失踪が増える大きな理由の一つは「円安」。

そして、母国で積まされる保証金などの額面の大きさ。


現在の実習生の大半は中国人です。

そもそも賃金格差があるため、3年出稼ぎにくる彼らにとって、

合格した時とあまりに違いが大きくなっています。



そして、稼げるはずの額があまりに違うと、

失踪してまで、

・いられる間だけでも平和でキレイで人の良い日本で稼いで帰ろう。

・失踪して捕まっても日本は費用負担してくれて帰国させてくれる。

なんて簡単に考えて、お世話になった受入企業や組合のことは

全く考えもせず、ただ目の前の自分にとってのメリットだけ考え、

行動するのが、大半の実習生で来る中国人です。

*中国の実習生にも常識や相手の気持ちを理解できる方々も
 いらっしゃいますことをお間違えなく。


これを、


『多くの実習生が最低賃金水準で稼働しているが、

残業代の未払いなど労働関連法違反は後を絶たない。

労働条件の厳しさが失踪増加の背景にあるとみられる。』

なんて言う弁護士や学者など現場の現実を知らないお偉い様方々は

口をそろえて制度そのものを批判する。


イチバンの問題は、送り出し機関にあるともいえる。

同じ国民という仲間の幸せのことを考えて、出口(3年後)までを

考えたビジネスの成立を整理すべきです。


同じ国の仲間であろうが、当初安くしきる手数料や保証金も

稼げることを知ると、甘い汁を際限なく部分部分で抜く

小ズルい人間が多くなりがち。

これらを日本側の受入機関でもある組合が、

異国の現実も知らず、どこまで管理できるのか。


日本は実習生から保証金をとってはいけないことを

明記しています。

そして、国内ではまずとっていることはないでしょう。

問題は、日本の法律が強制力をもたない外国にあるのです。


ぜひともこの背景の深く見えにくい部分までを理解して

企業の方々は受入を検討されるべきかとおもいます。

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