SSブログ

外国人技能実習生と外国人留学生、どっちがお得?! [人口減少社会]

スポンサーリンク




実際には、どちらがお得かどうかという視点は、
建前上あってはなりません。
しかし、経営者にしてみたら、大事なポイントです。

e1608314.jpg


外国人技能実習制度については、
言わずと知れた諸条件がついて回ります。


留学生はどうなんでしょう。


留学生は、基本的に『就労』目的での滞在ではなく、
『就学』目的の滞在です。

しかしながら、生活費を一部稼ぐことを許され、
入管に『資格外活動許可』を申請し、許可されれば、
週28時間は働くことを許可されています。

そして、夏休みや冬休みなどは、週40時間以内であれば、
また就労が可能です。


コスト面にて大きな違いは、監理費がいらないということです。
なおかつ大きいポイントは、職種の制限すらないということ。

*当然、風俗など夜のお店系は、間違いなく禁止されています。

*居住地の問題
 留学生の生活は、さすがに留学先の学校の近くで
 生活していることが多いため、
 学校(生活住所)の近くにある職場か、
 それこそ送迎のある会社でない限り、
 技能実習生と違って、日本のどこでも構わないとはなりません。

 ここも大きく違ってきます。



つまり、留学生は、当然よくわからない日本の法律に
抵触するかしないかわからない中、
それでも何でも稼げるなら稼がなくてはならないため、
頑張って働こうとします。


ここに、監理団体の監理機能は働かないため、
けっこうイリーガルが多くありそうな状態です。


ちなみに、学校側がアルバイト先を斡旋し、
バスで送り迎えまで対応していたところは、
入管から刺された事件があったことを記憶しています。


それでも、需要は旺盛なため、
かなり受入が広がっているようです。


それどころか、アルバイト斡旋を紹介斡旋手数料すらとって、
送出している派遣会社などもあります。


そして、派遣会社がそのために、留学生向けの日本語学校を
経営しているところさえも。

住まいも提供し、学費以外に家賃も徴収し、
よくいえば、就学はもちろん、生活と生活費の稼ぐ先までも、
見繕ってあげているということ。
つまりは、学校以外で、ビジネスをしているということですね。

そこに良心があるかないかで、
おそらく実態が大きく変わっていることと思います。


そして、それでも、企業側は、実習生と比べたら安いし、
口うるさく言われない=誰もその責任は取らないため、
大勢の受入に励んでいるところも少なくないようです。

こんな記事もありました。


出稼ぎ留学生(1)暮らしの隣「移民」100万人
西日本新聞 2016年12月15日06時00分 (更新 12月15日 13時28分)
http://www.nishinippon.co.jp/feature/new_immigration_age/article/295787


しかし、留学生は合法的に労働力として受け入れることは可能ですが、
あくまでも本分は就学ですので、悪質と判断される線引きを越えてしまうと、
受入企業側も様々指導されることがあり、

結果、あまり意味がなくなることもありえます。


現場の担当者はもちろん、経営者の方々にとっても、
法律をよく理解されてから、採用されることをお勧めします。



宣伝です。

協業につながる方も出始めています。


『外国人労働者受入の円滑な進め方』
http://gaikokujin.link/blog/









スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

とある読者

ブログ主様
海外からの留学生まで踏み込んで、記事を書いて頂き助かっています。
留学生は学校が近くに無いと採用すら厳しいと思います。

介護分野も、介護保険が始まり、約18年目になろうとして、
日本人で60~65歳で定年を迎える、介護福祉士資格保持者が多数いらっしゃいます。継続し働く方もいますが、1年契約やパートになる方が多く、今後ますます、介護分野で働いた有資格者の日本人増加します。

本来なら、日本人で定年を迎えた介護福祉士雇用に助成金を出すとか、65歳まで正職員で働けるようなシステム、外国人に頼る前に日本人雇用が優先だと考えます。

最近は短大・専門学校・大学・大学院等も、日本人生徒が大変少なく
生徒確保に大変な努力をしています。学校法人の緩やかな連携もして、
グループで生徒確保もしています。

「返す必要が無い給付型奨学金」が実現すれば、多少は生徒減少に歯止めがかかると思います。

介護分野は、3年間介護バイトをし、外国人が理解できる内容の実務者研修を取得すれば(最近通信制講座は半年間期間制限が撤廃され、最短で4ヶ月位で取れるようになった) 
現場で経験を積み介護福祉士免許に合格後、日本での在留許可予定で、介護専門学校に行かず、別分野で学校へ行き、介護分野に就職する事も可能になる予定。
※介護福祉士国家試験制度が頻繁に変更があり流動的※

実際問題、介護分野のバイト代よりも、コンビニや某牛丼テェーン店の方が時給は高く、帰国後にコンビニやファストフードの経験の方が活かせる。

1000人位留学生がいたら、970人位は、介護以外のバイトをし、残り30人位が、一般のバイトが出来ないくて、介護分野に来るんではと思う。

介護福祉士取得後在留許可が、週2回~3回位の短時間で許可が降りれば、下手すると、週4日コンビニバイトをて、週2~3回短時間介護バイトの外国人が増えそうな気がします。

ブルグ主様も、海外からの留学生増加(激増)地域では、お仕事のチャンスと思いますので、情報収集、今後の動向にアンテナを張り頑張って下さい。



by とある読者 (2016-12-18 14:36) 

元技能実習生監理団体職員

いつもコメントありがとうございます。

留学生のアルバイト斡旋こそ、地域限定にて、
良かれと取り組んでも、所詮学校側と企業が
直接手続きできますので、あまり積極的には動いていません、

介福免許取得が、外国人にとってどれほどのハードルかが、
まだまだ私にはニュアンスがつかめませんが、
現実的に可能性がある道があるようでしたら、
受入にプラスの要因ですね。

ちなみに介福の在留資格の場合、介福の仕事以外は
していたら不法就労ですので、してはならない法律です。

様々な視点が必要です。
十分お考えください。

by 元技能実習生監理団体職員 (2016-12-19 17:02) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。