平成28年度4月より介護の技能実習生が解禁となります。
そのため、現場の現実や勉強、情報収集のために、
施設に数件営業に行ってみました。




理事長も代表も、快く相談に乗っていただけました。

まだ閣議決定されただけで、国会審議中であること。

ガイドラインのたたき台が示されている現状。

具体的に、どんな施設でどういった業務が実習として可能なのか。

どんな施設で何人、どのようなハードルの元に受入が可能なのか。

様々お伝えしていることと同時に、今まで地元で10年の間、
外国人技能実習制度での受入を進めてきたのかについて、
お伝えしました。



そして、まず100人の受入がしたい。
その手始めとして、新たに始まるこの介護カテゴリーを
技能実習制度に当てはめて、当事者の一人として一緒に
築いていただけないものかと。


いくつかの施設では、ほとんど背に腹を変えられない状況であり、
外国に人材がいるならば、その人材を手配する上で、どこまで事前教育を
施せるのか、どう施すのか、様々一緒に築いてほしいと協力を仰ぐと、
方向性と取り組む姿勢については、賛意を表明いただけました。

しかしながら、お尻に火がついていない施設では、
下剤を間違えて投薬した際などの事故による責任は自社施設で
追わねばならないと考えた場合、介護福祉士などの資格保持者でない限り、
現実的には有効ではない。
もしくは最低限、看護、介護の知識だけでも仕込みを入れ、
制度を良いものと考え、育てていく投資、
並びにそのノウハウの蓄積を目的とすべきといった
ご意見もいただきました。



介護、はモノを相手にする仕事ではなく、人を相手にする仕事です。
そのため、従来の対象職種とは一味も二味も違うエッセンスを取り入れていかねば、
現実的には問題だらけの受入実態となりそうです。


何事も一歩目を踏み出していかねば、理想の現実化は絵に描いた餅でしかありませんが、
最低限のリスクヘッジを掛けねばスタートすら切れないのも現実です。

なんとか相互理解と対策に知恵を絞りつつ、
待ったの効かない介護の人材不足の現実に
挑戦して行けたならと愚直に邁進してまいります。