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外国人技能実習生は悲しいかな120%信用はできない [技能実習生自身の問題]

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このお仕事をしていると、様々な外国人技能実習生と、入り口から出口まで、
色々なタイミングで接する機会があります。


約3年間半の間、一度も問題ごとをおこさない実習生もいますが、
たいてい何かしらの問題をおこします。


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それは、致し方ないと理解できることもあれば、
アホか、ふざけんな、って怒れることから、
本当に様々です。


それでも、話し合い、解決に導くことが仕事でもあるので、
色々精一杯軌道修正の手を打ちます。


それでも、手の平を返す実習生がいます。

今まで色々気苦労をかけさせられ、何度も話し合いをし、
会社側にもお世話いただいたり、妥協を飲んでご理解願ったりと、
本当にあの手この手で手配をかけ、様子を見、足を運び、
色々しますが、結果的には、自身のことしか考えない。


自身もそうですが、会社も実習生も、同じ人間なので、
過ちを犯すことがあります。


それは、れっきとした犯罪では言語道断ですが、
誤解から生まれるすれ違い、勘違い、などは、
特に話し合い、お互いに許しあうことから、
解決が生まれます。


それが、一方的に、自身の正当な権利を主張することばかりに
固執している。
自身は悪くない。

確かにその1点だけ見れば、そうとも言えるのかもしれません。

しかし、権利を主張するには、相対的にしかる義務を果たしていることが
当然の帰結として求められます。



この時、今の法律は、ゴネ得を許し、もっといえば促す傾向にあります。
義務を果たしているかどうかは、必ずしも証明されなくてもよいのです。


会社側は、救いの手を差し伸べてきていればこそ、
結果、ごね得する人間はいらないと、なります。

彼自身のこの先の人生において、また同じことを繰り返すことでしょう。
彼自身にとっても、その先に幸せはありません。



もっとたちの悪い実習生は、ごめんなさい、でも私かわいそう。。。

アナタ良い人、でも私かわいそう。。。


大の大人が泣いて訴えます。

大の大人が子供のようにワガママを正当な主張と思い込み、必死に訴えます。


公平な視点を維持したいと思い、無論実習生側の立場にも立ち、
解決への話を進めますが、

あまりに一方的であるならば、
公平に対処すべき分、会社側の立場にも立ちます。


ただし、私たちの大前提となるべくは、監理団体としての協同組合の立場です。


一実習生に、一企業に偏った判断はできません。

監理団体としての責任を問われる事態となる場合、
問題なくまともに取り組む、他の受入企業ないし実習生にまで、
影響を与えてしまう事態を避ける責務も、
私たちにはあるからです。



悲しいほどに、世間も常識も理解しようとする心がない実習生には、
こういった背景から、120%彼らの味方をすることは不可能です。


結果として、あることないこと叫ぶ実習生の言うことは、
120%信用はできません。

強請りタカリの人間は、日本人にもいますが、
外国人にもいます。


人をお世話するビジネスというのは、
本当に面倒です。


余談です。

経営者が数字や理屈で意思決定することがありますが、

こういう筋論、べき論が通用しない、労働者保護の背景では、
理屈を取って、事実を取って、実習生をクビにするのが答え。
あとは実習生がすきにすればいい、
ルールを破り好き勝手言ってるやつの世話までする仕事はない。

なんて乱暴な対処しかしない、できない協同組合は、
まず入管から不適切な行為しかできない受入団体として、
受入停止処分の末、受入企業から賠償責任問題まで
発展します。
当制度事業を執り行う資格がないと判断されるということですね。





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糸満牧志

日本は外国人労働者問題に関して「ならず者国家」の仲間入りをし前科者になってしまいました。
しかし、この問題は国内の日本人労働者に対しても言える事で、現在もフツーに行われている虚偽の労働条件提示による就職サギやコレを取り締まる労基監督官の絶対的不足etc.…

日本の劣悪サギ就労が、むしろ外国人労働者の流入の阻害要因になってくれれぱ…と願う次第です。

日本国内でも労働者の年令差別、障害者差別、服役後の社会復帰者差別で多数の働きたくても働けない労働者が多数います。

以前のように選り好みが出来なくなり人手不足・人材不足を嘆く声が公に聴こえるようになりましたが、景気が停滞していた頃、技能熟練者や経験者ばかりを企業は求めていました。
人材育成を怠っていた事の反省は企業からは聞こえて来ません。

by 糸満牧志 (2016-08-09 13:03) 

元技能実習生監理団体職員

糸満牧志さま

度々コメントをお寄せくださり、重ねて感謝申し上げます。

監理団体として、実習生に限って監理させていただく上で、
労務管理による賃金不払いの確認があります。

この点、下手な社労士よりも口うるさく、労基署並みに杓子定規な
賃金計算確認に取り組みます。

この時、いつも思いますが、外国人技能実習生はともかくも、
いいかげんな給与計算な会社では、
日本人従業員の方々のほうが心配になる場合が、
実はかなりの確率であります…あえて触れませんが。

自ら襟元を正せる企業だけが、この先を生き残れると思います。
by 元技能実習生監理団体職員 (2016-08-09 20:42) 

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