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移民は受け入れるべきか否か、アナタはどちらですか?! [人口減少社会]

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昨年の今頃でしょうか。
結構熱く移民受け入れせざるを得ないとブログで言っていた気がします。

たとえ、それがイバラの道であったとしても。。。


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アナタは↑このような移民が隣人になることに、全力で否定されますか?


移民受け入れ「2020年に宣言を」 元法務官僚の坂中英徳氏が提言
The Huffington Post | 執筆者: 吉野太一郎
投稿日: 2016年05月13日 16時11分 JST
http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/13/japan-to-accept-immigrant_n_9946252.html


移民受け入れには、否定的な方々が一定数いらっしゃいます。
そして、その方々が指摘している、発生しうる諸問題は、
現実的に世界各国の移民受け入れ国で起きている問題です。

まして、ほぼ単一民族国家である日本で、
同じような問題が起こらないと言い切れる人はいないと思います。


しかしながら、犠牲や負担を肯定するワケではないにせよ、
受入を進めないことには、到底今と同じ生活は送れないことも、
また事実として受け止め、勇気と知恵を振り絞って、
早めに、徐々に、受入に進むべきだと改めて思う記事でした。


元法務官僚、元東京入国管理局長の方の発言ですので、
現場の現実を肌感覚では理解していらっしゃらないと思います。

しかしながら、

 高齢者人口の増加と若年人口の減少で経済も年金などの社会保障が
 崩壊の危機に瀕しており「ゆくゆくは日本と、貴い日本文化を背負った
 日本人が消えるというとてつもない危機」を迎えている

 「日本列島の中で、世界のいろんな国から来た移民を日本人が温かく
 平等に受け入れ、日本列島の中に人類共同体、心が一つに成り
 平和な社会をこの50年、100年かけてつくってはどうか」

 2015年7月23日の経団連夏季フォーラムで、
 榊原定征会長が人口減少社会への対応として「移民に頼らざるを得ない」と述べた

 石破茂・地方創生相が「移民受け入れを進めるべきだ」と発言した

 2015年8月26日付の読売新聞に掲載された世論調査で
 「日本に定住を希望する外国人を移民として受け入れること」に、
 20歳代の50%が賛成(反対49%。全体では賛成38%、反対61%)した

 「もし移民鎖国を続けたままオリンピックを迎えれば、人口崩壊の問題は
 より一層深刻化する。経済は弱り、社会移動が減るため、出生率が低く、
 高齢化率が高い東京の人口減、衰退が始まる。
 そんな国に『移民に来て下さい』と言っても来ない」と、早期の体制整備を訴えた。

 ヨーロッパのシリア難民や、相次ぐテロなど、移民施策を背景にした社会的な混乱について、
 ハフポスト日本版が質問すると、坂中氏は
 「5年前にこういうことが起きていれば『移民を受け入れたら大変なことになる』という
 逆風が吹いたかもしれないが、今は逆に受け入れ容認論が高まっている。
 それだけ人口崩壊の脅威が広まっているということだ」と述べた。


・・・いずれも、否定できる人はいない現実です。
そして、誰もが現実的なこれらの解決策を提示できる人はいません。
いるわけがないのです、人口減少が益々続いても現生活を維持することなど。

そして、中国の人口が無視できないボリュームだからこそ、
言いたい放題のワガママがまかり通っている現実も、
否定、批判こそすれ、誰も変えることはできません、できていません。

逆を言えば、人口の少ない小国は、何があっても、ろくにニュースにすらなりません。

加えて、TPPに代表されるボーダーレス化。
国際化社会などとうたわれ続け早何年。
本当の意味での国際化の波も、誰も阻むことはできません。
いや、逃げれば逃げるほどに、孤立化し、時代に取り残され、
誰も見向きもしない国へと衰退の一途をたどることでしょう。


理屈や理想は十二分にわかりますが、現実を見据え、
歴史や過去に学び、知恵を絞ることで、
この先の混沌とした時代を切り開くことでしか、
生き抜くことはできないことでしょう。

また、決して悲観する必要もなく、入り乱れれば、
日本人には考えも及ばなかった気づきや知恵が生まれるやもしれません。
人生、益々面白くなり、人としても成長せざるを得ません。


歴史の諸先輩方の、国のため、家族のために、
命を賭して特攻していた時代を考えれば、
どれほど恵まれていることでしょう。


この先の子供たちに、明るい未来を築くためにも、
積極果敢に挑戦していくべきことだと思います。


・・・アナタはいかがですか?


