日本語のハードルを持ち出した時点で、技能実習生とは少し違うのでは…
みんなで苦笑いをしてしまいました。




本当にベトナムや中国から介護の実習生は来てくれるのでしょうか。

N3って、国や経歴によっては技術・人文知識・国際業務の就労ビザで、
高度人財として十分来日できるレベルです。

日本語だけならまだしも、介護では介護の知識やスキルをも学び、
身につけねば、人財戦力にもなりません。


そんなハードルの高さに、いったい誰がついてくるとお思いでしょうか。


ある方からご相談いただきましたが、
仕入れ(失礼)ができそうかどうか、
現地に直接話を聞きに出向いてきたらいかがでしょうか。


これまた別の方から指摘いただきましたが、
現状の実習生(介護以外)は、約3カ月で日本語を叩き込んで、
N4を目指し、一年で見れば、年に4回転します。
でも、介護のN3を取得させるためには、
必死に勉強して、それでも一年はかかります。
とすると、1回転しかしないんですね。


そして、それは、日本語教育ビジネス的な視点から言えば、
N4を目指す実習生費用負担の程度の
4倍はレベルから見れば、必要となるということ。

介護施設側にしたら、N3とれるまで一年待てますか?
また、そこまでの教育コストの負担を許容できますか?


そのうえ、N4の資格すら取得もできない他の実習生たちは、
それほど日本語が上手じゃなくてもドンドン日本に出発していきます。


組合によっては、N4の時点であっても、
入国させてくる選択肢をお持ちのところもあるやもしれませんが、
来日後、どうやってN3にまで引き上げますか?

日本語教育については、監理団体の仕事でもないですよ。


OTITは、地方と違い、特に三大都市近郊のところでは、
書類さえ整っていれば、直接実地調査に訪問することもなく、
許可を発行し続けています。

情報提供いただいた方々との共通見解は、
入管レコードをOTITが引き継いでいないため、
過去にイエローカードをくらった組合などにも、
許可は出ているようです。


これに気を良くして、
肝心な喉元は超えられたと思ったら大間違い。


ちゃんと諸条件を現実的にクリアした介護で来日を望む実習生は、
いったい、どこに、どれだけいるのでしょうね。



誰が何を振りかざそうとも、
変えられない現実が大きく横たわっていることに、
どうにかご理解が進めば…と願ってやみません。





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