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監理団体大手の一つの営業手法と現実について [経営者や企業のレベルの問題]

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大手は大手同士、手を取り仲良くやっています。
また大手だからこその情報が入ってくることもあります。

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*個人的に大手を毛嫌いしているつもりはありません。
 誤解なきよう。


例えば、こんな感じ。

外国人実習生受け入れ支援で提携
トマト銀、国認可の団体と 取引先の中小に紹介
日本経済新聞 2018/5/7 21:52
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30177630X00C18A5LC0000/


岡山に本社を置く第二地銀とのことですが、
提携するのは東京本社の組合さん。

地元の地銀なのに、世間や取引先などは
東京の監理団体さんと提携するとのこと。

内情を知らず、外見だけで判断される典型例ですね。
世間というのは私たちも含めて、えてしてそういうモノです。

いや、私がひがんでいるだけで、
もしかしたら地元にはいないとびきり優秀な方が、
こちらの組合さんには豊富にいらして、
岡山でも選任でかかりきりになるほどに、
力があってのことなのかもしれません。

記事を見る限り、幅広い業種の受入実績があるところが
地元岡山にはないとも受け止められ、
なんだか残念でなりません。

利益を地元に還元するのではなく、
東京に回すなんて。


多々実績のある組合では、
ココの組合さんと同様に、
地方の地銀に上手にアプローチしてみるのもアリかもしれませんね。
個人的には、『東京』というほうが
銀行の上役さんはうなずきやすいのかもしれません。


どのみち、実情を知っているものとしては、
そう簡単には行かないのではないかとも思いますが、
拠点を置き、地元の銀行のバックアップをきっかけに、
その地域に根差していくやり方は、悪くはないのでしょう。

ただ、人手不足に困っている企業は、
何も技能実習制度での受入を可能とする職種ばかりではありません。
むしろ少ないことと思われます。
たぶん地元のサービス業や介護施設などばかりかもしれません。
もしかしたら、一社二社程度しか取れないかもしれません。


そういう意味では、監理団体といっても、
派遣や職業紹介の会社もあり、
他のビザでの受入支援が総合的に可能とする支援が必要でしょう。
様々な制限に受入側が許容できるかどうかにもよりますが、
実習生以外でもやりようがある場合はいくつかあります。


もしかしたら、地元の別支援者にお願いして、
中心地に留学生向けの日本語学校の新設などまで、
手掛けることで、町興しまで含めた提案すら必要になることでしょう。
良い悪いは別にして。

でも、どこまでできるのか。


もしかしたら銀行も地元の取引先企業に
何の支援もないよりはマシ程度の考えなのかもしれません。


でも、個人的には、地元の企業は、
地元で相互支援できる関係性が望ましいと思います。

逆を言えば、私も含めて、
地方都市の関係者がまだまだ力不足ということでもあります。


東京、また大手だからこそ届く情報に、
私たちも参列できるようにならねばなりません。


実は、地元だからこそ良い噂も悪い噂も筒抜けで、
東京、大手、という看板に内情をよく知らずとも魅力を感じてしまう
人としてのサガなのかもしれませんが。



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コメント 4

お名前(必須)

なんだかモヤモヤっとするニュースですね(-_-;)当方も小さな組合ですが、ひとつひとつの監理に力を入れて日々必死にがんばっています。大手には大手の良い点があるのでしょうが、あまり大きくなりすぎず、密接に関わり指導のできる小規模のほうがこの制度には向いていると、個人的には思うのですが・・・
by お名前(必須) (2018-05-11 09:50) 

元技能実習生監理団体職員

コメントありがとうございます。

おっしゃる通りですね。
私もその考えには大きく賛同します。

ただし、人の判断はそれぞれですので、小回り利いて親身な先を最優先に選択するところもあれば、どこまでも寄らば大樹の陰を最優先にするところもあります。
多い少ないはわかりませんが、大手でも必死に親身に対応されている職員さんだっていないとも限りませんから、それぞれの選べる選択肢の数の中から、受入企業の決定権者はそれぞれの選択をされるのでしょう。

また、監理団体も職員もそれぞれですから、それぞれが思う道を進むだけですね。

寝ぼけていたので(失礼)意図がわかりにくい内容になっていますが、おそらくお伝えしたかったのは、大手は大手のやり方がある、それを中小もやろうと思えばできないことは無いのかなって感じだったと思います。
by 元技能実習生監理団体職員 (2018-05-11 20:14) 

加藤

私の地元の新潟の地銀の北越銀行も技能実習生をお客に紹介する取り組みをはじめましたが、やはり地元の監理団体ではなく、東京のかなり大手で、送り出し機関もベトナム政府系のところでした。
by 加藤 (2018-05-14 09:43) 

元技能実習生監理団体職員

加藤様

コメントありがとうございます。

特に初めて受け入れる側にすれば、
結局のところ「目に見えること」でしか信用を図れないため、
手痛い失敗を繰り返し、そこで初めて適正な監理団体を探し、
試行錯誤の上、ご縁に頼らざるを得ないのが実情かと思われます。

ですので、
地場で事業に取り組む監理団体にとっては、
地場での適切な情報発信の継続こそが、
相手先に信用と問い合わせの機会を生むことにつながります。

同時に、中身で判断できない≒諸条件でしか判断できない企業を排除し、
より理解する姿勢のある企業を集めることができるかと思います。


これらの意味をご理解いただける方々は、
監理団体、受入企業、士業問わず、
当方がブログ上ではどこの誰ともわからないのに、
当方のメルマガにご登録いただき、
当方まで様々なご相談のコンタクトをいただき、
コストを支払ってまで、当方が主催するコミュニティや
企画にご参加いただいています。


東京、大手にみすみす持っていかれるくらいなら、
信用の発信継続をされることをお勧めします。

この業界では、大手に勝てるポイントは、
いくつもありますから。



by 元技能実習生監理団体職員 (2018-05-14 10:06) 

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