*ご意見などございましたら、コメントなどにお気軽に記載ください。
















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田舎のおばちゃん

 移民受け入れには反対の立場です。
しかし、外国に出自をもつ国民が多くなるだろうとも考えます。

何故、反対かと申しますと、日本での義務や責任を負ってもらうという点について、法の尊守が大方の外国人に疎かにされている現状では先行きも危ういと思うからです。

私の知る範囲の知人、友人の外国人たちは、よほどちゃんとした日本企業に務めない限り、ほとんどが納税をしておりません。ビザ更新か、あるいは永住権をえるときの一年分のみ、納税証明書を取得する程度です。
望んで日本人の扶養者となり、彼らと結婚した日本人たちすら口をつぐんでしまいます。

そうしたなかで、同じ外国人同士、あるいは民族同士のコミュニティで情報を共有し、助け合い、彼らは日本の社会保障制度について非常に精通して居ります。

そのような彼ら外国人が、はたして多くの日本人高齢者の為に、あるいは日本国の将来の為に、その貴重な血税を納めて負担を担い続けてくれるものでしょうか?
企業側が望むのは、安い労働賃金と人員の穴埋めであり、企業存続と利益優先です。外国人を含めた公の概念が希薄なのだと思います。故に国が解決できないほどの問題にいつの日か苛まれると懸念します。
by 田舎のおばちゃん (2016-06-17 15:24) 

元技能実習生監理団体職員

田舎のお姉さま

真摯なご意見、本当にありがとうございます。

コメント拝見させていただきました。
ご心配はごもっともです。

納税の件はおっしゃる通りですね。
私も知り合いに、とても納税していないであろう外国人も複数います。

と同時に、残念ながら日本人も多くいますね。
外国人以上に。


一つの現実をお伝えします。

当ブログで主に取り扱っています外国人技能実習生ですが、
納税、これが給与計算時に会社控除の確認という意味であれば
監理団体と受入企業に当然義務があります。

私たちのような監理団体では、
例えば給与計算を、労働基準法、就業規則、雇用条件書、36協定、
変形労働などの労使の法律や契約書面をすべて照らし合わせて、
毎月確認しています。
もし健康保険、厚生年金、雇用保険、所得税、住民税などの控除がない場合には、
是正を求め、改善の余地がなければ、不正行為として入管に報告します。

この点から言えば、厚生年金まで3年後に帰国する外国人から
徴収しているんですね。
日本人以上に社会保障費に貢献してくれています、強制的に。
むしろ、外国人からも血税をむしり取る、とりっぱぐれは絶対に許さないという姿勢です。


このように、コンプライアンスを当然として取り組んでいる監理団体や受入企業は決して少数ではありません。
それこそ一部の悪質なブローカーやブラック企業が事件を起こしますが、
一部だけである事実は、衆議院の法務委員会の議事録を確認しても、
議員さんたちまでも理解、把握しています。

納税の点だけで言うならば、むしろたくさん来てもらったほうが、
納税は増えるし、財政状況が良くなるかもしれません。苦笑


あとは、こんな日本に出稼ぎに期待と思ってくれる
外国人労働者が、いつまで、いるかどうかです。


by 元技能実習生監理団体職員 (2016-06-18 11:03) 

田舎のおばちゃん

 お返事有難う御座いました。
内情をよく御存じの方からご意見を頂戴いたしまして、たいへん有意義に感じて居ります。

外国人の納税不払いについての御話ですが、
>残念ながら日本人も多くいますね。

仰る通りですね。ただし、現時点では外国人の実情を知らない日本人が非常に多く居りますから、それを持ちまして広く国民に理解が得られるものなのか疑問ではあります。

by 田舎のおばちゃん (2016-06-20 08:28) 

元技能実習生監理団体職員

田舎のお姉さま

重ねてお返事いただき、誠にありがとうございます。

ご指摘いただきますとおり、
広く国民に理解は得られにくいと思います。

この制度は本音と建て前の都合で、少々複雑なため、
表面の一部や、従来の外国人の印象が先行することが多いです。

実態のPRをお願いしたいところですが、
世論はおよそ上辺の意見に左右されがちなため、
難しいところです。

そんな思いもあって、本日の記事を書いてみています。
よろしければご参照くださいませ。

http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-06-20

by 元技能実習生監理団体職員 (2016-06-20 09:16) 

シンガポールに住んでます。

移民受け入れには反対です。

しかし経済的な成長をし続けなければ今の交通や食事、衛生、医療の質とレベルを保ちつずけられないのは明白です。
日本では多くの人口を抱え住む都市部と広い土地で少数が暮らす農村部では持っている性質が全く違うと思います。

