興味深くも、なるほどと思えます。
結局人手不足と同時に、元請けが金額をたたくから、
結局管理不行き届きとなり、不正が発覚し、事件となるようです。

そして、以前も職人が足りないから入札不成立というニュースがあったように、
元請けがたたく金額を軽減したとしても、
本質的に現場に従事してくれる人材がいない限り、
そもそも少ない人材で業務をこなさなくてはならなくなり、
結果、不正へとつながっていくという構図が見えてきます。





くい打ちデータ改竄問題 人材不足や多重下請け 偽装の遠因に
Business Journal 2015.11.14
http://biz-journal.jp/sankeibiz/?page=fbi20151113005


『約90万人の新規技能労働者が必要』

ただでさえ人手不足の影響が大きい業界にもかかわらず、
アベノミクスによる需要増大を試算した場合、
果たして、それに見合う労働者、労働力の確保は可能なのでしょうか。


ドライバー然り、介護業界然り、様々な業界で問題はずいぶん前から顕在化しています。

これに政府の対応は遅れを増すばかり。


残念ながら、日本経済の沈没は、明らかとなるでしょう。


だからといって、手をこまねいているわけにもいきません。
経営者や業界に従事している方々にとっては、死活問題です。

会社が立ち行かなくなることもまた事実なのですから。


率直に申し上げれば、面倒だとか、書類作成が大変だとか、
組合がサービス悪いとか言っている前に、
当事者意識を強く持ち、自分自身で道を切り開かなくては、
会社の存続は否めないことと思われます。


もちろん、人財の問題ばかりではないことと思われますが、
避けては通れない現実もまた直面せねばなりません。


今後建設業界では、大手の不正や問題発覚は次から次へと
ニュースに登場するとみて不思議はないでしょう。

何も旭化成建材や三井住友建設だけが、こういった問題を放置してきたわけでは
決してないのですから。