ちょっと思うところあって、ツラツラ書いてみます。




あくまでも個人的な主観です。

年代や立場などによって、考え方に傾向があるように思われます。

経営者で50代以上の方。

えてして、ご自身の人生経験などにより醸成された価値観の傾向としては、
頑固で相手の意見を素直に受け止められない。
自身の意見を被せてくる。
時代の変化に敏感ではない。
自分ならできる、自分が失敗しないと学ばない。
敵か味方か、どちらかの物差しで相手を判断しがち。


二代目、三代目社長。

自分で決められない。
即断即決は苦手。

社内の先輩社員に頭が上がらない。
時代の変化に理解は示すも、行動に移せない。



人との接し方について。

ほとんどの日本人は、一般的に相手を気遣い、
自身がどう感じて、好き嫌いや合う合わないについて、
色々思うところがあっても、自分の意見は言わない。

ひたすらに相手を褒め、落ち度の指摘はしない。

何度もあって、仲良くなってきて、
相手がどういうタイプの人間なのかを判断し、
相手の顔色を見ながら、
自身が我慢できなくなって初めて、
自身の意見や要望を言う。

社会において、人間関係をスムーズにするため、
確かに大切なことですが、
けっきょく、断ることもしにくく、
行間を読まねばならず、
話が進んでから、戻って話をせねばならなくなることもアリ、
不可逆的な場合は、戻りようもなくどうしようもなくなる。

外国人の子たちも、片道切符的に来日し働き始めても、
自身の立場から、特に女の子は笑顔で愛想よくし続けて、
腹の中で何を考えているかわからないことがある。
それは、日本人とは違う意味で。


このストレス社会では、
確かに言葉の衝突を恐れなくては、気遣いができなければ、
人とは接することが難しい。


でも、外国人と接する中で、
やはり本音トークもできなければ、
相手が何を考えているかわからず、
そういう相手とは本当の意味での信頼関係は築けない。


ある人に言わせれば、
歯に衣着せずに言えば、どこかで角が立つ。

結局すべてが計算で物を言わねばならない。

なので、本音は付き合いの中で察しろと。

いちいち事細かく言わなくても、それはわかれと。



む~ん、なんだか色々考えさせられますが、
個人的には、本音で話ができないのは、とても窮屈で、
心が参ってしまいます。


単純に相手が何を考え、何を大事にしていて、
どういう価値観で物事に当たろうとしているのか、

自身がどういう姿勢で、何に対して、どのように取り組んでいるのか。

お互いに何を求め、テーブルの上にそれぞれ乗せて、
じゃぁ、どうしよう、こうしよう、って話をするのが、
コミュニケーションであると思います。


私自身、自分の経験でしか物は言えないのですし、
数えきれない失敗を繰り返してきていますが、

少なくとも、保育園や幼稚園の頃のように、
いやいや、悪いことしてしまったなぁと思えば、
きちんと謝らねばと思いますし、

感謝されれば素直に嬉しいです。


言葉のキャッチボールを恐れていては、
衝突やすれ違い、誤解や感情を怖がっていては、
コミュニケーションは取れません。


人を傷つけてしまうこと、
嫌な思いをさせてしまうことは、
決して良いことではないのかもしれませんが、
だからといって、話もできない、本音も聞けないのは、
自身が窮屈にしかなっていかないと思います。


そういうことも含めて、
指摘していただける方は少なくなっています。

誰も嫌われ者になりたくはないですから。

面倒でうるさい人とは見られたくはないですから。


変えられる、改善できることは取り組みたいのですが、
なかなか直らないこともあります。

そういう点は、相手を許容できるかどうか。

相手を許せなければ、赦せなければ、
自身も許されません。赦してもらえません。


難しいところですが、特にこの仕事は、
人のお世話をする仕事です。

しかも言葉があまり十分には伝わりにくい外国人相手でもあります。

立場も責任もあります。

それでも、お互いに協力し合う仲間意識でもって、
仲良く信頼関係を構築していかねば、
物事はうまく回っていきません。


衝突を恐れず、何としても物別れになる答えを拒否し、
コミュニケーションを図り続けることが大切だと思います。



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