東京の目が回るような混雑具合や忙しさを日常としていると、電車を3時間ほどに乗って訪れる田舎の閑散とした様子や時が止まっているんじゃないかと思いほどの人気のない静けさには驚いてしまいます。
「ここ本当に同じ国??」

話を戻すと安く良いものを作りたいなら、
安いけれどいい労働力が必要です。
どんな時代の歴史を見てみても安い労働力に支えられそのピラミッドの上部の者だけが優雅に暮らせています。

日本のプラミッドは壊れてしまいました。
若く安く働いてくれる人は足りないのです。
今の若い世代が安く馬車馬のように働いてもとても賄いきれない不足なのです。

短絡的に考えれば、3Kと言われるような仕事をになってもらう新たな労働力を入れなければ今の若者は生産性の高いホワイトカラーでは働けず、大卒で清掃員といった惨めな結果になり親世代が人生をかけて投資した教育費も元が取れないどころか不本意にいつまでも実家の資産を搾取しつづける存在になります。

せめて言葉が通じなくても成り立つような3K仕事だけでも安い出稼ぎ労働者に支えてもらいその分の儲けで日本の若者を上部に押し上げて欲しいです。

時給1000円で日本人のアルバイトに現場の単調作業をさせて生産性や利益が上がらずに会社が倒産または低賃金で社員全員生活に困るより、時給300円で働く出稼ぎ労働者を一時的な労働ビザで連れてきて寮に住まわせ食事を与え3年ごとに全メンバー入れ替え儲けを出し社員は家族を養える方がいいです。

シンガポールがそのようなやり方をしています。
私は今シンガポールに住んでいます。
危ない仕事、建築現場は全員若く体力の良好なバンクラデッシュ人とインド人です。彼らには社会保障がなく仕事がなくなる怪我をするなどがあれば即帰国させられます。何か事故があり自分に治療費用がかかればその金は借金になります。1日の賃金は2000円ー3000円程度だと聞きました。工事は朝8時から夜の12時までしています。時給にすれば200円を切っています。

日給の2000円、これはシンガポールでのファミレスのメニュ一1人分程度の値段です。

当然賃貸は無理なので郊外のプレハブの寮に住み寮でご飯を食べ。公共の乗り物なども乗らずに会社の用意した軽トラで郊外の寮と都心部の建築現場などを往復します。


日本人の感覚からするとこう言った労働力の搾取は「かわいそう」と思うのですが、この人たちがいないと一般市民が社会保障が受けられるだけの儲けが出ないのだと思います。

彼らは彼らで自国では仕事がなかったりしますので、より治安も衛生面も安全な場所で効率的に稼げます。彼らは自国の家族や自分の将来の貯蓄用に自国の自分の口座に送金します。

このような出稼ぎ労働者を使っているのは、建築現場、危険仕事だけです。普通の服屋の販売職、スーパーレジ打ち、飲食店、テレアポ、医療従事者などなどの安全な仕事は自国の人たちのために残されっていて逆に外国籍の人は就業できません。



by シンガポールに住んでます。 (2016-06-30 18:32) 

元技能実習生監理団体職員

シンガポールに住んでいます。さま

拙いブログにコメントをお寄せくださり、誠にありがとうございます。

見事に弱肉強食の現実を目の当たりにされていらっしゃるようですね。

稼げない人は、安く労働力を売るしかなく、
暴動が起きれば鎮圧され、世界は一握りの勝ち組と、
その他大勢の負け組になるのでしょう。

負け組になりたくなければ、資産を構築すればよい。
残酷すぎるほどにシンプルな世の中ですね。

英国のEU離脱に見ますように、国民全員の相違に基づく民主主義である以上、
一定以上はポピュリズムから逃れられない面があろうかと思います。
それは、政治(社会のルールを決める側)がどこまで勝ち組を
上手に保護しきれるのかがポイントなのかなとも思います。


『神の見えざる手』ではありませんが、
たとえ時給200円でも、職にすらつけない人がいる以上、
理屈では(シンガポールでは現実に)成立するのでしょう。

となりますと、
おそらく強盗など犯罪が増え、安全を改めて買わねばならない
世の中へと進んでいくのでしょうか。


日本がどこまでどのように進んでいくのか、
はたして日本人それぞれが今までのように家族を養い続けられるのか、
誰にもわかりませんが、
それぞれに間に合うよう成長できることを願ってやみません。

日本がシンガポールの道を歩むのかどうか、
注視していきたいと思います。



by 元技能実習生監理団体職員 (2016-06-30 20:24) 

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