送り出し機関が獲得できる手数料は法定で決まっている国がほとんど。
でも、その実態はそれぞれですが、、、




よく言われるのは、
日本で技能実習で給料をもらえても、
返済しきれないほどの借金の大きさでは、
そもそも失踪してしまうから、
手数料は安い方が良い、
法定以内しか収入を得ていない先を探そう、、、
なんて思われています。

でも、まともであろうと思われている先では、
手数料額面を超えて事業運営しているところもあります。

ここでは先週視察してきたベトナムについての考え方ですが、
そこも、ちゃんと実習生のことを考えての設定です。


ナゼでしょう。


答えは簡単。
法定内の手数料では、やっていけないから。
在日駐在員をスポットではなく、固定給で常勤させ、
入国前法定講習では必要以上に様々な教育を施し、
いわゆる『良い子』を送り出すためにコストをかけているからです。


つまり、
法廷内の手数料で収めようと努力している先では、
先立つ原資がなく、その範囲でブラッシュアップに努めています。

先立つ原資を必要不可欠と考えている先では、
程度を考えつつ、実習生に負担を求め、
規模としてのスケールメリットを活かそうと考えているようです。


どちらが良い悪いではありません。
あくまで経営方針の違いです。

監理団体側も、送り出し機関へ求める考え方や機能によって、
選択は分かれることでしょう。



問題は、実習生側です。

自身でその違いを調べることもなく、
人づてに聞く口コミこそすべての彼ら彼女らの世界では、
○○が良いって聞くよ~、程度の違いこそあれ、
本当の意味で手数料が大きい少ないの違いを理解して
選択している子は皆無でしょう。

単に、親戚が、友人が、行ってきて良かったって子がいれば、
その子に、どこへ行けばいいか聞くだけでしょうから。


私にはベトナム語どころか他のどの国の言語もよくわからないのですが、
これだけネットが発達していれば、
HPなどで手数料から調べる子も多いと思われ、
そこに様々な口コミを都度発信して流してあげれば、
SNSのシェアボタンやいいねボタンを用意してあげれば、
ベトナムの募集コストは減らせて、原資も作りやすいと思うのですが、
どうなんでしょうかねぇ。

確か、ハノイで10万、南で8万なんて聞いてます。
ブローカー通しでも当然同様の相場のようですね。



そうそう、手数料については、本当に良くわかりません。
法定手数料以外の一切を取ってはいけないと言い張る方もいれば、
パスポート取得、税金、テキスト、他、
これらは別でカウントして構わないという方もいれば、
実態はもっと複雑怪奇だと思われ、
一概にこうだと言える内容でもないと思われます。


こういう点って、実際に行ってみないとわからないし、
行っても良いことしか言わないことがほとんどなので、
短い貴重な時間の中で、自身で感じ取らねばならないし、
それらの是非を自らが判断するしかありません。

誰もその決断の責任は取りようもないのですから。



監理団体、はたまた実習生の子達にとっては、
どちらの送り出し機関が良いのでしょうか。




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