみませんか、とお話してみました。

彼ら彼女らは、ある意味、「まっさら」な状態で来日してきます。
つまりは、事前にきちんと教育することが可能です。


そして、現状の問題点から真っ向にぶつかり、職場改善のきっかけづくりとすべきです。


いつかどこかで、手を入れ正していかねばならない職場であるならば、
いい機会をつくり、手をつけていくべきであると考えます。

そして、派遣などのように、派遣会社が悪いのではなく、
当事者である自社が悪いのだと認識し、自ら周りの助けを借りて、
改善に取り組まれることが絶対です。

他人のせいにしていたら、いつまでたっても変われません。



今までと違い、労働力を安定的に確保するためには、
今まで以上に、目をかけ、手をかけ、労力を惜しまず、
人事担当者や現場管理者が親身になって、細かく職場づくりに励み、
定期的に一人一人と面談し、明るい楽しい厳粛な職場環境の整備に
勤しむべきです。



『使えなかったら切り替えろ、代わりはいくらでもいる。』

今でもそうおっしゃる経営者がいます。

『代わりはいくらでもいないんです。』


手遅れになってからでは、時すでに遅し。

人手不足倒産してください。




目の前に具体的な課題がなくとも、
外国人人材の使い方を経験してみて、
近い将来に備えましょう。


従来の認識から脱却できない経営者は、考え方を改めていただくことを
おススメ致します。