外国人技能実習生の問題ってなんだと思いますか?

本当に何だと思いますか?


費用の一切を負担いただく受入企業を基準に考えてみた場合、


 3年間、しっかり働いてくれること。


この1点に尽きると思います。



そして、お申込前から、この実習受け入れが無事終了するまでの間に、

外国人技能実習生の問題なる点は、無数に存在します。





法(制度)が許す受入対象職種に、きちんと当てはまっているかどうか。

受入後、労務管理が法的に問題ないかどうか。


大きくは、この入管法上の点と、労基関連法上の点。


こういった法律上、いわゆるコンプライアンスの点があります。


また、ルールばかり目が行きがちですが、
実は前述の目的を考えた場合、
注視すべきなのは、実習生と受入企業との労使間の温度差についてです。



法律がうるさいからといっても、それはあくまでルールを守りましょうというだけ。


そうではなくて、人が会社で働いているんですから、
外国人として、日本の、会社の、働くということについて、
特に人間関係などにも、非常に過敏に事前察知していかねばならないことが
無数にあります。


日本語が上手に話せないから、
言われたことには、本当にわかっていなくても、ハイわかりました、と言ってしまう。

本当は違う疑いをかけられているのに、上手に日本語で説明できないから、
ハイ、わかりました、と言ってしまう。

社長や現場の責任者的には、こういったことが続くと不信が募ってくる。
もちろん、実習生にしてもストレスがたまってくる。


結果、社長が、こいつら使えない、
実習生から、もう無理です、

そんな言葉が出てきてしまい、
こういう言葉が出てきた時点で、時間をさかのぼることは不可能となり、

結果、3年間のコストパフォーマンスが見込めず、

外国人技能実習生は使えない!


そういう結論が導かれてしまう。



他にも、様々な呼び水がありますが、
そういった点にも気を配り、常に会社側や実習生の顔色は
確認しておくべきでしょう。

用がなくても声をかけたり、常に見守り続けている姿勢は非常に大事です。




法律と、人としての気遣い、

さらには、双方ともに経験から来る事前察知による早期発見、早期対処。
*なんかガンとかの病気みたいですね、自分で言っててそう思いました。苦笑



細かいことは、言い出したら本当にキリがありませんが、
特に世知辛い現在、法改正を控えていることもあってか、
コンプライアンスの点ばかりに目が行きがちであり、
確かに、監理のハードルの引き上げは協同組合の経営上も
死活問題として重要なポイントではありますが、
=受入企業にしても、受入継続を確保するためには、
 ある意味同様に死活問題なのかもしれませんが、


そもそもの目的を考えた際に、

法律では解決できない問題点についても、
忘れず、重油視していきたいと思います。