月給が2,3万円はすでにざらにあるベトナムの経済発展。
日本に来ても、3倍か4倍程度が関の山の経済格差。




いったい、いつまで日本に来てくれるのでしょうか。
そして、日本の受入企業は、いつまでベトナムの子たちに頼り続けられるのでしょうか。


先日、ある中国の送り出し機関の方とお話していました。

その方いわく、今の中国の実習生の手取り相場は、
正に10万円以上。
介護も考えて準備しているようですが、
N3介護の場合、手取りで16万円以上。


実際にそうだろうなぁと思います。

でも、ちょっと意外だったのは、
その送り出し機関が優秀なのでしょう。

増えてはいないけど、減ってもいないとのこと。


つまり、よほど優秀な子を送り出し続けていることなのでしょう。


中国など漢字圏の場合、日本では日本語でのコミュニケーションが上手にできなくとも、
漢字の筆談で対応がある程度は可能です。

さらには、ベトナムと比べてみれば、
ベトナム人が日本語を覚えるよりも、
漢字圏の中国人が日本語を覚えるほうが、
よほど楽で早いはず。


特徴に違いはあれど、
中国と同じ道をたどるであろうベトナムという国では、
ここまで市民権を得たベトナム人に対しても、
送り出し機関の淘汰はあっても、
意外となくならないのかもしれませんね。


企業によっても、一度その国の子を受け入れ、
大変な思いをして得た教育ノウハウを、
また違う国で一から始めることに、
これまた相当なストレスを感じるでしょうから、
そういう意味でも、ベトナムが続く可能性があるとも考えられます。

中国同様に、よほどひどい子ばかりが来ることにならなければ、ですが。


ベトナムでは、すでに経済格差の出稼ぎだけの視点から、
日本という国がなぜここまで経済発展したのか。

日本人の考え方や組織力、様々な技術がいかにして高度に成長したのか。

こういった視点から勉強しに来る、良い経験をしに来るという、
送り出し機関側での教育が施されている場合、

三年間のオカネだけじゃない動機で持って、
日本に行きたいという子が少しずつ増えているようにも思われます。


ただ、逆を返せば、実質単純労働しかさせていない受入企業は、
こういう送り出し機関では、募集時の人気は落ち目になり、
良い子を今まで通りに拾えなくなるやもしれません。


最近、当有料コミュニティにご参加いただく方に多いのは、
意外と監理団体でも受入企業でもない方が。


まぁ、監理団体の方は職員の方が多いでしょうし、
その職員の方は、新制度対応でおそらく書面と受入企業との折衝に追われ、
ゆとりも何もない日々をまだまだしばらく送られているのではと思われ、
参加しているどころじゃない状況なのでしょうね。


いっそ、JITCOや機構に聞いても教えてもらえない知恵や工夫を、
コミュニティ内で聞いてみればいいのになんて、思っています。

いや、私なんかと違って、自身で様々解決していけているのかもしれないですね。



話がアチコチ飛んでいきますが、
色んな事情はあっても、
歴史は繰り返されるがごとく、
数としては、ピークを越えたら中国同様に数は少なくなっていくことでしょう。


そうすると、送り出し機関の過酷な生き残り競争が始まります。


次はどこの国になることやら。

国はインドを推すかのような動きがありましたが、はてさて。




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