SSブログ

外国人技能実習生の2015年に生まれた新たな問題とは。 [実習生の変化]

スポンサーリンク




この最近、ビックリするほどに技能実習生のSNS参加比率が進んでいます。

そのため、新たな問題が潜在的に広まってきています。

8f8080ed92150662b7d9dda03868c2c3996ca85a1443842416.jpg


我々日本人もこの数年で、facebookやLINEなど利用する人が激増しました。
なぜならば、人の性質上、コミュニケーションを取りやすく、便利だからです。

画像はもちろん、電話も通話料がかかりません。
むしろテレビ電話ですら、日本の安定した通信インフラのおかげで、
ちょっとした田舎ですらWi-Fi環境が問題ではなく、コストもだいぶこなれてきました。


かつての実習生、特に研修生の頃には、買い物に出たついでや、時間帯を合わせて、
公衆電話に高い通話料を先払いして、国際電話を楽しみに、
月に一度や二度の連絡をするのが精いっぱいでした。
当時よりそれほど高くない給料の中から、捻出するのも容易いことではありませんでしたので。


今の実習生は、ほぼ全ての子達が、借金を増やしてでも、
日本の数年前程度の、母国語対応のスマホやタブレットを、
全員持参して来日しています。


そして、受入企業も実習生向けに借り上げる寮で、
本人たちの希望をかなえ、インターネットのWi-Fi環境を整備してあげます。

経営者にしても、母国の家族と連絡を取り合うことに、
問題を感じるどころか、後顧の憂いなく、家族のために、
ガンバって働いてほしいと思うからこそです。



ところが、いわゆるIT、ネットのモラルをまったくわかっていないため、
この視点からの事前教育も絶対的に必要となってきています。


以前、日本の若者が勤務先の職場で、ふざけた画像をSNSに投稿し、
あっという間に拡散してしまったため、飲食店では不衛生なお店として
閉店に追い込まれたり、従業員への管理ができていないとして、
客足が途絶えたりと、社会問題にもなりました。


想像してみてください。

御社で受け入れている外国人実習生が、家族に元気で頑張っている姿を
伝えたくて、職場で同僚と肩を組んでいる画像を送ったとします。

その画像の中に、社外秘の機材や情報が載ってしまった。

建設現場で事前の注意が伝わっていなくて、元請けの看板がデカデカと
映りこんでいる現場での画像が、facebookで載ってしまった。

退社後に立ち寄ったスーパーやコンビニで、
御社の社名がわかる帽子や制服で、ふざけたポーズで載ってしまった。


下手をすると、経営に支障をきたすレベルの問題に発展しかねないリスクと
なりえる事態です。


そして、これらは実習生に悪気があるわけではないことは、
おそらく誰でも容易に想像がつくことです。


去年くらいから気になり始め、今年2015年はほぼ全員が
同じ潜在的リスクを抱えていることがわかり、徹底して
配属時に注意指導しています。


以前より、パソコンで様々情報収集して、例えば有給休暇の権利が
あることを調べて会社に交渉してきたり、残業代がちゃんと支払われないと
労働局に相談してみると言い出す子が出てきたり、
体の不調を仕事の会社のせいだと言い出したり、

ネットの波が止まらないことから、あえて制限を設けることではなく、
より襟元を正す方向性を受入企業の方々ともお話ししてきました。



一長一短として、リスクは事前にコントロールできるように、
対応策を考え準備しておけば済むことです。

その分、きちんと指導していれば、実習生の子達も変な勘繰りもせず、
信頼関係を継続していくことが可能です。


今回は、特にSNSにまつわる情報管理については、
きちんと対処なされることをおススメいたします。

facebookもLINEも、自分でも使ってみて、
たまにはチェックしてみるのがイチバンですね。






スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。