よく外国人研修生(技能実習生)の賃金は搾取されている。
労働環境も最悪で奴隷制度だなんて言われる場合がありますが、
様々な背景も現実も知らない方々に好き勝手言われて
非常に腹立たしい時があります。





確かに都道府県の最低賃金にて決定されることが多いですが、
果たして低賃金なのでしょうか。


そもそも低賃金だの奴隷制度だの誰が何の基準でそういうのでしょう。


海外から日本語もロクずっぽしゃべれない外国人が、
労働に来るんです。


賃金はあくまで労働の対価として支払われます。
彼らが果たして高額な対価を支払うだけの労力があるのかどうか。



はたまた、彼らにそれだけ高度な労働をさせる目的で
招聘かけているのでしょうか。


加えて、国は国がすべき監理を組合に負わせています。

これは当たり前ですがコストがかかる部分であり、
監理費(管理費)として受入企業にお代をいただくことは当然です。


なぜならば、それだけの手間暇や専門的対応を負わされているのですから。


また、どうしても初期費用として申請書費、渡航費用、講習費なども
かかってきます。


受入企業にしてみたら、それらを込で彼らの賃金を評価しています。



もしあくまで低賃金だというならば、彼らにかける厚生年金を
免除したらいかがでしょうか。


1年、3年、はたまた+2,3年しか日本滞在を許されない彼らから、
将来の年金掛け金をなぜ搾取するのでしょうか。


私にはさっぱり理解できません。



日本人同等の給料をといいますが、日本人同等の権利も与えられていない
彼らから、日本人同等の諸費用を搾取することは奴隷制度ではないのでしょうか。



結果、ならして月に20万前後は受入企業は彼らのために費用を支払っています。
日本人で16万円とか18万円とかの額面の方もいるのに。

日本人には日本語を教える必要すらないのに。
日本人には研修生(技能実習生)以上に仕事ができるはずなのに。



現在、今後と外国人研修生(技能実習生)を受け入れる企業が増えています。

働いてくれる日本人がいないからです。
好き好んで外国人を、この制度を活用しているワケではありません。



日本人の労働力人口の減少をほったらかして、何ら有効な対策を
実施してこなかった政治の責任はないのでしょうか。

そんな政治にしてきた国民に罪や責任はないのでしょうか。


外国人だって、研修生(技能実習生)だって好き好んで日本くんだりまで
出稼ぎに来たいワケではありません。



この現実に、確かにどうしようもない組合、受入企業もいますが、
あくまで氷山の一角にすぎず、多数の受入企業ではコンプライアンスを守りながら
きちんと制度趣旨も考慮した受入を実施しています。



一概に低賃金だの奴隷制度だのと言うのは、

交通事故が起きると、車に乗ってるヤツは全て人殺しだ!

と言っているようなものではないですか。