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外国人受入は低賃金や安定労働力目的であっても、自社を選んでもらえる仕組み作りへ [益々多様化する日本]

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至極当然と言われればそれまで。

確かに、労働市場といえども、経済社会においては、需給バランスの問題でしかない。
よって、労働者保護がある程度保証され、出稼ぎ労働力を求める受入企業が、
労働者需要よりも多ければ、それは労働者側も選り好みが始まります。

ここで言いたいのは、出稼ぎ側から見れば、日本は一出稼ぎ対象国でしかないということ。
韓国、台湾、ドバイ、はたまたアジア近隣諸国、いや米国、EUまで、
従順な若い労働力
(=高賃金ではない、それほど知識も経験もない、体が動く、変な宗教や思想がない労働力)は、
どの国でも必要としているからです、以前と違って。


そう、外国人人材が出稼ぎに行く国や企業を選ぶ時代に入りつつあるということ。


この先、受入企業は、『選ばれる側』であるということ。


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そんな時代アンテナで世情をキャッチしていれば、中小企業こそ、自社ならではの魅力と同時に
従業員への魅力も打ち出していかねばならないでしょう。

いきなりはできなくとも、少しずつでも他社との差別化を、体外へではなく、
体内へもアピールしていかねばならない時代ではないでしょうか。

でも、中小企業にはなかなか現実的にはできないところが多い。
正に当然ですが、こういったスピード感に、変化に対応できない企業さんが多い。


こんな記事がありました。

外国人採用へ魅力づくり必須 あいまい昇進基準など日本企業に課題 (1/2ページ)
Sankei Biz 2016.5.3 05:00
http://www.sankeibiz.jp/business/news/160503/bsg1605030500004-n1.htm


ご指摘の通りです。
特に、昇進、昇給の基準が明確化されていない。

ビジネスライクが当然の外国人にとっては、実習生と言えども、
基本ベースに+αをつけるだけで、多少なりとも集まる人財は違ってきます。

これは、単純労働の『テコ』いわゆる人工(にんく)、人手が欲しいだけの企業にも
あてはまります。
それすらコストがかけられない場合には、
もっと経済格差のある安い国=失踪などのリスクが避け切れない国の人材を
供給する団体へと行くしかないでしょう。
でも、その選択肢はこの先、例え数年でも通用するかは私にはわかりかねます。

少し話がそれましたが、
日本語検定4級受かったら手当をつける。
作業効率が明らかに向上したら、+を出す。
難しく考えなくてもかまわないんです。

出勤日に欠勤なく100日以上続いたら、特別手当支給とか。


高度人材と言われる専門職的なビザで稼ぎに来ている外国人の方々にとっては、
子供だまし的ではなく、もう少しきちんとした評価制度が必要だと思いますが、
実習生はその比ではないので、いくぶん気が楽です。苦笑


日本は、未だに中国や韓国と比べたら、断然日本が良い、という伝説や神話に近いほどの
評価、評判は根強く続いています。
これは、騙されやすいほどに優しい、気が弱い、安心安全というレッテルと同時に、
他国が自国で好き勝手にやっている輩が多いことが輪をかけているようでもあります。


そう、日本は先人達のおかげさまをもって、海外では有利に競争できる土壌もあるのです。

でも、いざ我が身の生活を考えるならば、どれだけあくどい事をしていても、
知ってか知らずか、1円でも高い賃金を支払ってくれる側に行くのが、
悲しいほどに当たり前の外国人の行動です。

1円多い分、キツイことさせられるんだろう、なんてコレッポッチも考えません。

リーマンショック前に外国人の派遣社員が、10円時給が高いだけで、
翌日から平気で隣の工場に働きに行き始めていたことを覚えていらっしゃる方も多いでしょう。


確かに、今日明日のことでは、まだないかもしれませんが、
着実にすぐ後ろに迫ってきています。

ぜひ、今の内から、何かと考えておくと良いのかもしれません。
















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