いやはや、未だに色々な協同組合がありますね。

これだけ法改正など、取り締まりも厳しくなってきていて、

受入企業の方々には、気をつけましょう、見直しましょう、
なんて注意を促しているのが、当然のことと思っていますが、


未だに、最低賃金そのものをごまかして受け入れている企業があるようです。





そう、最賃違反は、一発レッドカードです。


おそらくは、既存の協同組合で、未だにスルスルと摘発の網を潜り抜け、
昔ながらのテキトー監理が続いているところなのかなと思います。

また、例えば時給500円でよし、残業は300円ももらえればOKなんて、
言い続けて受入を進める協同組合があることに、
本当に、驚きを感じます。


たぶん、中小零細の経営者にとって、


『実習生はこのくらいの賃金でも、喜んで働かせてくれってきますから、大丈夫』



なんて、たわごとを、信じてしまうのでしょう。

それで良いって言った協同組合の責任だとばかりに。

結果、直接雇用主は受入企業ですから、
いくら協同組合のせいにしても、責任は免れません。


そういったことを、知らぬがゆえに、
そんな安く使えるんだ、ならば受け入れなければ損じゃないかとばかり、
法令違反と思いもせずに、受入しているのかなと思います。



受入後になって、後出しじゃんけんにて、
実習生も労働者として労働関連法の適用となるため、
法令違反になりますから、最低賃金は守ってください、
なんて言われて、

え、こんなに安い賃金で大丈夫って言ったから雇ったんじゃないか、

とばかりに、トラブルになるのでしょう。


監理費まで支払ってなお最低賃金だなんて、
それじゃ受け入れる意味がない、コスト倒れだ、

なんて騒いでも、時すでに遅し。


でも、結果、協同組合も無傷では済まないでしょうし、
実習生から刺されるリスクも、非常に高いと思いますが、
よくもまぁ、片道切符で行けるとこまで行ってしまえとばかりに、
突き進めるものだと、呆れてモノが言えません。



こんな協同組合と、それでよしとばかりに、受入を進める企業が
未だに存在する以上、双方ともに、実習生から早々に刺されて、
軌道修正の舵を切らざるを得なくなって欲しいと切に願います。

そうすれば、次から被害を被る実習生が減り、
犯罪リスクも減るでしょうし、
新聞沙汰も減るでしょうし、
入管も取り締まる手間が省けます。


万が一、現在最賃違反、残業などの割増賃金違反を承知で、
ごまかして支払っている場合、
早々に今までの清算を自発的に進め、
今後の生き残りを図るべきとお勧めします。