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やっぱり技能実習制度≧特定技能である理由 [特定技能]

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見方にもよりますが、なぜ特定技能はダメなのか...
要件ハードルのあるなしが、根本的に全てを変えています。

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特定技能の要件には、
日本語N4要件と技能試験ハードルの二つがあります。

技能実習制度には、
この二つがありません。


コレだけ。

ただただコレだけで、
外国人労働者側の選ぶルートは変わってきます。


怖がりで想像力の豊かな日本人とは違い、
外国人労働者は近視眼です。

後のことなど考えられない人で、
現状での生活に困窮している人、
少なくとも、安泰とは思えない深刻な理由もなく、
若者のファッションかのように
他国へ何年も出稼ぎに行きたがる人なんていません。

こういう人たちが求めるものは、
いかに早く、いかに頭を使わずに、
いかにたくさんのお金を稼げるか、
正確に言えば、「稼げそうか」に踊らされます。


そんな方々が、
早くもない、頭も使わなきゃならない、
いうほどたくさんのお金も稼げない現実を知って、
誰が二つのハードルを好き好んで乗り越えようと思うのでしょうか。



日本へ日本語習得のために、留学に来る。
ナゼだと思いますか?

たくさんの所得を得られるようになれると思われるからです。


これだけSNSが発達浸透したにもかかわらず、
送り出すエージェントによっては、
事実も歪曲させられ、結果騙されて、日本へ来る外国人も、
残念ながらゼロにはならないのですが、

それでも人は学習するので、
これらの認知も少しずつ市民権を得ていきます。


特定技能者のもう一つの仕入れ前ルートとして、
入管は許可率というタズナを緩めるのか、
それとも、
特定技能という出稼ぎ間口を用意したのだからと、
留学生としての受け入れを絞るのか。

いやいや、
技人国の年収300万緩和をしたように、
30万人計画を達成したにもかかわらず、
優秀な人財は確保したいからと、
高度人財の卵でもある留学生を
ある程度は定期的に受け入れ続けるのか、
メディアに出たように、N1要件をつけられるのか。


留学生ルートはまったく予断を許しません。
つまり、先行きが見通せない。



...技能実習制度しかないでしょ。苦笑

別に技能実習制度の回し者でも、
当方がこの業界ズッポリだからでもありません。


消去法でそうなり、今とあまり変わらないような気がするだけです。




別のサイトで書きましたが、
会社側が人財を選べない時点で、
特定技能はもちろん数字は上がると思いますが、
実習制度ほどには増えないように思われてなりません。



たぶん、実習制度での受入をしている先は、
考えることすら面倒になって、
今のままで良いよ...もしもっと良くなるなら教えて、
こんな程度だと思います。

*期間満了で帰すのがもったいないくらいの優秀な子を
 労使相愛で残したいし残りたいともなれば、
 別ですが、その場合はスムーズでしょうね。

企業側にすれば、
自身で選んで連れてきた実習生たちを、
延々回し続けられればと割り切っている先も少なくはないでしょう。

昇給させてまで残って欲しい人財って、
意外とマレなので。

*先々を考えれば、+5年、いてくれた方がマシなんですけどね。



どこかに書きましたが、
もう法で建前つけて縛るのは、限界が来ているように思います。

ちゃんと取り締まりや摘発さえできれば、
法自体は、受益者負担と当事者責任において、
人財側と受入企業側双方にリスクと責任を追わせ、
面倒な書要件は全て撤廃すれば良いかと。


でないと、
他国との受入競争には負けるし、
最賃さえ上げ続ければ、
自然と給与などもしのぎを削り上がっていくし、
給与で労働者獲得できない先は、
違う魅力を築き始めるだろうし、

乱暴な言い方をすれば、
細々した法のチェックなんて、
本来、労力を使うべきところじゃない筈です。


そんなあら探しごっこなんかしていても、
ニュースを日々目を凝らしてチェックし続けなくても、
もっと目を向けるべきところがあるはずです。


入管は、身元を確認し、受益者へ保証を求め、
責任を明確に負わせて、取り締まればいいんです。
処罰を公表し続ければ良いんです。

あとは、神の見えざる手が働きますから。



...なんて、あまりに煩雑過ぎて嫌気がさすと、
こういうシンプルイズベストを求めてやみません。


話を元に戻しますが、
この複雑怪奇な制度やルールの中では、
現実的には、特定技能と騒ぐ以前に、
冷静に様々な角度からリサーチして、
その是非を検討してみると良いと思います。

私はそのうえで、二つのハードルのあるなしだけでも、

技能実習制度のほうが、
受入側にとって、現実的な選択肢のように思えてなりません。


直接、企業単独型のように、
特定技能は業者を入れずに済むとか言ってますが、
そういう方々は、えてして、
間に入っている業者がどれだけ苦労しているかご存じないし、
それだけケアしている先と
お付き合いをしたことのないところだと思っています。

そして、
企業単独でできるものならば、
どうぞ、どんどんやるべきです。

そもそも中間業者に責任を負わせることの方が不自然で、
当事者同士でやるべきことですから。



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